ウチの近くの秋


左:ウチの近くの柿の木。渋柿。多分、鳥が啄む用。…なわけねぇか。
右:でかすぎるサツマイモ。比較のために煙草のハコを置いてみた(w
でも、段々と、中央アルプスのふもとには冬の足音が近づいとる。
多分、そろそろ、クルマの窓ガラスが凍り始めそうだがね。。。
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by yokusang_09
| 2006-10-30 00:02
| ギフもええよ。
|
Comments(4)
飲んだくれた翌日は、阿寺温泉でデトックス。
土曜日は、夜の8時半から2時半くらいまで、
高校クラスメイト(男子)2名と飲んだくれてとりまして。
高校時代は、41人中8人しか男子がおらんかったのに、
あんまし親しくしとらんかったんだわ…。で、卒業してから、よく遊ぶようになった。
ちょっと久しぶりに会ったもんだで、まー喋りっからきゃーてまって(w
ほんでもって、熱燗とビールを交互にグビグビやっとったんだわー。一人で。
(おれが一番アルコールに強かったもんで。。。てかまっと飲めたなぁ。)
翌日…
二日酔いなんてしーせんけど、なんか、こう毒素が溜まっとる感じがしたもんで、
クルマを30分ほど走らせて、温泉に毒出しに行ってきた☆
(注:アルコールは完全に抜けとるでね。)
ここ ↓
フォレスパ木曽

(写真もフォレスパ木曽HPより拝借しました。)
いっつも行くのは、南木曽温泉なんだけど、南木曽温泉って妻籠から結構登ってかんと
かんがんね。ほんなんだったら、たまにゃ大桑村(てか、野尻)もええがーん。とか思って。
国道19号からちょっと外れたところで、木曽川渡らんとかんし、
若干わかりにくいでかしらんけど、人も少なめ。
プールも併設されとるもんでかしらんけど、お風呂も小さめ。
風呂が小さいのはアレだでかんけど、人が少なめなのは嬉しいがんね。
なんか、地元の人が多いっぽい。
(やっぱふるさと創生資金で作ったんかしらん。)
ほんで、なんでも美人になれる湯らしーんだわぁ。
露天風呂入って、試供品の、古い角質がポロポロとれるジェルでマッサージして、
これまた試供品の炭洗顔で顔洗って、またどべりんちょ~っと湯船につかって終了。
最近、首元に吹き出物が出来とったもんで、これでもかっ!ってくらいに
ペチペチ湯をつけといたった(w
ちなみに、露天風呂からは、中央アルプスの山々が丸見えだがんね。当り前だけど。
なんてったって、「木曽路はすべて山の中である」だでね。
やっぱ、木曽谷ってええとこだわぁ。
阿寺渓谷とか、柿其渓谷とか近いもんだで、これからの時期ええかもせん☆
入場料は800円。多分、大桑村の道の駅に割引券があるんじゃにゃーの、という予想。
高校クラスメイト(男子)2名と飲んだくれてとりまして。
高校時代は、41人中8人しか男子がおらんかったのに、
あんまし親しくしとらんかったんだわ…。で、卒業してから、よく遊ぶようになった。
ちょっと久しぶりに会ったもんだで、まー喋りっからきゃーてまって(w
ほんでもって、熱燗とビールを交互にグビグビやっとったんだわー。一人で。
(おれが一番アルコールに強かったもんで。。。てかまっと飲めたなぁ。)
翌日…
二日酔いなんてしーせんけど、なんか、こう毒素が溜まっとる感じがしたもんで、
クルマを30分ほど走らせて、温泉に毒出しに行ってきた☆
(注:アルコールは完全に抜けとるでね。)
ここ ↓
フォレスパ木曽

(写真もフォレスパ木曽HPより拝借しました。)
いっつも行くのは、南木曽温泉なんだけど、南木曽温泉って妻籠から結構登ってかんと
かんがんね。ほんなんだったら、たまにゃ大桑村(てか、野尻)もええがーん。とか思って。
国道19号からちょっと外れたところで、木曽川渡らんとかんし、
若干わかりにくいでかしらんけど、人も少なめ。
プールも併設されとるもんでかしらんけど、お風呂も小さめ。
風呂が小さいのはアレだでかんけど、人が少なめなのは嬉しいがんね。
なんか、地元の人が多いっぽい。
(やっぱふるさと創生資金で作ったんかしらん。)
ほんで、なんでも美人になれる湯らしーんだわぁ。
露天風呂入って、試供品の、古い角質がポロポロとれるジェルでマッサージして、
これまた試供品の炭洗顔で顔洗って、またどべりんちょ~っと湯船につかって終了。
最近、首元に吹き出物が出来とったもんで、これでもかっ!ってくらいに
ペチペチ湯をつけといたった(w
ちなみに、露天風呂からは、中央アルプスの山々が丸見えだがんね。当り前だけど。
なんてったって、「木曽路はすべて山の中である」だでね。
やっぱ、木曽谷ってええとこだわぁ。
阿寺渓谷とか、柿其渓谷とか近いもんだで、これからの時期ええかもせん☆
入場料は800円。多分、大桑村の道の駅に割引券があるんじゃにゃーの、という予想。
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by yokusang_09
| 2006-10-29 22:44
| ナガノの近く。
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Comments(4)
二兎社「書く女」@名鉄ホール
●ちょこっとだけネタバレしてるかもしれません(本人意識ナシ)●
えー、週の真ん中に、仕事を休んで行ってまいりました。
何で仕事を休んでまで行ってまうことになったのかは、
よぉわからんけど、今週はまた気持ちが空回って、
なんか身体がダルかったからちょうどよかったかもせん。
…でも、きっと筒井道隆がそうさせたんだと思うの!(w
日本初の女性職業作家・樋口一葉の半生を描いた作品。
ホントにそんだけの話だがね。
まーちょっと細かく説明すると、
樋口一葉が、小説を書こうと決意して、
半井桃水のところに弟子入りするところから、
死ぬ間際までを描いとる。
「平日・マチネのみ・名鉄ホール」って時点で、一体どこにターゲットを絞っとるんだ?
