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東京No.1親子「あぶくしゃくりのブリガンテ」@下北沢駅前劇場

c0025481_2313035.jpg当初は予定のやりくりが上手く行かず諦めていたのだが、そこがなんとかなってしまったため、観にいくことにしてしまいました。
(実は、この前の週も用事があって東京に行っており、2週連続で、さらに翌週も東京に行く予定があるため、2月は3週連続で東京なのである。)

佐藤B作&銀平親子によるユニット。で、福原さんが作・演出、という企画。銀平さん、わし、好きな俳優さんなのでその点もかなり気になるポイントだったのですが。
一言で言ってしまえば、超濃厚で圧倒されてしまった。福原ワールド大炸裂。いつも以上に冴えていた気がします。まぁ、ちょっと、父親役のイメージが田中角栄に似ていたせいなのか、少しだけ、猫ホテの過去作品に似た印象もあったけど、あれ、よく考えたら、潤色・演出は福原さんだった(笑)

正直言うと、元々役者が目当てのような感じだったので、福原作品とはいえ、当初は、その点については、それほど意識はしていなかったのだが、まさかまさかの戯曲クオリティで、結局のところ役者が強烈&戯曲も冴えてるで、そりゃあ、圧倒されちゃうよね、って感じだったわけです。

地元で圧倒的な存在である父親と、その息子と嫁との関係を通じて物語は展開していきます。父子については、元々の企画からしてこれを「あて書き」と言うのが適切かどうかはわからないが、でもやはり、この父子だからこそでる雰囲気みたいなものがあって、どこまでが筋書きで、どこまでが完全にアドリブなのかわからないところなんかも、まさにソレだったりして。

確かに舞台上のB作氏の存在は確かに圧倒的で、めっちゃくちゃギラギラしてたし、しかも駅前劇場だから客席と近くて、とんでもない圧だったのですが(笑)、それに対する息子の銀平氏も、自分からしてみればいつも通りのいい仕事してましたけど、まぁ、あのすさまじい圧に比べると、息子はまだまだ不安なところはあるかもしれないけど・・・。関係ないけど、前よりも体が鍛わっていた印象。やっぱりあれか、ボクサー役だからか?

安藤聖氏の仕事ぶりも実に素晴らしくて。てか、あのポジションにあの人いなかったら、絶対まとまってなかった(笑)しかも、もう少しクールな演技する印象があったんだけど、あんなに化粧っ気のない(?)感じの演技するんだ、という親子との対峙というわけではなくて、役者個人の演技も印象的だった。

とはいえ、ここまでは期待どおりといえば期待どおりだったのだが、この3人の役者に死ぬほど仕事をさせていた戯曲が、めちゃくちゃ面白いのである。よくもまぁ、あんな発想でてきますな(笑)
あの成り上がりの親父の設定も、シンプルかつキャッチーで、個人的には、作家の持ち味を堪能するには良い設定だと思っているのですが、ストレートながらもなかなかに歪んだ意味不明なストーリーと、秀逸なコピーの感覚に近い印象的な台詞と、あのスピード感。
これを、あの3人にやらせてたわけでしょ…? 
いっぱい笑ったし、ドキドキしたし、大変純粋な気持ちで舞台を楽しませてもらいました。

が、改めて振り返ってみると、あれ3人しか役者でてないんだよな・・・。なんかすげー芝居だったんだな・・・。

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東京No.1親子「あぶくしゃくりのブリガンテ」
2016年2月3日~14日
@下北沢駅前劇場

脚本・演出:福原充則
出演:佐藤B作、佐藤銀平、安藤 聖
美術:片平圭衣子 照明:河上賢一 音響:高塩 顕
衣裳:髙木阿友子 演出助手:入倉麻美 舞台監督:西廣 奏
宣伝美術:ナミヘイ 宣伝写真:露木聡子
劇団ロゴデザイン:野島敏光
制作:笠原健一
協力:オフィスボードビル 円企画 コムレイド ノックス
制作協力:プラグマックス&エンタテインメント 主催:東京No.1親子

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by yokusang_09 | 2016-02-12 23:03 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)

NYLON100℃「消失」@本多劇場

c0025481_1422796.jpg[ストーリー]
クリスマスの夜、パーティの計画を練る兄チャズ(大倉孝二)と弟スタンリー(みのすけ)。しかし、楽しい一夜になるはずが、ちょっとした誤算からその計画はもろくも崩れ去ってしまう。スタンリーが想いを寄せるスワンレイク(犬山イヌコ)、謎のヤミ医者ドーネン(三宅弘城)、兄弟の部屋を間借りしたいというネハムキン(松永玲子)、ガスの点検に来たと言うジャック(八嶋智人)。兄弟の家に集まった彼らの抱えていた「秘密」が彼らの心を離れた時、そこから生まれてくるすべての感情が彼らを破滅へと導いていく。破滅の先に彼らが見たものとは?ナイロン100℃が6名の精鋭キャストで臨むディストピア譚、11年の時を経て、オリジナルキャストでついに再演。(チラシより)


今年最後の観劇は、こちらの作品となりました。珍しく本多劇場の一番後ろの席で観劇だったのですが、新鮮でいいですね…。(いつも前の方が多いから)

