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猫のホテル「苦労人」@すみだパークスタジオ倉

c0025481_1817456.jpg再々々演なんだそうで。
猫ホテの名作という方もおられる作品。
私は残念ながら?初見ですですが…。ええ。
だからかしらないけど、ちょっとなんか、一線を引いての観劇でした。

なーんか、このつながっているけどオムニバスな感じとか、
脈々と続いていく感じとかどっかで見たことあるなぁ…って
思っていたけど、わかった、スターウォーズだ(笑)
確かに、ずっと大きなものと戦ってるしなぁ(笑)

50歳近い俳優たちが、ふんどし姿で奮闘する様子についつい注目が
いってしまいがちですが、千葉さんが得意そうな、不条理な世界で、
哀愁ある苦労人な男たちの生きざまが、実に可笑しくて、そして切ないのです。
この作品、再々々演なので、初演は当然もっと役者が若い時に上演されたはず。
観ていないので、比較できないが、今の方が味わいがあるような気もするし、
もしかして、あまり変わらないのかなぁ…なんてことも思ったり。どうなんだろ。
現代に近づくにつれ、ふんどし姿でなくなるけど、少し登場人物の年齢設定も
上がってきて、そのあたりの深みは、やっぱり現在の方が初演時よりも
出しやすいのかな。
前半の明治以前のワイワイしているノリもすごく好きでしたが、
後半の明治期以降の話となったときの、落ち着いた雰囲気であったり、
この「苦労人」の男の血筋の理不尽さと、業深さのようなものが
ジワっと出てきていたあたり、とても好きでした。

とはいえ、結構、役者で楽しんじゃう芝居だったなぁとも思うわけでして(笑)
ま、そりゃそうようね。みんなふんどしだしね!それぞれ、みんな主人公だしね!
久ヶ沢さんは以前より若くなったような気がするし(53歳らしいが…美魔女!)、
しんぺーさんの死体芸も堪能できましたし、いろいろてんこ盛りでしたわ。

なんか、そういう意図があるわけでもないのかもしれないが、
こういうちょっとしたお祭り作品、個人的には結構好き嫌いが
分かれるんですけど、今回は…まぁ、アリかな(笑)
過去作品を通じて、今の劇団・役者を魅せていけるなんて、素敵じゃないですか。

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猫のホテル 本公演「苦労人」

2016年7月6日~11日 @すみだパークスタジオ倉

作・演出:千葉雅子
出演:中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺー、佐藤真弓、村上航、
   千葉雅子、小林健一(動物電気)、久ヶ沢徹
美術:原田愛 照明:櫛田晃代 照明オペレーション:白井里奈
音響:佐藤こうじ(Sugar Sound) 音響オペレーション:日影可奈子
舞台監督:藤田有紀彦、中西隆雄 演出助手:吉中詩織
宣伝美術:犬川ヒロ 宣伝イラスト:香川尚子
Web:寺部智英 制作:大橋さつき 企画製作:猫のホテル
協力:アスタリスク、ギフト、ゴーチ・ブラザーズ、ザズウ、
(株)スーパーエキセントリックシアター、ハイレグタワー、krei.inc、動物電気

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by yokusang_09 | 2016-07-09 17:13 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)

ミクニヤナイハラプロジェクト「東京ノート」@吉祥寺シアター

c0025481_1101155.jpgあの「ミクニヤナイハラ」が、あの静かな演劇の代名詞みたいな
「東京ノート」を上演するって一体何がどうなるんだ!?
と、情報を知ってからめちゃくちゃ興味があったんですけど、
行ってきましたよ。吉祥寺まで。

感想としては、東京ノートの戯曲としての完成度というか、
すごさを見せつけられた、ということに尽きますかね・・・。
だって、あんなに「ミクニヤナイハラ」って感じに仕上げていても、
それでもやっぱりそこで展開されているのは、以前にアゴラでみた
青年団の「東京ノート」に結びついていくし、自分の心に残る感覚も
やっぱり青年団の「東京ノート」なんですよ。これが不思議なことに。
まぁ、元々が現代劇ですし、あまり崩していなかったとかいうのが
あるのかもしれません。でも、そんなこと知らない一観客の自分から
してみれば「東京ノート、マジ強ぇ!」ってことになるんですけど。

もっとダンサブルなイメージを想像していたのですが、そのへんは
割と抑え気味で。ただ、1つの役を3人で回していたり、
台詞がループしたり、元々のあの会話が重なり合う雰囲気や
戯曲から感じ取るイメージをある意味ではプリミティブに
表現されていたような印象も受けました。個人的には。
何か、自分とつながっているけど遠い世界が、きな臭い方向に、
ぐるぐると渦巻きながら段々と接近する感じ、とでも言うんでしょうか。

演出も言っていますが、発表後20年近くが経過しても、
古くさくなるどころか、時代の方が戯曲に近づいてきてしまっている状況で、
思想とか関係なく、そういう意味でもこの戯曲の持つ力というものの
凄さを実感するわけなのですが、個人的には内容よりも、
テキストそのものの骨太さというか、しぶとさ(笑)に
軽く慄きました・・・。

