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月影番外地「つんざき行路、されるがまま」@ザ・スズナリ

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妻が何処かへ消えていく。
西へ西へと消えていく。
俺はうつむき加減で追っていく。
たまにくじけて立ち止まる。
その夜、月は青く鳴り、影は饒舌にあざ笑う。
外灯の囁きを振り切って、遠く放置自転車の叫びを聞いた。
「つんざけ、俺も。つんざけ、俺も。つんざけ、俺も。」
と心の中でつぶやいて、静かにまた妻を追う。
そう、これは古今東西つんざき話の決定版!


いつも、新感線から離れた感じで自由にやっている感じが好きで、
あとは、なんとなくこじんまりした感じが好きで、観に行ってる月影番外地ですが、
今回はそういう意味では若干不安があったんですよね。
だって、粟根さん出てるから。新感線だぎゃ!

2回連続で、福原脚本に木野花演出。先週観たサナギネに比べて、
好きなように書いたみたいなことをどこかで福原さんが言ってた
ように記憶していたのですが、まぁ、完全に福原ワールドでしたね。
とことん可愛げがないというかw
自分が愛した人間(というか、口笛族)と一緒になりたくて、
相手の求めに応じた結果、やっぱり一緒にはなれない。
あれだけの壮大なストーリーを持ってして、それでも最後は決して
ハッピーエンドではない。悲しいけど、でも、それも愛するが故。
実に素直じゃない(笑)

純粋で悲しい恋の物語だけでなく、ロードムービー的な要素と、
シュールでナンセンスなコメディ要素が加わって、まぁそれだけで
言えば前作もそういう要素はあったんですけど、
格段にパワーアップしてたし(前回は赤羽周辺で完結してたけど、
今回は立川や八王子まで行っちゃったからw)、
そこにまた、木野花の渋みの利いた演出がマッチするんですわ。
とてもケレン味の利いた、大人の悲恋ファンタジーとでもいいますか。
それ故に、起こるわけないんだけど、でも、もしかしたら似たようなことが
起こりそうな、なんかそんな気持ちもなっておりました。
そして、あんなにも人を愛することができるって素敵…。

でも、ちょっとだけ引っかかった点もあって。
そんなに語れるほど新感線って観たことないんですけど、粟根さんって
いつも結構クールな役どころの印象じゃんね。でも、今回ってスズナリ
みたいな大きさの舞台で、地味に激しく熱演って感じだったし。
(てか、出番的には一番多かったから、実のところ主役だと思う)
それに対して、高田さんに関しては、いつもの月影モードだったとは思うんだけど、
新感線メンバーだったということもあってか、なんかいつもの息の合い方が
見えちゃった気がして、きわめて個人的趣味ではあるんですけど、
話が面白いとか面白くないっていうこととは別に、私が求める「月影」らしさと
いう点においては、ちょっと違った感じがしたかなーとは思っていた。
まぁ、しょうがないことだし、二人とも、自劇団ではやってないこと
やりまくってることに変わりはないので、いいんですけど。

以上。(この芝居、2回くらい見たかったかもなぁ)

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月影番外地 その4
「つんざき行路、されるがまま」
2014年11月7日~16日 @ざ・スズナリ

作:福原充則
演出:木野花
出演:高田聖子、粟根まこと、竹井亮介、植田裕一、田村健太郎
美術:片平圭衣子 照明:宮野和夫、林美保 音響:内藤勝博
衣装:坂東智代 演出助手:山本タカ、柏木俊彦 舞台監督:福沢諭志
宣伝美術:東學(一八八) 宣伝写真:渞忠之 宣伝ヘアメイク:柴崎尚子
制作:高比良理恵、北澤芙未子 プロデューサー:岩間多佳子
制作協力:ジェイ.クリップ 企画・製作:月影番外地
主催:月影番外地、サンライズプロモーション東京

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by yokusang_09 | 2014-11-16 20:53 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」@にしすがも創造舎

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初めてのにしすがも創造舎。
で、半分は野外での公演。…ってどういうこと?
と思っていたのだが。

まさか、3か所に分散してそれぞれがアジりはじめるとは(笑)
殆ど事前知識なしだったので、それぞれが何を言っているのか
ちょっとわからなかったのだが、3か所を少しずつ回っていたら、
それなりに役回り的なところが見えてきて、
それが掴めちゃうと不思議と3者が何を言っているのか、
同時に、それなりに把握できるという感じで、
その状態になると少し安心して芝居を観ることができた。
(イメージが固まってしまうと、そんな程度の処理をしているのか、
という自分の頭の仕組みをちょっと疑ったが)

ただ、屋内に移動してからも、なんかそれぞれが演説をしているかの如く、
主張がそれぞれ一方的なことには変わらず。
各々アジってばかりなのである。同じ空間にいたとしても、変化なし。