って感じだったんだが…。(愛知県内は、長久手と知立でも公演があるんもんで?)
樋口一葉って、文学史の授業とか、「国語便覧」とかで、んまーそれはそれは
悲惨な極貧生活を送っとりましたー、みたいな感じに扱われとるような気がしますが、
このお芝居では、そんなに悲惨には描かれとらんかったです。(当り前か。)
どえらい優しいタッチで描かれとります。
半抽象の舞台装置の雰囲気とも調和が取れとって、老若男女にウケる感じになっとった。
あのー、学校で行く「芸術鑑賞」ってヤツには間違いなくウッテツケだで!
何か、久しぶりにこういう感じの芝居を観たかもしんない。
(だいたい今まで、不条理だのナンセンスだの悲劇だの、そんなのばっかしだでね...)
ワタクシ、永井愛の作品って見たことがないもんで、あんまり「永井さんらしい」とか
言えれーせんでかんのだけど、確かに樋口一葉という登場人物の心理描写は
よく表現されとったと思った。
鈍感なワタクシでさえ、なんかキュンキュンしてまったでよー(w
特に、師匠の半井桃水への恋心を、心の内に秘めて、んで、それを「厭う恋」として、
小説を書くことでアウトプットしていく様は、結構心打たれるもんがあったがんね。
ほんで、それを演じる役者陣もステキなんだわー。
寺島しのぶ&筒井道隆だからこそ、この戯曲が活きたんだろーなぁ。とか思ったりして。
てか、筒井道隆よかったわぁ。相変わらず。
正直、この舞台に関しては、何でかしらんけど、ちょっと感想が書きにくかった。
今まで、どろろ~んって感じの芝居ばっかしだったもんで、こういうサッパリ味が
久々でちょっと衝撃的だった…のかも。
それにしても、「厭う恋」かぁ。 …ふぅん。
***********************************
二兎社「書く女」 (名古屋公演)
2006年10月25日@名鉄ホール
作・演出:永井愛
出演:寺島しのぶ、筒井道隆、八木昌子、小山萌子、石村実伽、粟田麗、江口敦子、
小澤英恵、向井孝成、中上雅巳、杉山英之、細貝弘二
美術:太田創 照明:中川隆一 音響:市来邦比古
衣裳:竹原典子 舞台監督:三上司 宣伝美術:マッチアンドカンパニー
宣伝写真:今井智己 ウェブデザイン:板澤一樹、貝嶋一哉
制作:弘雅美、安藤ゆか、早船歌江子
二兎社うぇぶ

何で仕事を休んでまで行ってまうことになったのかは、
よぉわからんけど、今週はまた気持ちが空回って、
なんか身体がダルかったからちょうどよかったかもせん。
…でも、きっと筒井道隆がそうさせたんだと思うの!(w
日本初の女性職業作家・樋口一葉の半生を描いた作品。
ホントにそんだけの話だがね。
まーちょっと細かく説明すると、
樋口一葉が、小説を書こうと決意して、
半井桃水のところに弟子入りするところから、
死ぬ間際までを描いとる。
「平日・マチネのみ・名鉄ホール」って時点で、一体どこにターゲットを絞っとるんだ?
って感じだったんだが…。(愛知県内は、長久手と知立でも公演があるんもんで?)
樋口一葉って、文学史の授業とか、「国語便覧」とかで、んまーそれはそれは
悲惨な極貧生活を送っとりましたー、みたいな感じに扱われとるような気がしますが、
このお芝居では、そんなに悲惨には描かれとらんかったです。(当り前か。)
どえらい優しいタッチで描かれとります。
半抽象の舞台装置の雰囲気とも調和が取れとって、老若男女にウケる感じになっとった。
あのー、学校で行く「芸術鑑賞」ってヤツには間違いなくウッテツケだで!
何か、久しぶりにこういう感じの芝居を観たかもしんない。
(だいたい今まで、不条理だのナンセンスだの悲劇だの、そんなのばっかしだでね...)
