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時間堂「衝突と分裂、あるいは融合」@ミニシアター1010

c0025481_13345792.jpg1963年1月1日、日本で初めての国産TVアニメ「鉄腕アトム」の放映がはじまる。
原子力で戦うロボットの活躍は子供たちの心をつかみ、最高視聴率は40%を超えた。
1963年3月30日、新幹線は試験走行で256km/hの国内最高速度記録を達成した。
科学は人類の進歩の証であり、平和をもたらす万能薬だと思われていた。
1963年10月26日。日本で初めて原子力による発電が始まった。
感情さえ制御できない程度の論理で、核分裂を制御しようとする人間たちの喜劇。


ついに、北千住で観劇。わーい。思いっきり沿線!
しかし、あのマルイの上、あんなにいろんな部屋があるとは思ってなかったです…。
原子力発電の黎明期の話だということだけ、事前知識として入れて観た今回の芝居。
もしかして、なんか、アンチ原子力って感じに満ち溢れていたら、それはそれでやだなぁ…とか思ってたんですけど、その辺は全然心配いらなかった、というか、大変刺激的で面白かったです。

まぁ、人によっては「また原発かよ」って思うのかもしれません。確かに最近そういうテーマ多いですけど、しょうがないでしょ、というより、ようやく客観的(というか、多少冷静に)見られるようになってきたという証拠ではないんでしょうか。

原子力発電の実用化に向けて、実験・開発を重ねる研究用原子炉で事故が発生し、それに対する研究者(と、たまたま言わせた教師と議員)たちの苦悩や葛藤が、まさに「衝突と分裂、あるいは融合」する様が、心地よいリズム感と緊張感を持って描かれておりました。登場人物それぞれの観点なり価値観から発せられる台詞は、まぁ、外で行ったらぶん殴られるようなことも言ってましたけど(笑)、個人的には「ああ、すんごいわかる!」みたいなのの連発で、自分の持つ多角的視点を認識すると同時に、価値観の未整理具合も感じてまったりしておりましたw

私の中のモヤモヤの可視化、というのは、正直今年になってから何度か観ているんですけど、「でもなぁ、ただ実際の場では、何も言わないか、完全に相手を潰しにかかるか、どちらかなんですけどね…。」ってことまでも、あの舞台では表現されていたところが、一番すごい(笑)
「何言ってんだこいつ」みたいな、役者の気持ちのぶつかり合いというのが、客席にまでバシバシ飛んでくるんだもん。

そして、ラストに向けて事故対応後の「もしも」の提示がパパパッと示されるんですけど、まぁ、若干雑と捉える人もいるのかもわかりませんが、僕は良かったと思います。あなたの正義は、その場限りの正義じゃ困るんですよ、みたいな。(別にそういうことが言いたかった芝居ではないとは思いますが)

現地キャストとツアーキャストもしっかり噛みあっていたし、実に見応えのある超良質な会話劇でした。満足。

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時間堂 [つながる] ツアー2014 [東京 大阪 仙台 札幌 福岡]
「衝突と分裂、あるいは融合」
(東京公演)
2014年11月28日~12月1日 @ミニシアター1010

台本・演出:黒澤世莉
出演:菅野貴夫、鈴木浩司、阿波屋鮎美、松井美宣(以上、時間堂)
    黒住尚生、田嶋 真弓、富田 文子
(東京メンバー)尾崎冴子、神谷柚里、中谷弥生、中山有子、前川昂哉、三嶋 義信
舞台監督・照明デザイン:黒太剛亮  演出助手:関智恵・髙橋紗綾
衣裳アドバイザー:及川千春  宣伝美術:デザイン太陽と雲
宣伝写真:松本幸夫 Web制作:小林タクシー ビデオ制作:$堂
制作助手:長瀬みなみ プロデューサー:大森晴香 企画製作:合同会社時間堂
主催:時間堂
協力:時間堂の味方[=佐伯風土・山本恭子・桜井さやか・原田優理子・飯塚なな子・渡邉守・雨森スウ] 、 有限会社エンパシィ、黒猿、Tokyo Borderless TV、独立行政法人日本原子力研究開発機構
提携:NIKITA
(東京公演)助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:M.M.P、ムシラセ