物語は、再開発に伴う建物の立退きに際して、桜の木を伐採するか否か、
開発者、伐採に反対する市民グループ、建物所有者(とその祖先の霊)の
それぞれの主張が展開するというものなのだが、
結局のところ、今の原発事故に関する話というのが透けて見える。
しかし、まぁ、なんたるディスコミュニケーション!
正直なところ、何が正しいのかなんてよくわからない。
自分個人にしてみれば、開発者側の主張が真っ当に聞こえたのだが、
人によってはそうでもなのだろう。
結局信じたいものを信じるだけ、見たいものを見ているだけ、ということなんだろうか。

また、その様子が、ほぼダンスに近いのだが、台詞とあまり関係のない、
しかもかなり激しい動きによって当人らの必死さだとか、その様子の
滑稽さだったり不毛さだったりが浮かび上がっているような気もして、
見ている分にはむちゃくちゃ面白いのだが、
なんか、こう、ちょっとむなしい気分になったりする(笑)
だって、ああいうこと、結構自分も毎日のように体験してますからね…。はぁ。

と、なんか真面目っぽく書いてしまったけど、とりあえず、圧倒的な
台詞量と運動量にヤラれまくりで、凄まじいスピード感を持って
飛び交いまくる、素敵な台詞と、時々絶妙なポイントをついてくる動きに
何度も爆笑しておりました。

ものすごく濃厚なものを観ちゃったって感じで。よかった。
何より楽しかった。そう、久しぶりに楽しいお芝居だった。
何気に好きな鈴木さんも相変わらず活躍されてたし。
どらめちゃ満足でした。うんうん。
(ちなみに、たまたま一緒の芝居を観ていた名古屋の知人と、
帰りに新宿で飲んでさらに楽しかったw)

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ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」
2014年11月13日~17日 @にしすがも創造舎

作・演出:矢内原美邦
出演:笠木泉、鈴木将一朗、光瀬指絵、山本圭祐、川田希、川上友里、菊沢将憲、佐々木至
映像:佐藤信介
美術:曽我部昌史  美術アシスタント:丸山美紀、長谷川明
衣装:スズキタカユキ  ヘアメイク:河西幸司  ヘアメイク・アシスタント:堀川知佳、舟崎彩乃
舞台監督:鈴木康郎  演出部:大津英輔  照明:伊藤馨  
【映像撮影クルー】監督:佐藤信介  撮影:与那覇政之  撮影助手:大竹正悟、戸羽正憲
特機:平川真司、沼田真隆  
制作:丸岡るみ子 宣伝美術:石田直久 メインビジュアル・ヘアメイク:EBI
映像テクニカル:須藤崇規 音響コーディネート:相川晶(有限会社サウンドウィーズ)、木下真紀
制作:奥野将徳(precog)、植松侑子・横堀応彦(フェスティバル/トーキョー)
制作アシスタント:藤井さゆり  インターン:阿部侑加、田中秀樹、三竿文乃
フロント運営:三五さやか
協力:オンビジュアル、オフィスワン・ツー・スリー、エースエージェント、
スターダストプロモーション、舞プロモーション、ニッポンの河川、劇団はえぎわ、
急な坂スタジオ、Angle pictures、神奈川大学曽我部研究室、マチデザイン、
長谷川明建築設計事務所、日本大学佐藤慎也研究室、湯山千景、ニブロール
記録写真:片岡陽太  記録映像:須藤崇規  製作:ミクニヤナイハラプロジェクト
共同製作・企画・主催:フェスティバル/トーキョー

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by yokusang_09 | 2014-11-15 23:37 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

劇団競泳水着「別れても好きな人2014」@こまばアゴラ劇場

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意外、って時々言われるんですけど、実は劇団競泳水着(劇団って付けないと意味不明になってしまうw)って、初めてだったんですよ。実はまだまだ意外と観たことないところあるんですけどね・・・。ま、そんなことはさておき。でも、以前から一度は観てみたいと考えていたので、このタイミングで。

10年前に初演があって、これが再々演何だそうです。初期の作品のマスターピース的な作品だそうで。
あえての軽い恋愛ドラマを提供しているんだと思っているので、何かそこから深刻なメッセージを受け取ろうとか、そういう気概は全く持たない作品ではあるのですが(笑)、でも、10年後の世界が、再チャレンジだったり、同姓愛に対して寛容だったらすばらしいなぁ。とは思いました。ただ、劇中で描かれていたのはレズビアンだったから、単なるノンケ男子の願望でしかないのかもしれないのだがw

まぁ、そんな受け取り手によっては深そうな、気にしなければ喉越しさわやかに流れていっちゃうような、そんな、まさに、トレンディドラマのようなお芝居が展開されていたわけなんですけどね。

ただ、トレンディドラマだとすると、ちょっとひとつだけ引っかかることが。言い方が良くないと思うんだけど、スタッフワークが安くみえる…。美術にしろ衣装にしろ、そこはもうちょっと拘ってほしいんだよなぁ。まさかそこで、テレビドラマのパロディ感を出そうなんて作戦じゃとは思うんです。(もしそうだとしても、出てない)

わたし、これしか観たことないので何とも強く断言できないんですけど、もったいないなぁ…と思いましたね。役者さんだっていい芝居してるのに。

ストレート過ぎるほどの、女子の気まぐれだったり、人を好きになると言う気持ちだったりに、意外にも心打たれちゃった私としては、そこんところ、がんばってほしかったです。はい。