パンフレットの中のインタビューで、小津でSF、という言葉があって、それで妙に納得してしまったのですが、確かにノリとしては小津でSF。まぁ、小津っぽさって、ケラ作品にはいつもある雰囲気ではあるのですが。
11年前の初演を観ていないので、自分の体験で比較することができないのですが、やはり再演ということもあってか、新作上演時に比べると深堀りしているというか、丁寧に作り込んでるなぁ、という印象。

ちなみに、初演のときよりも年齢設定を引き上げてあるのだそうです。当時は30代くらいの設定が、40代位に。その結果、あの閉鎖的空間における登場人物たちの(境遇を含めた)もの悲しさというか、良い意味での気持ち悪さみたいなものが鮮明になっていたし、そういった効果の結果だと思うのですが、いつもならもっと笑っちゃうようなところも、結果としてかなり抑制気味で、その分、戯曲の世界にグイグイ引き込まれていく感じでした。
いや、ほんとに3時間あっという間でしたからね。休憩前だけでも2時間くらいあって、ぶっちゃけ大してストーリー的に大きく動くようなところなかったのに(笑)、あっという間だったもん。びっくりしてまったよ。私的ナイロン史上最短の体感時間、といっても過言ではない(笑)

善人しかでてこない芝居、というフレコミでしたけど、確かに悪人は出てこないんですけど、それは各個人にとっての「善」でしかなくて、結果としてそれが何をもたらしたか、というところですかね・・・。それが、「最終戦争後」という世界と、最近の政情と重なるところが、またゾワゾワとさせるってことなんでしょうか。まぁ、こんなの正解なんてないと思うので、どう思っている人が多数なのかしらないけど・・・。
あとは、終わっていくこと、言うなれば「消失」に対する言いしれぬ不安かなぁ。
戯曲の中では、記憶や家といった具体的なものがどんどん「消失」していくけれど、それだけではなくて、もっと大きくて、しかし明言しにくい何か(それは、具体的なものの集合体なのかもしれない)がいつのまにやら「消失」していくことに対して、現実世界を生きる私たちが抱く不安感とリンクする部分があるような気がした。ただ、それをやっぱりどこか他人事目線で見ている自分もいるんだけど。

実にソリッドな良い作品で今年の観劇を締めくくることができてよかったです。

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NYLON100℃ 43rd SESSION
「消失」
2015年12月5日~27日 @本多劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二、みのすけ、三宅弘城、八嶋智人、松永玲子、犬山イヌコ
美術:島次郎  照明:関口裕二 音響:水越佳一 映像:上田大樹
衣裳:小原敏博  衣裳補:小林由香  ヘアメイク:宮内宏明(M’sfactory)
演出助手:相田剛志  舞台監督:宇佐美雅人(ショウツールズ)
声の出演:池谷のぶえ
宣伝美術:雨堤千砂子  宣伝写真:江隈麗志
宣伝ヘアメイク:山本絵里子、浅沼靖 宣伝衣装:村上利香  
プロデューサー:高橋典子
制作:川上美幸、青野華生子、北里美織子、川上雄一郎、仲谷正資、荒川ちはる
広報宣伝:米田律子  製作:北牧裕幸
協力:アクロスエンタテインメント、大人計画、オフィスPSC、シス・カンパニー、ダックスープ、マッシュ
企画・製作:シリーウオーク、キューブ  主催:キューブ

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by yokusang_09 | 2015-12-23 17:05 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

猫のホテル「高学歴娼婦と一行のボードレール」@こまばアゴラ劇場

c0025481_19172731.jpg年末はやっぱり猫ホテですよね。…って感じにここ数年確実になっている。
てなわけで、今回も猫ホテ。
実は柏在住時代、やむを得ない理由から前売券を買うという行為を極力避けていたため(当日精算狙い)、事前に劇団先行で前売を購入すると、劇団員からのメッセージ付きでチケットが届くという事実を知り感動するw
余談ですけど、何故当日精算狙いだったかというと、
仕事の都合上、直前になっていけなくなる可能性があったからです…。


東電OL殺人事件を題材にした今回の作品。
今回の劇場は駒場だから、これ、事件があったアパートって近くだよね。
皆様ご存じのとおり、結局この事件は未解決事件でございまして。そして、被害者の身元がメチャクチャ注目を集めた事件でございます。
こんな事件を題材にするっていうのは、ちょっと勇気がいるのかな、とも思った。(だって、色々詳しそうな人多くて、面倒っぽそうじゃない…)

が、作品について言えば、そんなことお構いなしに、メチャクチャカッコよかった。
いっぱい笑ったし、緊張したし、何より深さに圧倒。

元々、新作のためにしばらく続けていたリーディング公演を元にこの作品がつくられているそうで。そのためか、少しアンサンブル的な構造になっていて、5人の役者が、若干コロス的な感じで役をチェンジしたりするもんですから、それは極めて演劇的で楽しかったけれど、その分ちょっと難しかったところもあったかな…。