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by yokusang_09 | 2014-11-30 19:31 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

伊香保へドライブ

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群馬県の伊香保まで、後輩のオオサワ君と一緒にドライブに行ってきました。
初めてのETC!初めての(自分で運転する)首都高!初めての関越!
ああ、なんて関東住民www
とか、ちょっとだけ思いながら。

それにしても、関東の人(関東のナンバー)は、ちゃんと渋滞が近づくと
ハザード焚いてくれるから嬉しい。
焚いてくれないと、ブレーキランプがついてから、高速上の場合、
まさかそこで止まると思わないから死ぬ。

今回の伊香保、メインは温泉ではなくて、グリーン牧場。
年賀状の写真を撮りに行ってきたのです!まめだわー。
しかし、牧場について早々に迎えていただいたのは、ぐんまちゃん!!!!!
リアル動物に触れあいにきた牧場で、キグルミの馬との触れ合い!!!!
とか思ったけど、ぐんまちゃん可愛かったし、
群馬県民の何かが詰まってる感じがしたので、よかった。

グリーン牧場は、確かに入場料を取る観光牧場ではあるんだけど、
ほどほどの大きさだし、ふれあいに重きを置いている感じが良かった。
まさか、ひつじの散歩ができるとは思っておりませんでした…。
ただ、草ばっかり食んでるから、ちっとも進まないんだけど(笑)
でも、なんだかんだで、すっごい楽しかった。
こういうの、よくよく考えたらいつ振りなんだろう…。
俺は、この数年間、一体何をして過ごしていたのか。
職場と劇場にしかいなかったのでは…。

牧場を堪能した後は、ちょっと足を延ばして、伊香保温泉街で
ひとっ風呂浴びて帰ってきました。気持ちよかった。

肝心の写真の方は、まぁ、動物相手なのでなかなか上手くいきませんでしたが、
何とか採用できそうなのは、ある…と思う(笑)
まぁ、フォトショさえあれば、もっと採用の可能性は広がるんだけど。
誰か、後ろの知らない人とか、消したりして…。
エレメンツ買おうかな。
(でも、来年にはPC買いかえようと思ってるんだよなぁ)
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by yokusang_09 | 2014-11-22 23:47 | たびにでたがね。 | Comments(0)

月影番外地「つんざき行路、されるがまま」@ザ・スズナリ

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妻が何処かへ消えていく。
西へ西へと消えていく。
俺はうつむき加減で追っていく。
たまにくじけて立ち止まる。
その夜、月は青く鳴り、影は饒舌にあざ笑う。
外灯の囁きを振り切って、遠く放置自転車の叫びを聞いた。
「つんざけ、俺も。つんざけ、俺も。つんざけ、俺も。」
と心の中でつぶやいて、静かにまた妻を追う。
そう、これは古今東西つんざき話の決定版!


いつも、新感線から離れた感じで自由にやっている感じが好きで、
あとは、なんとなくこじんまりした感じが好きで、観に行ってる月影番外地ですが、
今回はそういう意味では若干不安があったんですよね。
だって、粟根さん出てるから。新感線だぎゃ!

2回連続で、福原脚本に木野花演出。先週観たサナギネに比べて、
好きなように書いたみたいなことをどこかで福原さんが言ってた
ように記憶していたのですが、まぁ、完全に福原ワールドでしたね。
とことん可愛げがないというかw
自分が愛した人間(というか、口笛族)と一緒になりたくて、
相手の求めに応じた結果、やっぱり一緒にはなれない。
あれだけの壮大なストーリーを持ってして、それでも最後は決して
ハッピーエンドではない。悲しいけど、でも、それも愛するが故。
実に素直じゃない(笑)

純粋で悲しい恋の物語だけでなく、ロードムービー的な要素と、
シュールでナンセンスなコメディ要素が加わって、まぁそれだけで
言えば前作もそういう要素はあったんですけど、
格段にパワーアップしてたし(前回は赤羽周辺で完結してたけど、
今回は立川や八王子まで行っちゃったからw)、
そこにまた、木野花の渋みの利いた演出がマッチするんですわ。
とてもケレン味の利いた、大人の悲恋ファンタジーとでもいいますか。
それ故に、起こるわけないんだけど、でも、もしかしたら似たようなことが
起こりそうな、なんかそんな気持ちもなっておりました。
そして、あんなにも人を愛することができるって素敵…。