平田オリザ、恐るべし!!!!
うん、最終的にこれだわ。これw



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吉祥寺シアター10周年記念公演 
ミクニヤナイハラプロジェクト 「東京ノート」
2016年3月24日~28日 @吉祥寺シアター

作:平田オリザ
演出:矢内原美邦
出演:石松太一、稲継美保、笠木 泉、門田 寛生、川上友里、川田 希、河村竜也、
熊谷祐子、重岡 漠、 島田曜蔵、立蔵葉子、永井秀樹、沼田星麻、橋本和加子、
兵藤公美、細谷貴宏、光瀬指絵、 緑川史絵、守美樹、森山貴邦
映像:高橋啓祐  舞台監督:鈴木康郎  照明:南香織
メインビジュアル:off-Nibroll  宣伝美術:石田直久
企画・制作:プリコグ(奥野将徳、河村美帆香、水野恵美)
主催:ミクニヤナイハラプロジェクト
共催:公益財団法人武蔵野文化事業団
助成:芸術文化振興基金  特別協力:急な坂スタジオ
協力:青年団、アマヤドリ

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by yokusang_09 | 2016-03-26 23:38 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)

NODA・MAP「逆鱗」@東京芸術劇場プレイハウス/シアターBRAVA!

c0025481_0513149.jpgひょんなことから、東京と大阪で2回観てしまいました。
東京以外でノダマップ観るの、実は初めてなんですよね。
ネタバレになりますが、人間魚雷「回天」がテーマのお話。

ぶっちゃけてしまうと、テーマのチョイスは「オイル」に似たものがあるし、
話の展開のさせ方は「エッグ」に似ている。
「オイル」はヒロインが松たか子だったし。ますます似ているw
特攻隊に比べれば、人間魚雷は比較的認知度が低いのかもしれないが、
かといって、さほど新鮮味のあるモチーフでもないし、
それに、ストーリーの展開も、まぁ、強引と言えば強引かもしれない(笑)

と、言いつつ…めちゃくちゃ面白いんですよ、この芝居。
そりゃあ、もう、悔しいくらいに(笑)
東京と大阪と2回観たけれど、2回ともグイグイ引き込まれてしまった。
まぁ、オイルもエッグも、個人的には大好きな作品ではあるのですが、
潔いまでに王道というか、ノダっぽさ満載で構成されていた、
というのもあるかもしれないし、ビジュアル(美術等)の美しさという
要素も大きかったと思います。
テーマの既視感と、直接的な訴求性と、戯曲による包み方が、
バシバシッとキマッたパターンなのではないかと思ってみたり。

王道と言いつつも、ひとつだけ「おや?」と思ったことがあり、
それは野田さんがガンガンは出てないのに、そこに不満がなかったこと(笑)
いや、結構出ていたと思うが、井上真央の存在感がかなり強くて、
ポイントはちょいちょい押さえていたけど、あまり仕事してなかったような・・・
というくらいの印象だったりする。
この点については、俳優・野田秀樹好きとしては地味に衝撃でしたw
あと、瑛太が異常なまでにカッコよかったし、井上真央も凄くよかったし、
アンサンブルのみなさまだって、なんだかもはやアンサンブル域を
超えているような気もしますし。

最初に言った、既視感とかモチーフの新鮮味のなさとか、
その点が引っかからないかと言われれば残念ながら、
多少は引っかかるのだがw、その辺を諸々を全部超越していた。
いやー、素直に、すごかった。面白かった。

余談ですが、東京と大阪で客席の反応を比べてみると、
大阪の方があんまりリアクションよくなかったのに、大阪では、
定番のカーテンコール終了後にまさかのスタオベになってしまい、
野田さんが土下座していたのが、結構衝撃的でしたw
地方公演だとこういうことがあるのか(笑)
あと、良い芝居は2回見るのがいい。贅沢だけど。

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NODA・MAP 第20回公演 「逆鱗」
(東京公演)2016年1月19日~3月13日 @東京芸術劇場プレイハウス
(大阪公演)2016年3月18日~27日 @シアターBRAVA!

作・演出:野田秀樹
出演:松たか子、瑛太、井上真央、阿部サダヲ、池田成志、満島真之介、銀粉蝶、野田秀樹
秋草瑠衣子、秋山遊楽、石川朝日、石川詩織、石橋静河、伊藤壮太郎、大石貴也 
大西ユースケ、織田圭祐、川原田樹、菊沢将憲、黒瀧保士、近藤彩香、指出瑞貴 
末冨真由、竹川絵美夏、手代木花野、中村梨那、那海、野口卓磨、的場祐太、
柳生拓哉、吉田朋弘
美術:堀尾幸男  照明:小川幾雄  衣裳:ひびのこづえ 
選曲・効果:高都幸男  振付:井手茂太  映像:奥秀太郎 
美粧:柘植伊佐夫  舞台監督:瀬﨑将孝  プロデューサー:鈴木弘之
主催:NODA・MAP
共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)


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by yokusang_09 | 2016-03-19 18:24 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)

