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維新派「透視図」@中之島GATEサウスピア

c0025481_1213814.jpg維新派、10年ぶりに大阪で野外公演、という発表に名古屋の知人が騒いでいたため、こりゃあ行かねばと思い、意気込んでチケットを取ってしまい、そして、この際だからと一度やってみたかった、羽田→伊丹の飛行機にまで乗ってしまったという超お楽しみ企画だったわけなんですがw 
維新派、実は初見なんですけどね・・・。だって、犬島とかのイメージが強すぎて。(遠いし、アクセス悪いし、おいそれといけない)

大阪の中之島近くの川縁が今回の会場。とりあえず、寒いとは聞いていたので防寒グッズはしっかりともってきたものの、思っていたよりは何ともなく。(でも、薄手のコートとブランケットは使ったけど)天気に恵まれた日でよかった。
色んなところでこの場所のチョイスについて語られているようですが、大阪の高層ビル群(中之島だったり心斎橋だったり?)が、少し離れたところに、まるで水面に浮かぶように見えて、それがまるで幻影のようにもみえるし、はたまたこの会場のある場所も、大都会から忘れられたかのようなエアポケット的な場所にも感じられる、何とも絶妙な場所。ちなみに、宮本輝の「泥の河」の舞台になった地域に近いところなんだそうです。こんな場所で、松本雄吉の都市論とでもいうべき、大阪という都市そのものをテーマとした芝居が展開されるわけですが。

もうね、「ヤバイ」の連発w
サーセン、本番中、何度か超小声だけど「ヤバイ」って漏れてまったしw
何あれ!何あれ!!何なのあれ!!!
野外舞台の照明に照らされて浮かび上がる30人近くの役者が、動きをあわせて、碁盤の目のように区切られた舞台を動き回る様子は、まさに息をのむ美しさ、そしてど迫力。マスゲーム的なモノが好きな自分にとっては余計にたまらない。そこに、まさに借景なんですけど、行き交う車のライトや船舶の灯火や、高層ビルの明かりが、水面を隔てて浮かび上がるわけですよ。最高すぎでしょ。

そしてそこで語られる「大阪」という都市。これはパンフレットとかにも書いてあったんですけど、「移民」つまり外部からやってきた者としての目線から、大阪という街を捉えて脚本が描かれているわけなんですが。だからなのかな、何だかんだで、大阪愛が満ちあふれまくっていたんですけど、批判的、というか客観的な目線が入っていたことが、私のようなそもそも関西人でもない人間にもするっと入ってくるところだったのかもしれません。というか、大阪という街を舞台にしながらも、結局は普遍的な都市論に観客側で集約させることが可能だったからなのだろうか。

都市というのは単なる人口と経済活動の集積地というわけではなく、一言では表せない、多様な顔を持ち合わせているものです。それに、一朝一夕にして出来上がるものではなく、そこに暮らす人々や外部やらやってくる人々やらの営みが積み重なった日々の歴史の結果が、今の都市を形作っているわけです。しかし、都市は、人間の営みの結果ではあるけれど、都市そのものに生命がなければ、何百年も繁栄したりはしない。文化も生まれないし、人々が集まってくる魅力だって生まれない。

なんか、そんなことを私自身も、学生時代からぼんやり考えていたりしてたわけですが(一応そういう感じのことが専門だったので)、都市の持つ多様性なり歴史の積み重ねなりを、実に美しくかつ深く、叙事的にも叙情的にも提示されたということに、感動というか興奮を覚えた。

しかしこの戯曲、結局みんな生きてるのか死んでるのか、よくわからないんですよね(笑)もしかしたら、生死以前に実体がないのかもしれない。だからと言って、特別暗い話だとは思っていないのですが、どこかもの悲しい。ギターでいうなら、マイナーコード。
あと、個人的には、わりと叙事的な印象があるものの、どうしても最後の最後で叙情的な印象が残ってたんですよね。なんでかなーって考えたんですけど、ああ、会場が水辺だからか、と。上田正樹「悲しい色やね」ってことかと(笑)

