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2017年春のおしゃれ散財記録(その2)

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前回、腕時計やらストールやら買ったって話をしましたが、
その後もちょっと買い物しておりまして。
とはいえ、必要を感じていたものしか買っていないのですが。
洋服に関しては。

ここ数年ずっと欲しいといっていたのに買えてなかった
ストライプシャツですが、素材感が気になってhaversackのに。
なんだかんだで、よく服買うエリア=銀座~有楽町にて。
しかし、そのあと、大阪の梅田で見かけた、某ブランドのストライプシャツも
極めて良すぎたので、危うく買いそうになったけど我慢…。
そんなにストライプシャツばっかりあっても仕方がないから…。
あとは、春夏に被るキャップを買いました。こちらは大阪で。
案外お値打ちだったんですよ、これ。だもんで。
頭大きいし顔大きいしなので、いろいろ気を遣わなかんのだけど、
いいのに出会えたら、やっぱりそれはうれしい。

それと、先日、国立新美術館の草間彌生展に行ってまいりまして。
なんか、グッズとかが森美術館っぽいなぁ、とか思ってたんですけどw
展覧会もよかったし、この図録自体もよかったので、久しぶりに図録購入。
なかなかの存在感を放っております、我が家の本棚でw

あと、池袋で芝居観た後、芸劇の前でフリマやってたんですけど、
そこで見つけちゃったポーチ。レトロなテキスタイルがかわいい。
もうオッサンだけど、そんなの無視して購入。(カラーリングも好き)
PC周辺用品ってゆーか、まぁ、外付けの光学ドライブやハードなんぞを
入れてまいる所存。それでスタバ行ってノマドしちゃうw

まぁ、春だでよ。
出かけると楽しいし、物欲刺激されるがんね。
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by yokusang_09 | 2017-03-23 21:39 | ファッション | Comments(0)

SPAC「真夏の夜の夢」@静岡芸術劇場

c0025481_125019.jpg【作品について】
その恋、気のせい!?いいえ、木の精のしわざかも…
妖精、悪魔、人間が繰り広げる、SPAC「祝祭音楽劇」の真骨頂!
世界的に活躍する劇作家・演出家の野田秀樹が、シェイクスピアの恋物語を大胆に潤色。富士山麓の「知られざる森」を舞台に、原作には登場しない悪魔メフィストフェレスを忍び込ませ、見る者を夢と悪夢のはざまへと誘う。その巧みな言葉遊びに、宮城聰ならではの機知に富んだ演出と躍動感あふれる打楽器のリズムが絡み合い、幻想的な森の異世界が立ちあがる!2011年に初演、14年にはロングラン上演を成功させ、「フェスティバル/トーキョー15」のオープニングを飾ったSPACの大ヒット作が、三たび、静岡芸術劇場に堂々登場!!
(SPAC ウェブページより)


以前からその評判は聞いていたのですが、今回初めて観ちゃいました。
SPACの「真夏の夜の夢」。実は野田秀樹が潤色したバージョンだったんですね。
なので、まんまシェイクスピアではないわけで。そういえば、初めてこの劇場来た時も、野田秀樹のシェイクスピア作品を元にした昔の脚本だったんだよな…。(「三代目りちゃあど」でしたね)

作品解説は、劇場で配られる当日パンフに詳しいのでそちらにお任せします…。
http://spac.or.jp/culture/?p=706

野田秀樹潤色という時点で、なんかちょっと小難しそうかもしれない…と構えかけていたのですが、まぁ、確かにちょっと難しくなっていたかもしれないのですが、それほど苦もなく。なんといいますか、作家の若さもあるし、作品そのものというよりも、シェイクスピアに生意気かつ果敢に挑んぢゃる!みたいな、そういう感じがするのよね、野田さんがシェイクスピアを扱うと。(そこが生意気感なのかしらんw)

