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悪い芝居「スーパーふぃクション」@赤坂RED THEATER

c0025481_23334963.jpg[あらすじ]
究極の珍しさを求めて、誰からも理解も評価もされない行動をし続ける男・冠虚(カンムリウツロ)に、はじめて心奪われた女が現れる。
それは他人に誤解ばかりを与え続ける女・朝焼澱美(アサヤケヨドミ)だった。女の出現により、男の自我は崩れ堕ちゆくしかない。
圧倒的な言葉と、それを彩るビジュアル、そしてオリジナル音楽の生演奏で劇場を包み込む悪い芝居一年振りの本公演。
結成10年を翌年に控え、ここにひとつ、劇団の終焉を告げ、純演劇の限界に挑む。
芝居を観よう。芝居を観よう。どうせ観るなら『悪い芝居』を観よう。愛とかいう言葉じゃ足りない。


実は以前に京都の長屋で上演された芝居を観たことがあるので、今回が2回目の悪い芝居。劇場の公演は、一度ビデオでちら見したことがあるので、何となくの雰囲気はつかんではいたのですが…。ヤラれたw

冒頭、クソつまらん芝居が始まって(←わざとです)、劇団の雰囲気と全くマッチしない上に結構長々と続くので、「??」と思っていたら、いきなり客席から怪しげな人がやっていて、装置もろともブッ壊して、ライブ。
かと思いきや、そこからまさかのきちんとしたストーリーが開始。むちゃくちゃである(笑)

ローカルTV局のレポーター役として登場している女性は、本当に大阪のテレビ局のローカル情報番組のレポーターとして活躍されている方で、あれ、いくら芝居とはいえ、あんな台詞言わされて本業に影響しないのかw

そして、(俺の中では)「着倒れの街・京都」らしい古着的な衣装のコーディネート。「こんなスタイルの芝居ばかりやっているわけではありません」的なことを山崎さんがチラシか何かで書いてたけど、俺の中では、結構このイメージだったりしますよ…。なんつーか、東京の輩に、関西の芝居を喰らわせてやりました的な感じがペチペチと。

印象的な台詞として「空気は読むな、空気は吸え」と「わかるとわからんの間」というのがあったんですけど、あの芝居って結構その2つの台詞に集約される部分ってあったよなぁ・・・と思ったり。

島宇宙化なんて話は、もうゼロ年代のお話だったりするわけですが、東日本大震災を経て、それが、驚くほどのレベルで島宇宙化していたことが浮き彫りになった、と勝手に思っている今日この頃だったりしますが、最近のお芝居を観ていると、その超絶・島宇宙化的状況に対して、思考なり関係性を整理するような、そういう流れがあるのかな、とか思います。原発問題に象徴されると思うんですけど、少しヒステリックに騒ぐ時期は過ぎたということでしょう。白黒つけようというよりは、まずは整理をつけよう。

それをどういう言葉や形でいい表すか、なんだと思うのですが、そのパターンの一つとして、先述の2つの台詞なのかなと。

てゆーか、別にそんな小難しいことはどうでもよくて、ただただ、あれだけやりたいこと詰め込みまくった上に、あのテンションで訴えられたら、「それでもいいんだ」って自信持っちゃうと思うよ(笑)
あとはやっぱり、東京限定で言えば、あの関西の空気感持ち込んでたのは、力あったかな。

しかし、振り返ってみるとホントに詰め込んでましたね。芝居の枠を越えてのメタとか。なんか、お寿司食べさせてもらいましたしね。最前列に座ってたら。正直、客いじりは得意ではないのですが(多分東京のお客はたいていそんなの)、そんでもあの舞台上のみなぎるエネルギーは、客席にまで溢れださないことには、収まらなかったのかもしれない。圧倒的虚業。わかったようなわかんないようなだけど、元気もらいました。

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悪い芝居vol.16 「スーパーふぃクション」
(東京公演)2014年10月21日~10月26日 @赤坂RED THEATER

作・演出:山崎彬
出演:池川貴清、植田順平、北岸淳生、畑中華香、山崎彬、渡邊りょう(以上、悪い芝居)
田中良子 (ブルーシャトル)、大塚宣幸 (大阪バンガー帝国)、Sun!!、辻井彰太、中西柚貴、吉原小百合
音楽・演奏:岡田太郎  舞台監督:武吉浩二(Quantum Leap*)、浜村修司(GEKKEN staffroom) 
美術:竹内良亮 照明:加藤直子(DASH COMPANY) 音響:児島塁(Quantum Leap*) 
衣装:植田昇明(kasane)  イラスト:羽生生純 宣伝美術監修:松本久木(松本工房) 
宣伝美術:植田順平 演出助手:大石達起(IN SITU) 演出部:進野大輔、呉城久美
票券:鳥井由美子 制作:有田小乃美 
協力:ブルーシャトル、劇団ひまわり、大阪バンガー帝国、トム・プロジェクト、株式会社Quantum Leap、アトリエ劇研、DASH COMPANY、kasane、有限会社松本工房、IN SITU、京都芸術センター(制作支援事業)
文化庁委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁・日本劇団協議会

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by yokusang_09 | 2014-10-24 23:16 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