お話としては、なんか、いい。自分の中の過去と現在の、いろいろな部分をちょこちょこと刺激される感じ。甘酸っぱい気持ちににはならなくても、甘酸っぱさを感じる受容体?がちょっと覚醒する感じ。あー、刺激された受容体が、ちゃんと機能してくれりゃいいいんだがw
あと、固定電話が愛おしくなる。

以上。

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劇団競泳水着 十周年記念企画 FINAL TOUR 第十九回公演
「別れても好きな人 2014」
(東京公演)2014年11月6日~17日 
@こまばアゴラ劇場

脚本・演出:上野友之
出演:相楽樹、村上誠基、亀田梨紗、篠原彩、須田彩花、武子太郎(クロムモリブデン)
福永朱梨、松木大輔、松下仁(アマヤドリ)、谷田部美咲
すがやかずみ(野鳩)(東京公演のみ)、大西千保(大阪公演)
舞台監督:岩谷ちなつ  美術:坂本遼  照明:島田雄峰(LST)
照明操作:高瀬勇佑  音響:田中亮大、角田里枝(Paddy Field)  演出助手:小林弘幸、紗弓
宣伝美術:デザイン太陽と雲  イラスト:村上かつら  WEB:小林タクシー(ZOKKY)
映像撮影:西池袋映像  当日運営:あおきいおり  大阪制作協力:笠原希(ライトアイ)
制作:金子侑加

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by yokusang_09 | 2014-11-15 17:45 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

ベッド&メイキングス「サナギネ」@青山円形劇場

c0025481_2401593.jpg【あらすじ】
〜サナギネとは?〜
双数姉妹が青山円形劇場にて過去に三度も上演した、円形でしか為し得ない、円形のための芝居です。中央の壁によって2つに隔てられた舞台が、同時進行していきます。お客様には幼生サイド、成体サイドのどちらか一方だけを選んでご覧頂くことになりますが、どちらの物語も揺れ動いた末に、お互いの世界へ文字通り浸食していくことになります。
ベッド&メイキングス風アレンジを加えて、堂々の再々々演です。
【幼生サイド】
とある田舎町に暮らす14歳のヨシノが、自分で自分に八つ当たりしながら、都会へ飛び出す物語。割れた世界の向こうに思い出みたいな未来を目撃します。
【成体サイド】
都会で暮らす24歳のヨシノが、世の中に八つ当たりしながらほふく前進する物語。割れた世界の向こうに未来のような思い出が湧き上がります。


青山円形劇場は、これまでに何度か観にいったことがありますが、
きちんと「円形劇場」として使われていたのは、ここ以外に知らん。
オリンピック関連の開発のため(だったと思ったけど)、
今年度末で「こどもの城」と共に閉鎖となってしまうのです。残念すぎる。

そして、おそらくはこれが最後になるであろう、青山円形劇場での観劇作品が
今回のこちら。ベッド&メイキングスの「サナギネ」でございます。
キャイキャイ。

円形舞台を幕で仕切り、幼生サイドと成体サイドの2つの芝居が、
同時に進行しやがて幕が取っ払われて、2つの世界が一つとなる。
青山円形劇場のために書かれたような芝居であり、これを今回、
福原さんの再構成により再演することとなったわけなのですが。

まぁ、これ、なんか田舎出身在住でモンモンとするものが
何かある人って、ちょっと観たらいいのかもしれない。
私の中の「モヤモヤ」の処理っていうのが、まぁ、
テーマと言えばテーマだから。一部だけど。
でも、自分の中では、それがずっとチラついておりました。
東京にしろ大阪にしろ名古屋にしろ、ある人間にとっては、
とても生きやすい街だったりするわけですよ。都市が提供する
コンテンツなり、市場の大きさとその本人がマッチすると。

まぁ、正直言うと、そんなことよりも、どちらかというと、
これはパンフレット等にもあったんだけど、この芝居に対する
作り手側の愛みたいなものをヒシヒシと感じたかなぁ。
あー、きっと主宰は好きで、いつか自分たちでもやってみたいって
思ってたんだろうなぁ。って感じ。それは、ノリの軽いコピーであった、
とかってことが言いたいのではありません。
(別にそんなこと思ってないし、そんなこともない)

でも、これ、多分作り手側の心境が分からないとわからないのかも
しれないんだけど、この戯曲が好きで、楽しくやってますって
感じがすごく伝わってくるんだよね。それで観ちゃうのは、
ホントは反則なのかもしれないのですが、私としては程度問題で、
今回はアリ。

2つの芝居が、それぞれ勝手に、それでも絶妙にタイミングを合わせながら、
やがてカーテンが取っ払われて1つの芝居となっていく様子というのは、
ここで書いてるよりも実際には遙かに鳥肌モンですよ、あなた。
元々の作品も、別にドヤ感だしてそれをブチかましたわけじゃないと
思うんですけど、ほんでもやっぱ鳥肌。あと、両サイド観ると、余計に鳥肌。
いろんなパーツが繋がる心地よさとか、いろいろ含めて鳥肌!
そりゃ、これが好きで、演る人だったらいつか自分たちの手で
再演してみたいって思うよなぁ。
俺でさえちょっとやってみたい気がしたもんね(笑)

