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拙者ムニエル「わくわくステーション」@下北沢駅前劇場

c0025481_2357391.jpg20日も経たないうちに帰ってきた東京なんですけどね(笑)
いやー、こんなにも落ち着くとは・・・。この日は、せっかく飛行機で早い時間から出てきたので、上野で諸々の雑件を午前中に片づけて、午後は千葉県在住の友人と銀座でランチ。そして夕方からは、下北沢でお芝居だったわけです。(まぁ、察しはつくと思いますが、芝居が第一の目的でしたw)

4月になってから気になる芝居が3つくらいあって、東京(正しくは千葉県)に住んでいたら全部余裕で観られたのに、週がバラバラなので、しかたなくこの1本に絞ったわけです。決め手はレアさ(笑)6年ぶりの本公演だそうで。劇団の名前はよく聞いていたのですが、その実体はぜんぜん知らなかったんだよね・・・。

コントノリというか、コントでしたね。劇団のコント。話は連動しつつも短編3つという構成でしたし、サモアリ以上にコントでした。わかる人にだけわかればいいけど、雑に言えば、概ねバッカスです。
でも、初見だからあんまり調子こいたこと言えないんですけど、サモアリのときもそうだったんだけど、久しぶりに集まって、客と一緒にバカを楽しむ空気感、いいよね。
やれといわれてもやる気にならないし、目の前のことにかまけて、他事とかあんまり手が伸びなくなるじゃない。30代中盤って。そういう私も30代ですけど。なんつーか、そこを通過した何かなんだろーか・・・なんてことをぼんやり思ったり。

それにしても、拙者ムニエルってこんなにもキャラ攻めだったんですね、と言いたくなるくらい、登場キャラが強烈でした。下手に大物ゲストがいたりしないので(客演さんはいましたけど)、そういう元々の味の濃さが堪能できたーって気分。伊藤さんの婦人警官役は、微妙に特定個人を想起させるところがステキ(笑)あと、加藤さんは濃ゆいキャラを演じわけまくっていて、前も(客演のときに)思ったけど、巧い。澤田さんは、なぜか初めてあんなに間近で演技しているところを観たかもしれない。(観た気になっていただけか)
てか、最後、なんで加藤さん演じるおじいちゃんは三河弁を喋っているんだろうと思ったら、作・演出の村上さん、豊橋の人なのか。

基本的には、現実にはあまりなさそうな設定で、バカやってるんだけど、決して自分から遠い世界でもないし、見ようによっては現在、そしてこれからの日本をシニカルに描いているようにも見えて、まぁ、ウダウダ書いちゃってますけど、ワハハと、大人でちょっとサブカルな笑いを堪能させていただきました。

はい。

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拙者ムニエル 「わくわくステーション」
2015年4月17日~21日 @下北沢駅前劇場

作・演出:村上大樹
出演:加藤啓、千代田信一、澤田育子、山岸拓生、寺部智英、伊藤修子、村上大樹
小林健一(動物電気)、浅野千鶴(味わい堂々)
照明:斎藤信一郎(A・P・S) 音響:尾林真理(ウーハーズ) 舞台監督:川上祥爾(青年座)
小道具:櫻井徹、和田由里子、田中霧香 衣装協力:松本夏記
宣伝美術・WEB:寺部智英 宣伝写真:近藤健嗣 宣伝イラスト:伊藤修子、加藤啓
制作:大橋さつき プロデューサー:大羽英雄 主催:stay fool合同会社
協力:(株)オフィスPSC、(株)SLUSH-PILE.、(有)ヘッドクリエイティブ 、(株)ヘリンボーン 、
(株)よしもとクリエイティブ・エージェンシー、(株)ハイレグタワー、イマジネイション、
動物電気、味わい堂々、猫のホテル、goodmorning N°5

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by yokusang_09 | 2015-04-19 23:54 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

ほりぶん「とらわれた夏」@ムーブ町屋

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なんか、最後まで、ビラが仮ビラみたいなのだったくせして、地味にキャストが気になって、行ってみた。だって、町屋だし。沿線だし!

夏のある日の、なんかヘンテコなおうちで繰り広げられる奇妙なお話1時間。
まー、無駄にすごかったわw
女優たちの力勝負とでもいいますかw
1時間という短い尺の芝居ではあるんですけど、内容は濃すぎる。とはいえ、ストーリーはかなりシンプルだし、説明セリフもばっちりなので、状況についていけない、なんてことはないんですけど、そのわかりやすい展開が、そもそも論的にシュールすぎて意味不明。ただ、そのシュールさというのがなかなかに深いのです。

冒頭に父親を亡くした母子が登場してくるのですが、実はこの母子は、血のつながりはなく、いわば家族ごっこ状態にあることが説明として付されます。ちなみに、娘は13歳という設定ですが、当たり前ですが大人の女性が役者として演じています。
そして、彼女たちは、その家に偶然たどり着いた盲目の女性を、父親として迎え入れることに成功し、なぜかその女性も父親役を積極的に演じます。どうみても20代~30代の女性3人なのですが、父と母と娘の仲のよい家族の光景が展開されるのです。
そこに盲目女性を探しにきた護国寺在住の女性がやってきます。しかし、盲目女性は、その意味不明な家族ごっこにこだわって、護国寺の女の元に戻ろうとしない。
そのやりとりの中で護国寺女は言い放っちゃうわけです。(娘に対して)「どうみても20代だろうが!」と。

