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今年観た芝居を振り返り、ベスト5を選んでみる。2013

はいー。年末恒例。趣味の総括。
今年は、37本観てました。
去年に比べると少ないですが、去年より色々と忙しかったなかでは頑張った方かな…。
以下、リスト。(グレーになっているのはブログに感想を書いていないものです)

・ 1月24日 毛皮族 「ヤバレー、虫の息だぜ」@座・高円寺1
・ 1月25日 電光石火一発座 「Crazy Talk Floor anothere memory」@七ツ寺共同スタジオ
・ 1月31日 gaku united 「虹の袂を探しに行こう」@名古屋市南文化小劇場
・ 2月15日 牛乳地獄「かれる」@G/Pit
・ 2月16日 劇的ショウゲキジョウ「半神」@名古屋市千種文化小劇場
・ 4月 7日 演劇組織KIMYO「ジョナサン」@愛知県芸術劇場小ホール

・ 4月17日 劇団あおきりみかん「迷子の部屋」@名古屋テレビ塔
・ 4月21日 牛乳地獄「卒業」@G/Pit
・ 5月 3日 劇団「放電家族」「森海魚」@G/Pit
・ 5月 4日 東京芸術劇場/TBS 「おのれナポレオン」@東京芸術劇場プレイハウス
・ 6月15日 AAFリージョナルシアター2013~京都と愛知 vol.3~
        「Bungakuコンプレックス(羅生門/地獄変)」@愛知県芸術劇場小ホール
・ 6月22日 岡崎藝術座「(飲めない人のための)ブラックコーヒー」@北品川フリースペース楽間
・ 6月22日 劇団すごろく「酔先生のふで」@新宿SPACE107
・ 6月30日 ピチチ5 「はぐれさらばが"じゃあね"といった」@三鷹市芸術文化センター星のホール
・ 7月14日 やなぎみわ演劇プロジェクト 「ゼロ・アワー -東京・ローズ最後のテープ-」
        @神奈川芸術劇場大スタジオ
・ 7月20日 FUKAIPRODUCE羽衣「Still on a roll」@こまばアゴラ劇場
・ 7月27日 日本劇団協議会「プラモラル」@ザ・スズナリ
・ 8月17日 マームとジプシー「coccon」@東京芸術劇場シアターイースト
・ 8月24日 ミクニヤナイハラプロジェクト 「前向き!タイモン」@こまばアゴラ劇場
・ 8月24日 少年王者舘 「ハニカム狂」@ザ・スズナリ
・ 8月25日 ろりえ「木」@サンモールスタジオ

・ 9月 8日 10・Quatre「草莽の剣~幕末幻夢譚~」@中野テアトルBONBON
・ 9月14日  シス・カンパニー「かもめ」@Bunkamuraシアターコクーン

・ 9月15日 遊園地再生事業団「夏の終わりの妹」@あうるすぽっと
・ 9月21日  財団、江本順子「常に最高の状態」@ギャラリーLE DECO

・ 9月27日  KUDANproject「真夜中の弥次さん喜多さん」@こまばアゴラ劇場
・10月20日 快快「6畳間ソーキュート社会」@トーキョーワンダーサイト渋谷
・10月27日 ポムカンパニー「足跡、終わりなく、呼吸まで」@下北沢ONOFFシアター
・11月 2日 NODA・MAP 「MIWA」@東京芸術劇場プレイハウス
・11月23日 イキウメ 「片鱗」@青山円形劇場
・11月30日 毛皮族 「血も涙も靴もない」@森下スタジオ
・11月30日 大パルコ人「高校中パニック!小激突!!」@パルコ劇場
・12月 1日 マームとジプシー「モモノパノラマ」@神奈川芸術劇場
・12月13日 シス・カンパニー「グッドバイ」@シアター・トラム
・12月14日 iaku「目頭を押さえた」@こまばアゴラ劇場