役者も、意外と商業っぽいところから、ザ・福原趣味による小劇場演劇
みたいなところまで含めバラエティ豊かに、魅力的な人ばかりそろって
いた。(トミーの演技は最近、大衆演劇化していないかという疑念は
あるけど、逆にあれをもっと研究したい気もする。あと、町田マリー先生は
イイネ、今回すごくよかったです。片岡さんはハッシュのイメージでいたら
知らない間に随分と落ち着いていた)

なんか、いろいろ含めて、ただ「持って帰らせない」芝居とは違う、
既成戯曲による上演が故の、結構久しぶりな感覚を体験させて
もらいました。自分も同じようなスタンスで作ったことがあるし、
この感覚はぜんぜん嫌いじゃないんだよなー。むしろ好き。
少し口角あげながら、青山円形劇場に最後のお別れ、
って感じでした。ま、いろいろ楽しませてくれた劇場に対しては、
いいお別れの告げ方ではないのかしら。

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青山演劇フェスティバル スペシャル ~サヨナラの向こう側 2014~ 参加作品
ベッド&メイキングス ~Timeless~
「サナギネ」
2014年11月6日〜10日 @青山円形劇場

原作:小池竹見(双数姉妹) 
上演台本・演出:福原充則
出演:岸井ゆきの、野口かおる、町田マリー、中丸シオン、玉置玲央、井筒大介、中村たかし、
佐伯新、片岡礼子、清水葉月、富岡晃一郎、冨森ジャスティン、三土幸敏
音響:高橋真衣 照明:河上賢一 衣裳:高木阿友子 演出助手:相田剛志 
舞台監督:中西隆雄宣伝写真:露木聡子 宣伝美術:今城加奈子 
制作:相場未江 プロデューサー:笠原健一
協力:ゴーチ・ブラザーズ、ユマニテ、エフエムジー、クリオネ、レディバード、キューブ
グラート、エース・エージェント、リバースプロジェクト、ノックス 、(株)メッセ
協賛:ぴあ株式会社、POLESTAR株式会社、ATOM
提携:こどもの城 青山円形劇場
主催:ベッド&メイキングス
制作協力:プラグマックス&エンタテインメント

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by yokusang_09 | 2014-11-09 23:50 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

カムカムミニキーナ「G海峡~禍福はあざなえる縄のごとし~」@座・高円寺1

c0025481_220345.jpg【あらすじ】
陸奥の一隅、鄙びた商店を襲った強盗放火事件…
南米移民の工場労働者であった犯人の青年は、たまたま同じ日、津軽海峡で起こった青函連絡船の転覆で溺死した男に罪をかぶせ、その男になりすまして逃亡を図る。
一方、溺死した男の婚約者は、恐山のイタコを通じて事の真相を知ろうとする。だがイタコに降りてきたモノは、一万年も前の“縄もつ英雄”の霊魂だった。一万年の昔、日本の地よりさらに東方へ移動せざるをえなかったある縄文の一族。そこには争うことを避け続ける臆病者の知恵があった。
千島列島、カムチャッカ、アリューシャンを超えて氷河溶解のベーリング海峡へ。一本の縄を頼りに奇跡の海峡越えを果たして初めてアメリカ大陸を踏みしめた 臆病者達こそ、北南米先住民の祖先となるモンゴロイド。その「争わぬ知恵」が巡り巡って、やがて合衆国の民主主義を生み、日本の平和憲法に繋がっていく。
今やギガ単位の人間と情報が行き来する日本とアメリカ。環太平洋を巡る一万年の泥臭き物語。あざなえる縄の如き、禍いと幸福、生者と死者のいったりきたりの 因縁戯画。
舞台「有頂天家族」等で松村演出にはお馴染みの武田航平はじめ、夕輝壽太ら多数の豪華ゲストを招き、 一万年の昔より語られる伝承、史実の中に息づく物語が、現代と交錯しながら鮮やかによみがえる、カムカムミニキーナ渾身の一作。


結構久しぶりなのではないだろうか。
てゆーか、名古屋公演しか観たことないから、
名古屋にこないのは全くノーチェックなのねw

なにやら壮大なお話でしたが、水上勉の「飢餓海峡」が
下敷きになっているようです。(でも半分くらいはそんな感じ)
今回は客演に若い俳優を2人起用してその二人を中心に
ストーリーが組まれていたので、劇作としては松村色は出ていたのですが、
もっとカムカム的なものを期待していた人には
若干物足りなかったかもしれない・・・。
最近、あんまり観てなかったから傾向をつかめてないけど。
ただ、推理小説がベースになっているからなのか、あれだけの壮大な
ストーリーにも関わらず、終始テンポよく進んでいたので、
かなり観やすかったです。
やっぱちょっとダレちゃったりするのよね…、松村さんの戯曲、基本的に難しいから。