少年王者舘「思い出し未来」@七ツ寺共同スタジオ/ザ・スズナリ

c0025481_0155742.jpg少年王者舘、久しぶりの新作本公演。
ついに、名古屋でも観て、東京でも観るというマニアなことをしてしまった・・・。
あのね、スズナリで一度観ると、やっぱスズナリで観たくなるんだよ・・・。
(元々、別件で上京する予定があったので、せっかくなら・・・というのが理由なのだが。)
あと、お世話になったる正和さん出演というのもありまして。
結果、両方観にいって大正解でした。一言で言ってしまえば、めちゃくちゃ面白かった。

まぁ、いつもの王者舘だと言ってしまえばそれまでなのですが、個人的にはこれまで観た作品の中では、描かれているテーマというか世界観が自分の中に入ってきやすくて、かつ若干人数が少なめだったこともあってか、「王者舘らしさ」がギュッと凝縮されていた感じがしました。
ただ、「濃縮」といっても、単純に濃いのではなく、味がしっかりついている、といった感じです。
ダンスとストーリーとループ場面のバランスが大変良かった。東京でも「中略」ありましたしねw(多分、ダンスなので、ストーリー的には「中略」ではない、という勝手な推測。)

遅筆で有名な天野さんなので、名古屋は仕上がってないことは承知の上だったのですが、でも、それでも結構成立していたには成立していたのですが、ちょっと物足りなさというか、舞台も客席も消化不良だった部分は否めなかったのです。
あと、やっぱり七ツは、エネルギーがほとばしっていたけど、狭かったのも事実。
スズナリは舞台も客席も余裕があるので、バランスがよくて。あと、単純に脚本も役者の熟度もあがっているので、良い意味で落ち着いていた。特にループの掛け合いシーンは、落ち着いた結果、遊びが利いていて、名古屋よりも面白かったし。

あと、これは名古屋も東京も同じなのですが、小林夢二さんとか雪港さんとかがしっかりした芝居をしていたのが印象的で、それも「しっかりした味付け」という印象につながっていると思われるところ。
とはいえ、みんな芝居もダンスもしっかりしていたのですが。特に印象的だったという意味で。

こりゃ確かに両方観るのがツウと言われるわな(笑)
でも、名古屋がホームなんだから、名古屋で完成した作品を見せてほしいなぁ・・・。
叶わぬ願いなのかw


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少年王者舘 第38回本公演
「思い出し未来」
(愛知公演)2016年2月11日~14日 @七ツ寺共同スタジオ
(東京公演)2016年3月3日~8日 @ザ・スズナリ

作・演出:天野天街
出演:夕沈、虎馬鯨、白鷗文子、雪港、ひのみもく、小林夢二、宮璃アリ、
水柊、池田遼、る正和
舞台美術:田岡一遠  美術製作:小森祐美加  映像:浜嶋将裕
照明:小木曽千倉  音響: 岩野直人[ステージオフィス]  
舞台監督: 岡田保[演劇組織KIMYO]  振付:夕沈  
音楽: 珠水、FUMICO  チラシ:アマノテンガイ
チラシロゴ:田岡一遠  写真:羽鳥直志  記録:山崎のりあき、田中博之
票券:藤田晶久  制作:宮璃アリ  主催・企画:少年王者舘
協力:うにたもみいち、サカイユウゴ、小島祐未子、望月勝美、
寺本ふみ、山本かおり(賄い方)

井村昂、杉浦胎兒、中村榮美子、山本亜手子、サカエミホ、
黒宮万理、☆之、水元汽色、街乃珠衣

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by yokusang_09 | 2016-03-05 16:59 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)

平成28年2月文楽公演(第一部)「靱猿」/「信州川中島合戦」@国立劇場小劇場

c0025481_0584535.jpg半蔵門は朝の11時。

実は、国立劇場に来るのは初めて。かつてはこの劇場で上演することを目指して、高校生の頃は頑張っていたのだが、今日はこうして客として観にきたわけです。(今回は小劇場ですけど)
ああ、自分の中で「東京」がどんどんと近くなっていくよ。
って、何を今さらって感じですけどw

思い出話はさておき。

東京勤務時代の同僚に誘ってもらって、初めての文楽を観にやってきたのです。
ちなみに、「文楽」というのは人形浄瑠璃の一派なんですね。
今回に向けて調べました(笑)
東京にいた頃から誘ってもらっていたのですが、なかなかタイミングが合わなくて。
でも、NHKで「ちかえもん」の放送が始まり、さらにたまたま人形劇に
関わる機会があったこともあって、このタイミングで行っちゃうことにしちゃいました。

とりあえずの感想としては・・・すんません、むちゃくちゃ油断してました。
予想以上に面白かった!
以下、ど素人なりに、思ったことをチマチマと。
(本当に、観慣れていない人の感想メモなので、いろいろとすみません…)