東京芸術劇場「小指の思い出」@東京芸術劇場プレイハウス

c0025481_0141458.jpg[あらすじ]
一流の当たり屋(走行中の自動車の前にわざと飛び出してケガをし、因縁をつけて法外な賠償金を巻き上げる犯罪者)を目指す青年・赤木圭一郎、怪しい白い実を売る女・粕羽聖子、白い実の謎を追う刑事、一月から十二月までの名前を持ち、凧に乗って空を飛ぶ聖子の息子達……。魔女狩りやカスパー・ハウザーなどのキーワードを散りばめ、時空を自在に飛び越えながら、短い時間で消えゆく子供時代の残酷さと美しさを描く。

小指の思い出は、どうしても一度観てみたかった作品なのだが、そのうち野田本人が再演してくれないかなぁなんて思っていたら、まさかの、マームとジプシー藤田さんって・・・ってことで、観てきたんですけどね。つーか、この前日含め、信じられないくらい当日券で観に行ってますね。ここ最近。ビバ東京。いや、予定が読めなさすぎるこの仕事がいけないのです。もういやだ。

久しぶりの遊眠社作品でしたけど、まぁ、難しかったですね・・・。でも、かなり藤田解釈が入っていたのかなぁ。という気はしていて、分かりやすくはなっていたと思います。戯曲をちゃんと読んだこともないし、過去作品をビデオで観たわけでもないのですが、何となくそんな感じはしてる(笑)

というか、その結果なのかもしらないんだけど、意外なほど藤田作品だったんだよね。間違いなく、初期の野田やってるんですけど、いろんなモノを含めて、藤田作品。おそらく、青柳いづみに母親の台詞を語らせたことが重要な気もする。そうやって思うと、飴屋法水の贅沢使いたるや!って感じだけど。あとは、とにかく妄想の子供になじみの女優を突っ込みまくったのもその一因でしょう。

あと、考えてみると、この戯曲の内容は、結構普段の藤田作品と親和性が高かったのかもしれない。亡くしてしまった(自分が殺してしまった)子供の記憶を辿って云々って、自分が出て行った故郷への思いを戯曲にしている作品と、似てないこともないな、と。

いかんせん、再演希望が結構高かった(はずの)戯曲なので、もしかしたら、あれは気に入らない人には気に入らないんじゃないかなって気もするんですけど、あたしゃアリ。

むしろ、あれだけ、きちんと自分の色に出来るってのてさすがって感じだったし、さらに言うと、むしろあの人が普段書いてる芝居って、トーンが違うけど、この作品に通じる部分があるよなぁ。とか思っておりました。

というわけで、自分としては、野田・藤田の両劇作家・演出家の魅力に気づかせてくれたこの作品は好きですよ。

まぁ、ただ、ちょっと長さを感じさせたかなって言うのはありますけど。あれ、実際のところは、もうちょっとまくし立ててもよい構造なのかもしれない。でも、2時間もやってないけどね、たぶん…。

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東京芸術劇場 「小指の思い出」
2014年9月29日~10月13日 @東京芸術劇場プレイハウス

作:野田秀樹
演出:藤田貴大
出演:勝地涼、飴屋法水、青柳いづみ、山崎ルキノ、川崎ゆり子、伊東茄那、小泉まき、石井亮介、
斎藤章子、中島広隆、宮崎吐夢、山内健司、山中崇、松重 豊
(ミュージシャン)
青葉市子、Kan Sano、山本達久
音:zAk  照明:富山貴之  衣装:ズスキタカユキ  ヘアメイク:赤松絵利 
舞台監督:森山香緒梨  技術監督:小林清隆、今野健一
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:文化庁ロゴマーク平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
制作協力:マームとジプシー


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by yokusang_09 | 2014-10-12 16:02 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

THE SHAMPOO HAT「風の吹く夢」@ザ・スズナリ

c0025481_101062.jpg
初めて観ることになったシャンプーハット。
赤堀さんの作品イメージってたぶん完全に別の人とごっちゃになってしまっていたので、よく思い出せなかったところがあり、そのあたりも含めて、こいつはいかねば!的な感じで行っちゃいました。しかもよくみたら、客演が妙に豪華だったしw

で、で、なんですけどね。
ぶっちゃけ、最初の雰囲気はかなり苦手でしたw だって、赤堀さんの土木作業員姿って似合いすぎだし、ああやって怒鳴る人知ってるし、大垣出身のあの人も何なんだてー!って感じだったし、全体的な頭の悪い具合に当初はかなり耐えられなかったw
(いやー、芝居なんだけど、芝居を通り越して顔がひきつってきちゃったのよねw)

でもさ、よく考えてごらんよ。赤堀さん、作演で出演だよ?ダメなわけがないじゃん。とか思いましたけど、別に思わなくても、だんだんとこの頭の悪いオッサンたちのことが愛おしく思えてきて、最終的には面白かったですw 不思議だわー。でも、リアルには、絶対に仲良くなれないタイプだとは思う。

なんなのかねぇ。あのつまらないプライドとか、あんなに強がってる人間の弱い小市民的姿とか、そういう誰にでもある姿を上手いことあぶり出してるなー、とかね。せりふ大声で怒鳴り散らしたりしてるから、一瞬派手なことやってるようにも見えるんだけど、実は描かれているモノだったり、演出的にも結構ミニマムだし、無駄がないというか。