観ながら思っていたんですけど、やっぱ何かを所有するってことは、
自分自身の身体にその重さを付加することなんだなぁ、と。
上手く言えないんだけど、何かを抱えることのデメリットに対して、
当たり前すぎる表現なんだけど、なにも持たない(抱えない)ものの
身軽さって圧倒的なんだよな。
どちらかが優れているというわけでもないんですけど、抱え込みたくないのに、
抱え込みやすい自分としては(もしくは筋力がないから重さに
耐えられないだけなのかもしれないが)、羨ましかったりしますよね。
中途半端な自分が一番ダメなんでしょうけど。

私も私の綱をたどって、過去を探ってみるのがいいのでしょうか。
でも、過去は過去でしかないけど。

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カムカムミニキーナ2014年本公演 「G海峡~禍福はあざなえる縄のごとし~」
(東京公演)2014年11月7日~16日 @座・高円寺1

作・演出:松村武
出演:武田航平、夕輝壽太、八嶋智人、藤田記子、松村武、未来、田原靖子、
米田弥央、吉田晋一、田端玲実、佐藤恭子、長谷部洋子、中島栄治郎、亀岡孝洋
藍山彩、元尾裕介、正木航、中野大地、おくだ努(Studiolife) 、渡部紘士、小金井篤
美術:中根聡子 音楽:土屋玲子 照明:林之弘(六工房) 音響:山下菜美子(mintAvenue inc.)
衣裳:木村猛志(衣匠也) 舞台監督:原田譲二 演出助手:山田翠 演出補:藤條学
宣伝美術:山下浩介 宣伝写真:宮木和佳子 宣伝ヘアメイク:黒木翔、菊池彩香
WEB:長谷川達之(サージネット) 票券:後藤まどか 制作助手:鈴木誠 制作:蓬田恵美子
後援(東京公演):杉並区
提携(東京公演):NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
企画・製作:カムカムミニキーナ

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by yokusang_09 | 2014-11-08 22:16 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

悪い芝居「スーパーふぃクション」@赤坂RED THEATER

c0025481_23334963.jpg[あらすじ]
究極の珍しさを求めて、誰からも理解も評価もされない行動をし続ける男・冠虚(カンムリウツロ)に、はじめて心奪われた女が現れる。
それは他人に誤解ばかりを与え続ける女・朝焼澱美(アサヤケヨドミ)だった。女の出現により、男の自我は崩れ堕ちゆくしかない。
圧倒的な言葉と、それを彩るビジュアル、そしてオリジナル音楽の生演奏で劇場を包み込む悪い芝居一年振りの本公演。
結成10年を翌年に控え、ここにひとつ、劇団の終焉を告げ、純演劇の限界に挑む。
芝居を観よう。芝居を観よう。どうせ観るなら『悪い芝居』を観よう。愛とかいう言葉じゃ足りない。


実は以前に京都の長屋で上演された芝居を観たことがあるので、今回が2回目の悪い芝居。劇場の公演は、一度ビデオでちら見したことがあるので、何となくの雰囲気はつかんではいたのですが…。ヤラれたw

冒頭、クソつまらん芝居が始まって(←わざとです)、劇団の雰囲気と全くマッチしない上に結構長々と続くので、「??」と思っていたら、いきなり客席から怪しげな人がやっていて、装置もろともブッ壊して、ライブ。
かと思いきや、そこからまさかのきちんとしたストーリーが開始。むちゃくちゃである(笑)

ローカルTV局のレポーター役として登場している女性は、本当に大阪のテレビ局のローカル情報番組のレポーターとして活躍されている方で、あれ、いくら芝居とはいえ、あんな台詞言わされて本業に影響しないのかw

そして、(俺の中では)「着倒れの街・京都」らしい古着的な衣装のコーディネート。「こんなスタイルの芝居ばかりやっているわけではありません」的なことを山崎さんがチラシか何かで書いてたけど、俺の中では、結構このイメージだったりしますよ…。なんつーか、東京の輩に、関西の芝居を喰らわせてやりました的な感じがペチペチと。

印象的な台詞として「空気は読むな、空気は吸え」と「わかるとわからんの間」というのがあったんですけど、あの芝居って結構その2つの台詞に集約される部分ってあったよなぁ・・・と思ったり。

島宇宙化なんて話は、もうゼロ年代のお話だったりするわけですが、東日本大震災を経て、それが、驚くほどのレベルで島宇宙化していたことが浮き彫りになった、と勝手に思っている今日この頃だったりしますが、最近のお芝居を観ていると、その超絶・島宇宙化的状況に対して、思考なり関係性を整理するような、そういう流れがあるのかな、とか思います。原発問題に象徴されると思うんですけど、少しヒステリックに騒ぐ時期は過ぎたということでしょう。白黒つけようというよりは、まずは整理をつけよう。

それをどういう言葉や形でいい表すか、なんだと思うのですが、そのパターンの一つとして、先述の2つの台詞なのかなと。

てゆーか、別にそんな小難しいことはどうでもよくて、ただただ、あれだけやりたいこと詰め込みまくった上に、あのテンションで訴えられたら、「それでもいいんだ」って自信持っちゃうと思うよ(笑)
あとはやっぱり、東京限定で言えば、あの関西の空気感持ち込んでたのは、力あったかな。