でも、個人的にはそのあたりのグチャグチャ具合も含めて、楽しかったというか。冒頭、おじ様たちのやり取りとかで思いっきり笑わせてもらったあと、ググッと「高学歴娼婦」の心の深淵と、その周辺に迫ってからの緊張感、というギャップとか、めちゃくちゃクールでした。堪らん。
一応、事件のことは知ってはいたのですが、その当時、別に東京でサラリーマンやっていたわけでもないので、正直「ふぅん」って程度ではあったんです。スキャンダラスな事件だな、と思っていたくらい。

でも、千葉さん世代にしてみれば、もっと想うところがあったのかな、と。
その想いが、もうそれは究極的には想像にしかならないのだろうけど、でもあの深さに繋がっているのかなぁ、なんて考えておりました。

劇中に、「雪崩よ、お前の雪崩の中に 俺をさらって行かないか。」(Avalanche, veux-tu m'emporter dans ta chute?)というボードレールの詩が出てくるのですが、この歳になってわかる気持ちもあって、まぁ、だからといって売春やろうとは思いませんが、でもあの虚しさや、淋しさや、やるせなさを見ていたら、どうやったら彼女を助けてやることが出来るのか、という気持ちになってくるのと同時に、実は誰でも「高学歴娼婦」になりうるのではないか、ということも頭をよぎり、そんなこんなで、いつのまにやら私も、自分の心の深淵を覗かされたような、そんな気分になってきたのでした。

いつもの猫ホテとちょっと違う、という意見があるみたいですが、わたしゃ別にいつもの猫ホテでしたけどね。。。ただ、今回はスタッフワークが、実にカッコ良かった。特に衣装。あれだけ着せておいて、実は匿名だし、実はミニマムだし、ってカッコよすぎるよ!大好きでした。

結局のところ、全部好きだったなぁ。
今回の芝居も。

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猫のホテル 「高学歴娼婦と一行のボードレール」
2015年12月10日~17日 
@こまばアゴラ劇場

作・演出:千葉雅子
出演:森田ガンツ、市川しんぺー、佐藤真弓、村上航、千葉雅子
日替わり出演:小川菜摘、平田敦子、中村まこと
美術:原田愛  美術補:岩本三玲  照明:加藤泉
演奏:森まんぽー  舞台監督:藤田有紀彦、土居歩 演出助手:渡邊千穂
宣伝美術:犬川ヒロ  宣伝イラスト:香川尚子  制作助手:中村優衣
制作:大橋さつき  芸術監督:平田オリザ
技術協力:鈴木健介(アゴラ企画)
制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
企画製作:猫のホテル、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

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by yokusang_09 | 2015-12-12 22:11 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

パルコプロデュース「レミング」@東京芸術劇場プレイハウス

c0025481_1354874.jpg【あらすじ】
東京都品川区五反田本町二丁目一番七号、幸荘十号室。
コック見習いのタロ(溝端淳平)とジロ(柄本時生)、畳の下にはタロの母親(麿赤兒)が潜む下宿屋の仕切り壁が忽然と消えた!
修理を依頼しても、大家は何故か下宿屋の存在そのものを否定する。
壁のなくなった部屋には、次々に奇妙な訪問者が入り込んでくる。
30年以上も同じ映画を撮り続けているという撮影隊と往年の大女優(霧矢大夢)、患者、囚人たち…。
部屋に“都市”が流れ込んでくる。
夢か現実か?目眩くシーンの連鎖。
壁が消えた世界で、タロとジロは何処へ行くのか…?


実は名古屋公演はスケジュール的に厳しいかもしれなかったので、おなじみの東京で。

パルコプロデュースなのですが、キャパシティの関係で、今回は芸劇なのだそう。一昨年の上演時には全然チケットにありつけなかったので、今回は結構楽しみにしておりました。だって、松本雄吉と天野天街の共同台本なんだよー。

ちなみに、地下のシアターイーストでは、「書を捨てよ、街へ出よう」を上演していて、両方のチケットを持っていると、それぞれパンフレットがもらえるという企画があり、両方観に行った自分は無料でパンフレットをゲット。ありがたかったです。こういうの嬉しいね。

とりあえず、難解だということだけは覚悟していたので、あらすじだけは頭に入れていったのですが、正解でしたね・・・。ただ、維新派や少年王者舘の芝居を観たことがあれば、割となんなく入ってくると思います。自分はよく知らんのですが、話の筋は原作とほぼ同じらしいのですが、どうみても松本演出というところと、どうみても天野台本というところがちょいちょいあって楽しいw
まぁ、維新派的な芝居を、商業ベースに乗せたって感じだと言ってしまえば、そういう感じです。

松本雄吉は、これまでの作品の中でも都市というものを扱ってきていているわけですが、「レミング」も同様に、都市というものが一つのテーマになっているわけで、そういう点で言えば、昨年大阪で観た維新派の作品にちょっと近いモノがあって、それで結構スルッと観れちゃった部分は大きいかもしれない。(勘違いだとしても、まぁ、結果オーライと言うことで許してw)

都市という巨大な存在に集う人々の個々人の人生の小ささと、都市という存在そのものが人々の夢やら幻想やらの上に建つ楼閣のような不確かさ。寺山はそれをひっかき回して突き詰めていたのだと思うんですけど、隣の家との壁がなくなるという現象をきっかけに、まるで変な夢でも見ているかのように、ぐちゃぐちゃに物事が展開していくのは、心地いいというかなんというか。