個人的には、高校の時の恩師や、大学の先輩の芝居趣味を思い出したりしておりました。しっかりと根っこのある演出の方向性なんかを。
ともすれば、何でもなく過ぎ去っちゃうような、舞台上で描かれているものは、実にくだらない一日だったりするわけですが、ソレがこんなにも、しかめっ面をさせたり、愛おしく思えたりって、ああ、なんかそこなんだな、と。そんなこといちいち言ってんじゃねーよ、って感じなんですけど、たぶん赤堀さんの体格と、その恩師なり先輩なりが少し体格と、にじみ出る本人のキャラクターが案外似ていたから、しみじみ実感しちゃったんだと思います。

すんませんね。超絶個人的でw

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THE SHAMPOO HAT 第29回公演
「風の吹く夢」
2014年9月10日~23日 @ザ・スズナリ

作・演出:赤堀雅秋
出演:赤堀雅秋、黒沢あすか、野中隆光、児玉貴志、日比大介、滝沢恵、駒木根隆介 
    遠藤留奈、勢古尚行、池田成志、銀粉蝶
舞台美術:杉山至 舞台監督:伊東龍彦 照明:杉本公亮 音響:田上篤志(atSound)
衣装:坂東智代 宣伝デザイン:坂村健次 舞台収録:原口貴光(帝斗創像)
舞台写真:引地信彦  プロデューサー:西田圭吾 制作:Little giants
協力:フライング・ボックス、吉住モータース、オフィス・メイ コムレイド、エースエージェント、
   ダックスープ、アドベックス2 
企画製作:HOT LIPS 

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by yokusang_09 | 2014-09-23 18:55 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

野鳩「自然消滅物語」@市田邸

c0025481_1152696.jpg東京芸大の近くにある、古いお屋敷が会場となった今回。
いやー、最初、裏口に回ってしまい、入れない!!と焦りました…。
前回の、「村にて」のあの独特のシュールさにハマってしまい、
今回も行ってしまった野鳩。

まぁ、今回もとってもシュールでした…。

古いお屋敷で、まるで小津映画を彷彿とさせるような夫婦のやりとり。
そこからだんだんと、ちょっと変わった訪問者がやってきては、
やがて全員去っていく・・・という、あらすじだけ言ってしまえば
本当にそれだけなのですが、なんなのかなぁ。
この古い家屋の残る上野の片隅で、ひとしれずこんなことが
起こっているという事実(?)が、すごくふわ~っとした気分にさせるんですよね。
客席まで包み込む「何してたんだっけ?」と言いたくなるような、
あのふわふわとした空気感。それがたまらんかったなぁ。

小津映画みたいなんだけど、でも妙に現代的な人・モノが出てきたりして。
そのグチャグチャ具合も、またこの空間の輪郭線を曖昧にしてくれる。
実に心地よい時間でした。 役者さんも、前回公演を経て、勝手に愛着w
雪港さんは、はっきり言ってキンタロー。みたいだった(笑)
あんな姿、王者舘では観られないよねw
あとは、またしても奥様役の方が、凄まじい自然な色気を放ってた。やばい。

それにしても、「自然消滅物語」とは、なかなか秀逸なタイトル。
というか、まぁ、そんまんまなんですけど、俺もこんな風にフワッと
消えていきたいなぁ・・・とかね。考えてしまいました。ハイ。
最近、あんまり今の欲望にだけしたがっていると、
老後破産するんじゃないかとか考えてウジウジしちゃうから!

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野鳩 「自然消滅物語」
2014年9月18日~28日 @市田邸

作・演出:水谷圭一
出演:佐伯さち子、ワタナベミノリ、加瀬澤拓未(ロリータ男爵)、服部竜三郎、雪港(少年王者舘)
照明:増田純一 小道具製作:中島香奈子、當間英之 宣伝美術:水谷圭一
野鳩:村井亮介、すがやかずみ、佐々木幸子

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by yokusang_09 | 2014-09-21 21:09 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

劇団ジャブジャブサーキット「ディラックの花嫁」@ザ・スズナリ

c0025481_2119014.jpg人里はなれた山奥にひっそりとたたずむ
謎多き研究施設「虚空荘」。
アウトドアグッズに身を包んだ北見雫が
やっとの思いでたどり着いたのは、
入山して4日目のことだった…。


なんか、結構久しぶりなんじゃないかと思っているんですけど、少なくとも去年はスズナリで観られなかったので、結構久しぶりなんだと思います。ジャブジャブ。
以前共演したことのある伊藤くんが加入したあたりからごぶさたしていて、若い人が加入してどんな感じなのかなぁとは思っていたんですけどね。

人里離れた研究所が舞台のお芝居。一瞬サナトリウムかとも思いましたが、そうではなくて。そして、なにやら生命倫理に反するような研究をしているというところ(笑)