今回の作品の場合、「移民」が海からやってくるというイメージもあって選ばれているのだとは思うのですが、大阪のウォーターフロントの奏でるマイナーメロディにもヤられたなぁ・・・。それも一つの借景か。
とかく、大阪への愛と、大阪という都市の多様性、そして大阪という街の都市力をしかと思い知りました。(あと、きわめて「水都大阪」のイベント向けだわねw)

なんかバラバラと書きつづりましたが、いやはや、わざわざ飛行機で大阪まで行ってよかったよ、ホント。こんなに興奮したお芝居は久しぶりでした。はー。超満足!(余談ですが、劇中に「奈良の山からトンネルをくぐり、大阪の海にでる」みたいな台詞があったのですが、飛行機でまさにその上空を飛んできたので、それも地割りと興奮要素なりましたね。)


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維新派 2014年新作野外公演 「透視図」
2014年10月11日~28日 @中之島GATEサウスピア

構成・演出:松本雄吉
音楽:内橋和久
出演:岩村吉純、森正吏、金子仁司、井上和也、福田雄一、仇朗、石本由美、平野舞、大形梨恵、吉本博子、今井美帆、小倉智恵 、桑原杏奈、奈良郁、松本幸恵、長田紋奈、岡田めい、石原菜々子、伊吹佑紀子、原田香織、松本はるか、坂井遥香、松永理央、下村唯 、樽谷佳典、一宮梓紗、乾綾子、岩本苑子、うっぽ、日下七海、坂井初音、重実紗果、園田裕美、たかはしまな、鳥居香恵、中田美優、浪打賢吾、難波 有、室谷智子
舞台監督:大田和司 照明デザイン:吉本有輝子(真昼) 照明:PAC West 音響デザイン:田鹿充
音響:SHOUT SE:佐藤武紀 美術製作:白藤垂人
衣裳:維新派衣裳部 メイク:名村ミサ 宣伝美術:東學(188) 写真:井上嘉和 ウェブ製作:中川裕司(house-A) 屋台村ディレクター:山本真一、福岡嵐 舞台スタッフ:五十嵐大輔、池田剛、内田欽弥、柏木準人、金城恒次、白藤垂人、羽柴英明、山本真一 制作:山﨑佳奈子、清水翼 
協力:大阪府立江之子島文化芸術創造センター、アートエリアB1、パフォーマンスユニット・モンゴルズシアターカンパニー、現代古典主義、井上憲次、岡 博史、木村文典、南田和紀、高岡茂、富島美奈、百々寿治、王子穂、谷口あかり、藤原顕太、濱路紗優里、山﨑真理子
主催:維新派 共催:水都大阪パートナーズ


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by yokusang_09 | 2014-10-25 23:17 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

飛行機で大阪へ出かける

実は東京(正しくは千葉)にいる間は、極力名古屋より西に行くことは避けていたんです。だって、それ、名古屋から行った方が近いからw
とはいえ、仕事で中四国と和歌山には行ったんですけどね。そりゃ仕事だでえーんだて。

でも、1回だけやっておきたかったことがありまして。
それは、飛行機で大阪まで行く、ということ。
羽田→伊丹をひとっとびしてみたかったのです。

だって、伊丹空港なんてまず使うことないし。名古屋にいたら。そもそも、大阪なんて、在来線で行けるくらいの距離だでね。というわけで、(別に飛行機のためではないが)大阪で観劇の予定をぶっこみまして、羽田からばびゅんと飛んでしまいましたよ。伊丹まで。途中、富士山が吃驚するくらい綺麗に見えたし、伊勢湾だってひとっとび。
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いやー、羽田からのフライトって、実は過去の出張時(前述のとおり、いずれも西日本)に利用してるもんだから、そこ、飛んでるはずなだけど、記憶ゼロ・・・。なぜでしょうか。天気だって悪くなかったはずなんだけどな。貴重な経験となりました。フィンランド旅行のときに貯めたマイルもこれで延命が図られるはず・・・である。反映のタイミング次第かもしれないが。