実はコロスみたいなところに、ごまのはえさんが出てたりとか、ちょっとよくわからないところもあったんですけど(笑)、キャストは概ねよかったです。
なにより、影山影子を元宝塚にしたのは正解だったと思う。階段で芝居してるの誰よりも似合ってたし(笑)あとは、麿さん。頭しか出てないシーンが多かったけど、それでも存在感がハンパなくて、めちゃ仕事してました。てか、メインどころの4人の役者、それぞれ個性がはっきりしていて、それが不思議とあの芝居(というか演出?)にはまっていて、なんかその辺りも楽しかった。

以上。

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パルコプロデュース 「レミング」
(東京公演)2015年12月6日~20日
@東京芸術劇場プレイハウス

作:寺山修司
上演台本:松本雄吉(維新派)/天野天街(少年王者館)
演出:松本雄吉(維新派)
出演:溝端淳平、柄本時生、霧矢大夢、麿赤兒、花井貴佑介、廻飛呂男、浅野彰一 
柳内佑介、金子仁司、ごまのはえ、奈良坂潤紀、岩永徹也、奈良京蔵
占部房子、青葉市子、金子紗里、髙安智実、笹野鈴々音、山口惠子、浅場万矢、秋月三佳
音楽:内橋和久 美術:林田裕至 照明:吉本有輝子 音響:佐藤日出夫
衣裳:堂本教子 ヘアメイク:西岡達也 振付:金子仁司/広崎うらん
歌唱指導:伊藤和美 演出助手:石内詠子 舞台監督:大田和司
宣伝美術・絵:東 學 宣伝写真:渞 忠之 宣伝衣裳:立花文乃 宣伝:吉田プロモーション
プロデューサー:笹目浩之/祖父江友秀/田中希世子 制作:池邉里枝 製作:井上 肇
企画・制作=パルコ/ポスターハリス・カンパニー 協力=テラヤマ・ワールド/維新派 製作:パルコ

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by yokusang_09 | 2015-12-12 17:39 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

はえぎわ「ゴードンとドーソン ~妻と夫と虎の夢~」@シアタートラム

c0025481_1394086.jpg東京勤務時代の同僚の結婚式で上京する機会がありまして。
いや、美男美女カップルの結婚式って、こんなにも華やかなのか!と、感動しました(笑)それに、東京勤務時代の同僚や上司にも久しぶりに会えて嬉しかったです。なんか、幸せのお裾分けもらった気分。
とはいえ、次に結婚式を挙げるのは私、ということではありませんがw

さて、その上京ついでに、ちょっと久しぶりに東京で観劇。
はえぎわの新作です。

いつもとちょっと違うことやっている、みたいな触れ込みだったのですが、なんとなく物語の設定とかがそんな感じなんだろうか・・・くらいには思いましたけど、そんなにいっぱい観てないからわからんw
でも、去年観た芝居と、根っこ(?)は共通するモノを感じましたけど。
9月に観た芝居が30代の情熱を見せていたのだとしたら、今回は、気づいてしまった中年の憂鬱、ってところなんでしょうか・・・。まぁ、色々と哀愁に満ちた台詞があったので、間違ってはいないはず。
実は私、最近アラサーの域を脱してしまい、それなりには落ち着いてきたとは思いつつも、20代前半からののノリが継続している部分も大いにあり、このまま中年に向けて、どうなってしまうんだろうか、モヤモヤ…。みたいなことを考えていたりするんですね。
私以外の人間には、知ったこっちゃないと思いますけど。

何となく、そんなような気持ちが、あの一癖ある夫婦を通じて描かれていたのかな、と。「あるある!」みたいな気持ちになるには、私は多分まだ早いんですけど(笑)
でも、歳くったからって人間の中身なんてそんなに変わるわけじゃねーし、結局は社会的な作用も含めて、その人はその人でしかないわなぁ、って感じですかね。そんなことの、ノゾエさん始め出演者達の、主張というよりは自己確認的な印象を受けました。

それにしても、なんか、改めて気づいたらオッサンオバサンだらけだったなw 
でも、その平均年齢高めのメンバーがまたみんないい味出すんですよ。特に夫婦役の二人。愛に満ちあふれてました。でも、ただ愛に満ちあふれて~ってノリの芝居かというと、「虎を見ませんでしたか?」と、別役実を思い出させるような場面があったり、(内容がはっきり思い出せないけど、昔観た「天神さまのほそ道」の記憶と断片的に重なった)、あとは、イヨネスコの「椅子」なんかも思い出しちゃったりして、そういう要素が、いい引締め(っていうのか?)になっていたような。

なんつーか、観たあと、少し肩の力が抜けてほっこりした気持ちになる作品でした。あー、その辺は、前回とはまたちょっと違うのかなぁ。(少なくとも去年の作品を見たときとはちょっと違う気持ちだったですけど)

毎度のことながら適当に思いつくまま書いてしまった・・・。以上。

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はえぎわ 「ゴードンとドーソン Gordon&Dawson ~妻と夫と虎の夢~」
2015年10月23日~11月1日 @シアタートラム