・12月22日 少年王者舘「同級生~咲く汽笛~」@Last Waltz
・12月28日 猫のホテル「アバエスク」@ザ・スズナリ


まー、あれだわ。6月から関東に進出したのがデカイですな。
数えるまでもなく、今年は東京で観た芝居が圧倒的に多いwww
ついでに、東京及び首都圏のどこに行ってるか分析もしてみましたが、
1位:渋谷 2位:池袋・下北沢・駒場 5位:新宿・横浜 という結果でした。
渋谷は何だかんだで、相変わらず私にとってはよく使うターミナルやね…。
チケット代総額は、139,500円。長距離移動旅費は、36,900円でした。安いwww
そりゃもう、片道380円で下北沢行けますから。ぐへへ!
ちなみに、上京後は月4本芝居観るのが目標、と言っておりましたが、
結果としては、3.9本くらいなので、ちょっと追い込みが足らんかったね…。
あと、言っておきますが、ときどき、芝居のために東京転勤を了承しただろと言われますが、
そのようなことは断じてありません。ただ、強く否定できない状況であることは認めますw

ツイッターではこの時期、ベスト3を選ぶというタグがありますが、
ま、それはそれとして、このブログでは恒例のベスト5に行きたいと思います。
上手いとか、なんかそういうの全く関係なく、自分が最終的に印象に残ったもの、
というだけの基準だもんで、ほんとにねぇ…単なる自分の振り返りでしかないw

というわけで、今年はこれで。

・東京芸術劇場/TBS 「おのれナポレオン」 ☆
・やなぎみわ演劇プロジェクト 「ゼロ・アワー -東京・ローズ最後のテープ-」
・財団、江本純子「常に最高の状態」 ☆
・シス・カンパニー「グッドバイ」 
・iaku「目頭を押さえた」 ☆


ちなみに、☆印を付けたのが、むりやり3つに絞ったら、ってやつ。
そして、毎度の次点。あまりにも捨てがたいので、毎度選んでしまう。
(まぁ、これがベスト3だといっても、アリと言えばアリ)

・FUKAIPRODUCE羽衣「Still on a roll」
・ミクニヤナイハラプロジェクト 「前向き!タイモン」
・猫のホテル「アバエスク」


って感じでしたー。

来年もボチボチ観劇予定は入っております。
来年はまた仕事の状況がどうなるかわからないので、あれですけど、
やっぱりね、芝居とオシャレは心の栄養なので。観るでよw

それでは、良いお年を。
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by yokusang_09 | 2013-12-31 19:14 | 芝居を観てきた2013 | Comments(0)

猫のホテル「アバエスク」@ザ・スズナリ

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今年最後のお芝居。
猫ホテで締めるのって何年ぶりなんだろ?
実はちょっと迷ってたんだけど、
やっぱり好きな劇団だから行ってきました。
結果から言うと、観に行って大正解。

確かにいつもの、ちょっと任侠ものみたいな、ケレン味のある作品とは
一味違っていたかなって感じ。少人数の芝居って言う意味では、
別に過去に2人とかってのも観たことあったから、そう珍しさは感じなかったけど。
夫婦で営むクリーニング屋に、キャバレーで歌う歌手&マネージャー夫婦がやってくる
という夫婦2組の織り成す、すれ違いや軋轢やら、そういったお話。
(どらざっくりな表現だなw)
ま、だで「アバ」エスクなんですけど。(ホントは歌手ばっかりなのかと思っていた)

まず何より、クリーニング屋のセットが最高。
この時点で、まずヤラれた!カッコイイ!
最初は、クリーニング屋夫婦の、ちょっと退屈そうないつもの会話。
でも、なんかいい具合に匂うんだよね。旦那のウラとか。
そこも含めてなんだけど、いつになく会話テンポが心地よくて。
村上さんの安定した演技と、佐藤さんの相変わらず激ウマ具合の賜物なのか。
(てか、それはそうに決まっているんだが)
そして、中村&千葉コンビも素晴らしい。
中村さんのあの害のない色気w 完全に永ちゃん気取りなんだけど、全然アリ。
あと、千葉さんは確かにデビットボウイみたいだったけど、
デビットボウイみたいなおばさんって、実際おるよねwww