そんなわけで、行きの交通手段は気合いを入れて向かった大阪なわけですが、基本的には、名古屋にいるときの大阪の感覚と変わらんかったもんだで、特に気合いを入れとらんくって(笑)、むしろ東京で休日に片づけるような用事を大阪市内で片づけようかな、くらいのノリだった…。
のだが!偶然にも大阪空港駅で見つけた、万博記念公園内の展示(「時代が求めた!1970デザイン展」)が死ぬほど気になったため、目的地を変更していざ万博公園へ。

てか、万博記念公園も初めてだったんだよね。
太陽の塔も、高速沿いに見たことがあったようななかったような・・・ってくらい。吹田のJCTから名神沿いでも見えたかどうか記憶が定かではないが。(でも中国道走ったことないし、見えるんだろうね…)
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ついつい、「世界の国からこんにちは」を口ずさみながら(笑)、間近に見る太陽の塔の写真を撮りまくり、とことこ歩いて、EXPO’70パビリオンへ。今回のお目当ては前述のとおり、特別展示だったのですが、常設展も見ることに。
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特別展はオシャレ好きにはなかなかたまらんかったですね。ひとまず、VANの石津さんが死ぬほどおしゃれなオジサンだったということを、これでもかと見せつけられたし。あと、1970年のレトロフューチャー感が、ポップでキャッチーでキッチュで最高。あまりノスタルジーを駆り立てて、涙を流すようなことは好きではないのですが、それでもこの時代の熱気には、やはり熱くなるものがあります。そして何より、きわめてピチカートファイヴ的アートワーク!いや、彼らがこの時代から引用してきているので、むしろこちらが元ネタなんですけど。でも、元ネタとなるものが、国家の威信を懸けたプロジェクトの場において普通に展開されていたこともアツい。しょえー。てなことを、時々(超小声で)独り言で漏らしながら、常設展へ。
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はっきり言うけど、常設展はさらに興奮(笑) おそらく展示内容(方法)の見直しを若干図ってはいると思うのだが、70年代的な洗練されたデザインの素敵さを損なうことなく、現代的なセンスでさらにスタイリッシュに見せておりました。すばらしい。
というか、おれ、この頃まだ生まれてないんだけど、この時代の盛り上がりに完全にヤラれた、といいますか。このときの熱意や苦労やそういったものにアテられて、ちょっとウルっときそうになった。疲れてますかね…。
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そうやって思うと、上海万博に対する中国のかけた想いと、愛知万博の時の日本の想いというのはやっぱり質が違うよなぁ、とか考えたり。でも、何でもインターネットでわかっちゃう時代だとしても、リアルに触れなくてはわからないことって、あるんだよなぁ。僕らが人間である限り。と、「お前、博覧会協会の回し者かよ」みたいなことも勝手に思い起こしつつ、展示を見ておりました。

展示を見終わってから、少し公園内を散策していたのですが、どこか、かつての青少年公園に似てるんだよなぁ。青少年公園より、アクセスいいから、あの距離にありながらずっとずっと都市公園。旧青少年公園と名城公園を足したみたいな感じ。

個人的には、現在の愛地球博記念公園も、あの頃の青少年公園的存在感を取り戻してほしいなぁ、なんて思っていたりする。最近は、色んなイベントやってたりして、「公園」としてのカラーを取り戻しつつある感じはしますけどね。でも、駅前から何も見えないもんね(笑)

夢の万博の後、跡地に残った遊園地(エキスポランド)が潰れて、夢の後の後は、ショッピングモールという40年という時の経過を思わせる世知辛い(?)景色も見ることができますけど、でも、70年代という時代のエネルギーだったり、大阪という街の地力だったり、なんかそういうものを好き勝手に感じながら、折角なので南茨木まで出て、阪急電車で梅田まで向かったのであります。(つーか、知らなかったんだけど、南茨木駅前ってサンチャイルドの像があったんだね。見ておけばよかった)