やっぱり安定のはせクオリティは、久しぶりに観ても健在で、若い役者さんが入ったおかげで、劇作的にはむちゃんこ閉じた空間ではあるんですけど、何か時代に開けたような感じがしたw 
ストーリーとしてはなんちゃってSFミステリーって感じなのかな。でも、はせさんの描く世界だとこれくらいの塩梅が心地いい、とうか、この具合がやっぱり楽しみで観ちゃうんだと思う。
しかし、あの人里離れた、という設定は、何かあるんだろうか。自分の場合、隠居願望はありますけど、どっちかというと都会に身を潜めたい気分だったりはするんですよね。まぁ、僕の事情なんて関係ないですけど。それに、人里離れてた方がストーリー的には盛り上がるもんでえーんだけどw(そこらへんもSF的だよね。理研じゃああいう世界観にはならんw)

しかし、久しぶりかもしれないけど、今回は以前観た作品に比べても、面白かったなぁ、という印象。結構な出演者の数だと思うんだけど、キャラクターがそれぞれ立ってたんだよねぇ。キャスティングもよかったし。たとえば、栗木さんのオネェは、なんかやっぱり役者としての巧さが際だっておりましたね。かつて、猫ホテの芝居を観たときの衝撃を思い出した。あとは、岡本さん。よかったわー。作品全体の空気感の重要な一端を担っておりましたね。ストーリー上の重要な役どころとは別の、作品の空気感。あの役については、彼女じゃなくては、たぶんあの空気感は出せていなかったでしょう。

つーか、名古屋の小劇場で観ていた芝居を、下北沢でも大箱寄りのスズナリで観られるというこの事実をちょいと噛みしめてみたりしてはいたのですが、ちょっとだけケチつけると、個人的には、若干ではあるんだけど、粗が目についてしまった部分もあったので、そこのところは残念だったかなぁ・・・。演技面とか演出面というよりは、なんかもうちょっと細かい、全体的な(薄い)部分で。自分も、ぼちぼちこの劇場で観ておるもんですから。テンション芝居じゃなくて、大人の会話劇が故に、あと、スズナリだから見えちゃう部分もあるんでしょうけど。まぁ、でもどうしても許せないわけではないんですけど、ただ、その結果として「なんちゃって」がチープに見えてしまったら悲しいかな。
なんてことを勝手に考えておりました。はい。すんません。

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劇団ジャブジャブサーキット 第53回公演
「ディラックの花嫁」
(東京公演)2014年9月5日~9月7日 @ザ・スズナリ

作・演出:はせひろいち
出演:はしぐちしん(コンブリ団)、栗木己義 ♥、荘加真美 ♠、咲田とばこ、コヤマアキヒロ
中杉真弓、岡浩之、なかさこあきこ、伊藤翔大、西田亮太、ioya*yotias(eighter)
岡本理沙(星の女子さん)、栗木美穂(フリー)、まどかリンダ(フリー)、永田真里奈(フリー) 
照明:福田恒子  音響:松野弘  舞台美術:JJC工房  舞台監督:岡浩之
宣伝美術:石川ゆき  制作:劇団ジャブジャブサーキット
制作協力[東京]:高橋俊也(THEATRE THEATER)

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by yokusang_09 | 2014-09-07 16:43 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

はえぎわ「ハエのように舞い 牛は笑う」@東京芸術劇場シアターイースト

c0025481_2033852.jpgはえぎわ、15周年。次なるステージの新たなる探検。
はえぎわ始動して丸15年になります。
27回目の公演。2回再演をしているので、新作本数で言うと25本目で、2年ぶりの新作です。色々あった15年でした。って、色々なかった15年なんてないだろうけど。
振り返っては反省し、反省しては次の反省を積み重ね、反省のフォルダがパンパンになったところで、パンと何かが弾けて、気が付いたら‘遅咲きの不良中年’なんて目もあてられない。良い人間は、良い友に囲まれ、良い生活で、良い顔になる。そんなのはフィクションだ。 どうしようもない人間はゴロゴロいますが、どうでもいい人生なんて一つもないのだろう。
15年の地獄を、いや、地力を、どうぞお楽しみください。
はえぎわの、新たな一歩の最初の一歩。
(劇団HPより)


なんだかんだで、気になっていたのにずっと観てなかった劇団の一つがはえぎわでございまして。で、このたび、ついに初観劇に至ったわけでございます。
びば。東京暮らし最高。正しくは千葉だけど。

俺、最近、正直言うと、感想を書くのに苦労するんですけど、「特段テーマやらなんやらを振りかざしてこないが、実は奥の奥になにやら言いたげなことがあるような芝居」って好きだったりしまして。(問題は自分がそこまで深く読みとれないことなんですけど)
この芝居も、なんか自分がノゾエさんに対して期待していた、まさにソレでございました。そして劇団15周年なりの祝祭性。たまんねーな、おい!