元々は結婚式の余興用に書かれた作品なのですが、野田版は悪魔(メフィスト)が登場することで、単純な喜劇ではなくて、ハラハラドキドキの展開に。舞台も富士山のふもと(ご当地!)だし、登場人物の名前も日本風に変っているし、いかにも野田さんな言葉遊びもてんこ盛りだし、かなり大胆に潤色しているのに、でも、意外と(?)基本線は外していないからなのか、やっぱり「真夏の夜の夢」なんですよね。

まぁ、小劇場演劇らしいといえば小劇場演劇らしい戯曲だとは思うのですが、戯曲だけでも、なんか不思議な感覚を覚える作品なのに、ここにもう一つ、宮城演出が加わることで、本当に不思議な夢の世界を見ているような、そんな気持ちになるわけです。決していい夢というわけではないですが。

実は、前半、特に開演後暫くは、どうもノリきれていなったんです。芝居に慣れてない人からしたら、「うわー…」って感じだったと思うし(芝居を観慣れていない中学時代を思い出した)、ちょっと造作感が強いというか。多分、ビジュアルとファンタジー感が相まって、イカニモ感が強かったんだと思います…。でも、段々ノれてきて、気付いたら、本当にハラハラドキドキしながら舞台上の登場人物達の行く末を、それこそ手に汗握る勢いで見守っちゃってて、こりゃまた、純粋な気持ちで面白いもの見ちゃっていた…という。(奈良の時と一緒w)

全体を通じて感じたのは、この戯曲の面白さのプリミティブな部分が、実に丁寧に抽出されていた印象。演出だけでなく、カンパニー全体から作品に対する愛を感じる。
途中、意外とがっつり客イジリする場面があって、それが案外、観客を舞台に引き寄せる仕掛けになっていたのが印象的でした。実はこの時の公演、前日に役者さんが怪我をしてしまったらしく、その影響で、演出の宮城さんが出演していて役者から盛大にイジられるとかも大変思い出に残るエピソードw(その結果、ク・ナウカ方式(?)が一部導入されていて、アレの印象が強い私は、それはそれで満足だったんですけどね…)

なんといいますか、冒頭でも「小難しいかも」と身構えたと言いましたけど、逆に最後、自分でも驚くほど、特に何かを持って帰るって感じでもなく、身軽かつ楽しい気持ちで終わっちゃったんですよね…。もちろん良い意味です。手に汗握って、ハラハラドキドキ、難しいこと考えずに楽しんじゃった。

確かに「演劇は難しくない」のコピーに偽りなしですわw 
実は、GWも新作を観に行くので楽しみにしています。

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SPAC 秋→春のシーズン 2016-2017 #5
「真夏の夜の夢」
2017年2月25日、3月5日、11日、18日、19日、20日
@静岡芸術劇場

作:ウィリアム・シェイクスピア 小田島雄志訳『夏の夜の夢』より
潤色:野田秀樹
演出:宮城 聰
出演:赤松直美、池田真紀子、泉陽二、大高浩一、春日井一平、加藤幸夫、河村若菜、木内琴子、
貴島 豪、小長谷勝彦、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木真理子、大道無門優也、たきいみき、
武石守正、ながいさやこ、本多麻紀、牧山祐大、森山冬子、吉見亮、若宮羊市、渡邊清楓、渡辺敬彦
音楽:棚川寛子 舞台監督:内野彰子 舞台美術デザイン:深沢 襟
照明デザイン:岩品武顕 [(公財)埼玉県芸術文化振興財団]
衣裳デザイン:駒井友美子 演出補:中野真希
演出部:神谷俊貴、横田宇雄、市川一弥 美術助手:佐藤洋輔
照明操作:神谷怜奈 フォロースポット:小早川洋也、板谷 航、加藤悦子
音響:原田 忍、澤田百希乃  ワードローブ:清 千草、川合玲子
ヘアメイク:梶田キョウコ、高橋慶光  技術監督:村松厚志  
英語字幕翻訳作成:エグリントンみか 英語字幕翻訳協力:アンドリュー・エグリントン 
制作:尾形麻悠子、雪岡純 宣伝写真:小濱晴美  宣伝美術:坂本陽一(mots)
撮影ヘアメイク:YUKI & RENA(La SUPREME 新静岡セノバ)
主催・製作:SPAC – 静岡県舞台芸術センター  協力:NODA・MAP
支援:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
ふじのくに芸術祭共催事業