夫婦2組になってドタバタし始めたかと思いきや、まさかの5人目の登場人物登場で(!)、
物語は大どんでん返しになっちゃうわけですが、俺、あの設定も好きなんだよな。
ちょっと(おそらくこれは美術的になんだけど)、最初に見た電界とか思いだした。
役者4人(+1人)で、あれだけの舞台美術のボリュームと、物語の大きな転換と、
そして何より、1時間半っていうのがよかったですな。
余計なものがないから、集中が途切れないし、純粋に楽しめた。
また、最後のアコースティックギターで4人で歌っちゃうところとかも死ぬほどかっこいい。

なんてゆーのか、確かに猫ホテって、ストライクな対象年齢は自分より上なんですけど、
今回はあえてあまり背伸びしない(お話って感じで、そこまで構えてない)設定だったが故か
自分自身もフラットに楽しめたし、あの年代の役者さん自身のかっこよさみたいなのが
すごく出てたと思うんだよね。
いつもと違う感じでひやひやっていうけど、なんだかんだでしっかり猫ホテでしたよ。
(ついでに言うと、ま、わたしゃこういう感じの方が好きですよw)

自分もあんな夫婦関係は嫌だけどw、あんな感じで芝居を創ってみたい。
今年最後、ホントに愛おしいお芝居に出会えてよかった。らぶ。

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猫のホテル 本公演 「アバエスク」

2013年12月25日~29日 @ザ・スズナリ

作・演出:千葉雅子
出演:千葉雅子、中村まこと、佐藤真弓、村上航
声の出演(予定):森田ガンツ、市川しんぺー、いけだしん、岩本靖輝
美術:原田愛  照明:斎藤真一郎(A.P.S) 音響:富田聡
舞台監督:金安凌平  宣伝美術:榎本太郎(7x_nanabai.inc)
制作協力:Little giants 制作:大橋さつき  企画製作:猫のホテル
協力:(株)アスタリスク、(株)ギフト、(有)ゴーチ・ブラザーズ、(有)ザズウ

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by yokusang_09 | 2013-12-28 16:57 | 芝居を観てきた2013 | Comments(0)

柴又帝釈天まで散歩

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今日は、金町で人に会う用事がありまして。
その後、なんとなーくぶらぶらと、柴又帝釈天までお散歩に行ってまいりました。
金町浄水場を横目に、江戸川の堤防をぶらぶらしながら。葛飾区なんて、ホント用事ないと来ないから(笑)、こういうところも、住んでないと来ない…。
こじんまりしたところだよ、とは聞いていたのですが、まぁ確かに、こじんまりしてた。
けど、なんだろうなぁ、ちょこーっとだけ、駅からの流れが太宰府っぽい気もした…かな。
「男はつらいよ」観てないと、半分くらいはありがたみがわからない場所のような気もするので、次回は一作品位は見てから行くことにしよう…。
いや、今回は本当にかるーく寄っただけなんです。でも、なんか、ああいうのも久しぶりで楽しかったけどね。
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ま、正直、葛飾区といえば、柴又より亀有な世代だでよw
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by yokusang_09 | 2013-12-22 23:56 | 東京暮らし | Comments(0)

iaku「目頭を押さえた」@こまばアゴラ劇場

チラシ観ただけでビビッときて、予約したんですけど、
よくよく見てみたら、三重でもやってた作品でした。
そして、まさかの、名古屋でお世話になっていたニシムラタツヤさんに遭遇!
以前、スズナリで麦ちゃんに遭遇した時もびっくりしましたけど、
またしても、七ツかと錯覚www