作・演出 ノゾエ征爾
出演:井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、村木仁、家納ジュンコ、踊り子あり、
    川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエ征爾
舞台監督:田中翼  舞台美術:長田佳代子  音響:井上直裕 (atSound)
照明:伊藤孝(ARTCORE)  衣裳:山本有子(ミシンロックス)  ドラマターグ:斎藤拓(青年団)
演出助手:松森モヘー、堀田夏美  
宣伝美術:成田久(キュキュキュカンパニー)、高橋秀彰(プロトデザイン)  宣伝写真:森恒河
モデル:岸井ゆきの、田中馨  宣伝ヘアメイク:新城輝昌  印刷:凸版印刷
WEBデザイン:朝日太一  票券:鈴木ちなを  制作:桑澤恵、リトル・ジャイアンツ
協力:ヴィレッヂ、エスアーティスト、オフィスⅢ’s、krei inc.、MY promotion、吉住モータース、
助成:芸術文化振興基金  
提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター  後援:世田谷区
企画・主催:はえぎわ

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by yokusang_09 | 2015-10-25 17:22 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

日本の30代「ジャガーの眼2008」@下北沢駅前劇場

c0025481_163522.jpg旗揚げ公演を、年度の切り替わり時期で、家の外にでるのがひどく億劫立ったという理由で見逃してしまい、ちょっと後悔したので、今回はちゃんと観に行くことにしたんだよね。日本の30代。まさに自分と同年代の役者たちが劇団の垣根を越えて集まって、何かやっているというのは、ちょっと気になっておりました。また、なかなかシブい演目選んでくるしね。今回は唐十郎の「ジャガーの眼2008」ですってよ。

いろんな人が言ってますが、まぁ、ぶっちゃけそんなに分かりやすい芝居ではない(笑)
ただ、台詞は聞き取りやすいし、なんとなく木野花演出らしい感じだったので、台詞が聞き取れずストーリーも難解でさっぱりわからない、ということはないのですが。ただ、この「分からなさ」も含めて、なんかすっごい懐かしい気分になって、もし、神経が過敏になっている時だったら、少し涙ぐんだかもしれない。

この戯曲、ちょっと群像劇的な構造になっていて、様々な登場人物が、(物語的に)少しずつ絡み合いながら、その世界で一生懸命生きているわけなのだが、それが、同年代の役者達がこの戯曲に対して、純粋かつひたむきに取り組んでいる姿と被るんですよね。
「一生懸命演じてる感じがよかった」なんて感想は、もう最近はめっきり言わなくなりましたけど、今回はあえて積極的にこの言葉をチョイスしたいかも。もちろん、それはどらめちゃポジティブな意味でですけど。もっとスマートに言うならば、まさに「熱演」。そして、その熱演する姿に、驚くほど心を動かされました。

この戯曲のチョイスといい、役者の演技といい、最近忘れかけていたものを思い起こさせてくれる感じ。特に演劇部だった自分は、結構直接的に作用していたかもw 
役者は全員良かったんだけど、まぁ、もう触れざるを得ないでしょ、って感じなんですけど、やっぱり平岩紙が素晴らしかったです。あとは、(元?)毛皮族チームがなかなかシブい働きをしていました。

世の中的には、そんなに大手振って若いと言える年代でもなくなりつつある30代ばかりの舞台ではありましたが、観劇後はすげー若さとパワーをもらった気分になりましたw
はい。

以上。

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日本の30代 「ジャガーの眼2008」
2015年8月28日~9月7日 @下北沢駅前劇場
作:唐十郎
演出:木野花
出演:平岩紙、富川一人、竹口龍茶、羽鳥名美子、少路勇介、鈴真紀史、町田水城
延増静美、井内ミワク、井本洋平
美術:池田ともゆき 舞台監督:吉田元海 音楽:門司肇 演出助手:山本タカ
音響:秦大輔  照明:宮野和夫  衣装:坂東智代  宣伝美術:中島基文  宣伝写真:浅田 政志
ウェブ制作:コシ、林大輔  PV監督:朝日太一  PV撮影:村橋 佳伸
PV撮影協力:名嘉真法久  制作進行:花澤理恵(リトル・ジャイアンツ)、島村楓
場所提供:日産グローバル本社ギャラリー
協力:吉住モータース、大人計画、はえぎわ、エスアーティスト、イマジネイション、ダックスープ
舞プロモーション、スターダス・21、クレイ、舞台芸術学院、劇団唐組
企画・製作:日本の30代

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by yokusang_09 | 2015-09-05 17:56 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

庭劇団ペニノ「地獄谷温泉無明ノ宿」@森下スタジオ

c0025481_0535399.png実はペニノ初見だったんです。
2年以上本公演がなかったらしいので、
まぁ、仕方がないと言えば仕方がない(のか?)。

第一感想としては、ちょっと怖い昔話を見たような、
何か見ては行けないものを垣間見てしまったような、そんな気分だった。
そして、登場人物の業深さや生命力、単純に言い表すことのできない心の
動きを見せられたのと同時に、自分たちも向こう側から見られているかのような気分。
ぶっちゃけてしまうと、小人症の父役だったマメ山田の存在感が、
自分の中ではかなり大きい。そもそも、あんなに近い距離で
あんなに台詞喋っているマメさんみたの初めてだったのだが、実は、
その身体的特徴を、自分自身としてどう捉えていいのかわからなかったんです。
だって、なんか、見せ物小屋みたいなシーンで出てきたりとか、
今まで観た姿ってそういう場面が多かったから(笑)
冒頭、おばあちゃんが、父親に対して拝むシーンがあるんですけど、
まぁ、結構それに近い(笑)