それ、よくよく考えたら最初に説明していたのかもしれないんですけど、演劇的にそうやって見ちゃったんですよね、客として。だから、そんなセリフもメタなギャグかと思って「あはは~」なんて笑ってみていると、実はそうではない(笑)

そのやりとりをきっかけに、元々家族ごっこをしていた人たちが現実に戻り始めちゃうわけです。メタかと思っていたけど、メタじゃなくて、なんかむしろ演劇的ウソを逆手に取られて、お客の方がおいてけぼりを食ったような気分。でも、まだおかしなことは残っていて、今度はその娘が、父親(盲目女性)と駆け落ちを試みようとします。
なんなの・・・!いったい何なの!この人たち!どこまでイヤイヤ付き合ってて、どこまでがノリノリなの?(笑)
話自体はシンプルな構造なのに、この地味にメンドクサイ構図に、なんか妙にハマってしまった・・・。何なんだよw

しかも、役者が全員すんげーのw もう力土地からのぶつかり合いっていうのかしらん。暴れまくりの喚きまくり。ホントにカオス。でも、巧妙な(良い意味での)意味不明さ。

濃厚すぎる1時間であった。。。

(それにしてもだな、はえぎわの川上さんは、ヤバいな・・・。前回のはえぎわの時も気になってたけど、一気にファンになりました。)

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ほりぶん 第1回公演 「とらわれた夏」

2015年1月29日~2月1日、2月8日~11日
@ムーブ町屋 4階ハイビジョンルーム

作・演出:鎌田順也(ナカゴー)
出演:川上友里(はえぎわ)、墨井鯨子、菊池明明(ナイロン100℃)、佐々木幸子(野鳩)
照明・音響・制作:ほりぶん

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by yokusang_09 | 2015-02-11 19:14 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

演劇実験室◎万有引力「身毒丸」@世田谷パブリックシアター

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知人が出演していることもあり、観にいってきました。
結構前に、さいたまで蜷川版の身毒丸を観たことはありますが(藤原竜也主演)、今度はなんてったって、万有引力ですから。むしろ寺山寄りといいますか。ええ。

一度観ていることもあるので、ストーリーそのものについては、特に言及はしませんけど、蜷川版は圧倒的なビジュアルの構築、というか、立体的で肉々しい演出だった印象があった一方で、今回の作品は、平面的(というか絵画的)かつ筋肉質だったなぁ、という印象。それはどちらが悪いとかいう問題ではなく、今回の作品は、むしろ大正時代のあのレトロな絵からそのまま飛び出してきたかのようなビジュアルの作り方だったなぁ、なんて感じておりました。
これは完全に主観だけど、戯曲に描かれている世界観をビジュアル化した場合、今回の方が正解(というかしっくりくる)だとは思っています・・・はい。

「母を売る店で買ってきた撫子との禁断の情愛」みたいな感情的なものにスポットを当てているというよりは、そんなことも(ある意味で)淡々と書いちゃっている昔話の絵本を読んでいるかのような感覚。…この表現は少し違うのかな(笑)でも、蜷川版でスポットが当たっていた部分と、万有引力版でスポットが当たっていた部分って、大筋のストーリーは同じだけど、少し違うはずですよね?

音楽劇っぽい作りだったため、歌やら音楽やらのシーンが結構あるから、決して役者が雄弁に台詞を語るわけではなくて、でもあらすじは比較的きちんと追えるから、本当に絵本の行間を読みとるような感覚で芝居を観ておりました。
それ、真っ当と言えば真っ当なんだけど、戯曲から想起していた肉感が、実にあっさりと処理されていたのは、逆に意外で新鮮だったなぁ。

一応それなりにあらすじ覚えてたけど、それでも最初の1時間ちょいは、時間も忘れて食い入るように舞台上の様子を見届けておりました。…と、まるで改編版みたいなのを見ているかのように発言しちゃってますけど、そうではなくて、蜷川版はオリジナルをいじっているので、むしろこっちが本流なんですけどね(笑)
蜷川版はそれはそれで好きなんですけど、万有引力版も実に愛おしい作品。
過去に蜷川版を観たことある人は、ぜひ観てほしいです。
(台本以上に)演出の違いでこんなになるんだ・・・!って感じだからw

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寺山修司33回忌 / 生誕80年公演― 説教節の主題による見世物オペラ ―
『身毒丸』
1月29日~2月1日 @世田谷パブリックシアター

作:寺山修司(共同作詞台本/岸田理生)
演出・音楽:J・A・シーザー
出演:髙田恵篤、伊野尾理枝、小林桂太、村田弘美、木下瑞穂、飛永聖、森ようこ
    髙橋優太、井内俊一、森祐介、曽田明宏、前田文香、渡部剛己、服部愛弓
    杉村誠子、米塚杏子、石川詩織、今村博、金原並央、波樹みほ、織上真衣
    唐沢宏史、若松真夢、杏奈玲治、伊藤彩香、田中りか、内田 葩、蜂谷眞未
生演奏:a_kira(ギター)、本郷拓馬(ベース)、ARUHI(ピアノ)、田中まさよし(ドラム)
     谷本健治(オルガン)、菱沼尚生(チューバ)、山田弥生(フルート)、多治見智高(バイオリン)
     皆川真里奈(バイオリン)、川嶋信子(琵琶・説教節)、本間貴士(箏)
     竹林加寿子(ソプラノ・ソロ)、山中一美(ソプラノ)、高瀬結花子(ソプラノ)、山口克枝(メゾソプラノ)
     斎木智弥(テノール・ソロ)、高橋雄一郎(バス)、今村カヤ(ボーイソプラノ)
     J・A・シーザー(指揮・パーカッション・和太鼓)
美術・衣裳・メイク:小竹信節 共同演出・構成:髙田恵篤