c0025481_2242285.jpg【あらすじ】
江戸時代から林業を生業としてきた香茨山の山間にある集落、人見村高木地区。住民全員が例外なく「田舎」と称するこの土地で、「葬儀」を巡っていがみ合う二つの家族があった。伝統的な葬儀を守ってきた中谷家と、小さな葬儀社を開業した杉山家。高木地区では、季節労働である林業に携わる者が葬儀の取り仕切りを行なうことになっていて、現在この地で唯一林業を営む中谷家が長年に渡って「年行司」(葬儀を取り仕切る役)を務めてきた。その伝統的な葬儀の特徴のひとつに、「喪屋」という建物で通夜および葬儀を執り行うことがある。これは、死を「穢れ」という伝承から来ており、穢れを隔離する目的があった。一方、杉山家は、亡妻の故郷であるこの土地に8年前に越して来て、小さな葬儀社を開業。現役世代のニーズに併せた「家族葬」や「直葬」といった都会的な葬儀を持ち込んだ。古きを守る中谷家、新しきを取り入れた杉山家。主に中谷家の家長からの強い嫌悪が杉山家に向けられ、二つの家族は徐々に溝を深めていった。この二つの家庭にはそれぞれ高校生の娘がいる。彼女らはこの村唯一の同級生で、父親同士のいがみ合いなど気にすることなく、幼い頃から仲良く過ごしてきた。よく喪屋を秘密基地にして遊んで叱られたものだ。しかし、思春期を迎えた二人は同時に高校の男性教諭に恋をして、少しずつその関係にひずみを生じさせる。そのことをきっかけに、この二家族の関係は修復不可能なものになっていくのだった…。小さな田舎に生きる無名人たちの意地やプライドを、労働や生活や恋愛を通して観測。この土地におけるセンセーショナルなドラマは、抱え難い哀しみに、ほんのり希望を添えてくれるかもしれない。 (三重県文化会館HPより)


あたしゃ、なんか遼からは、あまり恋心が感じられなかったんですけどね…。
他人の恋心に、鈍感なときは徹底して鈍感なので許してください。

何か演出的に目立ったことがあるわけでもなく、ストーリーも奇想天外なわけでもなく
実に淡々と進んでいく会話劇なのですが、これが、実にいいんです。
実に巧い。テクストももちろんだし、会話のテンポも、
そしてそれを演じている役者もホントに巧い。

「淡々と」と言ったけれど、ちゃんと抜きのポイントとか笑いどころとか、そういうのも
ちゃんと作ってあるし、ストーリーも起承転結的なものがしっかりしていて見やすい。
(わしにとっちゃあ、案外重要なんですよ、これ…)
半ば飛び道具なのかと思っていた子役も、まさか、後半であんなにしっかりと
ストーリー的に存在を放つとは思ってませんでしたし。
(というか、まさか小劇場でちゃんと子役が出てくるとは思ってなかったので吃驚したw)
最後に、タイトルの意味が明かされた時の衝撃たるや…。
そして何より、登場人物たちの微妙な人間関係と、複雑かつ繊細な心情変化が、
実に丁寧に描かれていて、それが面白くて、ほぼずーっと釘づけだった。
これほど巧くて良質な会話劇って最近観たっけ…?って感じ。

当日パンフの演出のコメントに、「この劇が観る者にとって『何かについての』劇であるより、
『何か自体』であれと願う」という文言があったんだけど、上手く言えないんだけど、
確かに「何か自体」だったなぁ…。ド田舎の狭いコミュニティの中での関係性とか、
他人への嫉妬だったり、憧れだったり、それはそれで、確かにそうなんですけど、
それを忠実に描いていた、とか、「あー、僕もそういう経験しましたわ~」
みたいなことじゃなく、(ほんでもまぁ、大なり小なりしてるんですけど)
パッケージとして、自分の中の「何か」を、スコッと抜かれて舞台に載せられたような感じ。
その「何か」がまだ表現できないんでダメなんですけど、でもそういう、
一種の清々しさのようなものも感じたり。

いやー、よかった。実によかった。
もうその一言に尽きる。

とはいえ最後に、これだけ言わせて…。
この芝居観た後、カレー作って食べたくなるのって、俺だけだろうかw
(カレー食べたい。外食じゃなくて、自分で作りたい。)

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iaku vol.4 「目頭を押さえた」
〈ABCホールプロデュース作品(2012)ツアー企画〉