ワタクシ、永井愛の作品って見たことがないもんで、あんまり「永井さんらしい」とか
言えれーせんでかんのだけど、確かに樋口一葉という登場人物の心理描写は
よく表現されとったと思った。
鈍感なワタクシでさえ、なんかキュンキュンしてまったでよー(w
特に、師匠の半井桃水への恋心を、心の内に秘めて、んで、それを「厭う恋」として、
小説を書くことでアウトプットしていく様は、結構心打たれるもんがあったがんね。
ほんで、それを演じる役者陣もステキなんだわー。
寺島しのぶ&筒井道隆だからこそ、この戯曲が活きたんだろーなぁ。とか思ったりして。
てか、筒井道隆よかったわぁ。相変わらず。
正直、この舞台に関しては、何でかしらんけど、ちょっと感想が書きにくかった。
今まで、どろろ~んって感じの芝居ばっかしだったもんで、こういうサッパリ味が
久々でちょっと衝撃的だった…のかも。
それにしても、「厭う恋」かぁ。 …ふぅん。
***********************************
二兎社「書く女」 (名古屋公演)
2006年10月25日@名鉄ホール
作・演出:永井愛
出演:寺島しのぶ、筒井道隆、八木昌子、小山萌子、石村実伽、粟田麗、江口敦子、
小澤英恵、向井孝成、中上雅巳、杉山英之、細貝弘二
美術:太田創 照明:中川隆一 音響:市来邦比古
衣裳:竹原典子 舞台監督:三上司 宣伝美術:マッチアンドカンパニー
宣伝写真:今井智己 ウェブデザイン:板澤一樹、貝嶋一哉
制作:弘雅美、安藤ゆか、早船歌江子
二兎社うぇぶ
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by yokusang_09
| 2006-10-26 01:05
| 芝居を観てきた2006
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Comments(2)
栗きんとんのおつかい

この時期、毎年必ず誰かに頼まれるがんね。
「お金は払うから栗きんとん買ってきて」って。
今年は上司から、松月堂の指定を受けたもんで、お出かけ前にひょいと購入。
味のレポはないでね。
(おつかいだで、開封してまったらかんがね!)
ちなみに箱に挟まっとるのは、レシート(笑)
松月堂は、今は限定生産の栗蒸し羊羹がオススメらしいでよ。
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by yokusang_09
| 2006-10-22 23:59
| ギフもええよ。
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Comments(10)
「オレステス」@愛知厚生年金会館
●ネタバレしとるでよ●
【あらすじ】
父アガメムトンを殺した実の母親クリュタイムネストラを殺し、仇討ちを果たしたオレステスは、姉エレクトラの看病もむなしく、正気と錯乱を繰り返して衰弱していった。町ではアルゴス人たちが母殺しの姉弟の処刑方法を投票で決めようとしている。ヘレネの巻き起こしたトロイア戦争から帰国したメネラオスに助けを求めるが、居合わせた祖父のテュンダレオスにもののしられ、二人は悲嘆にくれる。死刑が確定したという知らせを聞き、怒りと絶望の果てにエレクトラは、恐ろしい計画を思いつく。今や唯一の味方、母殺しにも手を貸してくれた親友ピュラデスとともにオレステスは計画を実行に移すが・・・。
でら端的に説明すると、報復の連鎖がお題になっとるハナシだがね。
今年、2回目の蜷川演出作品。
ましてや、あんた、あの藤原竜也が出るってゆーんだったら、
こらぁ、いっぺんは観とかなかんがー!というわけで、行ってきてまったわよ。
舞台上には、こないだと同じ半円状の、ででーんとそびえる灰色の壁。
また、あっちこっちから、パカパカと壁を開けて役者が出てくるんだろーなぁ。
と、思っとったら、確かにそうだったけど、案外使われとらんかった。
今回の舞台は、終始驚きまくりだった。(特に、名古屋のホールで、ってのも大きい)
まず、いきなり、舞台上で大雨が降った。勿論、ホンモノの水。じゃじゃぶりだがね。
そんな中を、エレクトラ(中島朋子)が、自分達兄弟に降りかかった不幸を嘆き叫ぶ。
おぉ~、悲劇感倍増だがー!…ときどき雨音に声がかき消され気味だったのは、
仕方がないってか、自分は嫌いじゃなかったけど。(どうやら賛否両論みたいだが。)
その後も、黒装束の16人の未亡人(?)の動きや、名古屋の劇場じゃ珍しい松明や、
藤原竜也のセクシー衣装(笑)に驚きつつ、緊迫感あふれる舞台にどんどん
引き込まれてっとったんだが、最後で、まー、ホントにびっくらこいた。
(そーいえば、緊迫感ってことに関しては、2時間15分くらいにまとめてあったのがデカイかも。)
あらすじにある「恐ろしい計画」ってのは、実は叔母の殺害&その娘を人質にして、
自分達の死刑を取り消せと訴えることなのだが、
そんな感じで、報復だの殺人だのと、不幸な出来事の連鎖が極みまできたところで、
急に、神が登場して、「えいやっ!」と言わんばかりのご都合主義&力技で
この事態が一気に解消されてまうんだがね。
他の人の感想を読んどると、この半ば反則技に等しい、でらめちゃ急な展開に
「しょえー」と思った、みたいなことを言っとらっせるんだが、自分としては、
ストーリー自体じゃねぁあて、このシーンの演出に「しょえ~」って感じだったがんね。
だって、エコーの効いたマイクを通じた声(姿見えず)&いたってシンプルなピンスポで
フラフラと役者を照らしとる、ってだけなんだて!
あとは、さりげなくワイヤーアクションがあったけどよぉ(笑)
あれまで、雨降るわ、スモークが妙な位置から焚かれたり、
結構度肝を抜かれる演出効果&あの緊迫感あふれるストーリー展開だったのに、
最後の最後に、「何この安さ」!みたいな。
残念ながら、この時点で、これまでの感動の蓄積が20%減だったがんね…。
あ、それと、ホントの最後にもサプライズが。
舞台でラストの台詞が吐かれた直後に、アメリカ国歌が流れて、
ほんでもって、客席に黒子が現れて、ぶわ~っ!と、白い紙を撒き散らしたんだわ。
(しかし、これに気をとられて、最後の台詞が聞き取れーせんかった...)