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by yokusang_09 | 2015-01-31 21:17 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

ろりえ「ろりえ」@シアター風姿花伝

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ろりえ、解散とか休止なのかね?てか、てっきりそういうつもりで行きましたけど、アンケートに「DM希望の方は~」ってありましたけど・・・w

なので、そういう「解散だからね」的な目線で捉えるのは抜きにしますね。でも、解散風吹かせまくってたよねw アレにあらがう方が難しいよねw
まぁ、実際の劇団がどうなるかは置いといて、私と芝居の距離感だったり、実は高校を卒業するときには、もうお芝居をやることはないだろうと思っていたこととか、いつの間にか頭の隅っこに惰性でよけられていた懸案だったり、懐かしい思い出や感情やらが、ふんわりと想起されて、結果として個人的にハートウォーミングな芝居となりました。なんじゃそりゃw、って感じなんだけど、事実だからしょうがない。

ピチカートファイヴは、1999年に自分たちのグループ名をタイトルにしたアルバムを発表し、ファンの間では、このまま解散するのではないかと噂されましたが、最終的にはその次のアルバムでゲストをたくさん呼んでお祭り騒ぎして、そして解散してしまった。
というわけで、俺の中では「PIZZICATO FIVE」+「さ・え・らジャポン」ってノリで受け止めてしまったんですけど、でも構成としてはそうだったよね、と勝手に思っている。
でも、なんか「解散だから」的ヌルさを提示してきたかと思わせて、しっかりとろりえクオリティだったのはやっぱりよかった。青○団ディスとか、爆笑しましたw 「アンドロイド演劇、ロボットに街が乗っ取られる!」とかwww
無駄に、ガタイのいい男が裸になっていたり、性的倒錯とか、なんかもうなんなんだ。結局よくわからなかったけど、あたしゃ好きだよ。それが、ギラつかないところが好きだよ。

実はこれが今年の観劇納めだったのですが、いろんな意味で、観劇納めにふさわしいお芝居だったなと思いました。個人的には。いっぱい笑ったし、なんかハートウォーミングだったしw
自分もこれからのことを、そろそろちゃんと考えなくては、だなぁ・・・。はぁ。

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ろりえ 第9回公演
「ろりえ」
2014年12月26日~30日 @シアター風姿花伝

脚本・演出:奥山雄太 
出演:梅舟惟永、斎藤加奈子、志水衿子、徳橋みのり(以上ろりえ)
    安藤理樹(PLAT-formance)、岡野康弘(Mrs.fictions)、尾倉ケント、
    菊地奈緒(elePHANTMoon)、木村香代子、後藤剛範(国分寺大人倶楽部)、
    小林義典(クロムモリブデン)、高木健(タイタニックゴジラ)、中村梨那(DULL-COLORED POP)
    松下伸二、松原一郎、南美櫻(ハイブリットハイジ座)、村上麗奈
舞台監督:土居歩 舞台美術:三井優子 照明:南香織
音響:田中亮大(paddy field) 特殊造形:田畑美穂 宣伝美術:武内雄介 
宣伝写真:安藤優 振付:斎藤加奈子 WEB:徳橋みのり 当日制作:会沢ナオト 
制作協力:小林由梨亜 制作:金井要、徳橋みのり 製作:ろりえ
協力:マッシュマニア、zacco、elePHANTMoon、クロムモリブデン、国分寺大人倶楽部、
タイタニックゴジラ、DULL-COLOERD POP、ハイブリットハイジ座、PLAT-formance、
Mrs.fictions、にしすがも創造舎

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by yokusang_09 | 2014-12-27 23:41 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

劇団チャリT企画「バイセコ」@座・高円寺1

c0025481_1492566.gif舞台は駅裏の路上。
ビミョーな演奏で冴えないストリートミュージシャン。
幹事なのにサークルコンパの集合場所で迷子になった大学生。
どこからともなく自転車に乗ってやって来る男。
一台ずつ放置される自転車。
恋人が自衛官というギャルは「彼氏を戦場に送らないで」と不慣れな署名集め。
向かい側ではネトウヨだかネオナチだかのグループが物騒な演説。
素通りする人々……。
こうして路上は自転車<バイセコ>で埋め尽くされていく……。


自転車がいっぱいでてくる、という事前フレコミだけで観てきてしまったのだが(笑)別に自転車マニアなわけではなく、ちょっと気になっていたのです。以前から。チャリT企画。