[靱猿]
狂言の演目から抜粋したもの(景事)らしく、そのため内容もつかみやすいし、
初心者にはとても優しい内容。正直大したストーリーはないのですが、
初心者が人形浄瑠璃の「人形」の面白さを実感するにはバッチリでした。
猿の人形が出てくるのですが、それがすごくかわいい(笑)
しかも、猿の地味で目立たないけど狂言らしい、細かな動きが愛おしい。
踊りの場面が続くので、人形遣いっぷりを堪能できるのですが、
実は首・右手(主遣い)→左手(左遣い)→足(足遣い)の順番でランクが
下がっていくんですね・・・。てっきり、足が2番手だと思っていたw
でも、3人の息がきちんとあってないと当然ながら人形はきちんと動かないし、
よく見ていると、主遣いがリードしっぱなし、というわけでもなかったんですよね。
この演目に関して言えば、曲芸をする場面があることもあって、
キーとなる人がころころ変わっていて、ちょっとバレーボールみたいというか、
意外なほどスポーティーなんだな、という印象。
人形1体に3人がついて、さらに太夫や、三味線やら、
黒子(人形を操らない純粋に裏方)もいたりで、なんちゅー総力戦。
人形劇といえど、こりゃふつうの芝居と変わらんじゃないか!
と、なんか、人形浄瑠璃の世界にバーン!と当てられて、最初の30分が終了。

[信州川中島合戦]
第一部メイン。
あまり動きのない作品で、ちょっと眠いかもしれない、という事前情報は
聞いていたのですが、まぁ、慣れたら眠いかもしれないw
しかし(前の演目も同じだが)太夫の台詞は字幕表示されるため、
何を言っているかはちゃんと聞き取れるし、パンフレットに詳しいあらすじが
載っているため(さすが国立クオリティ。お買い得。鑑賞にはマスト)、
そんなに眠気を覚えることもなく。
靱猿はスポーティーな印象でしたが、こちらはもっとじっくりと落ち着いた
演技を楽しむことができました。本当に初めてだった「猿靫」のときは、
人形遣いの動きに注目が行きがちだったのですが、
今度は、人形の動きや表情といった、人形そのものの演技力
(操り方が上手いということなのでしょうが、そういうことではなくて)に
見入ってしまいました。「ちかえもん」の劇中に、人形の動きに客が
悲鳴や歓声をあげるシーンがありましたが、別にそれは、
娯楽が少ないから人形芝居で満足している、とかいうわけではなくて、
本当に人形が生きた演技をしているんですよね。
(あと、人形といえば、一人で操作する人形も出ていたのが印象的でした。
あれは古い人形浄瑠璃のスタイルなんですかね?)

文楽を観慣れていない自分は、ついつい舞台正面で展開される人形芝居に
注目しがちなのですが、太夫の浄瑠璃語りも素晴らしかったです。
敵将と老婆とのいがみ合いやら、吃音の妻の苦労やら、古典の「語り」なので、
自分が普段観ている芝居と比べると、やはりある程度は叙事的な要素が
強くなるもんだと思っていたのですが、そんなこと全く関係なく、
叙情的にもシーンが立ち上がってくるし、劇場の空気もガンガン作っておりました。
というか、太夫自身、声(語り))だけじゃないパフォーマンスもありますもんね。
そりゃそうだ。(というか、小劇場系の目線で観すぎか?)

というわけで、初めての文楽だったわけですが。
人形芝居なので、舞台上で細かい動きが続くし、表情の動きだって(人間に比べたら)
大してあるわけでもないですけど、でも普通に生身の人間が演じる歌舞伎よりも、
ずっと濃縮された世界がそこにはあるような印象を受けました。
(もちろん、かなり前の方の良席を確保してもらっていたので、見え方については
いっさいストレスを感じる必要がなかったこともかなり大きいのですがw)

いやー、こりゃなんか、ちょっと新しい扉を開いてしまった感(笑)
自分が、純粋にどっぷり古典にハマるとはあまり想像できないのですが、
とか言ってるとそのうちハマってそうですが、また行きたいなぁ。
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by yokusang_09 | 2016-02-20 14:40 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)

東京No.1親子「あぶくしゃくりのブリガンテ」@下北沢駅前劇場

c0025481_2313035.jpg当初は予定のやりくりが上手く行かず諦めていたのだが、そこがなんとかなってしまったため、観にいくことにしてしまいました。
(実は、この前の週も用事があって東京に行っており、2週連続で、さらに翌週も東京に行く予定があるため、2月は3週連続で東京なのである。)

佐藤B作&銀平親子によるユニット。で、福原さんが作・演出、という企画。銀平さん、わし、好きな俳優さんなのでその点もかなり気になるポイントだったのですが。
一言で言ってしまえば、超濃厚で圧倒されてしまった。福原ワールド大炸裂。いつも以上に冴えていた気がします。まぁ、ちょっと、父親役のイメージが田中角栄に似ていたせいなのか、少しだけ、猫ホテの過去作品に似た印象もあったけど、あれ、よく考えたら、潤色・演出は福原さんだった(笑)

正直言うと、元々役者が目当てのような感じだったので、福原作品とはいえ、当初は、その点については、それほど意識はしていなかったのだが、まさかまさかの戯曲クオリティで、結局のところ役者が強烈&戯曲も冴えてるで、そりゃあ、圧倒されちゃうよね、って感じだったわけです。