でもなー、なんか勝手にいろいろ考えちゃうよなぁ。(この勝手にいろいろ考えちゃえれるところが好きだったりする)

いわばガラパゴス的平和を保っていた世界に、外部からの刺激により混乱してしまった結果、悪い方へとどんどん転がっていく女性経営者の様だったり、でもそのガラパゴスで頑張りすぎて、記憶の断捨離をしてしまう男性だったり、いろんなタイプのキャラクターが劇中に登場してくるんですけど、そのいろんな登場人物全部が、自分の中にあるんだかないんだか、みたいな可能性を次々と提示される。何でもないことを難しく考えることに対するアンチテーゼを、これまた示唆的に見せられるというか。ぐちゃぐちゃ考えたところで、結局は無駄足掻きに終わる、というかさして意味がなく、結局自分は自分という人間に帰着するしかないのか、とかね。

いろんなしがらみやら欲求やら不安やら、そういったものにものすごく足を取られるし、あと、安全・安心・安定ってものすごくほしいし、どうしたらいいんだろ、って今の自分がむちゃくちゃ考えていることだったりするんだけど、結局答えがでなくて、ポーンってなっちゃうか、そう出来なくて、ふたをしちゃって悶々とか、いろんな人の事象として舞台上では提示されているけど、結局みんな共感できるから、ポップに描かれてはいるんだけど、結構チクチクきたりしてたw

それにしても、あのお芝居、かなり面白かったなぁ。意外なほど役者がたくさんでてきてたし、役者の層も厚かったし、生演奏だって何気に元SAKEROCKでてたし、油断ならねー!って感じ(笑)
おセンチな感じに持っていくことなく、得体の知れないハッピーさに包まれているのも、不思議な感覚で心地よかった。ほかの芝居だともっと違うのかなな。ちょっとだけ、B級遊撃隊の芝居や、財団、江本純子の芝居にも似たテイストもあっった気がしたんだけど、なんか、かなり私の好きな良質な会話中心劇って感じでした。役者もみんな愛おしかったし、なんかいいなぁ、あの、根拠のない楽観具合。かなり好きでした。はい。

そして関係ないけど、あれってやっぱり桜島がモチーフなのかな。・・・ゾンビ映画のロケ地として有名なの?長渕じゃないの?

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芸劇eyes はえぎわ
「ハエのように舞い 牛は笑う」
2014年8月23日~8月31日 @東京芸術劇場シアターイースト

作・演出:ノゾエ征爾
出演:井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、踊り子あり、川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエ征爾、笠木泉、上村聡(遊園地再生事業団)、河井克夫、橘花梨
音楽:田中馨+1(川村亘平斎:25日,27日~31日、オロロトリヒロ: 23日,24日,26日)
舞台監督:田中翼  舞台美術:稲田美智子 
音響:井上直裕 (atSound)  照明:葛生英之(日高舞台照明)  
音楽:田中馨+1(川村亘平斎(滞空時間)、オロロトリヒロ (COINN))
衣裳:rei (GRENADINE)  宣伝美術:成田久(キュキュキュカンパニー)
宣伝写真:森恒河  印刷:凸版印刷  ホームページ制作:朝日太一  
ドラマターク:齋藤拓(青年団)  演出助手:松森モヘー、萩野肇
協力 : アニマ・エージェンシー、イトーカンパニー、エースエージェント、エスアーティスト、
      M3&CO.、krei inc.、MY promotion、吉住モータース
提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金  制作進行:桑澤恵、リトルジャイアンツ
主催 : はえぎわ

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by yokusang_09 | 2014-08-31 20:24 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

KOKAMI@network「朝日のような夕日をつれて2014」@紀伊國屋ホール

c0025481_19415195.jpgほぼ伝説みたいなもんだと思ってます。小劇場系にとっては。とはいえ、案外ちょこちょこ再演しているんですけど、でも今回はかなりご無沙汰。そして、実はこれが本当の意味で第三舞台のラストなのかなぁとも思ったり。(てなことが、パンフレットにもありましたけど)

てなわけで、どうしても観たくて、なので、わざわざリスクヘッジしてチケットを別日で2枚取ったのですが、結局2回とも行くことになってしまったw

が、結果的に2回行ってよかったな、と。高校の図書室で戯曲を借りて読んだ記憶があったんだけど、どうしても内容が思い出せなくて。でも、観た結果わかったんだ。

これは手に取っただけで読んどらんかったわwww

内容については、もはやこの33年間でいろんな人が、超きちんと語っていると思うので、私は純粋に単なる感想だけにしておきたいと思います。

ちゅーか、もう、最初は、この「ああああ!第三舞台だよ!!!」みたいな感じの衝撃と、結構話について行くのに必死な部分もあったので、内容について噛みしめる間もない感じだったのですが、2回観た結果、あらためてなんかすげー芝居だなと実感。

70年代の残り香がまだ残る、81年にこれをぶつけてきたという衝撃とか、興奮とか。いや、ぶっちゃけよくわけわかんないんだけどね。でも、YMOの「THE END OF ASIA」でスーツ姿の俳優がダンスを始めたかと思えば、なんかギャグの応酬やら遊びみたいなシーンが続いて、そしてふと「ゴドーを待ちながら」のあの不条理的世界が顔をのぞかせて、の繰り返し。というか、ゴドーが結構な割合で下敷きであるってことを認識してないと、わけわからんねw