そこには、アメリカ・レバノン・イスラエル・パレスチナの国旗と国歌が印刷されとった。
この話の大きな流れのひとつにある「報復・復習の連鎖」ってヤツを今日の世界情勢に
てらしとるわけだがね。…「オイル」?とか思ったのは内緒だで(笑)
まま、なんか最後の最後で、
ある種の失速を見せられたような気がした舞台だったが(苦笑)、
自分としては、S席10,000円(今年最高額!)の価値はあったと思っとる。へへ~。
*そういえば、名古屋の小劇場出身の女優さんが出演しとらした。吃驚☆
*******************************
「オレステス」(名古屋公演)
2006年10月21日(土)~24日(火) @愛知厚生年金会館
作:エウリピデス
翻訳:山形治江
演出:蜷川幸雄
出演:藤原竜也・中嶋朋子・北村有起哉・吉田鋼太郎
香寿たつき・横田栄司・田村真・前川遙子・寺泉憲・瑳川哲朗
市川夏江・江幡洋子・井上夏葉・羽子田洋子・難波真奈美・今井あずさ・栗田愛巳
松坂早苗・江間みずき・さじえりな・植木彩子・成澤希見子
額田麻椰・村田京子・茂手木桜子 ほか
美術:中越司 照明:原田保 衣裳:小峰リリー 音響:井上正弘
ヘアメイク:佐藤裕子 音楽:池上知嘉子 演出助手:井上尊晶・石丸さち子
舞台監督:芳谷研 宣伝美術:アタマトテ・インターナショナル 宣伝写真:西村淳
提携:Bunkamura 企画制作:ホリプロ
今後の観劇計画

父アガメムトンを殺した実の母親クリュタイムネストラを殺し、仇討ちを果たしたオレステスは、姉エレクトラの看病もむなしく、正気と錯乱を繰り返して衰弱していった。町ではアルゴス人たちが母殺しの姉弟の処刑方法を投票で決めようとしている。ヘレネの巻き起こしたトロイア戦争から帰国したメネラオスに助けを求めるが、居合わせた祖父のテュンダレオスにもののしられ、二人は悲嘆にくれる。死刑が確定したという知らせを聞き、怒りと絶望の果てにエレクトラは、恐ろしい計画を思いつく。今や唯一の味方、母殺しにも手を貸してくれた親友ピュラデスとともにオレステスは計画を実行に移すが・・・。
でら端的に説明すると、報復の連鎖がお題になっとるハナシだがね。
今年、2回目の蜷川演出作品。
ましてや、あんた、あの藤原竜也が出るってゆーんだったら、
こらぁ、いっぺんは観とかなかんがー!というわけで、行ってきてまったわよ。
舞台上には、こないだと同じ半円状の、ででーんとそびえる灰色の壁。
また、あっちこっちから、パカパカと壁を開けて役者が出てくるんだろーなぁ。
と、思っとったら、確かにそうだったけど、案外使われとらんかった。
今回の舞台は、終始驚きまくりだった。(特に、名古屋のホールで、ってのも大きい)
まず、いきなり、舞台上で大雨が降った。勿論、ホンモノの水。じゃじゃぶりだがね。
そんな中を、エレクトラ(中島朋子)が、自分達兄弟に降りかかった不幸を嘆き叫ぶ。
おぉ~、悲劇感倍増だがー!…ときどき雨音に声がかき消され気味だったのは、
仕方がないってか、自分は嫌いじゃなかったけど。(どうやら賛否両論みたいだが。)
その後も、黒装束の16人の未亡人(?)の動きや、名古屋の劇場じゃ珍しい松明や、
藤原竜也のセクシー衣装(笑)に驚きつつ、緊迫感あふれる舞台にどんどん
引き込まれてっとったんだが、最後で、まー、ホントにびっくらこいた。
(そーいえば、緊迫感ってことに関しては、2時間15分くらいにまとめてあったのがデカイかも。)
あらすじにある「恐ろしい計画」ってのは、実は叔母の殺害&その娘を人質にして、
自分達の死刑を取り消せと訴えることなのだが、
そんな感じで、報復だの殺人だのと、不幸な出来事の連鎖が極みまできたところで、
急に、神が登場して、「えいやっ!」と言わんばかりのご都合主義&力技で
この事態が一気に解消されてまうんだがね。
他の人の感想を読んどると、この半ば反則技に等しい、でらめちゃ急な展開に
「しょえー」と思った、みたいなことを言っとらっせるんだが、自分としては、
ストーリー自体じゃねぁあて、このシーンの演出に「しょえ~」って感じだったがんね。
だって、エコーの効いたマイクを通じた声(姿見えず)&いたってシンプルなピンスポで
フラフラと役者を照らしとる、ってだけなんだて!
あとは、さりげなくワイヤーアクションがあったけどよぉ(笑)
あれまで、雨降るわ、スモークが妙な位置から焚かれたり、
結構度肝を抜かれる演出効果&あの緊迫感あふれるストーリー展開だったのに、
最後の最後に、「何この安さ」!みたいな。
残念ながら、この時点で、これまでの感動の蓄積が20%減だったがんね…。
あ、それと、ホントの最後にもサプライズが。
舞台でラストの台詞が吐かれた直後に、アメリカ国歌が流れて、
ほんでもって、客席に黒子が現れて、ぶわ~っ!と、白い紙を撒き散らしたんだわ。
(しかし、これに気をとられて、最後の台詞が聞き取れーせんかった...)