でも、ちょっとだけ引っかかった点もあって。
そんなに語れるほど新感線って観たことないんですけど、粟根さんって
いつも結構クールな役どころの印象じゃんね。でも、今回ってスズナリ
みたいな大きさの舞台で、地味に激しく熱演って感じだったし。
(てか、出番的には一番多かったから、実のところ主役だと思う)
それに対して、高田さんに関しては、いつもの月影モードだったとは思うんだけど、
新感線メンバーだったということもあってか、なんかいつもの息の合い方が
見えちゃった気がして、きわめて個人的趣味ではあるんですけど、
話が面白いとか面白くないっていうこととは別に、私が求める「月影」らしさと
いう点においては、ちょっと違った感じがしたかなーとは思っていた。
まぁ、しょうがないことだし、二人とも、自劇団ではやってないこと
やりまくってることに変わりはないので、いいんですけど。

以上。(この芝居、2回くらい見たかったかもなぁ)

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月影番外地 その4
「つんざき行路、されるがまま」
2014年11月7日~16日 @ざ・スズナリ

作:福原充則
演出:木野花
出演:高田聖子、粟根まこと、竹井亮介、植田裕一、田村健太郎
美術:片平圭衣子 照明:宮野和夫、林美保 音響:内藤勝博
衣装:坂東智代 演出助手:山本タカ、柏木俊彦 舞台監督:福沢諭志
宣伝美術:東學(一八八) 宣伝写真:渞忠之 宣伝ヘアメイク:柴崎尚子
制作:高比良理恵、北澤芙未子 プロデューサー:岩間多佳子
制作協力:ジェイ.クリップ 企画・製作:月影番外地
主催:月影番外地、サンライズプロモーション東京

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by yokusang_09 | 2014-11-16 20:53 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」@にしすがも創造舎

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初めてのにしすがも創造舎。
で、半分は野外での公演。…ってどういうこと?
と思っていたのだが。

まさか、3か所に分散してそれぞれがアジりはじめるとは(笑)
殆ど事前知識なしだったので、それぞれが何を言っているのか
ちょっとわからなかったのだが、3か所を少しずつ回っていたら、
それなりに役回り的なところが見えてきて、
それが掴めちゃうと不思議と3者が何を言っているのか、
同時に、それなりに把握できるという感じで、
その状態になると少し安心して芝居を観ることができた。
(イメージが固まってしまうと、そんな程度の処理をしているのか、
という自分の頭の仕組みをちょっと疑ったが)

ただ、屋内に移動してからも、なんかそれぞれが演説をしているかの如く、
主張がそれぞれ一方的なことには変わらず。
各々アジってばかりなのである。同じ空間にいたとしても、変化なし。

物語は、再開発に伴う建物の立退きに際して、桜の木を伐採するか否か、
開発者、伐採に反対する市民グループ、建物所有者(とその祖先の霊)の
それぞれの主張が展開するというものなのだが、
結局のところ、今の原発事故に関する話というのが透けて見える。
しかし、まぁ、なんたるディスコミュニケーション!
正直なところ、何が正しいのかなんてよくわからない。
自分個人にしてみれば、開発者側の主張が真っ当に聞こえたのだが、
人によってはそうでもなのだろう。
結局信じたいものを信じるだけ、見たいものを見ているだけ、ということなんだろうか。

また、その様子が、ほぼダンスに近いのだが、台詞とあまり関係のない、
しかもかなり激しい動きによって当人らの必死さだとか、その様子の
滑稽さだったり不毛さだったりが浮かび上がっているような気もして、
見ている分にはむちゃくちゃ面白いのだが、
なんか、こう、ちょっとむなしい気分になったりする(笑)
だって、ああいうこと、結構自分も毎日のように体験してますからね…。はぁ。