なんか、でも誰かがこの芝居を「まるでアジっているような芝居」と評したらしいんだけど、その感覚もよくわかる。世代的にはもっと古いんですけど、かつての感覚でいう「ナンセンス」なお芝居。なんか、そういう衝動のある芝居ですよ、今観ても。もちろん、ギャグとか映像効果とか、ちゃんとアップデートされているからっていうのもあるとは思いますけどね。でも、だからこそ、今でもカッコイイ。そして、描かれている内容だって、今の時代にだって通じることだったりするわけで、だからこそ、33年経過しても面白い。そして、最終的には、初めて第三舞台を知ったときのかっこよさが、結構芝居を観てきちゃった今の自分にも伝わってくる。

そして、まー、大西さんと小須田さんの動くこと動くこと!あの人ら、いくつよ?藤井隆が霞んじゃうくらいですもん。もちろん、藤井隆もかなりよかったんですけど。(ちなみに、一番ウケたのは客いじりの場面と、玉置玲央に対するの「フレッシュさが重いんだよ!」の捨てぜりふ。完全に藤井隆であるw)

キャラメルボックスなんかを観ると、かならず口にしてしまうのだが、最初にカッコイイと思ったものについて、コピー(という言い方が適切だとは思わないが)じゃなくて、ちゃんと本物に触れるって、なんかやっぱ大事だわ。今回は特に、いわば小劇場ブームのさきがけとなったような作品だったわけで。
そういう意味でも、かなり、ムネアツでございました。はい。

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KOKAMI@network vol.13
紀伊國屋ホール開場50周年記念 
「朝日のような夕日をつれて2014」

(東京公演)2014年7月31日~8月24日 
@紀伊國屋ホール

作・演出:鴻上尚史
出演:大高洋夫、小須田康人、藤井隆、伊礼彼方、玉置玲央
美術:松井るみ 音楽:HIROSHI WATANABE 照明:坂本明浩 音響:原田耕児
振付:川崎悦子 衣裳:森川雅代 ヘアメイク:西川直子 映像:冨田中理
演出助手:小林七緒 舞台監督:澁谷壽久 宣伝美術:鈴木成一デザイン室
ホームページ製作:overPlus Ltd.  制作:高田雅士、倉田知加子
プロデューサー:三瓶雅史  企画・製作・主催:サードステージ

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by yokusang_09 | 2014-08-23 23:38 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

ままごと「わたしの星」@三鷹市芸術文化センター 星のホール

c0025481_20141943.jpg拝啓 Spica
お元気ですか。新しい星の生活には慣れましたか。
あなたがこの星を発ってから、こっちはずっと夏のまま。
星空を見るとつい、あなたを探してしまいます。
星に引力があるように、人にも引力がある。
わたし、あなたのことが大好きで、大嫌いでした。
この手紙が届くころ、あなたは夜空のどこにいるでしょう。
たとえ、どれだけ離れても、あなたはずっとわたしの星。

時報を合図に、少女と星の一生を描いた『わが星』。
その世界観を引き継いで、東京では2年ぶりとなる柴幸男の新作『わたしの星』が誕生します。出演するのは、オーディションで選ばれた高校生たち10人。今回はスタッフにも高校生が参加します。演劇を「ままごと」のようにより身近に。より豊かに― その思いを大切に、2009年の旗揚げ以来、さまざまな場所、人と作品を立ち上げてきた「ままごと」。この夏は東京で高校生たちと、新たな星の物語をつくり出します。



オーディションで選ばれた高校生たちが出演する、「わが星」の続編のようなスピンオフのような、なんかそんな話。
(実はおれ、あゆみの印象ってすごくあるんだけど、わが星って案外印象薄いんだよねw)

高校時代に演劇部だった僕は、この夏、劇場でとびきり特別な経験をしている彼らを観ながら、全国大会に出場したときのとか、羨望とか、そういう、いろいろ含めて、まぁ、懐かしい気持ちに包まれておりました。だって、なんかもーすんごい、他の地区の学校の作品を観てるみたいな気分だったんだもん。あの当時観た、東京の高校に対する感覚に近かったですね。まんまだがねw

でも、だからなんだろうか、等身大の彼らが演じている高校生がいっぱいでてくるお芝居は、変なノスタルジーというフィルターをかけたりすることもなく、するっと自分の中に入ってきて、するっと消化されていった。だって、混じりっけのない天然物の高校生だからね!

いろんな未来があって羨ましいなーって思っていたりはしましたけどw、でもそれぞれが、いろんな選択をしながらこれからの人生が続いていくって、そりゃ素晴らしいし、この一緒にいた時間って、偶然も偶然なんだろうけど、でも、そうそれって普通なことだと思うし、あんまり泣いたりしない。ノスタルジーには駆られるけど。

てか、この手の芝居で泣きまくってしまうというのがよくわからなかったりする・・・。いや、結構なノスタルジーに駆られて、こみ上げてくるものがあるのはあるんだけど、みんなそんなに過去が美しいんだろうか。
といいつつ、かつて自分もそんな時期があったことがあったので(道行く高校生の集団を眺めては、泣きそうになっていたという今にしてみれば病気みたいな時期)、そういう琴線に触れる人もいっぱいいるのかもしれない。最近は、ストレスがメンタルじゃなくて、自律神経に訴えかけてくるもんですから・・・。