そこには、アメリカ・レバノン・イスラエル・パレスチナの国旗と国歌が印刷されとった。
この話の大きな流れのひとつにある「報復・復習の連鎖」ってヤツを今日の世界情勢に
てらしとるわけだがね。…「オイル」?とか思ったのは内緒だで(笑)
まま、なんか最後の最後で、
ある種の失速を見せられたような気がした舞台だったが(苦笑)、
自分としては、S席10,000円(今年最高額!)の価値はあったと思っとる。へへ~。
*そういえば、名古屋の小劇場出身の女優さんが出演しとらした。吃驚☆
*******************************
「オレステス」(名古屋公演)
2006年10月21日(土)~24日(火) @愛知厚生年金会館
作:エウリピデス
翻訳:山形治江
演出:蜷川幸雄
出演:藤原竜也・中嶋朋子・北村有起哉・吉田鋼太郎
香寿たつき・横田栄司・田村真・前川遙子・寺泉憲・瑳川哲朗
市川夏江・江幡洋子・井上夏葉・羽子田洋子・難波真奈美・今井あずさ・栗田愛巳
松坂早苗・江間みずき・さじえりな・植木彩子・成澤希見子
額田麻椰・村田京子・茂手木桜子 ほか
美術:中越司 照明:原田保 衣裳:小峰リリー 音響:井上正弘
ヘアメイク:佐藤裕子 音楽:池上知嘉子 演出助手:井上尊晶・石丸さち子
舞台監督:芳谷研 宣伝美術:アタマトテ・インターナショナル 宣伝写真:西村淳
提携:Bunkamura 企画制作:ホリプロ
今後の観劇計画
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by yokusang_09
| 2006-10-22 21:25
| 芝居を観てきた2006
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Comments(2)
りんくうタウン遠征



関空の対岸、りんくうタウンにある「りんくうプレミアムアウトレット」へ
友達と行ってきたんだわー。
初めて大阪市内脱出&南海電車に興奮(w
まぁ、「プレミアムアウトレット」は、我が家からちょいと行った土岐にもあるんだが、
しかも、最近、ショップが増えて、リニューアルとか何とか言っとったんだが、
あえて、りんくうタウン遠征なんだがね。(お友達が行きたがっとったで、なんだけど。)
確かに、土岐にはないショップがよーけあった。
(アーバンリサーチとか、ズッカとか、ツモリとか、アローズとか、トゥモローランドとか…)
友達が、アウトレット敷地内に入った瞬間から、でらテンションが上がってまっとって、
ちょっとついてけれーせんかったもんで(笑)、時間を決めて別々に行動することに。
本当は、ソールの薄いスニーカー(例えばオニツカタイガーみたいなタイプ)を
探しとったんだけど、全くあれせんかったもんだで、急遽白シャツ探しに変更。
テキトーに入った「ジュンメン」で、10,000円が3,000円になっとったいい感じのを
見つけてまったもんだで、お買い上げー。でらお値打ちだがね。(写真右)
(つーか、ここで決断しーせんかったら、危うく関空まで来て、手ぶらで帰る羽目になるところだったがんね…)
その後、友達と再合流したんだけど、その時点で、ツレがなんと10万に迫る勢いで
買い物しとることが判明し(!)、触発されたワタクシは、ナイキショップで
職場で履くサンダルとジムで着るTシャツ(合計3,000円)をお買い上げてまったわけ
なんだがねーw(ほんでも、結局3,000円なんだが。)
で、その後は難波に戻り、心斎橋のトゥモローランドで、
アウトレットじゃなくて、通常価格の、ボルドー色のニットをお買い上げ。
しかも、名古屋店では使えれーせんポイントカードも作ってまった(w
…そういう子なんだて、オレは。
(まま、心斎橋トゥモローでお買い上げることに意義があったんだてー。ある意味。)
ほんでも、まー、何だかんだで大満足の一日だったがー。
(ちなみに、クツは、ドラゴンズ日本一セールに期待して、しばし保留。)
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by yokusang_09
| 2006-10-22 01:46
| たびにでたがね。
|
Comments(6)
電球無料配布@伏見


10月21日は「あかりの日」らしーわ。
伏見のでんきの科学館周辺で、電球を配っとったもんで、もらってきてまった。
さすが中電。と思ったけど、関係あるんかしらん…。
それと、できれば、豆電球がよかったんだけど。
(まーひゃあ1年くらい切れたまんまだで。
まーヤラシイことする相手もおれせんでええかもせんけど。)
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by yokusang_09
| 2006-10-21 01:35
| 探検・発見@ナゴヤ
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Comments(6)
「フラガール」@伏見ミリオン座
昨日今日と、名古屋まつりだったけど、
そんなことはまったく関係なく、久し振りに映画観た。
「フラガール」。
お友達曰く、「ハンカチ必須」らしいんだが…。
不覚にも、(つーかキャラになく)ちょっと泣いてまったがー!
(まぁ、お湿りレベルを少し超える位…)
「炭坑の閉山で活気を失った町の再生を期して計画されたレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”(現・スパリゾートハワイアンズ)誕生にまつわる感動秘話を映画化したハートフル・ストーリー。施設の目玉となるフラダンスを教えるため東京から呼び寄せられたダンス教師と地元の炭坑娘たちとの葛藤と心の成長を描く。主演は「子ぎつねヘレン」の松雪泰子、共演に蒼井優、山崎静代。監督は「69 sixty nine」の李相日。3ヵ月の猛特訓を積んだという出演者たち自らが披露する迫真のフラダンス・シーンも見どころ。」(allcinema onlineより)
はっきり言って、「挑戦モノ」の典型的なストーリー展開。でらおベタだがね。
(「挑戦モノ」の例:ウォーターボーイズ)
観なくても、上の引用した解説を2行読んだだけで、大まかな流れは押さえてまえる(w
最近の邦画に多そうなパターン…か?