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by yokusang_09 | 2017-03-20 19:51 | 芝居を観てきた2017 | Comments(0)

春を探しに、いなべへ、長浜へ。

3連休、元々はちょっと旅行に行きたいなと思っていたのに流れてしまったのですが、
そのかわり、というわけでもありませんが、ちょっと久しぶりに会う友人と一緒に、
三重県のいなべ農業公園に梅を愛でに行ってまいりました。
なんか、梅を見に行くって、完全に関東在住時に仕入れた楽しみなんですけどねw
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白梅は軒並み開花していて、紅梅はまだこれから、って感じでしたが、
でも結構咲いていて、なかなかに春の訪れを満喫。
お天気にも恵まれたので、山の上なので多少の肌寒さもむしろ快適。
名古屋から行きやすいところでこんなところがあるとは知らんかったなぁ。
しかし、梅ってもっと早い時期に咲くもんでないのかしら?
実は梅のシーズンってよくわかっていない…(笑)
でも、桜よりも長いよね…?

そしてそのあとは、1時間ほどドライブして、滋賀県の長浜までドライブ。
実は長浜も初めてなんだよなぁ。黒壁スクエアとか有名ですけど。
わしが大学生のころは、地域活性化の成功例として紹介されることが多くて
だで、その手の資料はよく読んでいたんですけど、行ったことはなかったというw
実は黒壁スクエアは最近経営がよろしくないようなことを目にしたことがあるが、
とりあえず、むちゃくちゃ観光客はいましたけどね…。
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歴史を感じる建物やら、激シブな建物やらたくさんあって、
カメラとおこずかい持ってぶらぶらすると楽しい感じです。食べ歩きとか。
もっと時間があれば琵琶湖畔まで行ったり、ヤンマーの展示施設行ったりとかも
出来るんだろうけど、このときは黒壁スクエアのある商店街をぶらぶら。

偶然通りかかった有名なパン屋の列に、軽い気持ちで並んでみたら、
なんと、ギリギリのところで石窯で焼いたパンを買えてラッキー(笑)
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あとは、近江牛のコロッケ買って食べたりしてね。うまうま。
(飛び出し坊や推しなのは、発祥が滋賀県の近江地方(八日市)だからです)
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そんでもって、お土産で堅ボーロを買ったのですが、これが激うま。
ショウガの風味が効いてて止まんないの。堅いのもサイコー。また買う。
サラダパンは、このときは買えませんでした…。
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たまにはドライブ行くのもいいなぁ。こういうの、名古屋に戻ってから久しぶり。
琵琶湖畔とか、滋賀県って結構近いのに、なかなか関ケ原の向こうって億劫なのw
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by yokusang_09 | 2017-03-19 22:08 | よそんとこ | Comments(0)

ミクニヤナイハラプロジェクト「曖昧な犬」@クリエイティブセンター大阪ブラックチェンバー

c0025481_1871176.jpg[あらすじ]
小さな部屋に閉じ込められたふたり。光のないその部屋からは何も見えず、世界が続いているのかさえわからない。そんな不安と絶望の中で、未来に希望を見出せない人たちの物語。なにもない閉ざされた世界にあっても、それでも「最期まで生きる!」ことの意味を問う矢内原美邦最新作!