(東京公演) 2013年12月12日~15日 @こまばアゴラ劇場

作:横山拓也 
演出:上田一軒
出演:金替康博(MONO)、緒方晋(The Stone Age)、 魔瑠(遊気舎)、橋爪未萠里(劇団赤鬼)、
    松永渚、うえだひろし(リリパットアーミーⅡ)、七味まゆ味(柿喰う客)、野村脩貴(ルート)
舞台監督:武吉浩二(Quantum Leap*)  照明:池田哲朗(PAC West)
音響:三宅住絵(Quantum Leap*)  舞台美術:柴田隆弘  
演出助手:北山佳吾(iaku)、鎌江文子
衣装協力:田中秀彦(iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA)  
写真:堀川高志(kutowans studio)
宣伝美術・WEBデザイン:下元浩人(81 EIGHTY ONE)
制作協力:尾崎雅久(尾崎商店)、溝端恵理子 制作:笠原希(iaku/righteye)
協力:ABCホール  提携:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場(東京公演)
主催:三重県文化会館(三重公演)  助成:芸術文化振興基金 企画・製作:iaku

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by yokusang_09 | 2013-12-14 19:29 | 芝居を観てきた2013 | Comments(0)

シス・カンパニー「グッドバイ」@シアタートラム

シス・カンパニーなのに、作・北村想&演出:寺十吾という、
なんか七ツ寺っぽいかほりのする組み合わせに惹かれて、
上京後、初めて平日に芝居を観てきました。
実は定時が遅いから、場所次第では7時スタートでも厳しいのである…
シアタートラムは三軒茶屋駅降りてすぐだから、まだ大丈夫なんだけど。
しかし、これこそ首都圏在住のメリットなのである。

そういえば、高橋克実がやたらとTシャツ来て宣伝してましたね…。
良く考えるとかなりアツいんだけど、まぁ、正直役者は事前は大きな要素ではなかったw

c0025481_23563269.jpg【あらすじ】
大学で哲学とミステリ文学を教える黄村先生には、なんと8人もの愛人があった。
諸事情から愛人たちとの関係を清算しなければならなくなった先生は、
助手の渡山の提案に乗り、ある計画をもくろむ。
そのために必要なのは「心身ともに健康で、かつ美人」の秘書だ。
先生のお眼鏡にかなって雇われたのは、三舞理七という若い女だった。
理七の見た目と喋りのギャップに面喰いつつ、先生は理七の協力によって、
計画を順調に進めていく。そしてあと一歩というところまで来たかに見えたのだが…。
(パンフレットより引用)


原作はよく知らないのですが、映画化を前提に書かれた太宰の未完の小説なんだそうで。
ただ、確かにあらすじだけ辿っていても、どうやらそんなに原作に忠実ではないそうで。
まぁ、面白けりゃ何でもいいんですけど。

舞台美術が、遠近法を派手に用いた漫画みたいなタッチのセットで、
芝居の内容(あとは衣装やその他美術も含めて)、なんか、
つげ義春の漫画みたいな世界観だった。
その世界観と合わせてなんだけど、結構細かいこと考えると、
これっていつの時代なんだろう…っていうのが引っかかると言えばひっかかったかな。
少なくとも太宰が死んだ後の時代ではあるんだが、衣装のイメージの割には
結構平成の最近のようにも見えるし。
ついでにいうと、この戯曲、よくよく考えるとその愛人との別れについては
一切場面として出てこないんですよね。事後の屋台での打ち上げのみ(笑)
もちろん、そういう描き方をしているからこそ、黄村先生の愛人関係の真実が
最後まで客にわからなくて、最後のストーリーへとつながるので、そこを見せろ、
と言いたいわけではないんですけど。
だけど、そのなんてゆーのかなぁ。その色々な謎の要素の複合によって、
その「そこだけの空間」っていうのが見事に出来上がっていたんだよな。
もしかしたら、妄想なのかもしれない。(だって愛人関係だって半分そうだったし)
パラレルワールド的な何かなのかもしれない。
そもそも、シアタートラムで北村想で蒼井優って!とかもあるしw (←失礼)
原作はシニカルコメディだとは言うけれど、そのシニカルさが実に切なくて、
でも最後はなんだか心温まっちゃうし、だからこそ、その「そこだけの空間」が
凄く凄く心地よかったです。(またシアタートラムって言うのもあるんだろうね)
よくよく考えてみると、なんかわかんないことが多くて、けむに巻かれているような
気持ちもしなくはないんだがw、そんなこたぁ関係ない。