バスもまともな本数が走っていないド田舎の名もなき湯治宿と、
そこに集う人々の妙に濃密な関係性。それに対して、東京から奇妙な親子が
やってきたという事実と、時々出てくる「新幹線」という単語が、印象的だった。
人形遣い親子と新幹線は、どちらも外部からやってくる異質なものであり、
そして、宿と人々に新風を吹き込む。それは、これまでの均衡なり秩序なりを
壊すものであると同時に、新しいものも生み出していく。
こういうの、なんて言えばいいんでしょ。
スクラップ&ビルド、ではないと思っとるけどw

それにしても、ほとんど事前情報ナシに観てたんですけど、
あの超絶リアルなしかも回転舞台には本当に驚いたし、
役者も上手下手を超えたリアリティというか、深みがすごい。
肌を見せるとすぐに「体当たりの演技」とかいうのイヤなんだけど、
あれはまさに、その点も含めて「体当たりの演技」(イマイチこの用語の
定義がわからんのだが)であったと言っていいのかな。
役者が、テキストだけじゃなくて、リアルな身体で語っていたな、という印象でした。

以上。

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庭劇団ペニノ 新作公演 「地獄谷温泉無明ノ宿」
2015年8月27日~30日 @森下スタジオ

作・演出:タニノクロウ
出演:マメ山田、辻孝彦(劇団唐組)、飯田一期、日高ボブ美(ロ字ック) 
久保亜津子、石川佳代、森 準人
声の出演:田村律子
構成:玉置潤一郎、山口有紀子、吉野万里雄
美術:稲田美智子  照明:阿部将之  音響:佐藤こうじ
舞台監督:久保勲生  演出部:河合達也  演出助手:松本ゆい
音楽監督:奥田祐  胡弓指導:川瀬露秋  宣伝デザイン:奥秋圭
影絵・切り絵:チャンキー松本  制作助手:北澤芙未子  制作:小野塚央
企画・製作:庭劇団ペニノ  主催:庭劇団ペニノ/合同会社アルシュ
共催:公益財団法人セゾン文化財団
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
文化芸術振興基金

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by yokusang_09 | 2015-08-28 16:39 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

鎌ヶ谷アルトギルド「いつも心に太陽を」@まるた石井園直売所

c0025481_2315125.jpg『いつも心に太陽を』は、オカマの愛と情けを題材に人間が持つ孤独な魂の葛藤を描いた戯曲です。この戯曲には、決して成功することもない、認められることも報われることもない人間たちが、それでも自分の気持ちに前向きであろう、信念に誠実であろうとする姿が描かれています。つかこうへいという日本を代表する劇作家が膨大な言葉を駆使して書き上げたこの人間讃歌を、是非とも皆さまにご覧頂きたいと思います。
「今はもう滅び去った慎み深い”全ての人々”に哀悼の意を込めて」


元々は昼間に別の用事が柏であって、セットで行く予定だったんですけど、昼間の用事が諸事情により流れてしまった結果、このお芝居を観に、鎌ヶ谷(新鎌ヶ谷駅)の梨農園へ行くのがメインになってしまった(笑)

柏在住時代、新鎌ヶ谷は、船橋に行くときに野田線で通り過ぎるだけだったので、降りるのはこれが初めて。ちなみに、都内から向かったので、松戸で新京成利用だったのですが、実は新京成も初めて。津田沼に行く用事は何故かなかったんだよなぁ。友達が家を買って住んでいたんだけど。ちなみに、新鎌ヶ谷駅周辺は、びっくりするくらい粗放的な土地利用が広がっていて、東京近郊の3路線も接続する駅周辺なのに、こんな名古屋近郊みたいなところもあるんだなぁ、と一人しみじみしておりました。(←色々失礼)
まぁ、そんな東葛な思い出はさておき。(鎌ヶ谷は東葛なのか?)いや、でも、まさか旧自宅からそんなに遠くない千葉県内の、しかも梨農園で、こんなに気になる劇団が活動していたとは盲点すぎたので、機会があれば行きたかったんですよね。これはマジで。

かつて、テレビドラマの原作にもなった(俺は途中まで見ていた)戯曲で、そのことだけは知っていたのですが、芝居としてみたことは一度もなくて。今回の上演はその一部を抜粋するような形での上演ということでしたが、いやー、濃厚。むちゃくちゃ濃厚。そもそも鎌ヶ谷の梨農園の作業小屋みたいなところで、なんでこんなガチの芝居を上演しているんだ、という意味不明さも相まって、さらに濃厚(笑)

当日パンフによれば、この作品は、「今の自分は本当の自分ではない」と、満たされない現実とそこから脱しようともがく人間の姿を描いた戯曲であり、つか曰く「男のための男の演劇」だそうですが、演出家は「人間のための人間の演劇」だと思う、と述べておられます。まぁ、私、男性なので、どっちでも含まれるんで、そんなに死活問題ではないんですけど(笑)、でもこれは「人間のための人間の演劇」の方だと思います。