てか、阪急電車も初めてだったんだよなぁ。
あの茶色が、お上品だし、どこか関西っぽいよね。

以上。
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※当日の万博記念公園では、企業運動会が開催されていて、万国旗と太陽の塔、という、何とも「世界の国からこんにちは」的情景が展開されていた(笑)

最後、どーでもいいけど、スポタカで見つけたカッコイイ水着を衝動買いしておくべきだったことが今回の反省点。
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by yokusang_09 | 2014-10-25 18:10 | たびにでたがね。 | Comments(2)

悪い芝居「スーパーふぃクション」@赤坂RED THEATER

c0025481_23334963.jpg[あらすじ]
究極の珍しさを求めて、誰からも理解も評価もされない行動をし続ける男・冠虚(カンムリウツロ)に、はじめて心奪われた女が現れる。
それは他人に誤解ばかりを与え続ける女・朝焼澱美(アサヤケヨドミ)だった。女の出現により、男の自我は崩れ堕ちゆくしかない。
圧倒的な言葉と、それを彩るビジュアル、そしてオリジナル音楽の生演奏で劇場を包み込む悪い芝居一年振りの本公演。
結成10年を翌年に控え、ここにひとつ、劇団の終焉を告げ、純演劇の限界に挑む。
芝居を観よう。芝居を観よう。どうせ観るなら『悪い芝居』を観よう。愛とかいう言葉じゃ足りない。


実は以前に京都の長屋で上演された芝居を観たことがあるので、今回が2回目の悪い芝居。劇場の公演は、一度ビデオでちら見したことがあるので、何となくの雰囲気はつかんではいたのですが…。ヤラれたw

冒頭、クソつまらん芝居が始まって(←わざとです)、劇団の雰囲気と全くマッチしない上に結構長々と続くので、「??」と思っていたら、いきなり客席から怪しげな人がやっていて、装置もろともブッ壊して、ライブ。
かと思いきや、そこからまさかのきちんとしたストーリーが開始。むちゃくちゃである(笑)

ローカルTV局のレポーター役として登場している女性は、本当に大阪のテレビ局のローカル情報番組のレポーターとして活躍されている方で、あれ、いくら芝居とはいえ、あんな台詞言わされて本業に影響しないのかw

そして、(俺の中では)「着倒れの街・京都」らしい古着的な衣装のコーディネート。「こんなスタイルの芝居ばかりやっているわけではありません」的なことを山崎さんがチラシか何かで書いてたけど、俺の中では、結構このイメージだったりしますよ…。なんつーか、東京の輩に、関西の芝居を喰らわせてやりました的な感じがペチペチと。

印象的な台詞として「空気は読むな、空気は吸え」と「わかるとわからんの間」というのがあったんですけど、あの芝居って結構その2つの台詞に集約される部分ってあったよなぁ・・・と思ったり。

島宇宙化なんて話は、もうゼロ年代のお話だったりするわけですが、東日本大震災を経て、それが、驚くほどのレベルで島宇宙化していたことが浮き彫りになった、と勝手に思っている今日この頃だったりしますが、最近のお芝居を観ていると、その超絶・島宇宙化的状況に対して、思考なり関係性を整理するような、そういう流れがあるのかな、とか思います。原発問題に象徴されると思うんですけど、少しヒステリックに騒ぐ時期は過ぎたということでしょう。白黒つけようというよりは、まずは整理をつけよう。

それをどういう言葉や形でいい表すか、なんだと思うのですが、そのパターンの一つとして、先述の2つの台詞なのかなと。

てゆーか、別にそんな小難しいことはどうでもよくて、ただただ、あれだけやりたいこと詰め込みまくった上に、あのテンションで訴えられたら、「それでもいいんだ」って自信持っちゃうと思うよ(笑)
あとはやっぱり、東京限定で言えば、あの関西の空気感持ち込んでたのは、力あったかな。