地元で圧倒的な存在である父親と、その息子と嫁との関係を通じて物語は展開していきます。父子については、元々の企画からしてこれを「あて書き」と言うのが適切かどうかはわからないが、でもやはり、この父子だからこそでる雰囲気みたいなものがあって、どこまでが筋書きで、どこまでが完全にアドリブなのかわからないところなんかも、まさにソレだったりして。

確かに舞台上のB作氏の存在は確かに圧倒的で、めっちゃくちゃギラギラしてたし、しかも駅前劇場だから客席と近くて、とんでもない圧だったのですが(笑)、それに対する息子の銀平氏も、自分からしてみればいつも通りのいい仕事してましたけど、まぁ、あのすさまじい圧に比べると、息子はまだまだ不安なところはあるかもしれないけど・・・。関係ないけど、前よりも体が鍛わっていた印象。やっぱりあれか、ボクサー役だからか?

安藤聖氏の仕事ぶりも実に素晴らしくて。てか、あのポジションにあの人いなかったら、絶対まとまってなかった(笑)しかも、もう少しクールな演技する印象があったんだけど、あんなに化粧っ気のない(?)感じの演技するんだ、という親子との対峙というわけではなくて、役者個人の演技も印象的だった。

とはいえ、ここまでは期待どおりといえば期待どおりだったのだが、この3人の役者に死ぬほど仕事をさせていた戯曲が、めちゃくちゃ面白いのである。よくもまぁ、あんな発想でてきますな(笑)
あの成り上がりの親父の設定も、シンプルかつキャッチーで、個人的には、作家の持ち味を堪能するには良い設定だと思っているのですが、ストレートながらもなかなかに歪んだ意味不明なストーリーと、秀逸なコピーの感覚に近い印象的な台詞と、あのスピード感。
これを、あの3人にやらせてたわけでしょ…? 
いっぱい笑ったし、ドキドキしたし、大変純粋な気持ちで舞台を楽しませてもらいました。

が、改めて振り返ってみると、あれ3人しか役者でてないんだよな・・・。なんかすげー芝居だったんだな・・・。

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東京No.1親子「あぶくしゃくりのブリガンテ」
2016年2月3日~14日
@下北沢駅前劇場

脚本・演出:福原充則
出演:佐藤B作、佐藤銀平、安藤 聖
美術:片平圭衣子 照明:河上賢一 音響:高塩 顕
衣裳:髙木阿友子 演出助手:入倉麻美 舞台監督:西廣 奏
宣伝美術:ナミヘイ 宣伝写真:露木聡子
劇団ロゴデザイン:野島敏光
制作:笠原健一
協力:オフィスボードビル 円企画 コムレイド ノックス
制作協力:プラグマックス&エンタテインメント 主催:東京No.1親子

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by yokusang_09 | 2016-02-12 23:03 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)

NYLON100℃「消失」@本多劇場

c0025481_1422796.jpg[ストーリー]
クリスマスの夜、パーティの計画を練る兄チャズ(大倉孝二)と弟スタンリー(みのすけ)。しかし、楽しい一夜になるはずが、ちょっとした誤算からその計画はもろくも崩れ去ってしまう。スタンリーが想いを寄せるスワンレイク(犬山イヌコ)、謎のヤミ医者ドーネン(三宅弘城)、兄弟の部屋を間借りしたいというネハムキン(松永玲子)、ガスの点検に来たと言うジャック(八嶋智人)。兄弟の家に集まった彼らの抱えていた「秘密」が彼らの心を離れた時、そこから生まれてくるすべての感情が彼らを破滅へと導いていく。破滅の先に彼らが見たものとは?ナイロン100℃が6名の精鋭キャストで臨むディストピア譚、11年の時を経て、オリジナルキャストでついに再演。(チラシより)


今年最後の観劇は、こちらの作品となりました。珍しく本多劇場の一番後ろの席で観劇だったのですが、新鮮でいいですね…。(いつも前の方が多いから)

パンフレットの中のインタビューで、小津でSF、という言葉があって、それで妙に納得してしまったのですが、確かにノリとしては小津でSF。まぁ、小津っぽさって、ケラ作品にはいつもある雰囲気ではあるのですが。
11年前の初演を観ていないので、自分の体験で比較することができないのですが、やはり再演ということもあってか、新作上演時に比べると深堀りしているというか、丁寧に作り込んでるなぁ、という印象。

ちなみに、初演のときよりも年齢設定を引き上げてあるのだそうです。当時は30代くらいの設定が、40代位に。その結果、あの閉鎖的空間における登場人物たちの(境遇を含めた)もの悲しさというか、良い意味での気持ち悪さみたいなものが鮮明になっていたし、そういった効果の結果だと思うのですが、いつもならもっと笑っちゃうようなところも、結果としてかなり抑制気味で、その分、戯曲の世界にグイグイ引き込まれていく感じでした。
いや、ほんとに3時間あっという間でしたからね。休憩前だけでも2時間くらいあって、ぶっちゃけ大してストーリー的に大きく動くようなところなかったのに(笑)、あっという間だったもん。びっくりしてまったよ。私的ナイロン史上最短の体感時間、といっても過言ではない(笑)