折しもLGBTに注目が集まる昨今、男同士の恋愛ドラマという形式を用いて、こんなにも普遍的に人間臭い物語を描いたつかこうへいのセンスもさることながら、この戯曲をこんなにも骨太にしっかりとこの演出と役者に完全にやられた!って感じです。

時間の経過や身体の老いに構うことなく、目の前に立ちはだかる試練やらタクスに対して、自分自身はどう向き合うのか。もがくって、別に全然楽しくなくて苦しいし、他人から見てもパッとしないことは間違いない。でも、カッコつけても何ともならない。まさに「生きていかなくっちゃね」…。
名古屋に戻ってから、個人的に考えていたことだったこともあり、シンプルに共鳴できるだけでも、自分としては印象に残る作品となった可能性はあるのですが、それがこの濃さで見せられちゃったんじゃあ、ねぇ(笑) その衝撃たるや、かなりのモノでした。
正直、舞台上から、こんなにも熱量と力強さを感じたのは久しぶりでした。それと、芝居において最もプリミティブで重要なことを見せつけてくれた気がして。(おそらく、それがまた衝撃へと作用している気がする)

まぁまぁ、これ以上、自分のようなのが、アレコレと語ってもしょうがないのでやめときますけど、とにかく、実に濃厚で骨太な、超贅沢な時間でございました。

以上。

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鎌ヶ谷アルトギルドの直売会
「いつも心に太陽を」

2015年6月26日~28日、7月3日~4日
@まるた石井園(梨園)直売所

演出:石井幸一
出演:前島謙一、鈴木正孝、文秉泰
照明デザイン:染谷和彦 音響デザイン:武者輝
衣装デザイン:伊藤祥子 特効:小助川玲凪
撮影:市川高穂 制作:石井圭子

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by yokusang_09 | 2015-07-04 22:52 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

日本総合悲劇協会「不倫探偵~最期の過ち~」@本多劇場

c0025481_2116512.jpg久し振りのニッソーヒ。まさかこんな人気公演チケットをスルスルッと取れるようになるとはね。10年の月日はでかいw

笑いを抑制したイメージがあったニッソーヒだったんですけど、全然そんなことなくて、大いに笑わせてもらいました。でも、爆笑とどんよりと両方結構な振り幅だったなぁ・・・って感じ。天久さんと松尾さんの対談の中で、あえてテーマ性を持たせない、みたいなことを言っていたのですが、確かにフツーにサスペンス物のいった感じで、何か持ち帰るというものがあるわけではなく、むしろ終始おちゃらけながらも(←この表現もどうかと我ながら思うが)、複雑な事情が絡み合って、深い、と言うのとは違うんだけど、厚みのある世界が展開されておりました。何てったって、松尾スズキが不倫探偵ですから。なんか、厚みあるよね(笑)

今回は天久さんも入っての作品ということなので、やっぱり、いつもの大人計画作品とはちょっと違う空気が流れつつも(一人芝居の時に似てますね)、本公演じゃないが故なのか、いつもよりも演出のやりたいようにやっている感じもして。「ラストフラワーズ」に刺激されたのか、映像を駆使して、マンガと舞台の融合みたいなことにもなってたし(笑) あとは、謎のテレビ風ドラマ演出とか、まさかのメタ構造挿入とか。(最初、二階堂ふみが言ってる台詞の意味が全く理解できなかったw)

ただ、その振れ幅のせいなのか、ニッソーヒに対するイメージなのか、思いの外、ストーリーが少年マンガみたいな印象もあったりしたからなのか、好き嫌いははっきり分かれそうな予感はしましたね。どうなんでしょう。
トータルとして、あのいつにない自由度は愛すべきポイントだとは思うんですけど。まぁ、特段のテーマ性もなくて、やりたい放題やっていた感じなので、繰り返しですけど、たまらん人にはたまらんかったのではないでしょうか。
個人的にはテーマ性がなくとも、もう少しどんよりした気分にさせて欲しかった気はしますが、2時間サスペンスにそれを期待するか?と言われたら、あんまりしないので、そんなもんなのかもしれません。

それにしてもですね、この日、あの小笠原沖の地震があった日なんですよ。本番中、本多劇場も結構気持ち悪く揺れまして。ただでさえ(職業的な問題で)地震怖いのに、結構長く揺れるもんだから、さすがにお客さんもちょっとザワついてたんですよね。(ちなみに、都内は震度4だったけど、神奈川県内では5弱が発生したため、横浜の「再生」は中断したのだそうです)でも、役者さん(このときは伊勢志摩さんが高いところに上って台詞を言っていたシーンだったので、場所的にはもっと揺れを実感していたのではなかろうか?)は、全く動じてなくて。さすがプロだな、と関心させられましたが、素人の観客である私は、物語の隠された真実みたいな、大事なことを言っているシーンだったにも関わらず、集中力を削がれたため、芝居に完全にはノリきれなかったところがちょっと悔やまれます・・・。こればかりはしょうがないんだけど。