しかし、振り返ってみるとホントに詰め込んでましたね。芝居の枠を越えてのメタとか。なんか、お寿司食べさせてもらいましたしね。最前列に座ってたら。正直、客いじりは得意ではないのですが(多分東京のお客はたいていそんなの)、そんでもあの舞台上のみなぎるエネルギーは、客席にまで溢れださないことには、収まらなかったのかもしれない。圧倒的虚業。わかったようなわかんないようなだけど、元気もらいました。

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悪い芝居vol.16 「スーパーふぃクション」
(東京公演)2014年10月21日~10月26日 @赤坂RED THEATER

作・演出:山崎彬
出演:池川貴清、植田順平、北岸淳生、畑中華香、山崎彬、渡邊りょう(以上、悪い芝居)
田中良子 (ブルーシャトル)、大塚宣幸 (大阪バンガー帝国)、Sun!!、辻井彰太、中西柚貴、吉原小百合
音楽・演奏:岡田太郎  舞台監督:武吉浩二(Quantum Leap*)、浜村修司(GEKKEN staffroom) 
美術:竹内良亮 照明:加藤直子(DASH COMPANY) 音響:児島塁(Quantum Leap*) 
衣装:植田昇明(kasane)  イラスト:羽生生純 宣伝美術監修:松本久木(松本工房) 
宣伝美術:植田順平 演出助手:大石達起(IN SITU) 演出部:進野大輔、呉城久美
票券:鳥井由美子 制作:有田小乃美 
協力:ブルーシャトル、劇団ひまわり、大阪バンガー帝国、トム・プロジェクト、株式会社Quantum Leap、アトリエ劇研、DASH COMPANY、kasane、有限会社松本工房、IN SITU、京都芸術センター(制作支援事業)
文化庁委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁・日本劇団協議会

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by yokusang_09 | 2014-10-24 23:16 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

iPadを貰う

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実は最近、タブレット欲しいなーって思ってたんです。

一番の目的は、デジカメで撮った写真を気軽に見るため。要するに、デジタルフォトアルバム、とか言えばえーんきゃ?ただ、目的がほぼそれしかなかったため、そのためにウン万円出すのもなんかなぁ…と思っていたんですよね。(だって、テキスト作業はポメラが中心だし)

てなことを言っていたら、後輩のオオサワ君が、結婚式二次会のビンゴでもらったiPad初期型16Gが遊んでる状態だからあげる、とのことで、お言葉に甘えて、ありがたく頂戴してまいりました(笑)

どうせコンデジで撮った写真なので、とりあえず去年位からの写真をぶち込んでみましたけど、容量はまだまだ余裕。
デジタル写真って、その場でインスタントに共有は出来るんだけど、そのあとはなかなか人に見せることがなかったんだよね。

まぁ、これで気に入って、もっとガシガシ使いたくなったら、新しいやつを買おうかな、と思っておりますが、初期型であっても、Wi-Fiでネットもできるし、なかなか重宝しております。
(ちなみに、上の封筒みたいなのは、ケース)

オオサワ君、ありがとう!
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by yokusang_09 | 2014-10-23 00:38 | 物欲との死闘 | Comments(0)

地点「光のない。」@神奈川芸術劇場ホール

c0025481_2312412.jpg[作品紹介]
「第一バイオリン(A)」と「第二バイオリン(B)」の対話からなる戯曲『光のない。』。しかしながら、彼らが生きているのか死んでいるのか、彼らが津波にのみこまれたのか、閉鎖された原子力発電所の内部に取り残されたのか、戯曲にはなにも具体的なことは記されていない。この舞台において共有されているのは、東日本大震災があり、それにつづく原発事故があったということ。俳優たちが発する「わたし/わたしたち」は誰なのかということを問い続け、言葉の断片的なイメージをつなぐことで舞台は進行する。