と、なんか真面目っぽく書いてしまったけど、とりあえず、圧倒的な
台詞量と運動量にヤラれまくりで、凄まじいスピード感を持って
飛び交いまくる、素敵な台詞と、時々絶妙なポイントをついてくる動きに
何度も爆笑しておりました。

ものすごく濃厚なものを観ちゃったって感じで。よかった。
何より楽しかった。そう、久しぶりに楽しいお芝居だった。
何気に好きな鈴木さんも相変わらず活躍されてたし。
どらめちゃ満足でした。うんうん。
(ちなみに、たまたま一緒の芝居を観ていた名古屋の知人と、
帰りに新宿で飲んでさらに楽しかったw)

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ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」
2014年11月13日~17日 @にしすがも創造舎

作・演出:矢内原美邦
出演:笠木泉、鈴木将一朗、光瀬指絵、山本圭祐、川田希、川上友里、菊沢将憲、佐々木至
映像:佐藤信介
美術:曽我部昌史  美術アシスタント:丸山美紀、長谷川明
衣装:スズキタカユキ  ヘアメイク:河西幸司  ヘアメイク・アシスタント:堀川知佳、舟崎彩乃
舞台監督:鈴木康郎  演出部:大津英輔  照明:伊藤馨  
【映像撮影クルー】監督:佐藤信介  撮影:与那覇政之  撮影助手:大竹正悟、戸羽正憲
特機:平川真司、沼田真隆  
制作:丸岡るみ子 宣伝美術:石田直久 メインビジュアル・ヘアメイク:EBI
映像テクニカル:須藤崇規 音響コーディネート:相川晶(有限会社サウンドウィーズ)、木下真紀
制作:奥野将徳(precog)、植松侑子・横堀応彦(フェスティバル/トーキョー)
制作アシスタント:藤井さゆり  インターン:阿部侑加、田中秀樹、三竿文乃
フロント運営:三五さやか
協力:オンビジュアル、オフィスワン・ツー・スリー、エースエージェント、
スターダストプロモーション、舞プロモーション、ニッポンの河川、劇団はえぎわ、
急な坂スタジオ、Angle pictures、神奈川大学曽我部研究室、マチデザイン、
長谷川明建築設計事務所、日本大学佐藤慎也研究室、湯山千景、ニブロール
記録写真:片岡陽太  記録映像:須藤崇規  製作:ミクニヤナイハラプロジェクト
共同製作・企画・主催:フェスティバル/トーキョー

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by yokusang_09 | 2014-11-15 23:37 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

劇団競泳水着「別れても好きな人2014」@こまばアゴラ劇場

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意外、って時々言われるんですけど、実は劇団競泳水着(劇団って付けないと意味不明になってしまうw)って、初めてだったんですよ。実はまだまだ意外と観たことないところあるんですけどね・・・。ま、そんなことはさておき。でも、以前から一度は観てみたいと考えていたので、このタイミングで。

10年前に初演があって、これが再々演何だそうです。初期の作品のマスターピース的な作品だそうで。
あえての軽い恋愛ドラマを提供しているんだと思っているので、何かそこから深刻なメッセージを受け取ろうとか、そういう気概は全く持たない作品ではあるのですが(笑)、でも、10年後の世界が、再チャレンジだったり、同姓愛に対して寛容だったらすばらしいなぁ。とは思いました。ただ、劇中で描かれていたのはレズビアンだったから、単なるノンケ男子の願望でしかないのかもしれないのだがw

まぁ、そんな受け取り手によっては深そうな、気にしなければ喉越しさわやかに流れていっちゃうような、そんな、まさに、トレンディドラマのようなお芝居が展開されていたわけなんですけどね。

ただ、トレンディドラマだとすると、ちょっとひとつだけ引っかかることが。言い方が良くないと思うんだけど、スタッフワークが安くみえる…。美術にしろ衣装にしろ、そこはもうちょっと拘ってほしいんだよなぁ。まさかそこで、テレビドラマのパロディ感を出そうなんて作戦じゃとは思うんです。(もしそうだとしても、出てない)

