ピチチ5「はぐれさらばが”じゃあね”といった」@三鷹市芸術文化センター星のホール

三鷹まで行ってきました。
今の家、どこに行くにも1時間仕事になるので、大変ですわ…。
そりゃ名古屋から行くことに比べたら、すんげー楽勝なんだけどw

正直、太宰治って作品についてはちゃんとは知らなくて、
事前知識なくても大丈夫なのか不安だったんですが、あと、1か月前に見た
芥川と、何故か被ってしまう自分がいたんだけど、まぁ、ねw
大丈夫でした。

c0025481_024765.jpg《あらすじ》
「まぁ俺が教科書に載るまでにまだ十数年はかかるからな」
静岡県三島市を舞台に、己の未来を知っている文豪と先の見えない凡人達がすれ違っては絡み合う。
誰かが郷愁でもって振り返る「あの頃は大変で」という生活の枠の中で、まだ生きている人間がいる。
過去にするなともがく凡人達を、天才が振り落としていく残酷物語。



太宰の「老ハイデルベルヒ」をベースにしたお話。
かつて友人たちと訪れた三島の街に、死に場所を求めてやってきた太宰治。
過去の三島での思い出と、現在の三島での出来事がパラレルに進行する。
太宰の友人たちはそれぞれ文学者として描かれており、その若かりし頃の苦悩なんかと、
その後の栄枯盛衰(って言えばいいのかな)を描いた、文学男子の青春群像劇。
って感じのお話。でも、小説に出てくる友人が文学者だったっていうわけではないんだが。
(だって、宮澤賢治・中原中也・横溝正史だし)
あと、なぜか藤子不二雄が出てきて、賑やかしているwww

自分も芝居に関わったり、それなりに文化活動にいそしんでいる人間なので(笑)
ほんの少しだけ、彼らが抱えていた苦悩だとか、心の傷だとかがわかる気がして、
微妙に他人事じゃない気分になったりしていました…。
(直接自分に、というよりは、周辺の人の顔が思い浮かぶって感じ?)
ほんでまた、その友人たちが実は誰なのか、最終的にわかる(名乗る)仕掛けが、
これまた切ないんだよ…!全部見るとわかるんだけど!
(そして、タイトルの意味も最後にわかるんだけど、これは良いタイトル!)
しかし、だからこそ突き刺さってきたのかねぇ…。あの、ネズミこと中原中也が
太宰に向かって吐いた台詞が。
「お前は、なんでも物事を中途半端で引き返す。その引き返す途中の言い訳を
書いているのがお前の文学だ」みたいなことを言うんですけどね。
なんか、これだけは、でーら自分に突き刺さった。俺、物書きじゃないけどw
血を吐きながら、破滅的なまでに自分の道を突き進む人もいれば、
色んなことに(適当な)距離感を持って、涼しい顔してやってく人もいるし、
何が正しいってわけじゃないんだけど、でも、結局何なんだろうなぁ。
最終的にそれで「自分」が成立すればいいのかねぇ。
死んでは意味ないもんなぁ。それにしても、太宰って人は、
頭が良くて、ナルシストな、性格の悪い奴だったんだなぁ…。
あんまり否定できないなぁ…。なんてことをぼやぼや思っとりましたw
他にも、チラチラ気になる台詞とかあったんだけど、
ますます散文的になってしまうので省略w
あー、でも「変わってなくてよかった」「変わっててよかった」のくだりもいい。

まーしかし、この多分大事なことを、ボヤ~っと感じさせつつ、
同性集団のアツさでグイグイくるっていうのは、あれよね。
やっぱし福原さんよね。
そして、あのグイグイ感を出してくるのに、またいい役者さん使ってた。
みんな久ヶ沢徹ー!って感じなんだけど、確かに、久ヶ沢さんが乳揉まれてる
シーンとか、大変印象的でしたけどw、どっちかっていうと、わしゃ、
太宰役の菅原さんも相変わらずよかったし、お笑い詳しくないから
全然認識してなかったんだけどw、キンコメの今野さんもどらめちゃよかったです。
はい。

てか、全然まとまってない感じなんですけどw
でも、妙に後味のひく作品だった。ええ。

---------------------------------------------------------
ピチチ5 結成10周年記念公演
「はぐれさらばが"じゃあね"と言った ~老ハイデルベルヒと七つの太宰作品~」