どこかのJR東日本の駅前が舞台。(自分は勝手に中野だと思っていたけど)その駅前での様子が90分描かれているのですが、その様子はどこかおかしい。

「自衛軍」の隊員として派遣され、イスラム国に拘束された彼氏を救出するために署名活動に精を出す女性。メンバー全員とちっとも合流できないサークル飲み会の幹事。売れっ子バンドのライブに行くのに、結婚式に出席するような格好をしたOL。何かから逃げようとする親子。そして周りは冬の服装なのに、夏の格好をしてお見合いに向かう姉妹。マンションのモデルルーム案内の看板を持っているバイト君は、マンションの場所がぜんぜんわかっていない。何かがおかしい。かみ合っていない。

そして、お見合い相手はいつの間にか別人に変わっているし(←ここは爆笑だった)、署名する女性はいつの間にかDVDデッキ扱いされているし、飲み会幹事は、全然違う集まりと結びつけられるし。てっきり上には線路があるのかと思っていた壁は、実は向こう側があって、なんか人がよじ登ろうとしてくるしw
 
絶対に変。そして、だんだんと増えていき、最終的には歩く場所がなくなるほど増えていく自転車。最後には、総理大臣の演説と共に、喪服を着た集団がぞろぞろと歩いてくる。やっぱり、この世界はおかしい。
ふんだんな時事ネタと、なかなか強烈な風刺効かせたこの舞台、何かを言いたいんだと思うんだけど、でも総体としてなにが変なのかが言い表せない。1つ1つは確実におかしいんだけど、なにを意味しているんだろうか。

それは、作品としては作者の主張の弱さみたいな言い方もできるのかもしれない。でも、実際に今日の世の中で起きていることだって、そうそう1つ2つのことに収斂されるわけではない。というか、今の時点ではそれに気づくことは難しいようにも思う。小さな「おかしい」がやがて大きな「おかしい」に繋がるものなのか、それとも気づかず進行するおおきな「おかしい」の漏れでるヒントとして小さな「おかしい」が散見されるのか。折しも1週間後は衆院選。別に投票を促す作品ではないのだが(笑)、ちょっとまじめにどこに投票するか考えようかなって思ってしまった。

やだ、まじめになっちゃったよ!
そんな難しいことは置いといて、シュールでナンセンスで不条理で面白かったんだけどね。駅前という設定で、あれだけバラバラの様子がまるで一つの話として修練されて見えるのも面白かったし。エピソードの同時進行具合だったり、リンクのさせ方は、別に脚本を書く人間ではないんですけど、それでもやっぱ巧かったよなぁ。自転車がいっぱいでてくるのも、「駅前」という設定を考慮すると実にナチュラルで、でもビジュアルには刺激的で。

風邪引いて寝込んでたからあまり調子よくなかったんだけど、ぐいぐい80分集中しちゃいました。

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座・高円寺 冬の劇場20 日本劇作家協会プログラム 
劇団チャリT企画 第27回公演
「バイセコ」
2014年12月3日~7日 @座・高円寺1

作・演出:楢原拓(chari-T)
出演:松本大卒、内山奈々、ザンヨウコ、岡田一博、異儀田夏葉(KAKUTA)、飯塚克之
熊野善啓、前園あかり、大石洋子(俳協)、久保田南美、浪打賢吾、室田渓人、小杉美香
鐵祐貴(東京ジャンクZ)、エンドー・チェーン(ピストンズ)、土田卓(弾丸MAMAER)、曲瀬尚希
青木沙織、青瀬たっぺい、海老沢英紀(アロハ工房)、小田原直也、近藤なつみ(ロージーとハワイマンズ)
佐川誠、長井明日美(はっぽる☆しゅてぬ~る)、濱屋純、宮原健太(劇団モデーンカンパニー)、守屋惠美
舞台監督:川田康二 照明:伊藤 孝(ART CORE) 音響:島貫 聡 舞台美術:門馬雄太郎
衣装:久保田早織  スチール:鈴木淳 宣伝美術:BLOCKBUSTER・NO DESIGN  
当日運営:新居朋子 制作協力:横井祐輔(犬と串) 制作:チャリT企画
カンパニースタッフ:teamC.T.K(下中裕子・木原未緒・田中有希子・他)
協力:イマジネイション、ウィーズカンパニー、MC企画、KAKUATA、krei inc.、東京ジャンクZ、
俳協、ピストンズ(50音順)
主催:劇団チャリT企画  
提携:座・高円寺/NPO法人劇場創造ネットワーク  後援:杉並区

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by yokusang_09 | 2014-12-07 18:03 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

時間堂「衝突と分裂、あるいは融合」@ミニシアター1010

c0025481_13345792.jpg1963年1月1日、日本で初めての国産TVアニメ「鉄腕アトム」の放映がはじまる。
原子力で戦うロボットの活躍は子供たちの心をつかみ、最高視聴率は40%を超えた。
1963年3月30日、新幹線は試験走行で256km/hの国内最高速度記録を達成した。
科学は人類の進歩の証であり、平和をもたらす万能薬だと思われていた。
1963年10月26日。日本で初めて原子力による発電が始まった。
感情さえ制御できない程度の論理で、核分裂を制御しようとする人間たちの喜劇。


ついに、北千住で観劇。わーい。思いっきり沿線!
しかし、あのマルイの上、あんなにいろんな部屋があるとは思ってなかったです…。
原子力発電の黎明期の話だということだけ、事前知識として入れて観た今回の芝居。
もしかして、なんか、アンチ原子力って感じに満ち溢れていたら、それはそれでやだなぁ…とか思ってたんですけど、その辺は全然心配いらなかった、というか、大変刺激的で面白かったです。