しかし、振り返ってみるとホントに詰め込んでましたね。芝居の枠を越えてのメタとか。なんか、お寿司食べさせてもらいましたしね。最前列に座ってたら。正直、客いじりは得意ではないのですが(多分東京のお客はたいていそんなの)、そんでもあの舞台上のみなぎるエネルギーは、客席にまで溢れださないことには、収まらなかったのかもしれない。圧倒的虚業。わかったようなわかんないようなだけど、元気もらいました。

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悪い芝居vol.16 「スーパーふぃクション」
(東京公演)2014年10月21日~10月26日 @赤坂RED THEATER

作・演出:山崎彬
出演:池川貴清、植田順平、北岸淳生、畑中華香、山崎彬、渡邊りょう(以上、悪い芝居)
田中良子 (ブルーシャトル)、大塚宣幸 (大阪バンガー帝国)、Sun!!、辻井彰太、中西柚貴、吉原小百合
音楽・演奏:岡田太郎  舞台監督:武吉浩二(Quantum Leap*)、浜村修司(GEKKEN staffroom) 
美術:竹内良亮 照明:加藤直子(DASH COMPANY) 音響:児島塁(Quantum Leap*) 
衣装:植田昇明(kasane)  イラスト:羽生生純 宣伝美術監修:松本久木(松本工房) 
宣伝美術:植田順平 演出助手:大石達起(IN SITU) 演出部:進野大輔、呉城久美
票券:鳥井由美子 制作:有田小乃美 
協力:ブルーシャトル、劇団ひまわり、大阪バンガー帝国、トム・プロジェクト、株式会社Quantum Leap、アトリエ劇研、DASH COMPANY、kasane、有限会社松本工房、IN SITU、京都芸術センター(制作支援事業)
文化庁委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁・日本劇団協議会

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by yokusang_09 | 2014-10-24 23:16 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

東京芸術劇場「小指の思い出」@東京芸術劇場プレイハウス

c0025481_0141458.jpg[あらすじ]
一流の当たり屋(走行中の自動車の前にわざと飛び出してケガをし、因縁をつけて法外な賠償金を巻き上げる犯罪者)を目指す青年・赤木圭一郎、怪しい白い実を売る女・粕羽聖子、白い実の謎を追う刑事、一月から十二月までの名前を持ち、凧に乗って空を飛ぶ聖子の息子達……。魔女狩りやカスパー・ハウザーなどのキーワードを散りばめ、時空を自在に飛び越えながら、短い時間で消えゆく子供時代の残酷さと美しさを描く。

小指の思い出は、どうしても一度観てみたかった作品なのだが、そのうち野田本人が再演してくれないかなぁなんて思っていたら、まさかの、マームとジプシー藤田さんって・・・ってことで、観てきたんですけどね。つーか、この前日含め、信じられないくらい当日券で観に行ってますね。ここ最近。ビバ東京。いや、予定が読めなさすぎるこの仕事がいけないのです。もういやだ。

久しぶりの遊眠社作品でしたけど、まぁ、難しかったですね・・・。でも、かなり藤田解釈が入っていたのかなぁ。という気はしていて、分かりやすくはなっていたと思います。戯曲をちゃんと読んだこともないし、過去作品をビデオで観たわけでもないのですが、何となくそんな感じはしてる(笑)

というか、その結果なのかもしらないんだけど、意外なほど藤田作品だったんだよね。間違いなく、初期の野田やってるんですけど、いろんなモノを含めて、藤田作品。おそらく、青柳いづみに母親の台詞を語らせたことが重要な気もする。そうやって思うと、飴屋法水の贅沢使いたるや!って感じだけど。あとは、とにかく妄想の子供になじみの女優を突っ込みまくったのもその一因でしょう。

あと、考えてみると、この戯曲の内容は、結構普段の藤田作品と親和性が高かったのかもしれない。亡くしてしまった(自分が殺してしまった)子供の記憶を辿って云々って、自分が出て行った故郷への思いを戯曲にしている作品と、似てないこともないな、と。

いかんせん、再演希望が結構高かった(はずの)戯曲なので、もしかしたら、あれは気に入らない人には気に入らないんじゃないかなって気もするんですけど、あたしゃアリ。

むしろ、あれだけ、きちんと自分の色に出来るってのてさすがって感じだったし、さらに言うと、むしろあの人が普段書いてる芝居って、トーンが違うけど、この作品に通じる部分があるよなぁ。とか思っておりました。

というわけで、自分としては、野田・藤田の両劇作家・演出家の魅力に気づかせてくれたこの作品は好きですよ。

まぁ、ただ、ちょっと長さを感じさせたかなって言うのはありますけど。あれ、実際のところは、もうちょっとまくし立ててもよい構造なのかもしれない。でも、2時間もやってないけどね、たぶん…。

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東京芸術劇場 「小指の思い出」
2014年9月29日~10月13日 @東京芸術劇場プレイハウス