善人しかでてこない芝居、というフレコミでしたけど、確かに悪人は出てこないんですけど、それは各個人にとっての「善」でしかなくて、結果としてそれが何をもたらしたか、というところですかね・・・。それが、「最終戦争後」という世界と、最近の政情と重なるところが、またゾワゾワとさせるってことなんでしょうか。まぁ、こんなの正解なんてないと思うので、どう思っている人が多数なのかしらないけど・・・。
あとは、終わっていくこと、言うなれば「消失」に対する言いしれぬ不安かなぁ。
戯曲の中では、記憶や家といった具体的なものがどんどん「消失」していくけれど、それだけではなくて、もっと大きくて、しかし明言しにくい何か(それは、具体的なものの集合体なのかもしれない)がいつのまにやら「消失」していくことに対して、現実世界を生きる私たちが抱く不安感とリンクする部分があるような気がした。ただ、それをやっぱりどこか他人事目線で見ている自分もいるんだけど。

実にソリッドな良い作品で今年の観劇を締めくくることができてよかったです。

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NYLON100℃ 43rd SESSION
「消失」
2015年12月5日~27日 @本多劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二、みのすけ、三宅弘城、八嶋智人、松永玲子、犬山イヌコ
美術:島次郎  照明:関口裕二 音響:水越佳一 映像:上田大樹
衣裳:小原敏博  衣裳補:小林由香  ヘアメイク:宮内宏明(M’sfactory)
演出助手:相田剛志  舞台監督:宇佐美雅人(ショウツールズ)
声の出演:池谷のぶえ
宣伝美術:雨堤千砂子  宣伝写真:江隈麗志
宣伝ヘアメイク:山本絵里子、浅沼靖 宣伝衣装:村上利香  
プロデューサー:高橋典子
制作:川上美幸、青野華生子、北里美織子、川上雄一郎、仲谷正資、荒川ちはる
広報宣伝:米田律子  製作:北牧裕幸
協力:アクロスエンタテインメント、大人計画、オフィスPSC、シス・カンパニー、ダックスープ、マッシュ
企画・製作:シリーウオーク、キューブ  主催:キューブ

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by yokusang_09 | 2015-12-23 17:05 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

猫のホテル「高学歴娼婦と一行のボードレール」@こまばアゴラ劇場

c0025481_19172731.jpg年末はやっぱり猫ホテですよね。…って感じにここ数年確実になっている。
てなわけで、今回も猫ホテ。
実は柏在住時代、やむを得ない理由から前売券を買うという行為を極力避けていたため(当日精算狙い)、事前に劇団先行で前売を購入すると、劇団員からのメッセージ付きでチケットが届くという事実を知り感動するw
余談ですけど、何故当日精算狙いだったかというと、
仕事の都合上、直前になっていけなくなる可能性があったからです…。


東電OL殺人事件を題材にした今回の作品。
今回の劇場は駒場だから、これ、事件があったアパートって近くだよね。
皆様ご存じのとおり、結局この事件は未解決事件でございまして。そして、被害者の身元がメチャクチャ注目を集めた事件でございます。
こんな事件を題材にするっていうのは、ちょっと勇気がいるのかな、とも思った。(だって、色々詳しそうな人多くて、面倒っぽそうじゃない…)

が、作品について言えば、そんなことお構いなしに、メチャクチャカッコよかった。
いっぱい笑ったし、緊張したし、何より深さに圧倒。

元々、新作のためにしばらく続けていたリーディング公演を元にこの作品がつくられているそうで。そのためか、少しアンサンブル的な構造になっていて、5人の役者が、若干コロス的な感じで役をチェンジしたりするもんですから、それは極めて演劇的で楽しかったけれど、その分ちょっと難しかったところもあったかな…。

でも、個人的にはそのあたりのグチャグチャ具合も含めて、楽しかったというか。冒頭、おじ様たちのやり取りとかで思いっきり笑わせてもらったあと、ググッと「高学歴娼婦」の心の深淵と、その周辺に迫ってからの緊張感、というギャップとか、めちゃくちゃクールでした。堪らん。
一応、事件のことは知ってはいたのですが、その当時、別に東京でサラリーマンやっていたわけでもないので、正直「ふぅん」って程度ではあったんです。スキャンダラスな事件だな、と思っていたくらい。

でも、千葉さん世代にしてみれば、もっと想うところがあったのかな、と。
その想いが、もうそれは究極的には想像にしかならないのだろうけど、でもあの深さに繋がっているのかなぁ、なんて考えておりました。

劇中に、「雪崩よ、お前の雪崩の中に 俺をさらって行かないか。」(Avalanche, veux-tu m'emporter dans ta chute?)というボードレールの詩が出てくるのですが、この歳になってわかる気持ちもあって、まぁ、だからといって売春やろうとは思いませんが、でもあの虚しさや、淋しさや、やるせなさを見ていたら、どうやったら彼女を助けてやることが出来るのか、という気持ちになってくるのと同時に、実は誰でも「高学歴娼婦」になりうるのではないか、ということも頭をよぎり、そんなこんなで、いつのまにやら私も、自分の心の深淵を覗かされたような、そんな気分になってきたのでした。