ふらっと大阪まで。
このシーズンは、やはり18きっぷ利用の新快速で行くのが快適です。そりゃホントは新幹線が一番だけど…。
初めてIKEA以外で大阪南港の方行きましたけど、何となく名古屋の築地口とかあの辺と似てますね…。

劇場が、こまばアゴラ劇場をもっとソリッドにしたような感じで。
確かに今回の芝居には、ロケーションも箱も大変マッチしておりました。

ただ、芝居が始まってしまうと、ちょっと加減があるというか、
東京で観ていた役者さんとは色が随分違う印象で、ちょっとそこに
慣れない感じは否めなかったかも。
とはいえ、やっぱり矢内原さんの作品だけあって、すごい運動量とスピード感。
ただ、なんか、いつもより真面目な印象だったかな…。
個人的には、もっとハンパないムダとキレ、そこに洗練されたアーバンな
空気感が乗ってくる感じを想像していたので、今回はそれに比べると、
台詞も真面目だし、ムダが少なめだったような…(笑)

というわけで、正直に言うと若干ノリ切れなかった部分があったんです…。
というか、なんか観ている間は、結構追いついていくのに集中していて、
あまり考えていなかったのですが、これ、よく考えたら、不条理劇ですね…。
ミクニヤナイハラ版不条理劇。おお、なるほどw
そうやって考えると、正直、ちょっとノリきれなかったのがわかる…。
閉塞感に満ちた不条理劇、自分はどちらかというと得意ではないのだ!(笑)

自分、実はこの芝居の意外すぎるラストを観たとき、
もしかして「木の芽時、すぐ『死にたい』っていう人への処方箋」なのかな、
と思っておりました。窓もある、ドアもある、鍵もある、監視カメラもある。
でもどうにもならない閉塞感。そして、募る焦りや苛立ち。
案外、ブレイクスルーなんて、切り替えひとつで、大して意識することもなく
やれちゃうことだったりするのかもしれない。勿論、閉塞感というのは、
今の時代性を反映させた部分もあるとは思っているのですが、それも含めての、
もっと個人ベースな話をされているような、そんな感覚を覚えました。
劇中に出てくる景色の描写が、関西での上演が故に、自分が一人で見た関西の
風景と重なったからかもしれません。

まぁ、あまり多くは語りませんが、自分自身も現在、
結構な閉塞感とか詰み気味なところがありまして。
ちょっとこの陽気にやられて、軽く死にたくなることもあるんですが、
でも自分が可愛いので死ねないんですけど、
そんな自分には特に、言語化するのが難しいのですが、
ちょっとザラッとした何かを残された、という感じですかね。


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ミクニヤナイハラプロジェクト「曖昧な犬」
2017年3月17日~19日
@クリエイティブセンター大阪 ブラックチェンバー

作・演出:矢内原 美邦
出演:立花 裕介、白木原 一仁、生島璃空
映像・照明:高橋啓祐  制作:秋津ねを
協力:竹内桃子 、プロデュースユニットななめ45° 、STAND FLOWER
主催:ミクニヤナイハラプロジェクト/ニブロール
助成:おおさか創造千島財団

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by yokusang_09 | 2017-03-18 18:04 | 芝居を観てきた2017 | Comments(2)

玉田企画「少年期の脳みそ」@アトリエ春風舎

c0025481_102698.jpg【演出の言葉】
この作品は2014年に行ったものの再演で、内容は卓球部の高校生が合宿にくる一夜の話です。いつも、何でもない人たちの、特に何でもない時間の中にある人生の機微のようなものを、出来るだけ鮮やかにと思って書いているのですが、過去作を読み返してみると、この作品がそういうことが一番よくできている気がしたのでやります。次に新作を書くときはもっとそういうことが出来るような立派な作家になりたいので、一度これをやっておこうと思います。
(劇団HPより一部抜粋)


週末の予定の調整に手間取っていたら、前売完売してしまったので、今回は珍しく当日券で。
小竹向原、多分5年ぶりくらいに行った気がするけど、あんなところにあったのね、アトリエ春風舎。マンションの地下に現れる地下空間。意外と大きくてびっくりしました。