わたし、これしか観たことないので何とも強く断言できないんですけど、もったいないなぁ…と思いましたね。役者さんだっていい芝居してるのに。

ストレート過ぎるほどの、女子の気まぐれだったり、人を好きになると言う気持ちだったりに、意外にも心打たれちゃった私としては、そこんところ、がんばってほしかったです。はい。

お話としては、なんか、いい。自分の中の過去と現在の、いろいろな部分をちょこちょこと刺激される感じ。甘酸っぱい気持ちににはならなくても、甘酸っぱさを感じる受容体?がちょっと覚醒する感じ。あー、刺激された受容体が、ちゃんと機能してくれりゃいいいんだがw
あと、固定電話が愛おしくなる。

以上。

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劇団競泳水着 十周年記念企画 FINAL TOUR 第十九回公演
「別れても好きな人 2014」
(東京公演)2014年11月6日~17日 
@こまばアゴラ劇場

脚本・演出:上野友之
出演:相楽樹、村上誠基、亀田梨紗、篠原彩、須田彩花、武子太郎(クロムモリブデン)
福永朱梨、松木大輔、松下仁(アマヤドリ)、谷田部美咲
すがやかずみ(野鳩)(東京公演のみ)、大西千保(大阪公演)
舞台監督:岩谷ちなつ  美術:坂本遼  照明:島田雄峰(LST)
照明操作:高瀬勇佑  音響:田中亮大、角田里枝(Paddy Field)  演出助手:小林弘幸、紗弓
宣伝美術:デザイン太陽と雲  イラスト:村上かつら  WEB:小林タクシー(ZOKKY)
映像撮影:西池袋映像  当日運営:あおきいおり  大阪制作協力:笠原希(ライトアイ)
制作:金子侑加

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by yokusang_09 | 2014-11-15 17:45 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

ベッド&メイキングス「サナギネ」@青山円形劇場

c0025481_2401593.jpg【あらすじ】
〜サナギネとは?〜
双数姉妹が青山円形劇場にて過去に三度も上演した、円形でしか為し得ない、円形のための芝居です。中央の壁によって2つに隔てられた舞台が、同時進行していきます。お客様には幼生サイド、成体サイドのどちらか一方だけを選んでご覧頂くことになりますが、どちらの物語も揺れ動いた末に、お互いの世界へ文字通り浸食していくことになります。
ベッド&メイキングス風アレンジを加えて、堂々の再々々演です。
【幼生サイド】
とある田舎町に暮らす14歳のヨシノが、自分で自分に八つ当たりしながら、都会へ飛び出す物語。割れた世界の向こうに思い出みたいな未来を目撃します。
【成体サイド】
都会で暮らす24歳のヨシノが、世の中に八つ当たりしながらほふく前進する物語。割れた世界の向こうに未来のような思い出が湧き上がります。


青山円形劇場は、これまでに何度か観にいったことがありますが、
きちんと「円形劇場」として使われていたのは、ここ以外に知らん。
オリンピック関連の開発のため(だったと思ったけど)、
今年度末で「こどもの城」と共に閉鎖となってしまうのです。残念すぎる。

そして、おそらくはこれが最後になるであろう、青山円形劇場での観劇作品が
今回のこちら。ベッド&メイキングスの「サナギネ」でございます。
キャイキャイ。

円形舞台を幕で仕切り、幼生サイドと成体サイドの2つの芝居が、
同時に進行しやがて幕が取っ払われて、2つの世界が一つとなる。
青山円形劇場のために書かれたような芝居であり、これを今回、
福原さんの再構成により再演することとなったわけなのですが。

まぁ、これ、なんか田舎出身在住でモンモンとするものが
何かある人って、ちょっと観たらいいのかもしれない。
私の中の「モヤモヤ」の処理っていうのが、まぁ、
テーマと言えばテーマだから。一部だけど。
でも、自分の中では、それがずっとチラついておりました。
東京にしろ大阪にしろ名古屋にしろ、ある人間にとっては、
とても生きやすい街だったりするわけですよ。都市が提供する
コンテンツなり、市場の大きさとその本人がマッチすると。

