サンプル「女王の器」@川崎市アートセンター アルテリオ小劇場

c0025481_158062.jpg今月2度目の上京でございましてw
しかも、今回は2泊3日の結構充実の中身。
で、昼間は買い物して、夕方から向かいましたのは、
ワシの(エア)最寄駅=新百合ヶ丘!
ホント久し振りだった!ちょっと変わっとった!
久しぶりに快速急行乗ったてー。
飛ばし過ぎるから川崎市民あんまり乗らないっていいながらも
ギューギューだった。まぁ、俺は座ったで知らんけど。

さて。サンプル。
主宰の松井さんは役者としてお見かけしたことがあっても、
作演出としての仕事ぶりを見るのは実はこれが初めてなのです。
だもんで、前と比べて云々ってことはさっぱりわからんのですけど…。

ホールの仕様なのかなんなのか(←ってことはまずないと思うんだけど)、
袖幕もなくパーパーになった舞台に、大きな布がドーン!と張られており。
まわりにはごちゃごちゃといろんな小道具が。そして役者も、
客入れ中にすでに板について何かしとる。
んで、なんかおもむろに始まってく感じ。
ああ、なんか、やっぱし 青 年 団 系 だ が ね(笑)
でも、最初からアレコレあるんだけど、不思議とシンプルな印象なのが面白い。

あのはじまり方や、若干散発的に繰り出される台詞を見ていて、
もしや東京ノート的なおテンションかと思ったら、んなこたぁなかったです。
テーマとか演出意図的な要素として、見る側と見られる側の視点の転換とか、
変態(メタモルフォーゼ)ってことがあるみたいなんですが、
まぁ、確かにその通りでした(笑) 倒錯っていうのも一部あるかな。
(倒錯っていう言葉のニュアンスと、戯曲の毛色が若干そぐわん気もするけど)
ある女性(人間)の視点からみた世界で起きていることと、
その女性が持っていた人形からみた世界で起きていることが
同時進行していくという物語の構図なのですが(どらめちゃ簡単に説明すると)、
でもねぇ、なんかそんな単純じゃないんだてw
ホント不思議な世界だったんだよなぁ。理解できないってわけではなく、
括りきれない何か。戯曲だって、特に人形側の世界なんて、
人類史を、割と淡々と伝記的に綴っているようにも
思えるんだけど、そう簡単なメタファーに落ち着かせれるわけでもないんだわ。
自分の中でのミクロ・マクロ的視点が混在してまっとるでか?
なんか、(実物見てないのにこんなこと言ってはアレだけど)割れたガラスで
作ったシャンデリアのような、乱反射する光に魅せられるような感じだった。
(あー、だめ、上手く言えん…。)
でも、その、時系列や時間の流れや世界の広がりや視点といった
いろんな要素が、ごちゃ混ぜにあるんだけど、でも単純に「盛り込んだ」って
いうわけでもないような、整然さとか緻密さとかっていうのが、
舞台上に"一つの"世界を立ち上げてるわけで。
そうやって思うと、最初に舞台美術を見て感じた、
「雑多だけどシンプル」っていう印象に芝居そのものも収斂されていくがんね…。
なんか、俺、演出の意図に嵌りすぎなことあれせん?(笑)

あー、で、これは言っときたいんだけど、「変態」ってメタモルフォーゼ的な意味合いで
最初に言いましたけど、「ヘンタイ」的な意味合いもあったよ(笑)
アンタ、まさかサンプルの舞台で「ちんこ」「まんこ」いうとは思わんかったしwww
古屋さんがもうたまらんく色気にあふれてました。一番素敵にヘンタイな衣装だったwww
最後の、フェティシズム的なものを感じさせるシーンだったり、
家族の役割が入れ替わる、という演劇的な流れの中に、
ドンと存在する性的倒錯だったり。
まぁね、そういう「ヘンタイ」もね、やっぱ欲しいんですけどwww、いや、でも
まじめな話、こういう「変態」もまた、作品の魅力に大きく影響しとりました。
でなきゃ、あの作品全体にどことなく香る妖しさがないし、
それがなきゃあんなに厚みもないし、面白くないと思う。

まぁ、なんか色々書いた風になっとりますけど、大変面白かったです。わーい。
4月の「自慢の息子」名古屋公演が楽しみだぎゃー。
(会場で、すべての公演の予約を受け付けとったけど、なんとなくやめといた…)

---------------------------------------------
サンプル「女王の器」 
2012年2月17日(金)〜26日(日) @川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
※2012TPAMショーケース参加作品