でもさ、こういうのをそれなりに俯瞰して観られるってところがさ、もう、ぼちぼちヤングチームじゃなくてアダルトチームよね!!!!
と、寂しいことを考えたりもするw

ちらりと聞いたんですけど、オーディションで採用した高校生、経歴をみると、もうプロみたいな人もいて、実際、ほぼ未経験者みたいなのとプロみたいなのの差がかなりあったらしい。確かに、巧い下手はあったと思うんだけど、そこはかなり巧いこと演出したのか、演技指導したのかわかりませんけど、違和感なかったですけどね。僕がちょっと演劇部の大会作品的フィルターがかかっていたからでしょうか。

どちらかというと、この年齢になって自分が見慣れてしまった芝居(演技)と、まだ芝居というものに出会った直後の芝居(演技)との違いみたいなものを、地味に見せられた気がして、まぁ、自分の成長を実感しましたねw
いや、ほんでもね、高校生キャストはすごく良かったですよ。あの世界はなー、やっぱり天然物の高校生じゃないと表現できない世界観かもなー。

彼らにとっての夏休みの思い出に触れることができて、僕も少し、夏休み気分を味わうことができました。はいー。(仕事の電話なりまくりで、夏休みなんて取った気分じゃなかったしなぁ。)

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ままごと 「わたしの星」
2014年8月21日~8月31日
@三鷹市芸術文化センター 星のホール

作・演出:柴幸男
出演 <オーディションで選ばれた高校生>:生駒元輝、坂本彩音、佐藤まい、西片愛夏、西田心、札内茜梨、山田奈々緒、吉田圭織、吉田恵、吉永夏帆
高校生スタッフ:新井悠里、小俣七海、小出実樹、徳野絵美理、中村瑠南、町田将太郎
舞台監督:佐藤恵 美術:青木拓也 照明:伊藤泰行 音響:星野大輔(サウンドウィーズ)
衣装:藤谷香子(FAIFAI) 宣伝美術:セキコウ チラシ撮影:濱田英明 
演出助手:濱野ゆき子、高梨辰也(トッコ演劇工房)
制作:加藤仲葉(ままごと)、森川健太(三鷹市芸術文化振興財団)
制作統括:森元隆樹(三鷹市芸術文化振興財団)
製作総指揮:宮永琢生(ままごと|ZuQnZ)
特別協力:急な坂スタジオ 協力:株式会社キューブ、株式会社ボックスコーポレーション
企画制作:ままごと(一般社団法人mamagoto)、公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団
主催=公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団

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by yokusang_09 | 2014-08-23 17:11 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

大人の新感線「ラストフラワーズ」@赤坂ACTシアター

c0025481_23505286.jpg新感線と大人計画のコラボ。と聞いて黙っているわけにはいかんだろうが!
ということで、チケットを念のため別日程で2枚とるというリスクヘッジまでして(!)行ってきましたよ。はい。赤坂。
初めて赤坂アクトシアター入りましたけど、むっちゃんこデカいのね・・・!でもそんななかでもきわめて良席。ビバ。

芝居の方は、それはそれはもう豪華。松尾スズキの戯曲を、いのうえひでのり的に味付け。だからなのか、あの豪華具合は結構新感線ノリですね。予算がすごそう(笑)
入り乱れる大人計画の俳優(キャラ)と、新感線のおポンチ系ノリ(キャラ)。松尾スズキ的戯曲と、いのうえ演出。濃ゆい!アツい!死ぬw
なんか、ちょっとあれですね、かつて松本で観たメタルマクベスを思い出しちゃったり。でも、あれよりも純度(濃度)高いから。

お話そのものは、もっと中身がないのかと思っておりましたけど、案外いい話というか、最終的には、まぁ、救いのある「ふくすけ」って感じでしたね。こういう言い方をしては元も子もないかもしれませんけど。でもそう思っちゃったんだからしょうがない。だいたい、その役が阿部サダヲなんだからよけいにしょうがない。

ただ、話のポイント作りはすごくうまかったし、ずーっとアッパーなテンションの芝居なんだけど、前半・後半ともにダレることなく、面白くて楽しいまま、最初から最後まで突っ走ってたのは、一番良かったかな。途中休憩が入る芝居って、けっこう前半がつまらなかったりするじゃん(笑)そして、星野源のラストフラワーズ熱唱とか。ぐっときちゃうのよ。・・・そうやって考えると、案外構造が吉本新喜劇的だったような気がせんでもないw

いっぱい笑って、ちょっとホロリとして、また笑って。ああ、こういう構造の芝居好きですよw 基本的にはなにも考えなくていいしねw この奇跡の贅沢お祭り空間に身をゆだねるだけでございました。あー、面白かった!