2013年6月28日~7月7日 @三鷹市芸術文化センター星のホール

脚本・演出:福原充則
出演:菅原永二、今野浩喜(キングオブコメディ)、野間口徹、植田裕一、三土幸敏
   碓井清喜、三浦竜一、広澤草、仁後亜由美、吉牟田眞奈、久ヶ沢徹
美術:稲田美智子 音響:高橋真衣 照明:河上賢一 衣裳:高木阿友子 
特殊美術:笹野茂之(ウレタンを工夫工房) 演出助手:相田剛志 舞台監督:中西隆雄
宣伝美術:オカヤイズミ 宣伝ヘアメイク/大宝みゆき 宣伝写真:露木聡子
制作:笠原健一(プラグマックス&エンタテインメント)・森川健太(三鷹市芸術文化センター)
プロデューサー:森元隆樹(三鷹市芸術文化センター)



[PR]
by yokusang_09 | 2013-06-30 23:15 | 芝居を観てきた2013 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

おしらせなど

☆気軽にコメントしてちょお
*エキサイトIDをお持ちでない方はコメントを入れるときに、ご自分でお好きなパスワードを入力してください。

☆記事の内容に関係のないコメント・トラックバックはこちらの判断で削除させていただく場合があります。

☆現在、スパム対策として、当ブログの記事にリンクのないTBを拒否する設定にしています。(エキサイトブログはリンク無しでも可)。

お気に入りブログ

フランス落書き帳
広島きのぴーワールドヽ(...
勝手気ままに書き綴りたいこと
おてんば日記~~魅惑のゲ...
パルケのひとりごと
やっとかめ どっとこむ
北欧建築ゼミ アアルト
グッドデザイン フォー ミー
龍眼日記 Longan...
smilecircle
近代建築ゼミ Moder...
-since 1984-...
ユロ*グラフィック ニュ...
メンズファッション塾-ネ...
コペンハーゲン mell...
青山おしゃれ古着店
バンコク mellow ...
グッドデザインニューヨーク
橙通信/堀江宏樹ブログ
WITH LATTICE

カテゴリ

全体
ナゴヤだがー。
芝居を観てきた2018
芝居を観てきた2017
芝居を観てきた2016
芝居を観てきた2015
芝居を観てきた2014
芝居を観てきた2013
芝居を観てきた2012
芝居を観てきた2011
芝居を観てきた2010
芝居を観てきた2009
芝居を観てきた2008
芝居を観てきた2007
芝居を観てきた2006
芝居を観てきた2005
映画を観てきた。
ファッション
多事争論@ナゴヤ
探検・発見@ナゴヤ
のみくい@ナゴヤ
おでかけ@ナゴヤ
アイチだがね。
物欲との死闘
ギフもええよ。
ナガノの近く。
よそんとこ
たびにでたがね。
よくさん日記
芝居稽古日誌
東京暮らし
このブログのこと
未分類

最新のコメント

>やっとかめさん ..
by yokusang_09 at 01:51
あけましておめでとうござ..
by yattokamedagaya at 23:27
>やっとかめさん そう..
by yokusang_09 at 00:17
普段ほとんど上が100い..
by yattokamedagaya at 19:30
>やっとかめさん ..
by yokusang_09 at 21:51
新しいPENTAX、いい..
by yattokamedagaya at 16:52
>秋津さま 私も初めて..
by yokusang_09 at 23:40
ご来場ありがとうございま..
by 秋津ねを at 18:23

以前の記事

2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
more...

タグ

(174)
(142)
(52)
(48)
(41)
(38)
(36)
(30)
(20)
(20)
(20)
(17)
(14)
(10)
(8)
(8)
(8)

検索

最新の記事

木ノ下歌舞伎「勧進帳」@神奈..
at 2018-03-04 17:51
ほりぶん「荒川さんが来る、来..
at 2018-03-03 19:50
虚構の劇団「もうひとつの地球..
at 2018-02-04 17:57
青年団「さよならだけが人生か..
at 2018-01-27 19:12
ロロ「マジカル肉じゃがファミ..
at 2018-01-21 18:59
東京芸術劇場「秘密の花園」@..
at 2018-01-20 22:38
玉田企画「あの日々の話」@B..
at 2018-01-20 17:55
2018年の生き方標語とか。
at 2018-01-05 01:39

ブログジャンル

つぶやき
演劇