悪い芝居「スーパーふぃクション」@赤坂RED THEATER

c0025481_23334963.jpg[あらすじ]
究極の珍しさを求めて、誰からも理解も評価もされない行動をし続ける男・冠虚(カンムリウツロ)に、はじめて心奪われた女が現れる。
それは他人に誤解ばかりを与え続ける女・朝焼澱美(アサヤケヨドミ)だった。女の出現により、男の自我は崩れ堕ちゆくしかない。
圧倒的な言葉と、それを彩るビジュアル、そしてオリジナル音楽の生演奏で劇場を包み込む悪い芝居一年振りの本公演。
結成10年を翌年に控え、ここにひとつ、劇団の終焉を告げ、純演劇の限界に挑む。
芝居を観よう。芝居を観よう。どうせ観るなら『悪い芝居』を観よう。愛とかいう言葉じゃ足りない。


実は以前に京都の長屋で上演された芝居を観たことがあるので、今回が2回目の悪い芝居。劇場の公演は、一度ビデオでちら見したことがあるので、何となくの雰囲気はつかんではいたのですが…。ヤラれたw

冒頭、クソつまらん芝居が始まって(←わざとです)、劇団の雰囲気と全くマッチしない上に結構長々と続くので、「??」と思っていたら、いきなり客席から怪しげな人がやっていて、装置もろともブッ壊して、ライブ。
かと思いきや、そこからまさかのきちんとしたストーリーが開始。むちゃくちゃである(笑)

ローカルTV局のレポーター役として登場している女性は、本当に大阪のテレビ局のローカル情報番組のレポーターとして活躍されている方で、あれ、いくら芝居とはいえ、あんな台詞言わされて本業に影響しないのかw

そして、(俺の中では)「着倒れの街・京都」らしい古着的な衣装のコーディネート。「こんなスタイルの芝居ばかりやっているわけではありません」的なことを山崎さんがチラシか何かで書いてたけど、俺の中では、結構このイメージだったりしますよ…。なんつーか、東京の輩に、関西の芝居を喰らわせてやりました的な感じがペチペチと。

印象的な台詞として「空気は読むな、空気は吸え」と「わかるとわからんの間」というのがあったんですけど、あの芝居って結構その2つの台詞に集約される部分ってあったよなぁ・・・と思ったり。

島宇宙化なんて話は、もうゼロ年代のお話だったりするわけですが、東日本大震災を経て、それが、驚くほどのレベルで島宇宙化していたことが浮き彫りになった、と勝手に思っている今日この頃だったりしますが、最近のお芝居を観ていると、その超絶・島宇宙化的状況に対して、思考なり関係性を整理するような、そういう流れがあるのかな、とか思います。原発問題に象徴されると思うんですけど、少しヒステリックに騒ぐ時期は過ぎたということでしょう。白黒つけようというよりは、まずは整理をつけよう。

それをどういう言葉や形でいい表すか、なんだと思うのですが、そのパターンの一つとして、先述の2つの台詞なのかなと。

てゆーか、別にそんな小難しいことはどうでもよくて、ただただ、あれだけやりたいこと詰め込みまくった上に、あのテンションで訴えられたら、「それでもいいんだ」って自信持っちゃうと思うよ(笑)
あとはやっぱり、東京限定で言えば、あの関西の空気感持ち込んでたのは、力あったかな。

しかし、振り返ってみるとホントに詰め込んでましたね。芝居の枠を越えてのメタとか。なんか、お寿司食べさせてもらいましたしね。最前列に座ってたら。正直、客いじりは得意ではないのですが(多分東京のお客はたいていそんなの)、そんでもあの舞台上のみなぎるエネルギーは、客席にまで溢れださないことには、収まらなかったのかもしれない。圧倒的虚業。わかったようなわかんないようなだけど、元気もらいました。

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悪い芝居vol.16 「スーパーふぃクション」
(東京公演)2014年10月21日~10月26日 @赤坂RED THEATER

作・演出:山崎彬
出演:池川貴清、植田順平、北岸淳生、畑中華香、山崎彬、渡邊りょう(以上、悪い芝居)
田中良子 (ブルーシャトル)、大塚宣幸 (大阪バンガー帝国)、Sun!!、辻井彰太、中西柚貴、吉原小百合
音楽・演奏:岡田太郎  舞台監督:武吉浩二(Quantum Leap*)、浜村修司(GEKKEN staffroom) 
美術:竹内良亮 照明:加藤直子(DASH COMPANY) 音響:児島塁(Quantum Leap*) 
衣装:植田昇明(kasane)  イラスト:羽生生純 宣伝美術監修:松本久木(松本工房) 
宣伝美術:植田順平 演出助手:大石達起(IN SITU) 演出部:進野大輔、呉城久美
票券:鳥井由美子 制作:有田小乃美 
協力:ブルーシャトル、劇団ひまわり、大阪バンガー帝国、トム・プロジェクト、株式会社Quantum Leap、アトリエ劇研、DASH COMPANY、kasane、有限会社松本工房、IN SITU、京都芸術センター(制作支援事業)
文化庁委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁・日本劇団協議会

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by yokusang_09 | 2014-10-24 23:16 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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