まぁ、人によっては「また原発かよ」って思うのかもしれません。確かに最近そういうテーマ多いですけど、しょうがないでしょ、というより、ようやく客観的(というか、多少冷静に)見られるようになってきたという証拠ではないんでしょうか。

原子力発電の実用化に向けて、実験・開発を重ねる研究用原子炉で事故が発生し、それに対する研究者(と、たまたま言わせた教師と議員)たちの苦悩や葛藤が、まさに「衝突と分裂、あるいは融合」する様が、心地よいリズム感と緊張感を持って描かれておりました。登場人物それぞれの観点なり価値観から発せられる台詞は、まぁ、外で行ったらぶん殴られるようなことも言ってましたけど(笑)、個人的には「ああ、すんごいわかる!」みたいなのの連発で、自分の持つ多角的視点を認識すると同時に、価値観の未整理具合も感じてまったりしておりましたw

私の中のモヤモヤの可視化、というのは、正直今年になってから何度か観ているんですけど、「でもなぁ、ただ実際の場では、何も言わないか、完全に相手を潰しにかかるか、どちらかなんですけどね…。」ってことまでも、あの舞台では表現されていたところが、一番すごい(笑)
「何言ってんだこいつ」みたいな、役者の気持ちのぶつかり合いというのが、客席にまでバシバシ飛んでくるんだもん。

そして、ラストに向けて事故対応後の「もしも」の提示がパパパッと示されるんですけど、まぁ、若干雑と捉える人もいるのかもわかりませんが、僕は良かったと思います。あなたの正義は、その場限りの正義じゃ困るんですよ、みたいな。(別にそういうことが言いたかった芝居ではないとは思いますが)

現地キャストとツアーキャストもしっかり噛みあっていたし、実に見応えのある超良質な会話劇でした。満足。

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時間堂 [つながる] ツアー2014 [東京 大阪 仙台 札幌 福岡]
「衝突と分裂、あるいは融合」
(東京公演)
2014年11月28日~12月1日 @ミニシアター1010

台本・演出:黒澤世莉
出演:菅野貴夫、鈴木浩司、阿波屋鮎美、松井美宣(以上、時間堂)
    黒住尚生、田嶋 真弓、富田 文子
(東京メンバー)尾崎冴子、神谷柚里、中谷弥生、中山有子、前川昂哉、三嶋 義信
舞台監督・照明デザイン:黒太剛亮  演出助手:関智恵・髙橋紗綾
衣裳アドバイザー:及川千春  宣伝美術:デザイン太陽と雲
宣伝写真:松本幸夫 Web制作:小林タクシー ビデオ制作:$堂
制作助手:長瀬みなみ プロデューサー:大森晴香 企画製作:合同会社時間堂
主催:時間堂
協力:時間堂の味方[=佐伯風土・山本恭子・桜井さやか・原田優理子・飯塚なな子・渡邉守・雨森スウ] 、 有限会社エンパシィ、黒猿、Tokyo Borderless TV、独立行政法人日本原子力研究開発機構
提携:NIKITA
(東京公演)助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:M.M.P、ムシラセ

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by yokusang_09 | 2014-11-30 19:31 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

月影番外地「つんざき行路、されるがまま」@ザ・スズナリ

c0025481_38275.jpg
妻が何処かへ消えていく。
西へ西へと消えていく。
俺はうつむき加減で追っていく。
たまにくじけて立ち止まる。
その夜、月は青く鳴り、影は饒舌にあざ笑う。
外灯の囁きを振り切って、遠く放置自転車の叫びを聞いた。
「つんざけ、俺も。つんざけ、俺も。つんざけ、俺も。」
と心の中でつぶやいて、静かにまた妻を追う。
そう、これは古今東西つんざき話の決定版!


いつも、新感線から離れた感じで自由にやっている感じが好きで、
あとは、なんとなくこじんまりした感じが好きで、観に行ってる月影番外地ですが、
今回はそういう意味では若干不安があったんですよね。
だって、粟根さん出てるから。新感線だぎゃ!

2回連続で、福原脚本に木野花演出。先週観たサナギネに比べて、
好きなように書いたみたいなことをどこかで福原さんが言ってた
ように記憶していたのですが、まぁ、完全に福原ワールドでしたね。
とことん可愛げがないというかw
自分が愛した人間(というか、口笛族)と一緒になりたくて、
相手の求めに応じた結果、やっぱり一緒にはなれない。
あれだけの壮大なストーリーを持ってして、それでも最後は決して
ハッピーエンドではない。悲しいけど、でも、それも愛するが故。
実に素直じゃない(笑)

純粋で悲しい恋の物語だけでなく、ロードムービー的な要素と、
シュールでナンセンスなコメディ要素が加わって、まぁそれだけで
言えば前作もそういう要素はあったんですけど、
格段にパワーアップしてたし(前回は赤羽周辺で完結してたけど、
今回は立川や八王子まで行っちゃったからw)、
そこにまた、木野花の渋みの利いた演出がマッチするんですわ。
とてもケレン味の利いた、大人の悲恋ファンタジーとでもいいますか。
それ故に、起こるわけないんだけど、でも、もしかしたら似たようなことが
起こりそうな、なんかそんな気持ちもなっておりました。
そして、あんなにも人を愛することができるって素敵…。

