愛知県文化振興事業団(AAF)プロデュース「どこか行く舟」@愛知県芸術劇場小ホール

ダブルキャストだったんですが、自分が行ったのはAの方でございました。
(両方はスケジュール的に厳しかったのよね。申し訳ありません…)

今回の公演、演出家が鈴江さんってところでもまた注目されていたみたいですが、
個人的には、野地さん美術っていうも大変気になっておりました。
折り込みのあったパンフとか事業団が発行している雑誌とかを見ると、
何やらいろいろと面白い経緯があるってところが、作品と直接関係ないところでワクワクw
その中で印象的だったのが、公共関係のところの戯曲賞として、
コレに出すのっていいのか?って話があった、という話。
…そういう目線ってあるんだね。ワシ、別になーんも気にしーせんけど。
(いつも思うが、これは心の広さなのか、無関心なだけなのかどっちなんだろうw)
だいたい、そんなにキツい内容じゃなくない?(笑)

c0025481_23303052.jpg【あらすじ】由香子は一人暮らし、
三十五歳ってちょっとヤバい齢かもしれない。
郵便局のバイト、出会い系サイトが楽しい。
恋愛とごちゃまぜにしない。
わりきってくのがコツだ。
ある日出会ったのは、家庭集会に来てた男だった。
妻の紹介で支部の青年代表をさせられてる三十六歳の男。
由香子は熱心な信者の娘だったから、
背徳? って笑いながら関係結んじゃった。
ひそかに、ふたつの半端な魂の間に、
救いが生まれたのかもしれない。 (愛知県文化振興事業団HPより)



戯曲の設定では30代後半の二人ってことだったんだけど、そう見えたんだけど、
随分と若々しい感じだった。
(実際、男優は20代前半だもんね。でも、30代とかいけるもんね。素敵だがー)
その若々しさっていうのが、何だろう、自分にとっては現実味も増させるし、
芝居として救いがあった気もする。
「街の人」というコロスが出てくるからアレなんだけど、
もともとは(セリフがあるのは)2人芝居で会話劇。
でも、2人で会話劇って言うと、このシチュエーションからして、もっとドン詰まりの、
犬も喰わないとか言われそうな修羅場がおっぴろげられるのかと思ったら、
意外なほど解放感があって、
(もちろん良い意味で)ちっとも息苦しくないし、こざっぱりしてた。ええ。
まるで主人公の女性のように。
だいたい、笑いが起こるような芝居だとは想像もしてなかったしねw
あと、あんなに机やいすがぶっ飛んだりするとも思っていませんでした…。
(どんな構造しているんだろう、あの机といす。軽いのか、
それとも俳優さんの力がすごいのか)

色んな人の感想で、女が「こんなひどい奴がいてね」って話している他の男と、
登場人物の男が結局同じようなことをしているのに、それに気づいていなくて、
その姿が醜いみたいなことを言っとらっせるんだけど、
確かにそうなんだけど、でもあれって、ああゆう男女関係だけじゃなくて、
きっと誰でも心当たりありそうでそういうところで、ちょっとウジウジしかけた…。
色々とね、悩むわけですよ。仕事関係で。この1年間、仕事に関しては
充実感も大変あったけど、ウジウジとたまるストレスの類も結構ありまして…。
あんまりうまくそれを吐き出せれないから、職場で飲み会があったりすると、
隠し切れずに漏れ出すという自分的に失敗をちょいちょいしちゃうんですよね。むー。
今年に入ってから、特に。そして、あとで反省している。
でも、自分だってそうなのかもしんないんだよね。
ヘンなやつなんですよ。自分だって。
と、いうようなことが観劇後にアタマをかすめました。なんじゃそりゃ。

でも、きっとあの芝居って何かしら引っかかるものがあるんじゃないかと
思うんですよね。そのせいか、別に登場人物の二人が別にそんな他人ごとに
思えない。(どの程度、心に直接チクチクやってくるかは別としてw)
みんな。それを随分と高いところからみんな観るっていうのが、
なんつーか、自分の頭の中や日頃の行動をまさに俯瞰しさせらるような気がして、
それはそれで、すっきりというか目が覚めました…。
うん。スッキリ芝居。…やっぱ全然まとまらない感想だぁね(笑)
でも、楽しかったんだけどね。面白かったですよ。ハイ。

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愛知県文化振興事業団プロデュース
第10回AAF戯曲賞受賞作 「どこか行く舟」
2012年3月22日~25日 @愛知県芸術劇場小ホール

作:室屋 和美
演出:鈴江 俊郎
出演:A:赤石 薦亮(桐朋学園芸術短大)、山浦 咲月
    B:高原 靖典(舞夢プロ)、黒宮 万理(少年王者舘)
街の人々(AB):稲垣 美智子、 岩月 まゆみ、 KUBOMI、 栗本 美紀子、桑原 美貴子、
          酒井 あすか、佐竹 孝雄、髙木 敏雄、長谷川 公次郎、畑佐 ひとみ、
          原 千晶、 深見 優、真都山 みどり、 山田 淳一
作曲:橋本 知久 舞台美術デザイン:野地 恵梨子(劇団オートバイ) チラシ原画:坂井 佑香里
舞台監督:村瀬 満佐夫  照明プラン:鈴江 俊郎  照明オペレーター:則武 鶴代
音響:椎名KANS(Garage Inc.) 舞台美術制作:柴田 頼克(電光石火一発座)
宣伝美術:KINGS ROAD   制作協力:加藤 智宏(office Perky pat)
企画製作:(財)愛知県文化振興事業団

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by yokusang_09 | 2012-03-25 18:41 | 芝居を観てきた2012 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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