あと、冒頭、別に役者に期待はしてなかったって言ってましたけど、
まぁ、役者目当てで行ったわけではないという意味で、「期待していなかった」
ということなんですけど(というか、「北村想」「寺十吾」にばかり目が行っていたw)
役者も相当良かったです。当り前ですけど、でも相当良かった。
あんなにテレビ出てくる人たちだけど、商業臭がほぼゼロw
よくよく考えれば、段田さんって遊眠社だし、蒼井優だってバンバン舞台出てるし、
(感想書いていないけど、9月の「かもめ」も相当良かった)
そりゃそうなんだけどさ。
おれ、実はおじさんが涙を流して泣くっていうのに結構弱くて、
(だから、東日本大震災後のテレビでおじさんが泣いてるのみて、朝から泣きしてた)
最後、段田さん演じる黄村教授が大泣きするシーンを見て、思わず泣きそうなりました…。
でも、そんだけ伝わってきちゃったってことだがんね。

いやー、よかった。年末に相応しい芝居だった。
そして、観た後、屋台で、おでんとぬる燗で一杯やりたくて仕方がなかった…。
(結局、その後大手町で友人と飲んだけど、燗酒しか実現しなかったw)

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シス・カンパニー公演 日本文学シアターvol.1【太宰治】
「グッドバイ」
2013年11月29日~12月28日 @シアタートラム

作:北村想
演出:寺十吾
出演:段田安則、蒼井優、江本佑、半海一晃、山崎ハコ、高橋克実
美術:松本るみ  照明:小川幾雄  衣装:前田文子  音楽:坂本弘道  
音響:岩野直人  ヘアメイク:赤松絵利  舞台監督:滝原寿子  
プロデューサー:北村明子  企画・製作:シス・カンパニー  
提携:(公財)せたがや文化財団・世田谷パブリックシアター  後援:世田谷区

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by yokusang_09 | 2013-12-13 22:30 | 芝居を観てきた2013 | Comments(0)

立石で千ベロ

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後輩のオオサワ君と一緒に、憧れだった立石に行ってきた。
飲兵衛の憧れの街だがんね。酒都!
本当はもっと明るいうちから繰り出すべきなんでしょーが、
昼間は荒川河川敷で、金八先生ロケ地巡りをしていたため(笑)、
夕方からの繰り出し。
しかし、まー、北千住からも行きにくいね(笑)
楽チンな方法を探ったけど、結局東武の曳舟から、歩いて京成に乗り換え。

この日は、お寿司屋に始まり、もつ焼き、水餃子、フツーの酒場と、
4軒ほど。で、総額5000円くらい。安い!
まさに千円でベロベロに酔っ払える→千ベロの世界だてー。

それにしても、ビックリするくらい下町ー!って感じだったがんね…。
こんなところが東京にあるのか、とw
少しだけ新世界に似てなくもないけど、なんかもっと生活感はあるんだよね。
ディープだわ。どえらいディープだわー。
また行きたい。
今度は昼間から酔っ払うでよw
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by yokusang_09 | 2013-12-12 22:22 | 東京暮らし | Comments(0)

日暮里デビュー

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先日、日暮里の繊維問屋街に行ってきた。
いつも乗り換えでしか降りないところだったんだけど、初めて改札を出たよ。
…あ、ウソ。デンマーク行った時は日暮里で乗り換えたわ。それ以来w
いやー、布から服までなんでもあるんやね。玄人向けのエリアかと思ったけど、思った程ではなかったがんね。
ここで、色々買い込みまして、友人に託し、とある作戦に備えますw
しかしここ、やっぱ劇団衣装やってるときに買い付けに来たかったなぁ。東京まで行く経費がアレだけどw
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by yokusang_09 | 2013-12-11 02:01 | 東京暮らし | Comments(2)