でも、ちょっとだけ引っかかった点もあって。
そんなに語れるほど新感線って観たことないんですけど、粟根さんって
いつも結構クールな役どころの印象じゃんね。でも、今回ってスズナリ
みたいな大きさの舞台で、地味に激しく熱演って感じだったし。
(てか、出番的には一番多かったから、実のところ主役だと思う)
それに対して、高田さんに関しては、いつもの月影モードだったとは思うんだけど、
新感線メンバーだったということもあってか、なんかいつもの息の合い方が
見えちゃった気がして、きわめて個人的趣味ではあるんですけど、
話が面白いとか面白くないっていうこととは別に、私が求める「月影」らしさと
いう点においては、ちょっと違った感じがしたかなーとは思っていた。
まぁ、しょうがないことだし、二人とも、自劇団ではやってないこと
やりまくってることに変わりはないので、いいんですけど。

以上。(この芝居、2回くらい見たかったかもなぁ)

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月影番外地 その4
「つんざき行路、されるがまま」
2014年11月7日~16日 @ざ・スズナリ

作:福原充則
演出:木野花
出演:高田聖子、粟根まこと、竹井亮介、植田裕一、田村健太郎
美術:片平圭衣子 照明:宮野和夫、林美保 音響:内藤勝博
衣装:坂東智代 演出助手:山本タカ、柏木俊彦 舞台監督:福沢諭志
宣伝美術:東學(一八八) 宣伝写真:渞忠之 宣伝ヘアメイク:柴崎尚子
制作:高比良理恵、北澤芙未子 プロデューサー:岩間多佳子
制作協力:ジェイ.クリップ 企画・製作:月影番外地
主催:月影番外地、サンライズプロモーション東京

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by yokusang_09 | 2014-11-16 20:53 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」@にしすがも創造舎

c0025481_26352.jpg
初めてのにしすがも創造舎。
で、半分は野外での公演。…ってどういうこと?
と思っていたのだが。

まさか、3か所に分散してそれぞれがアジりはじめるとは(笑)
殆ど事前知識なしだったので、それぞれが何を言っているのか
ちょっとわからなかったのだが、3か所を少しずつ回っていたら、
それなりに役回り的なところが見えてきて、
それが掴めちゃうと不思議と3者が何を言っているのか、
同時に、それなりに把握できるという感じで、
その状態になると少し安心して芝居を観ることができた。
(イメージが固まってしまうと、そんな程度の処理をしているのか、
という自分の頭の仕組みをちょっと疑ったが)

ただ、屋内に移動してからも、なんかそれぞれが演説をしているかの如く、
主張がそれぞれ一方的なことには変わらず。
各々アジってばかりなのである。同じ空間にいたとしても、変化なし。

物語は、再開発に伴う建物の立退きに際して、桜の木を伐採するか否か、
開発者、伐採に反対する市民グループ、建物所有者(とその祖先の霊)の
それぞれの主張が展開するというものなのだが、
結局のところ、今の原発事故に関する話というのが透けて見える。
しかし、まぁ、なんたるディスコミュニケーション!
正直なところ、何が正しいのかなんてよくわからない。
自分個人にしてみれば、開発者側の主張が真っ当に聞こえたのだが、
人によってはそうでもなのだろう。
結局信じたいものを信じるだけ、見たいものを見ているだけ、ということなんだろうか。

また、その様子が、ほぼダンスに近いのだが、台詞とあまり関係のない、
しかもかなり激しい動きによって当人らの必死さだとか、その様子の
滑稽さだったり不毛さだったりが浮かび上がっているような気もして、
見ている分にはむちゃくちゃ面白いのだが、
なんか、こう、ちょっとむなしい気分になったりする(笑)
だって、ああいうこと、結構自分も毎日のように体験してますからね…。はぁ。

と、なんか真面目っぽく書いてしまったけど、とりあえず、圧倒的な
台詞量と運動量にヤラれまくりで、凄まじいスピード感を持って
飛び交いまくる、素敵な台詞と、時々絶妙なポイントをついてくる動きに
何度も爆笑しておりました。

ものすごく濃厚なものを観ちゃったって感じで。よかった。
何より楽しかった。そう、久しぶりに楽しいお芝居だった。
何気に好きな鈴木さんも相変わらず活躍されてたし。
どらめちゃ満足でした。うんうん。
(ちなみに、たまたま一緒の芝居を観ていた名古屋の知人と、
帰りに新宿で飲んでさらに楽しかったw)

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ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」
2014年11月13日~17日 @にしすがも創造舎