高校の卓球部の夏合宿での様子を描いた本作品。今回は再演ということもあり、その評判は事前に目にしていたのですが、確かに驚くべき高校時代の再現度(笑)描かれている様子は、まぁ、(芝居の内容にしては)取り留めのないような高校時代の一場面。
覚えてはいるけど、別に思い出すこともなかったような、あの頃の言動や感覚が、繰り返しになるが驚くべき精度で舞台上に提示されていて、高校生じゃなくなって随分と経つ私なんぞは、そりゃあもう色々と楽しくなっちゃうし胸も締め付けられてしまうわけである。
あぁ、ああやって童貞だってことをオブラートに包んで隠したりしていたなぁ(笑)とか、今となっては些細なことがあの頃は大きく感じられたなぁ、とか。
ただ、そんなニッチなところに着眼することで、ある意味新鮮なノスタルジーの引き出しを開けて、なんでもない青春の一ページをすごくリアルに再現していた、というだけの感想に終わるわけでもなく。

高校生の彼らの言動には、大人になった今の自分から振り返ってみても、当時から今現在に至るまで全く変わってないことも出てくるのだが、さらには、大人達(OBや顧問)が登場してくることで、「かつて高校生だった頃に見えていた大人達(という存在)」というのも、半分くらいは結果論というか目の付け所の問題なのかもしれないが、(観客席の多数を占めている)実際の大人達に対しても客観的に提示されていたように感じた。

それが、高校生じゃなくなってから随分と年数が経ってしまった自分には、ジワジワと、ノスタルジーとは別の、身につまされる思いがするがんね…(苦笑)
だって、大人の行動って、別に今の自分にしてみれば、(劇作上の誇張はあるが)まぁ、どちらかといえば普通なわけで。両方の立場が分かる今だからこそ、立ち上がって見えてしまったこの構造は、ちょっと鳥肌ものだった。
なんだろう、英語が英語で理解できたみたいな感覚…?ちょっと違うかw

久し振りに見た五反田団の大山さんが、実は自分の職場の先輩に実によく似ていて(笑)、きわめて個人的な要素ではあるのだが、そんなところも、この芝居のリアル度を押し上げていたなぁ、という印象。(もちろん、大山さん始め、他の役者の演技もよかったからこそなのだが)

というわけで、高校時代あるあるに喜んでいたら、随分とエッジの効いた作品であった。うん。

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青年団リンク 玉田企画
「少年期の脳みそ」
2017年3月10日~20日 @アトリエ春風舎

作・演出:玉田真也
出演:鮎川桃果、稲葉佳那子、大山雄史(五反田団)、木下崇祥、黒木絵美花(青年団)
坂倉花奈(青年団)、玉田真也、吉田亮、由かほる(青年団)
舞台美術:谷佳那香  照明:井坂浩(青年団)  音響:池田野歩
宣伝美術:小西朝子  衣裳:正金彩(青年団) 制作:杉浦一基、小西朝子
演出助手:川井檸檬 ドラマトゥルク:木下崇祥 総合プロデューサー:平田オリザ
技術協力:大池容子(アゴラ企画) 制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
企画制作:玉田企画/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 

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by yokusang_09 | 2017-03-11 22:56 | 芝居を観てきた2017 | Comments(0)

ベッド&メイキングス「あたらしいエクスプロージョン」@浅草九劇

c0025481_1105210.jpg【あらすじ】
ーこの国のキスはおれたちがはじめてみせるー
1946年。敗戦から一年を経ずして公開された
邦画界初のキスシーンを巡る感情発火型物語!


浅草にできた新しい劇場のこけら落とし公演。
劇場のこけら落としシリーズの中でも、本当に最初の、まさにこけら落とし公演とのこと。

話は、太平洋戦争後のGHQ占領下時代、邦画初のキスシーンの撮影にまつわる内容。
というと、私なんぞは、ひとりの監督を中心に描かれるものかと思っていたのだが、意外なことに、監督(撮影班)は2つ出てきて、かなり長いこと交わらないので、それだけでも話の流れが2つできるし、他にも闇市での話やらなんやらで、6人しか出演者いない割には、ちょっと群像劇っぽい構造にもなっている。過去作品でいうなら「南の島に雪が降る」のようなノリを想定していたので、その点は意外。