けど、ハマってまったてー。悔しいぐれぁに。
なんか、むしろこの直球具合にヤラれまったて。
中途半端なテレビドラマ的ノリの無さ、ってのも個人的には大きな要素だったけど。
(今回の配給にはテレビ局の名前がなかった…はず。シネカノン、とあった。)
んで、また60年代の東北の炭鉱の町って設定も、感動を誘うんだわー。
健気感丸出し!(「健気」ってヤツに極めて弱い自分w)
ほんで、そこに追い討ちをかけるように、
「寂れた炭鉱の街にハコもの作って雇用創出ドーン!」っていう映画内での話が、
こないだの夕張市(←炭鉱の町)の破綻とか、「ムツゴロウ王国経営危機」とかっていう
今日の現実とあいまって、ちょっと、複雑な、息苦しい心境になってまうんだがね。
そんで、「あー、この頃はよかったよねぇ。」っていう、
いろんな意味でノスタルジックな感覚に嵌って、そして、
その他感動的な物語の展開等が重なり、涙腺が緩む(笑)
てなわけで、この映画を観て流す涙は、
単なる「感動」の涙だけではないような気がしたがんね…。 どうなんでしょ?
演技については、松雪泰子の一皮むけた演技?もさることながら、
こないだ「大人計画フェス」でホンモノを拝んだ
三宅弘城の本当にアホそうな演技も冴えとった(w
高橋克美って、なんか最近ちょっと、男らしい役が多いことあれせん?
(どうしても、トリビアとかマシューのイメージが離れーせんもんでw)
でも、褒めてばっかでもかんで、舞台美術の点から1つだけケチつけますと、
この映画、60年代の様子を再現するにでらこだわったって話ですが、
だったら、列車の中の整理券発行のあのオレンジ色の機械を外しゃーて!
そんな時代には、ワンマン列車なんて走っとらんと思いますけど・・・?
(松雪泰子が東京に帰ろうとする、駅でのシーンのことだわー。)
なんか、列車が妙に(国鉄臭のする車両かもしれんけど)最近な感じがして、
今まで一貫しとった、美術の流れを結構わやにしとった。
でら細かいことかもしれんけど、こだわっとるのがわかる分、気になってまったんだがね。
何はともあれ、秀作だがー。
****************************
「フラガール」(2006年/日本)
監督:李相日
製作:李鳳宇・河合洋・細野義朗
プロデュース:石原仁美 企画:石原仁美 脚本:李相日・羽原大介
撮影:山本英夫 美術:種田陽平 編集:今井剛 音楽:ジェイク・シマブクロ
照明:小野晃 録音:白取貢
出演: 松雪泰子・豊川悦司・蒼井優・山崎静代・池津祥子・徳永えり・三宅弘城
寺島進・志賀勝・高橋克実・岸部一徳・富司純子
オフィシャルサイト→http://www.hula-girl.jp/
そんなことはまったく関係なく、久し振りに映画観た。
「フラガール」。
お友達曰く、「ハンカチ必須」らしいんだが…。
不覚にも、(つーかキャラになく)ちょっと泣いてまったがー!
(まぁ、お湿りレベルを少し超える位…)
「炭坑の閉山で活気を失った町の再生を期して計画されたレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”(現・スパリゾートハワイアンズ)誕生にまつわる感動秘話を映画化したハートフル・ストーリー。施設の目玉となるフラダンスを教えるため東京から呼び寄せられたダンス教師と地元の炭坑娘たちとの葛藤と心の成長を描く。主演は「子ぎつねヘレン」の松雪泰子、共演に蒼井優、山崎静代。監督は「69 sixty nine」の李相日。3ヵ月の猛特訓を積んだという出演者たち自らが披露する迫真のフラダンス・シーンも見どころ。」(allcinema onlineより)
はっきり言って、「挑戦モノ」の典型的なストーリー展開。でらおベタだがね。
(「挑戦モノ」の例:ウォーターボーイズ)
観なくても、上の引用した解説を2行読んだだけで、大まかな流れは押さえてまえる(w
最近の邦画に多そうなパターン…か?
けど、ハマってまったてー。悔しいぐれぁに。
なんか、むしろこの直球具合にヤラれまったて。
中途半端なテレビドラマ的ノリの無さ、ってのも個人的には大きな要素だったけど。
(今回の配給にはテレビ局の名前がなかった…はず。シネカノン、とあった。)
んで、また60年代の東北の炭鉱の町って設定も、感動を誘うんだわー。
健気感丸出し!(「健気」ってヤツに極めて弱い自分w)
ほんで、そこに追い討ちをかけるように、
「寂れた炭鉱の街にハコもの作って雇用創出ドーン!」っていう映画内での話が、
こないだの夕張市(←炭鉱の町)の破綻とか、「ムツゴロウ王国経営危機」とかっていう
今日の現実とあいまって、ちょっと、複雑な、息苦しい心境になってまうんだがね。
そんで、「あー、この頃はよかったよねぇ。」っていう、
いろんな意味でノスタルジックな感覚に嵌って、そして、
その他感動的な物語の展開等が重なり、涙腺が緩む(笑)
てなわけで、この映画を観て流す涙は、
単なる「感動」の涙だけではないような気がしたがんね…。 どうなんでしょ?
演技については、松雪泰子の一皮むけた演技?もさることながら、
こないだ「大人計画フェス」でホンモノを拝んだ
三宅弘城の本当にアホそうな演技も冴えとった(w
高橋克美って、なんか最近ちょっと、男らしい役が多いことあれせん?