作・演出:松井周
出演:古舘寛治、古屋隆太、奥田洋平(以上、サンプル・青年団)、野津あおい(サンプル)、岩瀬亮、
    羽場睦子、稲継美保、川面千晶、菊池明明、とみやまあゆみ、師岡広明
舞台監督:谷澤拓巳  舞台美術:杉山至+鴉屋  照明:木藤歩
音響:牛川紀政  音響:林あきの  衣装:小松陽佳留(une chrysantheme)
演出助手:郷淳子  ドラマターグ:野村政之  英語字幕:門田美和
WEB:マッキー  宣伝写真:momoko matsumoto(BEAM×10 inc.)
フライヤーデザイン:京 (kyo.designworks)  
制作:三好佐智子(quinada)、冨永直子、小島寛大(川崎市アートセンター)、高橋マミ(川崎市アートセンター)
主催:サンプル/quinada/川崎市アートセンター  協賛:株式会社資生堂
助成:公益財団法人セゾン文化財団  
協力:青年団、レトル、M★A★S★H、キューブ、ナイロン100℃、至福団、にしすがも創造舎
後援:「しんゆり・芸術のまちづくり」フォーラム

[PR]
by yokusang_09 | 2012-02-17 22:06 | 芝居を観てきた2012 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

おしらせなど

☆気軽にコメントしてちょお
*エキサイトIDをお持ちでない方はコメントを入れるときに、ご自分でお好きなパスワードを入力してください。

☆記事の内容に関係のないコメント・トラックバックはこちらの判断で削除させていただく場合があります。

☆現在、スパム対策として、当ブログの記事にリンクのないTBを拒否する設定にしています。(エキサイトブログはリンク無しでも可)。

お気に入りブログ

フランス落書き帳
広島きのぴーワールドヽ(...
勝手気ままに書き綴りたいこと
おてんば日記~~魅惑のゲ...
パルケのひとりごと
やっとかめ どっとこむ
北欧建築ゼミ アアルト
グッドデザイン フォー ミー
龍眼日記 Longan...
smilecircle
近代建築ゼミ Moder...
-since 1984-...
ユロ*グラフィック ニュ...
メンズファッション塾-ネ...
コペンハーゲン mell...
青山おしゃれ古着店
バンコク mellow ...
グッドデザインニューヨーク
橙通信/堀江宏樹ブログ
WITH LATTICE

カテゴリ

全体
ナゴヤだがー。
芝居を観てきた2018
芝居を観てきた2017
芝居を観てきた2016
芝居を観てきた2015
芝居を観てきた2014
芝居を観てきた2013
芝居を観てきた2012
芝居を観てきた2011
芝居を観てきた2010
芝居を観てきた2009
芝居を観てきた2008
芝居を観てきた2007
芝居を観てきた2006
芝居を観てきた2005
映画を観てきた。
ファッション
多事争論@ナゴヤ
探検・発見@ナゴヤ
のみくい@ナゴヤ
おでかけ@ナゴヤ
アイチだがね。
物欲との死闘
ギフもええよ。
ナガノの近く。
よそんとこ
たびにでたがね。
よくさん日記
芝居稽古日誌
東京暮らし
このブログのこと
未分類

最新のコメント

>やっとかめさん ..
by yokusang_09 at 01:51
あけましておめでとうござ..
by yattokamedagaya at 23:27
>やっとかめさん そう..
by yokusang_09 at 00:17
普段ほとんど上が100い..
by yattokamedagaya at 19:30
>やっとかめさん ..
by yokusang_09 at 21:51
新しいPENTAX、いい..
by yattokamedagaya at 16:52
>秋津さま 私も初めて..
by yokusang_09 at 23:40
ご来場ありがとうございま..
by 秋津ねを at 18:23

以前の記事

2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
more...

タグ

(174)
(142)
(52)
(48)
(41)
(38)
(36)
(30)
(20)
(20)
(20)
(17)
(14)
(10)
(8)
(8)
(8)

検索

最新の記事

木ノ下歌舞伎「勧進帳」@神奈..
at 2018-03-04 17:51
ほりぶん「荒川さんが来る、来..
at 2018-03-03 19:50
虚構の劇団「もうひとつの地球..
at 2018-02-04 17:57
青年団「さよならだけが人生か..
at 2018-01-27 19:12
ロロ「マジカル肉じゃがファミ..
at 2018-01-21 18:59
東京芸術劇場「秘密の花園」@..
at 2018-01-20 22:38
玉田企画「あの日々の話」@B..
at 2018-01-20 17:55
2018年の生き方標語とか。
at 2018-01-05 01:39

ブログジャンル

つぶやき
演劇