作・演出:矢内原美邦
出演:笠木泉、鈴木将一朗、光瀬指絵、山本圭祐、川田希、川上友里、菊沢将憲、佐々木至
映像:佐藤信介
美術:曽我部昌史  美術アシスタント:丸山美紀、長谷川明
衣装:スズキタカユキ  ヘアメイク:河西幸司  ヘアメイク・アシスタント:堀川知佳、舟崎彩乃
舞台監督:鈴木康郎  演出部:大津英輔  照明:伊藤馨  
【映像撮影クルー】監督:佐藤信介  撮影:与那覇政之  撮影助手:大竹正悟、戸羽正憲
特機:平川真司、沼田真隆  
制作:丸岡るみ子 宣伝美術:石田直久 メインビジュアル・ヘアメイク:EBI
映像テクニカル:須藤崇規 音響コーディネート:相川晶(有限会社サウンドウィーズ)、木下真紀
制作:奥野将徳(precog)、植松侑子・横堀応彦(フェスティバル/トーキョー)
制作アシスタント:藤井さゆり  インターン:阿部侑加、田中秀樹、三竿文乃
フロント運営:三五さやか
協力:オンビジュアル、オフィスワン・ツー・スリー、エースエージェント、
スターダストプロモーション、舞プロモーション、ニッポンの河川、劇団はえぎわ、
急な坂スタジオ、Angle pictures、神奈川大学曽我部研究室、マチデザイン、
長谷川明建築設計事務所、日本大学佐藤慎也研究室、湯山千景、ニブロール
記録写真:片岡陽太  記録映像:須藤崇規  製作:ミクニヤナイハラプロジェクト
共同製作・企画・主催:フェスティバル/トーキョー

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by yokusang_09 | 2014-11-15 23:37 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

劇団競泳水着「別れても好きな人2014」@こまばアゴラ劇場

c0025481_13541486.jpg
意外、って時々言われるんですけど、実は劇団競泳水着(劇団って付けないと意味不明になってしまうw)って、初めてだったんですよ。実はまだまだ意外と観たことないところあるんですけどね・・・。ま、そんなことはさておき。でも、以前から一度は観てみたいと考えていたので、このタイミングで。

10年前に初演があって、これが再々演何だそうです。初期の作品のマスターピース的な作品だそうで。
あえての軽い恋愛ドラマを提供しているんだと思っているので、何かそこから深刻なメッセージを受け取ろうとか、そういう気概は全く持たない作品ではあるのですが(笑)、でも、10年後の世界が、再チャレンジだったり、同姓愛に対して寛容だったらすばらしいなぁ。とは思いました。ただ、劇中で描かれていたのはレズビアンだったから、単なるノンケ男子の願望でしかないのかもしれないのだがw

まぁ、そんな受け取り手によっては深そうな、気にしなければ喉越しさわやかに流れていっちゃうような、そんな、まさに、トレンディドラマのようなお芝居が展開されていたわけなんですけどね。

ただ、トレンディドラマだとすると、ちょっとひとつだけ引っかかることが。言い方が良くないと思うんだけど、スタッフワークが安くみえる…。美術にしろ衣装にしろ、そこはもうちょっと拘ってほしいんだよなぁ。まさかそこで、テレビドラマのパロディ感を出そうなんて作戦じゃとは思うんです。(もしそうだとしても、出てない)

わたし、これしか観たことないので何とも強く断言できないんですけど、もったいないなぁ…と思いましたね。役者さんだっていい芝居してるのに。

ストレート過ぎるほどの、女子の気まぐれだったり、人を好きになると言う気持ちだったりに、意外にも心打たれちゃった私としては、そこんところ、がんばってほしかったです。はい。

お話としては、なんか、いい。自分の中の過去と現在の、いろいろな部分をちょこちょこと刺激される感じ。甘酸っぱい気持ちににはならなくても、甘酸っぱさを感じる受容体?がちょっと覚醒する感じ。あー、刺激された受容体が、ちゃんと機能してくれりゃいいいんだがw
あと、固定電話が愛おしくなる。

以上。

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劇団競泳水着 十周年記念企画 FINAL TOUR 第十九回公演
「別れても好きな人 2014」
(東京公演)2014年11月6日~17日 
@こまばアゴラ劇場

脚本・演出:上野友之
出演:相楽樹、村上誠基、亀田梨紗、篠原彩、須田彩花、武子太郎(クロムモリブデン)
福永朱梨、松木大輔、松下仁(アマヤドリ)、谷田部美咲
すがやかずみ(野鳩)(東京公演のみ)、大西千保(大阪公演)
舞台監督:岩谷ちなつ  美術:坂本遼  照明:島田雄峰(LST)
照明操作:高瀬勇佑  音響:田中亮大、角田里枝(Paddy Field)  演出助手:小林弘幸、紗弓
宣伝美術:デザイン太陽と雲  イラスト:村上かつら  WEB:小林タクシー(ZOKKY)
映像撮影:西池袋映像  当日運営:あおきいおり  大阪制作協力:笠原希(ライトアイ)
制作:金子侑加

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by yokusang_09 | 2014-11-15 17:45 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

ベッド&メイキングス「サナギネ」@青山円形劇場

c0025481_2401593.jpg【あらすじ】
〜サナギネとは?〜
双数姉妹が青山円形劇場にて過去に三度も上演した、円形でしか為し得ない、円形のための芝居です。中央の壁によって2つに隔てられた舞台が、同時進行していきます。お客様には幼生サイド、成体サイドのどちらか一方だけを選んでご覧頂くことになりますが、どちらの物語も揺れ動いた末に、お互いの世界へ文字通り浸食していくことになります。
ベッド&メイキングス風アレンジを加えて、堂々の再々々演です。
【幼生サイド】
とある田舎町に暮らす14歳のヨシノが、自分で自分に八つ当たりしながら、都会へ飛び出す物語。割れた世界の向こうに思い出みたいな未来を目撃します。
【成体サイド】
都会で暮らす24歳のヨシノが、世の中に八つ当たりしながらほふく前進する物語。割れた世界の向こうに未来のような思い出が湧き上がります。