(どうしても、トリビアとかマシューのイメージが離れーせんもんでw)
でも、褒めてばっかでもかんで、舞台美術の点から1つだけケチつけますと、
この映画、60年代の様子を再現するにでらこだわったって話ですが、
だったら、列車の中の整理券発行のあのオレンジ色の機械を外しゃーて!
そんな時代には、ワンマン列車なんて走っとらんと思いますけど・・・?
(松雪泰子が東京に帰ろうとする、駅でのシーンのことだわー。)
なんか、列車が妙に(国鉄臭のする車両かもしれんけど)最近な感じがして、
今まで一貫しとった、美術の流れを結構わやにしとった。
でら細かいことかもしれんけど、こだわっとるのがわかる分、気になってまったんだがね。
何はともあれ、秀作だがー。
****************************
「フラガール」(2006年/日本)
監督:李相日
製作:李鳳宇・河合洋・細野義朗
プロデュース:石原仁美 企画:石原仁美 脚本:李相日・羽原大介
撮影:山本英夫 美術:種田陽平 編集:今井剛 音楽:ジェイク・シマブクロ
照明:小野晃 録音:白取貢
出演: 松雪泰子・豊川悦司・蒼井優・山崎静代・池津祥子・徳永えり・三宅弘城
寺島進・志賀勝・高橋克実・岸部一徳・富司純子
オフィシャルサイト→http://www.hula-girl.jp/
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by yokusang_09
| 2006-10-15 22:30
| 映画を観てきた。
|
Comments(6)
山ちゃんラムネ&マッチ(&パリ行き決意&グチ)

今日はTAC時代の友人(♀2人)と「世界の山ちゃん」で飲んだくれとった。
久々に喋りっからかーたわー☆
で、山ちゃんグッズ。
いつのまにこんなエグいパッケージのラムネが出来たんかしん。
勿論、タダだがー。
あと、最近飲み屋のマッチってこのちーこいサイズが増えとるがんね。
何か、やさぐれ煙草にお似合いサイズ☆
来年の夏、パリに行くことに決めた。
今度は同行者もまーはい確保。
今から貯金しなかんがー。
秘密のグチ↓
*どーでもいいけど、今日は珍しく(生意気にも)仕事でかなりイラついた…。
私、B型ですので、思ったことが表面化すると、でら表面化してまうのよね(w
ある意味、ありゃ、これまでの関係者に対する侮辱だて、半分。
担当者があんな態度な案件に、コッチが骨を折らなかんかと思うと…ゲンナリ!
…ほんでも頑張って割り切るわー。平サラリーマンだで。
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by yokusang_09
| 2006-10-14 00:46
| ナゴヤだがー。
|
Comments(0)
オリガト・プラスティコ「漂う電球」@名鉄ホール
●ネタバレしとるでよ●
あらすじ(写真とともに森崎事務所HPより引用)
1945年のブルックリン。内気でさえない少年・ポールは、自宅アパートの一室に閉じこもって手品の練習をしている。そこはポール一家が暮らしているアパート……貧しさのために絶望と怠惰の空気が漂っている。母親と父親は喧嘩ばかり。弟は不良で、父親には若い愛人がいる。母親は言う。「ポール、あなたは天才なのよ」。この暮らしを何とか脱出したい彼女は、かつてIQテストで高得点を取ったポールに明日の希望を賭けている。
ある日、母親は知人のつてで、芸能界の大物エージェント・ジェリーと知り合いになる。チャンス到来。彼女はジェリーを自宅に招いて、ポールの手品を見てもらい、彼を芸能界にデビューさせることを計画する。拒否するポール。そしてその日、ジェリーは一家が住むアパートにやって来た。
芸術の秋。…とは、それほど関係なく。
観てきてまったよー。
ケラリーノ・サンドロヴィッチと広岡由里子の「ひっそりとした」ユニット。
前から5列目で「どらいい席だがーん」と思っとったら、でらめちゃ端っこの席で、
なのに、装置が(舞台正面に対して)斜めに空間を取っとる構造になっとったもんだで、
結果的に、わざわざ斜めに作ってあるもんを真正面から観るハメになってまって、
おかげで、途中、役者の背中ばっかし観ることになってまって、序盤はでら萎えた…。
…まーちょっと席の配置を考えやーて。名鉄さんよぉ。
とはいえ、そのうちあんまり気にならんくなってきたんだけど☆
(演出上、自分に背中向けられるシーンが減ったもんだで。)
まぁ、あらすじを読みゃわかるが、あんましハッピーなお話ではない。
演出のケラさんが好きそうな体(てい)だがんね(w
憂鬱なムードが漂いっからきゃーとる中に、飛び交いまくるシニカルなジョーク。
(オカアサンの小言、とも言えるが。)
派手なストーリー展開があるわけでもないもんで、やっぱり役者で魅せる部分が大きいんか。
今回の芝居は、ストーリーも勿論よかったんだけど、
(かなりジワジワくるんだてー。多分、別役とか好きな人はスキだと思う。)
役者にひきつけられる部分もかなりあったがんね。
岡田義徳は、映画「渚のシンドバッド」でもそうだったけど、ちょっと一癖ある、
垢抜けない役がハマリますな。なんか、キュンキュンしてまう(笑)
渡辺いっけいも、迫り来る勢いで演じとって、ウケた。
広岡さんと2人でのほろ酔い演技は秀逸。
ちなみに、2人とも東海地方の出身だそうで。エクセレント!