作:野田秀樹
演出:藤田貴大
出演:勝地涼、飴屋法水、青柳いづみ、山崎ルキノ、川崎ゆり子、伊東茄那、小泉まき、石井亮介、
斎藤章子、中島広隆、宮崎吐夢、山内健司、山中崇、松重 豊
(ミュージシャン)
青葉市子、Kan Sano、山本達久
音:zAk  照明:富山貴之  衣装:ズスキタカユキ  ヘアメイク:赤松絵利 
舞台監督:森山香緒梨  技術監督:小林清隆、今野健一
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:文化庁ロゴマーク平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
制作協力:マームとジプシー


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by yokusang_09 | 2014-10-12 16:02 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

THE SHAMPOO HAT「風の吹く夢」@ザ・スズナリ

c0025481_101062.jpg
初めて観ることになったシャンプーハット。
赤堀さんの作品イメージってたぶん完全に別の人とごっちゃになってしまっていたので、よく思い出せなかったところがあり、そのあたりも含めて、こいつはいかねば!的な感じで行っちゃいました。しかもよくみたら、客演が妙に豪華だったしw

で、で、なんですけどね。
ぶっちゃけ、最初の雰囲気はかなり苦手でしたw だって、赤堀さんの土木作業員姿って似合いすぎだし、ああやって怒鳴る人知ってるし、大垣出身のあの人も何なんだてー!って感じだったし、全体的な頭の悪い具合に当初はかなり耐えられなかったw
(いやー、芝居なんだけど、芝居を通り越して顔がひきつってきちゃったのよねw)

でもさ、よく考えてごらんよ。赤堀さん、作演で出演だよ?ダメなわけがないじゃん。とか思いましたけど、別に思わなくても、だんだんとこの頭の悪いオッサンたちのことが愛おしく思えてきて、最終的には面白かったですw 不思議だわー。でも、リアルには、絶対に仲良くなれないタイプだとは思う。

なんなのかねぇ。あのつまらないプライドとか、あんなに強がってる人間の弱い小市民的姿とか、そういう誰にでもある姿を上手いことあぶり出してるなー、とかね。せりふ大声で怒鳴り散らしたりしてるから、一瞬派手なことやってるようにも見えるんだけど、実は描かれているモノだったり、演出的にも結構ミニマムだし、無駄がないというか。

個人的には、高校の時の恩師や、大学の先輩の芝居趣味を思い出したりしておりました。しっかりと根っこのある演出の方向性なんかを。
ともすれば、何でもなく過ぎ去っちゃうような、舞台上で描かれているものは、実にくだらない一日だったりするわけですが、ソレがこんなにも、しかめっ面をさせたり、愛おしく思えたりって、ああ、なんかそこなんだな、と。そんなこといちいち言ってんじゃねーよ、って感じなんですけど、たぶん赤堀さんの体格と、その恩師なり先輩なりが少し体格と、にじみ出る本人のキャラクターが案外似ていたから、しみじみ実感しちゃったんだと思います。

すんませんね。超絶個人的でw

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THE SHAMPOO HAT 第29回公演
「風の吹く夢」
2014年9月10日~23日 @ザ・スズナリ

作・演出:赤堀雅秋
出演:赤堀雅秋、黒沢あすか、野中隆光、児玉貴志、日比大介、滝沢恵、駒木根隆介 
    遠藤留奈、勢古尚行、池田成志、銀粉蝶
舞台美術:杉山至 舞台監督:伊東龍彦 照明:杉本公亮 音響:田上篤志(atSound)
衣装:坂東智代 宣伝デザイン:坂村健次 舞台収録:原口貴光(帝斗創像)
舞台写真:引地信彦  プロデューサー:西田圭吾 制作:Little giants
協力:フライング・ボックス、吉住モータース、オフィス・メイ コムレイド、エースエージェント、
   ダックスープ、アドベックス2 
企画製作:HOT LIPS 

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by yokusang_09 | 2014-09-23 18:55 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

野鳩「自然消滅物語」@市田邸

c0025481_1152696.jpg東京芸大の近くにある、古いお屋敷が会場となった今回。
いやー、最初、裏口に回ってしまい、入れない!!と焦りました…。
前回の、「村にて」のあの独特のシュールさにハマってしまい、
今回も行ってしまった野鳩。

まぁ、今回もとってもシュールでした…。

古いお屋敷で、まるで小津映画を彷彿とさせるような夫婦のやりとり。
そこからだんだんと、ちょっと変わった訪問者がやってきては、
やがて全員去っていく・・・という、あらすじだけ言ってしまえば
本当にそれだけなのですが、なんなのかなぁ。
この古い家屋の残る上野の片隅で、ひとしれずこんなことが
起こっているという事実(?)が、すごくふわ~っとした気分にさせるんですよね。
客席まで包み込む「何してたんだっけ?」と言いたくなるような、
あのふわふわとした空気感。それがたまらんかったなぁ。

小津映画みたいなんだけど、でも妙に現代的な人・モノが出てきたりして。
そのグチャグチャ具合も、またこの空間の輪郭線を曖昧にしてくれる。
実に心地よい時間でした。 役者さんも、前回公演を経て、勝手に愛着w
雪港さんは、はっきり言ってキンタロー。みたいだった(笑)
あんな姿、王者舘では観られないよねw
あとは、またしても奥様役の方が、凄まじい自然な色気を放ってた。やばい。

それにしても、「自然消滅物語」とは、なかなか秀逸なタイトル。
というか、まぁ、そんまんまなんですけど、俺もこんな風にフワッと
消えていきたいなぁ・・・とかね。考えてしまいました。ハイ。
最近、あんまり今の欲望にだけしたがっていると、
老後破産するんじゃないかとか考えてウジウジしちゃうから!