青山円形劇場は、これまでに何度か観にいったことがありますが、
きちんと「円形劇場」として使われていたのは、ここ以外に知らん。
オリンピック関連の開発のため(だったと思ったけど)、
今年度末で「こどもの城」と共に閉鎖となってしまうのです。残念すぎる。

そして、おそらくはこれが最後になるであろう、青山円形劇場での観劇作品が
今回のこちら。ベッド&メイキングスの「サナギネ」でございます。
キャイキャイ。

円形舞台を幕で仕切り、幼生サイドと成体サイドの2つの芝居が、
同時に進行しやがて幕が取っ払われて、2つの世界が一つとなる。
青山円形劇場のために書かれたような芝居であり、これを今回、
福原さんの再構成により再演することとなったわけなのですが。

まぁ、これ、なんか田舎出身在住でモンモンとするものが
何かある人って、ちょっと観たらいいのかもしれない。
私の中の「モヤモヤ」の処理っていうのが、まぁ、
テーマと言えばテーマだから。一部だけど。
でも、自分の中では、それがずっとチラついておりました。
東京にしろ大阪にしろ名古屋にしろ、ある人間にとっては、
とても生きやすい街だったりするわけですよ。都市が提供する
コンテンツなり、市場の大きさとその本人がマッチすると。

まぁ、正直言うと、そんなことよりも、どちらかというと、
これはパンフレット等にもあったんだけど、この芝居に対する
作り手側の愛みたいなものをヒシヒシと感じたかなぁ。
あー、きっと主宰は好きで、いつか自分たちでもやってみたいって
思ってたんだろうなぁ。って感じ。それは、ノリの軽いコピーであった、
とかってことが言いたいのではありません。
(別にそんなこと思ってないし、そんなこともない)

でも、これ、多分作り手側の心境が分からないとわからないのかも
しれないんだけど、この戯曲が好きで、楽しくやってますって
感じがすごく伝わってくるんだよね。それで観ちゃうのは、
ホントは反則なのかもしれないのですが、私としては程度問題で、
今回はアリ。

2つの芝居が、それぞれ勝手に、それでも絶妙にタイミングを合わせながら、
やがてカーテンが取っ払われて1つの芝居となっていく様子というのは、
ここで書いてるよりも実際には遙かに鳥肌モンですよ、あなた。
元々の作品も、別にドヤ感だしてそれをブチかましたわけじゃないと
思うんですけど、ほんでもやっぱ鳥肌。あと、両サイド観ると、余計に鳥肌。
いろんなパーツが繋がる心地よさとか、いろいろ含めて鳥肌!
そりゃ、これが好きで、演る人だったらいつか自分たちの手で
再演してみたいって思うよなぁ。
俺でさえちょっとやってみたい気がしたもんね(笑)

役者も、意外と商業っぽいところから、ザ・福原趣味による小劇場演劇
みたいなところまで含めバラエティ豊かに、魅力的な人ばかりそろって
いた。(トミーの演技は最近、大衆演劇化していないかという疑念は
あるけど、逆にあれをもっと研究したい気もする。あと、町田マリー先生は
イイネ、今回すごくよかったです。片岡さんはハッシュのイメージでいたら
知らない間に随分と落ち着いていた)

なんか、いろいろ含めて、ただ「持って帰らせない」芝居とは違う、
既成戯曲による上演が故の、結構久しぶりな感覚を体験させて
もらいました。自分も同じようなスタンスで作ったことがあるし、
この感覚はぜんぜん嫌いじゃないんだよなー。むしろ好き。
少し口角あげながら、青山円形劇場に最後のお別れ、
って感じでした。ま、いろいろ楽しませてくれた劇場に対しては、
いいお別れの告げ方ではないのかしら。

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青山演劇フェスティバル スペシャル ~サヨナラの向こう側 2014~ 参加作品
ベッド&メイキングス ~Timeless~
「サナギネ」
2014年11月6日〜10日 @青山円形劇場

原作:小池竹見(双数姉妹) 
上演台本・演出:福原充則
出演:岸井ゆきの、野口かおる、町田マリー、中丸シオン、玉置玲央、井筒大介、中村たかし、
佐伯新、片岡礼子、清水葉月、富岡晃一郎、冨森ジャスティン、三土幸敏
音響:高橋真衣 照明:河上賢一 衣裳:高木阿友子 演出助手:相田剛志 
舞台監督:中西隆雄宣伝写真:露木聡子 宣伝美術:今城加奈子 
制作:相場未江 プロデューサー:笠原健一
協力:ゴーチ・ブラザーズ、ユマニテ、エフエムジー、クリオネ、レディバード、キューブ
グラート、エース・エージェント、リバースプロジェクト、ノックス 、(株)メッセ
協賛:ぴあ株式会社、POLESTAR株式会社、ATOM
提携:こどもの城 青山円形劇場
主催:ベッド&メイキングス
制作協力:プラグマックス&エンタテインメント

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by yokusang_09 | 2014-11-09 23:50 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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