ハイバイ「ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン」@長久手市文化の家

あなた、長久手で荒川良々ですよ。
そりゃ何度も舞台で本物拝んでますけど、まさかの長久手ですよ。
ほんならもう行くしかないがねw
ってなわけで、ハイバイ長久手公演、行っちゃったよーん。
って、これだけ読むと、荒川良々目当てで行ったみたいですけど、
全否定はしないけど、それだけじゃないんですけどね。
師岡さんとかも出てたし。気になる役者さんがいっぱいだったのです。
もちろん岩井さんも気になる。

c0025481_23562087.jpg【あらすじ】(劇団HPより)
ゲーム好きの少年が、恐ろしいゲーム屋で騙された(違うカセットをつかまされる)ことから、おしっこをもらしたり兵隊さん達の妄想に襲われたりといった超常体験を経て、家族や友人のありがたみを知る。お母さんは町内新聞の記者として、品川カンパニーという市民劇団に行き、演劇のおそろしさを知る。
地味ながらも、ハイバイが「年齢ギミック」「トラウマ遊び」という、一つの方向を見いだした記念碑的作品の再演!



アフタートークで作家本人が「自分の経験を元に、
何にも考えないで書いた」ってなことをおっしゃってみえたんですけど、
確かにそのとおりと言いますか、なにやらとってもドラマチックとかってわけでもなく、
取り留めのないようなそうでもないような、ちょっと不思議な感じの作品だった。
描かれてる小学生男子の風景は、ロストジェネレーションの男性なら
結構な確率でドンピシャで共感しちゃう感じなんでしょう。
てか、わたしゃ共感したわよ。(なにを隠そうロストジェネレーションです。)
なにがって、そりゃあ、ファミコンを巡るアレコレだてw

[あらすじの一部]
荒川良々演じる主人公は、家が貧乏なのでファミコンを買ってもらえず、
友人の家で遊ばせてもらっていたが、あるときその友人と2人でお金を出し合って
ファミコンカセットを買うことになる。が、近所のゲーム屋のオヤジが意地悪をして、
全然違うカセットを売りつけられてしまう。
友人からなぜこんなカセットを買ってきたのかと質問されるが、
うまく答えられず、そのうち(ずっと我慢していた)おしっこを漏らしてしまう。

って、この、持つものと持たざるものの差w
さすがに共同でカセット買うこともなかったし、友人宅でオシッコ漏らしたことも
ありませんが、この差だけはわかる(爆)
ちなみに、自分は友人がプレイしているのをずっと横で見物していて、
随時チャチャ入れたり分析したり批評したりしておりました。
この経験が、確実に自分の現在の姿を形成しておりますなw

全体的な、取り留めのない感じで時間と場面が緩く進んでいく感じは
ちょっと五反田団風な印象もあったんだけど、あの歯ごたえは
やっぱりハイバイだなぁ、って勝手に一人で思っておりました。
あの、子宮には回帰しない感じっていうの?
・・・自分で言ってみてあまりに意味不明でおののいとるけどw

事前の感想で、「ラストシーン、女子は笑っちゃうけど男子は泣く」って
話をちょっと聞いておりまして、まぁ、それは、主人公がひょんなことから
ファミコン本体を入手して、家族で歓喜に包まれる中、
友人がやってきて、今度は彼がオシッコを漏らしちゃうってシーンだと思うのですが、
まぁ、あれやね。ファミコンが我が家にやってくる、という夢みたいなシーンが
展開されるってところは、ちょっとムネアツだったわねw
(ちなみにお漏らしの意味は、半分は嫉妬なのかと思っておりました。性格悪いんかな・・・)

というか、アラサー以上の年代には特にだと思うんだけど、
年齢的にも時代的にも失われてしまったものが、特に団塊ジュニアやロスジェネあたりには
ドンピシャで蘇ってきて、ノスタルジックな気分になるっていうのが
最終的なポイントなのかなぁ、と思った。
まだ親の存在がいろんな意味で大きくて、ファミコンとかみんなが
夢中になるものがあって。この「大きなもの」の存在の安心感っていやぁええんかしらん。
そういうのに、ふっと触れると、ちょっと世知辛すぎる世の中との
ギャップに泣けてきちゃったり、自分はするんですけど。

俺、やっぱ疲れてるのかな・・・w
(でも感動しちゃった人は大なり小なりそんなようなことを感じたんだと勝手に信じとく)

しかし、今回の公演、何気に意外だったのが、荒川良々がしっかりハイバイだったってこと。
結構、大人計画の個性派男優って、なぜか劇団の雰囲気を
全体に及ぼすイメージがありまして。(たとえば、クドカンが出演していた新感線とか)
荒川良々の演技自体は、結構いつもと変わらないんだけど、
(むしろ、得意な演技が誇張されていた気すらするw)
別に飛び道具化することなく、ハイバイの役者みたいだったのは、
キャスティングもさることながら、やっぱ演出が上手かったてことなのかなぁ。

やっぱり不思議な浸透感のある芝居でした。うん。

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ハイバイ 「ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン」
(長久手公演) 2012年8月9日(木)~10日(金)@長久手市文化の家

作・演出:岩井秀人
出演:荒川良々、安藤聖、岩井秀人、岩瀬亮、川面千晶、坂口辰平、
    永井若葉、平原テツ、師岡広明
舞台監督:谷澤拓巳・川除学  舞台美術:原田愛  照明:松本大介(松本デザイン室)  
音響:中村嘉宏・井川佳代 衣装:小松陽佳留(une chrysantheme) 
宣伝美術:土谷朋子(citron works) 宣伝・記録写真:曳野若菜 
WEB:斎藤拓 制作:三好佐智子・野崎百合香・藤木やよい

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by yokusang_09 | 2012-08-09 23:51 | 芝居を観てきた2012 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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