まぁ、正直言うと、そんなことよりも、どちらかというと、
これはパンフレット等にもあったんだけど、この芝居に対する
作り手側の愛みたいなものをヒシヒシと感じたかなぁ。
あー、きっと主宰は好きで、いつか自分たちでもやってみたいって
思ってたんだろうなぁ。って感じ。それは、ノリの軽いコピーであった、
とかってことが言いたいのではありません。
(別にそんなこと思ってないし、そんなこともない)

でも、これ、多分作り手側の心境が分からないとわからないのかも
しれないんだけど、この戯曲が好きで、楽しくやってますって
感じがすごく伝わってくるんだよね。それで観ちゃうのは、
ホントは反則なのかもしれないのですが、私としては程度問題で、
今回はアリ。

2つの芝居が、それぞれ勝手に、それでも絶妙にタイミングを合わせながら、
やがてカーテンが取っ払われて1つの芝居となっていく様子というのは、
ここで書いてるよりも実際には遙かに鳥肌モンですよ、あなた。
元々の作品も、別にドヤ感だしてそれをブチかましたわけじゃないと
思うんですけど、ほんでもやっぱ鳥肌。あと、両サイド観ると、余計に鳥肌。
いろんなパーツが繋がる心地よさとか、いろいろ含めて鳥肌!
そりゃ、これが好きで、演る人だったらいつか自分たちの手で
再演してみたいって思うよなぁ。
俺でさえちょっとやってみたい気がしたもんね(笑)

役者も、意外と商業っぽいところから、ザ・福原趣味による小劇場演劇
みたいなところまで含めバラエティ豊かに、魅力的な人ばかりそろって
いた。(トミーの演技は最近、大衆演劇化していないかという疑念は
あるけど、逆にあれをもっと研究したい気もする。あと、町田マリー先生は
イイネ、今回すごくよかったです。片岡さんはハッシュのイメージでいたら
知らない間に随分と落ち着いていた)

なんか、いろいろ含めて、ただ「持って帰らせない」芝居とは違う、
既成戯曲による上演が故の、結構久しぶりな感覚を体験させて
もらいました。自分も同じようなスタンスで作ったことがあるし、
この感覚はぜんぜん嫌いじゃないんだよなー。むしろ好き。
少し口角あげながら、青山円形劇場に最後のお別れ、
って感じでした。ま、いろいろ楽しませてくれた劇場に対しては、
いいお別れの告げ方ではないのかしら。

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青山演劇フェスティバル スペシャル ~サヨナラの向こう側 2014~ 参加作品
ベッド&メイキングス ~Timeless~
「サナギネ」
2014年11月6日〜10日 @青山円形劇場

原作:小池竹見(双数姉妹) 
上演台本・演出:福原充則
出演:岸井ゆきの、野口かおる、町田マリー、中丸シオン、玉置玲央、井筒大介、中村たかし、
佐伯新、片岡礼子、清水葉月、富岡晃一郎、冨森ジャスティン、三土幸敏
音響:高橋真衣 照明:河上賢一 衣裳:高木阿友子 演出助手:相田剛志 
舞台監督:中西隆雄宣伝写真:露木聡子 宣伝美術:今城加奈子 
制作:相場未江 プロデューサー:笠原健一
協力:ゴーチ・ブラザーズ、ユマニテ、エフエムジー、クリオネ、レディバード、キューブ
グラート、エース・エージェント、リバースプロジェクト、ノックス 、(株)メッセ
協賛:ぴあ株式会社、POLESTAR株式会社、ATOM
提携:こどもの城 青山円形劇場
主催:ベッド&メイキングス
制作協力:プラグマックス&エンタテインメント

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by yokusang_09 | 2014-11-09 23:50 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