モチーフと時勢からして、「邦画初のキスシーン」なんて、ロマンチックな響きの反面、ついうっかり説教っぽくなったり、思想的にもなりそうな可能性があるような気もするのだが、少し群像劇的ワチャワチャ感と、恐らくはワチャワチャだからこそ成り立つキッチュな設定のせいか、そういう主張系のものはほとんど感じられなかった。その一方で、福原作品らしいシニカルさというか絶妙なこじらせ感も今回は控えめ。なので、台詞は割といつもの調子ではあったが、これまでの中では最もアッサリと流れていった印象。

ただ、その分、これまでの作品に比べると、役者のパッションとテクニックがはち切れんばかりに詰め込まれていたなぁ、という印象。出演者6人とも、すごく魅力的だったし、スタッフワークも見事。特に最前列に座っていたので、もう舞台上からアツいものがバンバン飛んでくるw

劇場が思いのほか小さいところなのと、役者が6人というところに、小劇場演劇らしいノリで、役も仕掛けも盛りだくさん。ある意味小劇場芝居らしく、役をいつも兼ねているのだが、いちいち衣装変えているし、あり得ないような早着替えもやっていて思わず感心してしまった(笑)
(余談だが、「劇中に水がかかる可能性がある」といってビニールを渡されたことは何度かあるが、実際にかかったのは今回が初めてだった)

個人的には、八嶋智人の無双っぷりと、町田マリーの語りの場面が印象的。
多分、ああいう演技をしているところ、自分は(たまたま)見たことがなかったというのもあると思うのだが、毛皮族のときよりもずっといい女優になったなぁ、という印象。(上から目線ですいません…)

太平洋戦争後の日本という新しい時代の始まりのころの話を、新しい劇場で、劇場をぶっ壊さんばかりのアツさをもって演じれれたこの作品。
まさにタイトルどおり、「あたらしいエクスプロージョン」でしたな!

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浅草九劇こけらおとし公演
ベッド&メイキングス第5回公演
「あたらしいエクスプロージョン」
2017年3月3日~3月21日 @浅草九劇

作・演出:福原充則
出演:八嶋智人、川島海荷、町田マリー、大鶴佐助、富岡晃一郎、山本亨
音楽:和田俊輔 美術:稲田美智子 音響:高塩顕 照明:斎藤真一郎
衣裳:高木阿友子 ヘアメイク:大宝みゆき
演出助手:入倉麻美 舞台監督:金安凌平
宣伝写真:露木聡子 宣伝美術:今城加奈子 頭巾制作:土谷朋子
プロデューサー:笠原健一
助成:アーツカウンシル東京((公財)東京都歴史文化財団)、(公財)アサヒグループ芸術文化財団
企画・製作:ベッド&メイキングス / プラグマックス&エンタテインメント

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by yokusang_09 | 2017-03-05 16:01 | 芝居を観てきた2017 | Comments(0)

NODA・MAP「足跡姫 ~時代錯誤冬幽霊~」@東京芸術劇場プレイハウス

c0025481_18181561.jpg実は今回も2回観劇してしまったのですが…。
なんか勢い余ってチケット2枚取ってしまってw
でも、1階席と2階席だったので、見え方が違ってよかったです。
実は芸劇2階席は初めてだったのですが、すごく見やすかったし、
今回の芝居は2階席も◎な作りだったので。

中村勘三郎へのオマージュ作品で、時代劇ということだけの前提知識だけで劇場に向かったのですが、んで、劇場についてから「ああ、もうちょっと前提知識入れとかないとマズいよな、野田作品だし」と思ったのですが(笑)、今回はあんまり必要なかったですね。この2つの前情報だけで十分でしたw

中村勘三郎や坂東三津五郎に対する野田秀樹のオマージュであり、弔辞であり、舞台表現者として残された表現者としての決意であり。とにかくそういう作品です。その一言に尽きる。