しかしまぁ、ついに起きちまったな・・・。本番中に強い揺れ。色々タイミング良く、今回はこれで済んだけど、いやー、やっぱそれなりにリスクあるんだなぁ、劇場にカンヅメになるって。完全に芝居の本筋と関係ないけど。

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日本総合悲劇協会vol.5 「不倫探偵 ~最期の過ち~」
(東京公演)
2015年5月29日~6月28日 @本多劇場

作・演出:天久聖一、松尾スズキ
出演:松尾スズキ、片桐はいり、二階堂ふみ、伊勢志摩、皆川猿時、村杉蝉之介、近藤公園、平岩紙
舞台監督:瀬崎将孝 照明:佐藤啓 音響:藤田赤目 舞台美術:原田愛 衣裳:戸田京子 
ヘアメイク:大和田一美 演出助手:大堀光威、佐藤涼子 衣裳助手:伊澤潤子、梅田和加子 
宣伝イラスト:河井克夫 宣伝美術:榎本太郎 宣伝写真:江森康之 宣伝スタイリスト:森保夫 
宣伝協力:る・ひまわり 票券:河端ナツキ、能美山しの 
制作助手:北條智子、赤堀あづさ、横山郁美 制作:長坂まき子 
企画・製作 大人計画、(有)モチロン

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by yokusang_09 | 2015-05-30 22:45 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)

拙者ムニエル「わくわくステーション」@下北沢駅前劇場

c0025481_2357391.jpg20日も経たないうちに帰ってきた東京なんですけどね(笑)
いやー、こんなにも落ち着くとは・・・。この日は、せっかく飛行機で早い時間から出てきたので、上野で諸々の雑件を午前中に片づけて、午後は千葉県在住の友人と銀座でランチ。そして夕方からは、下北沢でお芝居だったわけです。(まぁ、察しはつくと思いますが、芝居が第一の目的でしたw)

4月になってから気になる芝居が3つくらいあって、東京(正しくは千葉県)に住んでいたら全部余裕で観られたのに、週がバラバラなので、しかたなくこの1本に絞ったわけです。決め手はレアさ(笑)6年ぶりの本公演だそうで。劇団の名前はよく聞いていたのですが、その実体はぜんぜん知らなかったんだよね・・・。

コントノリというか、コントでしたね。劇団のコント。話は連動しつつも短編3つという構成でしたし、サモアリ以上にコントでした。わかる人にだけわかればいいけど、雑に言えば、概ねバッカスです。
でも、初見だからあんまり調子こいたこと言えないんですけど、サモアリのときもそうだったんだけど、久しぶりに集まって、客と一緒にバカを楽しむ空気感、いいよね。
やれといわれてもやる気にならないし、目の前のことにかまけて、他事とかあんまり手が伸びなくなるじゃない。30代中盤って。そういう私も30代ですけど。なんつーか、そこを通過した何かなんだろーか・・・なんてことをぼんやり思ったり。

それにしても、拙者ムニエルってこんなにもキャラ攻めだったんですね、と言いたくなるくらい、登場キャラが強烈でした。下手に大物ゲストがいたりしないので(客演さんはいましたけど)、そういう元々の味の濃さが堪能できたーって気分。伊藤さんの婦人警官役は、微妙に特定個人を想起させるところがステキ(笑)あと、加藤さんは濃ゆいキャラを演じわけまくっていて、前も(客演のときに)思ったけど、巧い。澤田さんは、なぜか初めてあんなに間近で演技しているところを観たかもしれない。(観た気になっていただけか)
てか、最後、なんで加藤さん演じるおじいちゃんは三河弁を喋っているんだろうと思ったら、作・演出の村上さん、豊橋の人なのか。

基本的には、現実にはあまりなさそうな設定で、バカやってるんだけど、決して自分から遠い世界でもないし、見ようによっては現在、そしてこれからの日本をシニカルに描いているようにも見えて、まぁ、ウダウダ書いちゃってますけど、ワハハと、大人でちょっとサブカルな笑いを堪能させていただきました。

はい。

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拙者ムニエル 「わくわくステーション」
2015年4月17日~21日 @下北沢駅前劇場

作・演出:村上大樹
出演:加藤啓、千代田信一、澤田育子、山岸拓生、寺部智英、伊藤修子、村上大樹
小林健一(動物電気)、浅野千鶴(味わい堂々)
照明:斎藤信一郎(A・P・S) 音響:尾林真理(ウーハーズ) 舞台監督:川上祥爾(青年座)
小道具:櫻井徹、和田由里子、田中霧香 衣装協力:松本夏記
宣伝美術・WEB:寺部智英 宣伝写真:近藤健嗣 宣伝イラスト:伊藤修子、加藤啓
制作:大橋さつき プロデューサー:大羽英雄 主催:stay fool合同会社
協力:(株)オフィスPSC、(株)SLUSH-PILE.、(有)ヘッドクリエイティブ 、(株)ヘリンボーン 、
(株)よしもとクリエイティブ・エージェンシー、(株)ハイレグタワー、イマジネイション、
動物電気、味わい堂々、猫のホテル、goodmorning N°5

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by yokusang_09 | 2015-04-19 23:54 | 芝居を観てきた2015 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


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