カムカムミニキーナ「G海峡~禍福はあざなえる縄のごとし~」@座・高円寺1

c0025481_220345.jpg【あらすじ】
陸奥の一隅、鄙びた商店を襲った強盗放火事件…
南米移民の工場労働者であった犯人の青年は、たまたま同じ日、津軽海峡で起こった青函連絡船の転覆で溺死した男に罪をかぶせ、その男になりすまして逃亡を図る。
一方、溺死した男の婚約者は、恐山のイタコを通じて事の真相を知ろうとする。だがイタコに降りてきたモノは、一万年も前の“縄もつ英雄”の霊魂だった。一万年の昔、日本の地よりさらに東方へ移動せざるをえなかったある縄文の一族。そこには争うことを避け続ける臆病者の知恵があった。
千島列島、カムチャッカ、アリューシャンを超えて氷河溶解のベーリング海峡へ。一本の縄を頼りに奇跡の海峡越えを果たして初めてアメリカ大陸を踏みしめた 臆病者達こそ、北南米先住民の祖先となるモンゴロイド。その「争わぬ知恵」が巡り巡って、やがて合衆国の民主主義を生み、日本の平和憲法に繋がっていく。
今やギガ単位の人間と情報が行き来する日本とアメリカ。環太平洋を巡る一万年の泥臭き物語。あざなえる縄の如き、禍いと幸福、生者と死者のいったりきたりの 因縁戯画。
舞台「有頂天家族」等で松村演出にはお馴染みの武田航平はじめ、夕輝壽太ら多数の豪華ゲストを招き、 一万年の昔より語られる伝承、史実の中に息づく物語が、現代と交錯しながら鮮やかによみがえる、カムカムミニキーナ渾身の一作。


結構久しぶりなのではないだろうか。
てゆーか、名古屋公演しか観たことないから、
名古屋にこないのは全くノーチェックなのねw

なにやら壮大なお話でしたが、水上勉の「飢餓海峡」が
下敷きになっているようです。(でも半分くらいはそんな感じ)
今回は客演に若い俳優を2人起用してその二人を中心に
ストーリーが組まれていたので、劇作としては松村色は出ていたのですが、
もっとカムカム的なものを期待していた人には
若干物足りなかったかもしれない・・・。
最近、あんまり観てなかったから傾向をつかめてないけど。
ただ、推理小説がベースになっているからなのか、あれだけの壮大な
ストーリーにも関わらず、終始テンポよく進んでいたので、
かなり観やすかったです。
やっぱちょっとダレちゃったりするのよね…、松村さんの戯曲、基本的に難しいから。

観ながら思っていたんですけど、やっぱ何かを所有するってことは、
自分自身の身体にその重さを付加することなんだなぁ、と。
上手く言えないんだけど、何かを抱えることのデメリットに対して、
当たり前すぎる表現なんだけど、なにも持たない(抱えない)ものの
身軽さって圧倒的なんだよな。
どちらかが優れているというわけでもないんですけど、抱え込みたくないのに、
抱え込みやすい自分としては(もしくは筋力がないから重さに
耐えられないだけなのかもしれないが)、羨ましかったりしますよね。
中途半端な自分が一番ダメなんでしょうけど。

私も私の綱をたどって、過去を探ってみるのがいいのでしょうか。
でも、過去は過去でしかないけど。

-------------------------------------------------------------
カムカムミニキーナ2014年本公演 「G海峡~禍福はあざなえる縄のごとし~」
(東京公演)2014年11月7日~16日 @座・高円寺1

作・演出:松村武
出演:武田航平、夕輝壽太、八嶋智人、藤田記子、松村武、未来、田原靖子、
米田弥央、吉田晋一、田端玲実、佐藤恭子、長谷部洋子、中島栄治郎、亀岡孝洋
藍山彩、元尾裕介、正木航、中野大地、おくだ努(Studiolife) 、渡部紘士、小金井篤
美術:中根聡子 音楽:土屋玲子 照明:林之弘(六工房) 音響:山下菜美子(mintAvenue inc.)
衣裳:木村猛志(衣匠也) 舞台監督:原田譲二 演出助手:山田翠 演出補:藤條学
宣伝美術:山下浩介 宣伝写真:宮木和佳子 宣伝ヘアメイク:黒木翔、菊池彩香
WEB:長谷川達之(サージネット) 票券:後藤まどか 制作助手:鈴木誠 制作:蓬田恵美子
後援(東京公演):杉並区
提携(東京公演):NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
企画・製作:カムカムミニキーナ

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by yokusang_09 | 2014-11-08 22:16 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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