でも、その表現者としての決意、というのは、戯曲だけでなく、スタッフワーク的にも感じるものがあったりしまして。
何となくですが、過去あまり日の目を見なかった(のかな?)表現だったり、どちらかというとイマイチだった印象のあった表現ぶりが結構再登場していたような印象があったのですが、今回はその辺がしっくりきてたんですわ。
例えば八百屋舞台で、床にシートを敷いて文字や絵を描く、というのは「ザ・キャラクター」で改修前の芸劇でやっていたことなのですが、個人的には、ぶっちゃけ少しイマイチだったんですよ…(笑)ただ、あれはハコが悪かったと思っているのですが。それが今回は、描いたものを吊るす、という手法をとることで、ちゃんと消化できていたなぁ、と思ったり。
あと、何となくなのですが、ラストシーンなんかは、何故かNODA・MAPではなく新国立劇場で再演されていた「透明人間の蒸気」を連想させる感じでしたし。(これ、わしの周りで観てた人皆無なんです…)
そして何より、時代劇という話でしたが、確かに時代劇なんだけど、野田版歌舞伎っぽいのよね、作りが。野田歌舞伎を、NODA・MAPでやってみた、みたいな感じが、やる予定あったのか知らないですけど、勘三郎と演れなかった、野田版歌舞伎の4作品目みたいなつもりだったのかなぁ、とか。

…まぁ、すべて私が超個人的に勝手に想像したことなので、実際にそういう意味があったのかは知りませんが。(たぶん、別にそんな意味合いはないと思うw)

もう少し、2人の歌舞伎役者についての知識なり思い入れなりがあると、もっと違ったものが見えてきたのかもしれませんが、ごめんなさい、二人とも舞台で観たことはあるのですが、自分自身、歌舞伎にはとんと疎いもんですから…。
ただ、その辺ことが詳しくなくても、ラストの宮沢りえ演じる三、四代目出雲阿国の踊りという表現に対する気概と消えゆく肉体の儚さ、そして妻夫木聡演じるサルワカの長台詞には、野田秀樹の中村勘三郎に対するオマージュと、残された表現者としての決意というものが、これでもかと感じられ、やっぱりグッとくるものがあるわけです。そして、客席にいる私たちだって、「形態の残らない・肉体を使う芸術」である舞台での表現を後世に残していく担い手なわけです…。
うん、やっぱり舞台が好きだわ、俺。

ついつい思い出していた「透明人間の蒸気」(再演)の時も主演でしたが、今回の主演が宮沢りえなのはしっくり。なんちゅーか、翻弄されキャラとあわせて、この年齢になってどっしりとした落ち着きのようなものもあって、足跡姫に憑りつかれる、という難しい場面をしっかり演じ切っていた印象でした。
中村扇雀って、女形の印象が強かったんですけど、今回は女形はなくて、役人を演じまくってましたね。みんな同じようでみんな違っていて、なんちゅーか、この作品の「野田版歌舞伎」感を一手に引き受けていた感じ。
あと、野田さん活躍してたけど、なんか、途中から、腑分けものとしての演技が、何かを連想させるなぁ、と思っていたのだが、なんか、テンション的に平野レミみたいだったんだけど、気のせいですかね…(笑)

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NODA・MAP 第21回公演
「足跡姫 ~時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)~」
2017年1月18日~3月12日 @東京芸術劇場プレイハウス

作・演出:野田秀樹
出演:宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太、佐藤隆太、鈴木杏、池谷のぶえ、中村扇雀、野田秀樹
秋草瑠衣子、秋山遊楽、石川朝日、石川詩織、大石貴也、上村聡、川原田樹、末冨真由
鷹野梨恵子、手代木花野、土肥麻衣子、西田夏奈子、野口卓磨、野村麻衣、花島令、福島梓
本間健太、前原雅樹、松崎浩太郎、的場祐太、モーガン茉愛羅、吉田知生、吉田朋弘
美術:堀尾幸男  照明:服部基 衣裳:ひびのこづえ
作調:田中傳左衛門 サウンドデザイン:原摩利彦 音響:zAk
振付:井手茂太 映像:奥秀太郎 美粧:柘植伊佐夫 舞台監督:瀬﨑将孝
協賛:住友生命
共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
主催・企画・製作:NODA・MAP

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by yokusang_09 | 2017-03-04 18:15 | 芝居を観てきた2017 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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