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大人の新感線 「ラストフラワーズ」

(東京公演)2014年7月30日~8月25日 @赤坂ACTシアター

作:松尾スズキ(大人計画)
演出:いのうえひでのり(劇団☆新感線)
出演:古田新太、阿部サダヲ、小池栄子、橋本じゅん、宮藤官九郎、
高田聖子、皆川猿時、粟根まこと、村杉蝉之介、河野まさと、荒川良々、
山本カナコ、平岩紙、保坂エマ、星野源、村木仁、川原正嗣、藤家剛、
加藤学、川島弘之、安田桃太郎、南誉士広、熊倉功、横田遼、伊藤結花、
遠藤瑠美子、高杉あかね、中江友紀、松尾スズキ
美術:池田ともゆき 照明:原田保 衣装:伊賀大介 
音楽:東京スカパラダイスオーケストラ 岡崎司 振付:川崎悦子 
音響:井上哲司 音効:末谷あずさ、大木裕介 
殺陣指導:田尻茂一・川原正嗣 アクション監督:川原正嗣 ヘア&メイク:宮内宏明
小道具:高橋岳蔵 特殊効果:南義明 映像:上田大樹 
大道具:俳優座劇場舞台美術部 歌唱指導:右近健一 
音楽助手:大塚茜 演出助手:山崎総司 舞台監督:芳谷研
宣伝美術・宣伝画:東學 宣伝写真:渞忠之 
宣伝特殊メイク:中田彰輝 宣伝・公式サイト制作運営:ディップス・プラネット 
宣伝:浅生博一  広報・ビジュアル進行:寺本真美 
票券:脇本好美・北村夏樹 制作助手:大森祐子 高畑美里 
制作補:辻未央 北條智子 製作デスク:小池映子 
制作:柴原智子(ヴィレッヂ) 長坂まき子(大人計画) 
エグゼクティブプロデューサー:細川展裕(ヴィレッヂ)
[東京]主催:ヴィレッヂ 運営協力:サンライズプロモーション東京
[大阪]主催:関西テレビ放送 サンライズプロモーション大阪 制作協力:大人計画・モチロン 企画・製作:劇団☆新感線・ヴィレッヂ


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by yokusang_09 | 2014-08-02 23:50 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

猫のホテル「愛さずにはいられない」@すみだパークスタジオ倉

c0025481_23253926.jpgなんか、チラシをふと見つけて、「うおー、やってんじゃんかよー!」って感じだったんですけど、定時で職場を逃げだして、行ってきましたよ、錦糸町まで。(19時半スタートは錦糸町だときわめてありがたい。それでも結構危うかったけど)

若手俳優をオーディションを通じて起用した今回の芝居。お話は、まぁ、ちょっと懐かしい感じの、任侠的世界のお話も取り込んだ感じの、千葉さんが好きそうな感じの作品。

ヤクザの親分である父親や愛人からのいじめから逃げるべく、家を飛び出した軟弱少年とそのお手伝いが、身を隠すために潜り込んだ、スラムのような地区で暮らす人々の生きざま。みたいな感じ。(相変わらず、どらざっくり)

正直言うと、この千葉さんの好きな任侠ものというのは、時々自分はあまり得意ではなかったりするのですが、今回はOKというか、むちゃ愛おしかったってかんじでした。
若手俳優3人投入したからこそのフレッシュさ(とはいえ、そのうちの一人なんて、柿喰う客の七味さんですけど)と、劇団員の渋みのある芝居の組み合わせがたまらんのですよ。いや、その辺はもうしっかりなじみまくってはおりましたけどね。でも、その相乗効果がやっぱり実にすばらしくて。

しんぺー氏の使い方に関しては(あれは「演技」ではなくあえて「使い方」と言いたいw)、もはや反則だろって感じだったけど、あれもなんか、若手客演がいたからこそなせる遊びって感じが個人的はしたし、あと、いつになくガンツさんも輝いていたw 真弓さんはいつもどおりなんだけど、キッチュな役柄がこれまた素敵。

そんな感じで結構笑わせてくるくせして、最後には軟弱息子の成長姿や、家政婦と息子の意外な関係を見せられたりして、ちょっと泣けてきちゃったりするんだから、これまた反則である。
というか、七味さんの屋台のおばさんの演技が実にたまらない。ああ、この人、こんなウェットな味のある演技もできるんだぁ、と勝手に感心してしまったり。(だって、過去何度か観た時ってそういう印象なかったんだよね。)

ベテランとの演技を通じて感じられる若手客演の安定感と、劇団員のちょっといつもと違う新鮮さと。ああ、何度思い返しても、すごく楽しかった。しかし、なんかいい役者見つけてくるよなぁw 松本さんとか、なんてすばらしいんだろう(笑)

とにかく登場人物が全員愛おしくてたまらない。
まさに「愛さずにはいられない」芝居であった。
「アバエスク」に続き、猫ホテの大好きな作品が増えたことがうれしい。

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猫のホテル 夏公演2014
「愛さずにはいられない」

2014年7月29日~8月3日 @すみだパークスタジオ倉

作・演出:千葉雅子
出演:中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺー、佐藤真弓、村上航、いけだしん 
    千葉雅子、川本ナオト、松本D輔、七味まゆ味(柿喰う客)
美術:原田愛 照明:斉藤真一郎(A.P.S) 音響:富田聡
舞台監督:藤田有紀彦 演出助手:相田剛志
宣伝美術:犬川ヒロ 宣伝イラスト:中村たかし 制作:大橋さつき 企画製作:猫のホテル
協力:(株)アスタリスク (株)ギフト (有)ゴーチ・ブラザーズ (有)ザズウ 
(株)ナノスクエア 柿喰う客 表現・さわやか

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by yokusang_09 | 2014-08-01 23:22 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


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