マームとジプシー「モモノパノラマ」@神奈川芸術劇場大スタジオ

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夏に観た作品より、こっちの方が「らしい」作品なんだろうか。
なんだろうね。ってことで、2回目のマームとジプシー。

おそらく作者の出身地である北海道の町を
想定しているであろう、
田舎の小さな町が舞台。

子供のころに、おそらく誰しもが見てきた・感じてきたことが
吃驚するくらいのそのまま詰め込まれていた、って感じだった。
狭い地域の、狭いコミュニティ。でも、あの頃はあれがすべてだったんだよね。
でも、そこで繰り広げらていることは、良くも悪くも実に濃密だったと思うわけで。
楽しくて、幸せで、でもシビアで、時に残酷で。
大人になってから、別にそのコミュニティなり地理的空間の広がりが拡大しようとも
そんな変わらないんだよね。…ってことにも、ふと気づかされる。
むしろ、油断してるとすぐ狭くなるし、なんかむしろ狭くしてどっぷり浸かった方が
楽しいのかもしれないし。(最近の職場を見てると、楽しそうですよ。)

飼っていた猫が死んでしまったということをきっかけとして、描かれている喪失感って
ことなのかもしれないんですけど、喪失感とかノスタルジーとか、そういったものも
ありつつ、でも箱庭的に、結局今だって一緒じゃん?みたいなところも
暗に提示された感じがして、結構複雑な気分になりました。
(ちなみに、「箱庭」という点においては、舞台の作りはむちゃくちゃよかった。
元々あそこの劇場って客席の傾斜がきついんだけど、囲み舞台にすることで
その「箱庭」をみんなでのぞくような感じがしっかりできてた。
しかも、あれ、多分ハズレ(見えない箇所が多い)の席ないんだよね。すばらしい)

あとは、いわば勝手に上京して、実家に置いていったペットが死んで、
おセンチになるっていうのも、個人的にはいくつも取り方があって、複雑だったw
自分も、現在の実家を出てかれこれ6年目に突入なので何とも言えませんが、
結局、自分の中で田舎ってある程度昔のままであってほしいわけですよ。
でも、結局時間は流れるし、そこにとどまる人間にしてみりゃ、それが日常だし。
それを急に、普段ろくに帰省もしてこないのにそんなときだけ悲しがっちゃって…
「東京」へ出て行った人間のご都合主義みたいな見方もしちゃいつつ、
でも、それでもやっぱりその喪失感も想像できるわけで。
(でも、そういう意味では「あゆみ」だって似てるのに、あれはそうは思わなかったな)

まーね、いろいろ複雑。
ふわふわ~っとした世界観に載せて、何気にガッツリとぶつけられた感じがして。
面白かった、というか、そのぶつけてこられる感じが、むしろ大変魅力的なんだけど。


--------------------------------------------------
マームとジプシー11月12月公演  「モモノパノラマ」
(横浜公演)
2013年11月21日~12月1日 @神奈川芸術劇場大スタジオ
作・演出:藤田貴大
出演:石井亮介、伊東茄那、荻原綾、尾野島慎太朗、川崎ゆり子、成田亜佑美
    中島広隆、波佐谷聡、召田実子、吉田聡子
舞台監督:森山香緒梨  音響:角田里枝  照明:富山貴之
衣装:高橋愛(suzuki takayuki)  宣伝美術:本橋若子  制作:林香菜
主催:マームとジプシー  提携:KAAT神奈川芸術劇場
助成:ACY先駆的芸術活動支援助成

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by yokusang_09 | 2013-12-01 15:11 | 芝居を観てきた2013 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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by yokusang_09 at 00:17
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>やっとかめさん ..
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新しいPENTAX、いい..
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>やっとかめさん ..
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