ただ、1つだけ。
最後に、エニッド(広岡由里子)がマックス(伊藤正之)に当り散らす場面が、
どーも自分的には弱かったと思うんだわぁ。
家の電話が鳴り、一瞬ときめいた相手(ジェリー=渡辺いっけい)からかと思って、
電話に出てみたら、マックスの愛人からの電話だった…。
その遣る瀬無さとか、そーゆーのが、最後にもっと爆ぜーせんのかなぁ。とか
思ってまったんだけど…。でも、アレはアレでよかったのかもせん。(なんだそりゃ)
最後のシーンだったもんで、なんか印象に残ってまってよぉ。。。
ま、そーゆーことだわ。
最後にケラさんが舞台挨拶に出てくるというサプライズもあって、
何だかんだで、なかなか面白かったわー。お気に入り。
***************
オリガト・プラスティコvol.3 「漂う電球」
(名古屋公演)2006年10月12日(木)@名鉄ホール
作 :ウディ・アレン 訳 :鈴木小百合
演出 :ケラリーノ・サンドロヴィッチ
キャスト :
ポール・ポラック……岡田義徳
スティーブ・ポラック(ポールの弟)……高橋一生
マックス・ポラック(2人の父親)……伊藤正之
エニッド・ポラック(2人の母親)……広岡由里子
ベティ(父親の愛人)……町田マリー
ジェリー(エージェント)……渡辺いっけい

1945年のブルックリン。内気でさえない少年・ポールは、自宅アパートの一室に閉じこもって手品の練習をしている。そこはポール一家が暮らしているアパート……貧しさのために絶望と怠惰の空気が漂っている。母親と父親は喧嘩ばかり。弟は不良で、父親には若い愛人がいる。母親は言う。「ポール、あなたは天才なのよ」。この暮らしを何とか脱出したい彼女は、かつてIQテストで高得点を取ったポールに明日の希望を賭けている。
ある日、母親は知人のつてで、芸能界の大物エージェント・ジェリーと知り合いになる。チャンス到来。彼女はジェリーを自宅に招いて、ポールの手品を見てもらい、彼を芸能界にデビューさせることを計画する。拒否するポール。そしてその日、ジェリーは一家が住むアパートにやって来た。
芸術の秋。…とは、それほど関係なく。
観てきてまったよー。
ケラリーノ・サンドロヴィッチと広岡由里子の「ひっそりとした」ユニット。
前から5列目で「どらいい席だがーん」と思っとったら、でらめちゃ端っこの席で、
なのに、装置が(舞台正面に対して)斜めに空間を取っとる構造になっとったもんだで、
結果的に、わざわざ斜めに作ってあるもんを真正面から観るハメになってまって、
おかげで、途中、役者の背中ばっかし観ることになってまって、序盤はでら萎えた…。
…まーちょっと席の配置を考えやーて。名鉄さんよぉ。
とはいえ、そのうちあんまり気にならんくなってきたんだけど☆
(演出上、自分に背中向けられるシーンが減ったもんだで。)
まぁ、あらすじを読みゃわかるが、あんましハッピーなお話ではない。
演出のケラさんが好きそうな体(てい)だがんね(w
憂鬱なムードが漂いっからきゃーとる中に、飛び交いまくるシニカルなジョーク。
(オカアサンの小言、とも言えるが。)
派手なストーリー展開があるわけでもないもんで、やっぱり役者で魅せる部分が大きいんか。
今回の芝居は、ストーリーも勿論よかったんだけど、
(かなりジワジワくるんだてー。多分、別役とか好きな人はスキだと思う。)
役者にひきつけられる部分もかなりあったがんね。
岡田義徳は、映画「渚のシンドバッド」でもそうだったけど、ちょっと一癖ある、
垢抜けない役がハマリますな。なんか、キュンキュンしてまう(笑)
渡辺いっけいも、迫り来る勢いで演じとって、ウケた。
広岡さんと2人でのほろ酔い演技は秀逸。
ちなみに、2人とも東海地方の出身だそうで。エクセレント!
ただ、1つだけ。
最後に、エニッド(広岡由里子)がマックス(伊藤正之)に当り散らす場面が、
どーも自分的には弱かったと思うんだわぁ。
家の電話が鳴り、一瞬ときめいた相手(ジェリー=渡辺いっけい)からかと思って、
電話に出てみたら、マックスの愛人からの電話だった…。
その遣る瀬無さとか、そーゆーのが、最後にもっと爆ぜーせんのかなぁ。とか
思ってまったんだけど…。でも、アレはアレでよかったのかもせん。(なんだそりゃ)
最後のシーンだったもんで、なんか印象に残ってまってよぉ。。。
ま、そーゆーことだわ。
最後にケラさんが舞台挨拶に出てくるというサプライズもあって、
何だかんだで、なかなか面白かったわー。お気に入り。
***************
オリガト・プラスティコvol.3 「漂う電球」
(名古屋公演)2006年10月12日(木)@名鉄ホール
作 :ウディ・アレン 訳 :鈴木小百合
演出 :ケラリーノ・サンドロヴィッチ
キャスト :
ポール・ポラック……岡田義徳
スティーブ・ポラック(ポールの弟)……高橋一生
マックス・ポラック(2人の父親)……伊藤正之
エニッド・ポラック(2人の母親)……広岡由里子
ベティ(父親の愛人)……町田マリー
ジェリー(エージェント)……渡辺いっけい
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by yokusang_09
| 2006-10-12 23:56
| 芝居を観てきた2006
|
Comments(0)
生きて名古屋に帰って来たよ。
by yokusang_09
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