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野鳩 「自然消滅物語」
2014年9月18日~28日 @市田邸

作・演出:水谷圭一
出演:佐伯さち子、ワタナベミノリ、加瀬澤拓未(ロリータ男爵)、服部竜三郎、雪港(少年王者舘)
照明:増田純一 小道具製作:中島香奈子、當間英之 宣伝美術:水谷圭一
野鳩:村井亮介、すがやかずみ、佐々木幸子

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by yokusang_09 | 2014-09-21 21:09 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

劇団ジャブジャブサーキット「ディラックの花嫁」@ザ・スズナリ

c0025481_2119014.jpg人里はなれた山奥にひっそりとたたずむ
謎多き研究施設「虚空荘」。
アウトドアグッズに身を包んだ北見雫が
やっとの思いでたどり着いたのは、
入山して4日目のことだった…。


なんか、結構久しぶりなんじゃないかと思っているんですけど、少なくとも去年はスズナリで観られなかったので、結構久しぶりなんだと思います。ジャブジャブ。
以前共演したことのある伊藤くんが加入したあたりからごぶさたしていて、若い人が加入してどんな感じなのかなぁとは思っていたんですけどね。

人里離れた研究所が舞台のお芝居。一瞬サナトリウムかとも思いましたが、そうではなくて。そして、なにやら生命倫理に反するような研究をしているというところ(笑)

やっぱり安定のはせクオリティは、久しぶりに観ても健在で、若い役者さんが入ったおかげで、劇作的にはむちゃんこ閉じた空間ではあるんですけど、何か時代に開けたような感じがしたw 
ストーリーとしてはなんちゃってSFミステリーって感じなのかな。でも、はせさんの描く世界だとこれくらいの塩梅が心地いい、とうか、この具合がやっぱり楽しみで観ちゃうんだと思う。
しかし、あの人里離れた、という設定は、何かあるんだろうか。自分の場合、隠居願望はありますけど、どっちかというと都会に身を潜めたい気分だったりはするんですよね。まぁ、僕の事情なんて関係ないですけど。それに、人里離れてた方がストーリー的には盛り上がるもんでえーんだけどw(そこらへんもSF的だよね。理研じゃああいう世界観にはならんw)

しかし、久しぶりかもしれないけど、今回は以前観た作品に比べても、面白かったなぁ、という印象。結構な出演者の数だと思うんだけど、キャラクターがそれぞれ立ってたんだよねぇ。キャスティングもよかったし。たとえば、栗木さんのオネェは、なんかやっぱり役者としての巧さが際だっておりましたね。かつて、猫ホテの芝居を観たときの衝撃を思い出した。あとは、岡本さん。よかったわー。作品全体の空気感の重要な一端を担っておりましたね。ストーリー上の重要な役どころとは別の、作品の空気感。あの役については、彼女じゃなくては、たぶんあの空気感は出せていなかったでしょう。

つーか、名古屋の小劇場で観ていた芝居を、下北沢でも大箱寄りのスズナリで観られるというこの事実をちょいと噛みしめてみたりしてはいたのですが、ちょっとだけケチつけると、個人的には、若干ではあるんだけど、粗が目についてしまった部分もあったので、そこのところは残念だったかなぁ・・・。演技面とか演出面というよりは、なんかもうちょっと細かい、全体的な(薄い)部分で。自分も、ぼちぼちこの劇場で観ておるもんですから。テンション芝居じゃなくて、大人の会話劇が故に、あと、スズナリだから見えちゃう部分もあるんでしょうけど。まぁ、でもどうしても許せないわけではないんですけど、ただ、その結果として「なんちゃって」がチープに見えてしまったら悲しいかな。
なんてことを勝手に考えておりました。はい。すんません。

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劇団ジャブジャブサーキット 第53回公演
「ディラックの花嫁」
(東京公演)2014年9月5日~9月7日 @ザ・スズナリ

作・演出:はせひろいち
出演:はしぐちしん(コンブリ団)、栗木己義 ♥、荘加真美 ♠、咲田とばこ、コヤマアキヒロ
中杉真弓、岡浩之、なかさこあきこ、伊藤翔大、西田亮太、ioya*yotias(eighter)
岡本理沙(星の女子さん)、栗木美穂(フリー)、まどかリンダ(フリー)、永田真里奈(フリー) 
照明:福田恒子  音響:松野弘  舞台美術:JJC工房  舞台監督:岡浩之
宣伝美術:石川ゆき  制作:劇団ジャブジャブサーキット
制作協力[東京]:高橋俊也(THEATRE THEATER)

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by yokusang_09 | 2014-09-07 16:43 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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