名古屋で何度かお芝居をご一緒させてもらった真都山みどりさんが参加されるということで、台風が迫り予定調整に悩む中、えいやー!と決断して横浜まで行ってきました。
てか、KAATホールって初めてだわ。大スタジオしか行ったことないw

地点のお芝居って、申し訳ないのだがどうしても瞬発的な読解力がイマイチな自分には、なかなかにテキストそのものを、そのまま理解することが難しく…。
それでも時々引っかかる言葉とビジュアルと流れから、感覚的に読みとる、という感じなのですが。

今回の戯曲のテーマは福島第一原発事故。しかもオーストリア人作家が書いた作品。チェルフィッチュとは違う感じを期待しつつ、難解具合にも覚悟を決めつつ挑んだわけですが(笑)

確かに、テキストは難解で、結構理解ができなかったんですけど(←我ながら正直)、ただ、ところどころ、多くの日本人が、ドキッとするであろう単語が差し挟まれ、膨大な台詞量とあわせて、その雰囲気に圧倒された。おそらくコロスは、震災による死者を意味しているのかもしれないが、動いている登場人物たちも何なんだろう。よく「生者/死者」の境界が云々として感想を語る方が多いようなのだが、個人的にはそれだけじゃない、あの事故を受けての、全日本人(なのか?)の、もっと色んな混沌なり葛藤なりを描いていたのかな、なんて思っていた。

「あななたっち/わたしたっち」の台詞回しがどえらい特徴的で耳に残るわけですが、むしろあの「わたし/あなた」こそ、コアの部分ではないのだろうか、とか思う。原子力発電所、そこで作られる電力、そして事故による放射能被害。それは、一体誰に責任があるのか、誰が責任ゼロの全く無関係な人間なのか。誰に影響するものなのか、誰がこれからのことを考えるのか。私なのか他者なのか。

「震災も原発事故も消費してしまおうとしている」という意見もあるようだが、先述の件については、未だに、答えが出ているわけではないし、仮に出ていたとしても、現時点で共有されていることではない(そもそも、答えなど出るようなものなのか)。そして、なにより、拡散した放射性物質からの放射線はこれからも出続けるのである。東電が潰れたって、なくならないのである。

明確な怒りでも皮肉でもなく、むしろ、それらも含めての混沌や葛藤というものを、このタイミング、かつこの迫力で提示されたことに対して、的確な表現ができないのだが、いつの間にか慣れすぎて忘れかけていた気持ちを思い出させられた気がした。

ただ、最後に救い?があったのは、最後の最後で、観客に向けたメッセージ(と言っていいのか?)だろう。
この混沌や葛藤は、これからも続く。でも、だからといって、立ち止まりっぱなしでもいけないし、非難や悲観を続けていればいいわけではない。顔を上げて、まずは、それらとの付き合い方を考えていくべきなのだろう。ただ、忘れてはならないのである。

なんてね。

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地点 「光のない。」
(横浜公演)
2014年10月11日~13日 @神奈川芸術劇場ホール

作:エルフリーデ・イェリネク
翻訳:林立騎
演出:三浦基
音楽監督:三輪眞弘
出演:安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、河野早紀、小林洋平
合唱隊:朝日山裕子、石田遼祐、金巻動、黒田早彩、田嶋奈々子、野口亜依子、林美希
圜羽山圜、藤崎優二、幣真千子、村田結、米津知実
美術:木津潤平  衣裳:堂本教子  照明デザイン:大石真一郎
照明オペレーション:岩田麻里  音響デザイン:徳久礼子  音響オペレーション:稲住祐平
舞台監督:山口英峰  舞台監督助手:足立充章  技術監督:堀内真人
制作:小森あや 田嶋結菜
主催:合同会社地点
提携:KAAT 神奈川芸術劇場
製作:フェスティバル/トーキョー、地点(2012年初演)
2014年版共同製作:KYOTO EXPERIMENT
助成:芸術文化振興基金
フェスティバル/トーキョー14連携プログラム