いつもの猫ホテとちょっと違う、という意見があるみたいですが、わたしゃ別にいつもの猫ホテでしたけどね。。。ただ、今回はスタッフワークが、実にカッコ良かった。特に衣装。あれだけ着せておいて、実は匿名だし、実はミニマムだし、ってカッコよすぎるよ!大好きでした。

結局のところ、全部好きだったなぁ。
今回の芝居も。

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猫のホテル 「高学歴娼婦と一行のボードレール」
2015年12月10日~17日 
@こまばアゴラ劇場

作・演出:千葉雅子
出演:森田ガンツ、市川しんぺー、佐藤真弓、村上航、千葉雅子
日替わり出演:小川菜摘、平田敦子、中村まこと
美術:原田愛  美術補:岩本三玲  照明:加藤泉
演奏:森まんぽー  舞台監督:藤田有紀彦、土居歩 演出助手:渡邊千穂
宣伝美術:犬川ヒロ  宣伝イラスト:香川尚子  制作助手:中村優衣
制作:大橋さつき  芸術監督:平田オリザ
技術協力:鈴木健介(アゴラ企画)
制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
企画製作:猫のホテル、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

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by yokusang_09 | 2015-12-12 22:11 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

パルコプロデュース「レミング」@東京芸術劇場プレイハウス

c0025481_1354874.jpg【あらすじ】
東京都品川区五反田本町二丁目一番七号、幸荘十号室。
コック見習いのタロ(溝端淳平)とジロ(柄本時生)、畳の下にはタロの母親(麿赤兒)が潜む下宿屋の仕切り壁が忽然と消えた!
修理を依頼しても、大家は何故か下宿屋の存在そのものを否定する。
壁のなくなった部屋には、次々に奇妙な訪問者が入り込んでくる。
30年以上も同じ映画を撮り続けているという撮影隊と往年の大女優(霧矢大夢)、患者、囚人たち…。
部屋に“都市”が流れ込んでくる。
夢か現実か?目眩くシーンの連鎖。
壁が消えた世界で、タロとジロは何処へ行くのか…?


実は名古屋公演はスケジュール的に厳しいかもしれなかったので、おなじみの東京で。

パルコプロデュースなのですが、キャパシティの関係で、今回は芸劇なのだそう。一昨年の上演時には全然チケットにありつけなかったので、今回は結構楽しみにしておりました。だって、松本雄吉と天野天街の共同台本なんだよー。

ちなみに、地下のシアターイーストでは、「書を捨てよ、街へ出よう」を上演していて、両方のチケットを持っていると、それぞれパンフレットがもらえるという企画があり、両方観に行った自分は無料でパンフレットをゲット。ありがたかったです。こういうの嬉しいね。

とりあえず、難解だということだけは覚悟していたので、あらすじだけは頭に入れていったのですが、正解でしたね・・・。ただ、維新派や少年王者舘の芝居を観たことがあれば、割となんなく入ってくると思います。自分はよく知らんのですが、話の筋は原作とほぼ同じらしいのですが、どうみても松本演出というところと、どうみても天野台本というところがちょいちょいあって楽しいw
まぁ、維新派的な芝居を、商業ベースに乗せたって感じだと言ってしまえば、そういう感じです。

松本雄吉は、これまでの作品の中でも都市というものを扱ってきていているわけですが、「レミング」も同様に、都市というものが一つのテーマになっているわけで、そういう点で言えば、昨年大阪で観た維新派の作品にちょっと近いモノがあって、それで結構スルッと観れちゃった部分は大きいかもしれない。(勘違いだとしても、まぁ、結果オーライと言うことで許してw)

都市という巨大な存在に集う人々の個々人の人生の小ささと、都市という存在そのものが人々の夢やら幻想やらの上に建つ楼閣のような不確かさ。寺山はそれをひっかき回して突き詰めていたのだと思うんですけど、隣の家との壁がなくなるという現象をきっかけに、まるで変な夢でも見ているかのように、ぐちゃぐちゃに物事が展開していくのは、心地いいというかなんというか。

実はコロスみたいなところに、ごまのはえさんが出てたりとか、ちょっとよくわからないところもあったんですけど(笑)、キャストは概ねよかったです。
なにより、影山影子を元宝塚にしたのは正解だったと思う。階段で芝居してるの誰よりも似合ってたし(笑)あとは、麿さん。頭しか出てないシーンが多かったけど、それでも存在感がハンパなくて、めちゃ仕事してました。てか、メインどころの4人の役者、それぞれ個性がはっきりしていて、それが不思議とあの芝居(というか演出?)にはまっていて、なんかその辺りも楽しかった。

以上。

--------------------------------------------------------------------------
パルコプロデュース 「レミング」
(東京公演)2015年12月6日~20日
@東京芸術劇場プレイハウス