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by yokusang_09 | 2014-10-12 22:00 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)

東京芸術劇場「小指の思い出」@東京芸術劇場プレイハウス

c0025481_0141458.jpg[あらすじ]
一流の当たり屋(走行中の自動車の前にわざと飛び出してケガをし、因縁をつけて法外な賠償金を巻き上げる犯罪者)を目指す青年・赤木圭一郎、怪しい白い実を売る女・粕羽聖子、白い実の謎を追う刑事、一月から十二月までの名前を持ち、凧に乗って空を飛ぶ聖子の息子達……。魔女狩りやカスパー・ハウザーなどのキーワードを散りばめ、時空を自在に飛び越えながら、短い時間で消えゆく子供時代の残酷さと美しさを描く。

小指の思い出は、どうしても一度観てみたかった作品なのだが、そのうち野田本人が再演してくれないかなぁなんて思っていたら、まさかの、マームとジプシー藤田さんって・・・ってことで、観てきたんですけどね。つーか、この前日含め、信じられないくらい当日券で観に行ってますね。ここ最近。ビバ東京。いや、予定が読めなさすぎるこの仕事がいけないのです。もういやだ。

久しぶりの遊眠社作品でしたけど、まぁ、難しかったですね・・・。でも、かなり藤田解釈が入っていたのかなぁ。という気はしていて、分かりやすくはなっていたと思います。戯曲をちゃんと読んだこともないし、過去作品をビデオで観たわけでもないのですが、何となくそんな感じはしてる(笑)

というか、その結果なのかもしらないんだけど、意外なほど藤田作品だったんだよね。間違いなく、初期の野田やってるんですけど、いろんなモノを含めて、藤田作品。おそらく、青柳いづみに母親の台詞を語らせたことが重要な気もする。そうやって思うと、飴屋法水の贅沢使いたるや!って感じだけど。あとは、とにかく妄想の子供になじみの女優を突っ込みまくったのもその一因でしょう。

あと、考えてみると、この戯曲の内容は、結構普段の藤田作品と親和性が高かったのかもしれない。亡くしてしまった(自分が殺してしまった)子供の記憶を辿って云々って、自分が出て行った故郷への思いを戯曲にしている作品と、似てないこともないな、と。

いかんせん、再演希望が結構高かった(はずの)戯曲なので、もしかしたら、あれは気に入らない人には気に入らないんじゃないかなって気もするんですけど、あたしゃアリ。

むしろ、あれだけ、きちんと自分の色に出来るってのてさすがって感じだったし、さらに言うと、むしろあの人が普段書いてる芝居って、トーンが違うけど、この作品に通じる部分があるよなぁ。とか思っておりました。

というわけで、自分としては、野田・藤田の両劇作家・演出家の魅力に気づかせてくれたこの作品は好きですよ。

まぁ、ただ、ちょっと長さを感じさせたかなって言うのはありますけど。あれ、実際のところは、もうちょっとまくし立ててもよい構造なのかもしれない。でも、2時間もやってないけどね、たぶん…。

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東京芸術劇場 「小指の思い出」
2014年9月29日~10月13日 @東京芸術劇場プレイハウス

作:野田秀樹
演出:藤田貴大
出演:勝地涼、飴屋法水、青柳いづみ、山崎ルキノ、川崎ゆり子、伊東茄那、小泉まき、石井亮介、
斎藤章子、中島広隆、宮崎吐夢、山内健司、山中崇、松重 豊
(ミュージシャン)
青葉市子、Kan Sano、山本達久
音:zAk  照明:富山貴之  衣装:ズスキタカユキ  ヘアメイク:赤松絵利 
舞台監督:森山香緒梨  技術監督:小林清隆、今野健一
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:文化庁ロゴマーク平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
制作協力:マームとジプシー


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by yokusang_09 | 2014-10-12 16:02 | 芝居を観てきた2014 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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