作:寺山修司
上演台本:松本雄吉(維新派)/天野天街(少年王者館)
演出:松本雄吉(維新派)
出演:溝端淳平、柄本時生、霧矢大夢、麿赤兒、花井貴佑介、廻飛呂男、浅野彰一 
柳内佑介、金子仁司、ごまのはえ、奈良坂潤紀、岩永徹也、奈良京蔵
占部房子、青葉市子、金子紗里、髙安智実、笹野鈴々音、山口惠子、浅場万矢、秋月三佳
音楽:内橋和久 美術:林田裕至 照明:吉本有輝子 音響:佐藤日出夫
衣裳:堂本教子 ヘアメイク:西岡達也 振付:金子仁司/広崎うらん
歌唱指導:伊藤和美 演出助手:石内詠子 舞台監督:大田和司
宣伝美術・絵:東 學 宣伝写真:渞 忠之 宣伝衣裳:立花文乃 宣伝:吉田プロモーション
プロデューサー:笹目浩之/祖父江友秀/田中希世子 制作:池邉里枝 製作:井上 肇
企画・制作=パルコ/ポスターハリス・カンパニー 協力=テラヤマ・ワールド/維新派 製作:パルコ

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by yokusang_09 | 2015-12-12 17:39 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

はえぎわ「ゴードンとドーソン ~妻と夫と虎の夢~」@シアタートラム

c0025481_1394086.jpg東京勤務時代の同僚の結婚式で上京する機会がありまして。
いや、美男美女カップルの結婚式って、こんなにも華やかなのか!と、感動しました(笑)それに、東京勤務時代の同僚や上司にも久しぶりに会えて嬉しかったです。なんか、幸せのお裾分けもらった気分。
とはいえ、次に結婚式を挙げるのは私、ということではありませんがw

さて、その上京ついでに、ちょっと久しぶりに東京で観劇。
はえぎわの新作です。

いつもとちょっと違うことやっている、みたいな触れ込みだったのですが、なんとなく物語の設定とかがそんな感じなんだろうか・・・くらいには思いましたけど、そんなにいっぱい観てないからわからんw
でも、去年観た芝居と、根っこ(?)は共通するモノを感じましたけど。
9月に観た芝居が30代の情熱を見せていたのだとしたら、今回は、気づいてしまった中年の憂鬱、ってところなんでしょうか・・・。まぁ、色々と哀愁に満ちた台詞があったので、間違ってはいないはず。
実は私、最近アラサーの域を脱してしまい、それなりには落ち着いてきたとは思いつつも、20代前半からののノリが継続している部分も大いにあり、このまま中年に向けて、どうなってしまうんだろうか、モヤモヤ…。みたいなことを考えていたりするんですね。
私以外の人間には、知ったこっちゃないと思いますけど。

何となく、そんなような気持ちが、あの一癖ある夫婦を通じて描かれていたのかな、と。「あるある!」みたいな気持ちになるには、私は多分まだ早いんですけど(笑)
でも、歳くったからって人間の中身なんてそんなに変わるわけじゃねーし、結局は社会的な作用も含めて、その人はその人でしかないわなぁ、って感じですかね。そんなことの、ノゾエさん始め出演者達の、主張というよりは自己確認的な印象を受けました。

それにしても、なんか、改めて気づいたらオッサンオバサンだらけだったなw 
でも、その平均年齢高めのメンバーがまたみんないい味出すんですよ。特に夫婦役の二人。愛に満ちあふれてました。でも、ただ愛に満ちあふれて~ってノリの芝居かというと、「虎を見ませんでしたか?」と、別役実を思い出させるような場面があったり、(内容がはっきり思い出せないけど、昔観た「天神さまのほそ道」の記憶と断片的に重なった)、あとは、イヨネスコの「椅子」なんかも思い出しちゃったりして、そういう要素が、いい引締め(っていうのか?)になっていたような。

なんつーか、観たあと、少し肩の力が抜けてほっこりした気持ちになる作品でした。あー、その辺は、前回とはまたちょっと違うのかなぁ。(少なくとも去年の作品を見たときとはちょっと違う気持ちだったですけど)

毎度のことながら適当に思いつくまま書いてしまった・・・。以上。

--------------------------------------------------------------------------
はえぎわ 「ゴードンとドーソン Gordon&Dawson ~妻と夫と虎の夢~」
2015年10月23日~11月1日 @シアタートラム

作・演出 ノゾエ征爾
出演:井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、村木仁、家納ジュンコ、踊り子あり、
    川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエ征爾
舞台監督:田中翼  舞台美術:長田佳代子  音響:井上直裕 (atSound)
照明:伊藤孝(ARTCORE)  衣裳:山本有子(ミシンロックス)  ドラマターグ:斎藤拓(青年団)
演出助手:松森モヘー、堀田夏美  
宣伝美術:成田久(キュキュキュカンパニー)、高橋秀彰(プロトデザイン)  宣伝写真:森恒河
モデル:岸井ゆきの、田中馨  宣伝ヘアメイク:新城輝昌  印刷:凸版印刷
WEBデザイン:朝日太一  票券:鈴木ちなを  制作:桑澤恵、リトル・ジャイアンツ
協力:ヴィレッヂ、エスアーティスト、オフィスⅢ’s、krei inc.、MY promotion、吉住モータース、
助成:芸術文化振興基金  
提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター  後援:世田谷区
企画・主催:はえぎわ

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by yokusang_09 | 2015-10-25 17:22 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


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