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笑の内閣「非実在少女のるてちゃん」@ナンジャーレ

先日客演した虚構オメガの主宰・長谷川さんから
アツく勧めていただいたこともあり、観てきました。

c0025481_23503947.jpg【あらすじ】
漫画の世界にすむ魔法少女のるてちゃんはある日漫画の神様から人間の世界に行って青少年健全育成条例改正案を止めてくるように命令される。さっそく推進派の阿佐ヶ谷立秀高校教諭津川のもとに行き説得を試みるも失敗し魔法で懲らしめようと思ったが失敗する。実は漫画の神様は魔法にばかり頼って増長しているのるてに言葉の大切さを教えるため、魔法が通用しない人間の世界に派遣したのだ。そうとは知らず途方にくれるのるての前に津川に廃部を命じられた漫画研究会のメンツがやってくる。彼らとともに条例を阻止すべく動き出したのるてちゃん。果たして彼女の運命は。

まぁ、タイトルをみればわかるでしょw
東京都の青少年育成条例(「非実在少年」のアレ)を題材にしたお芝居です。
なんでも、「芝居の内容が政治的」ということで劇場側から
上演拒否を食らったこともある芝居なんだそうです。
「政治的な内容」の芝居って・・・。東大ポポロ事件?(笑)
劇場に行くと、なんかちょっといつもと客層が違う感じもしていて、
どどどどーなのよ?って思っておりましたがw
その点について、結論から言ってしまうと、変な心配は全く不要で、
普通にエンタテイメントとして楽しめる作品でした。
むしろ、あのネタのぶっこみ方や、ナンセンス具合が絶妙で楽しかった!

青少年育成条例の是非についての個人的見解はここでは述べませんが、
作者は、条例には反対で、ついでに石原都知事のこともキライなんでしょうw
よく伝わってきましたw
このお芝居、やっぱり一番の見所は、条例の是非に関する討論会のシーン
だと思うのですが、賛成派と反対派の(よく言われる)主張をバランスよく拾って
ストーリーにしてあるので、個人的には押しつけがましい感じなく、
それほど政治的な主義主張だということも感じずに観ておりました。
むしろ、ちょっと前の「思想地図」で東浩之と猪瀬副知事が対談している内容と
結構被るなぁ、とうか別のところで活字で知った知識が、
目の前で立体化されていく感覚というのは、実に面白かった。
自分の中でこちゃこちゃしていたことが結構整理されたし。

てか、その政治的云々も大事だけど、それ上に、
この芝居の演劇的なことについてもっと語りたいんですけどw

とはいえ、討論会シーンに話が戻っちゃうんですが、今回の芝居、
役者のパワーが軒並みすごい。
声量とかもすごいんだけど(あんな小さい小屋なのにね!)、
役の入り方とそれが故の主張する場面での強さ。
演出的には賛成派と反対派の役者力対決みたになっとったことない?w
でも、だからこそ、あのコントみたいな作りのなかでも緊張感を持って、
無駄に主義主張だけが前面に出てくることなく、見せ物として楽しめたんだと思うのですが。
んで、また討論会の後のドラマがね。これも素晴らしい。
役者力でさらに素晴らしい。条例を策定している厳しい先生が、
反対派の生徒のことを認めてあげるところとか、結構ギャグなこと
言ってたりするのにw 思わずぐっとくるし。
ラストのエヴァンゲリオンの最終回のまんまパクリをぶっこんでくる、
というドイヒーすぎる展開(←ほめてます 爆)もそういうことなんでしょう。

内容的にも、演劇的にも、いろいろタメになって楽しめちゃう、
なんだか最終的にはお得感に包まれた芝居でしたw 素直に面白かった。

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第16次笑の内閣 「非実在少女のるてちゃん」
(名古屋公演)2012年8月25日~26日 @ナンジャーレ

作・演出:高間響  
出演:集院聖羅、田中浩之(Will Be SHOCK Entrance Gate)、小林まゆみ(KAIKA劇団 会華*開可)
上蔀優樹、鈴木ちひろ(劇団紫)、中西良友、由良真介、眞野ともき、藤井麻理、
谷脇友斗(劇団愉快犯)、髭だるマン、高間響 
Wキャスト:合田団地(努力クラブ)(東京・大阪)、伊藤純也(劇団オレと松本)
D.J.(札幌のみ出演)、浪崎孝二郎(東京・名古屋・大阪)、キタノ万里(東京・名古屋)、
焼酎ステラ(劇団ZTON)(札幌・大阪)、征木ゆう(京都ロマンポップ(東京・名古屋)
橋本源氏(明暗神楽)(札幌・大阪)、向坂達矢(京都ロマンポップ(東京・名古屋) 
嵯峨シモン(名古屋・札幌・大阪 )
エグゼクティブアドバイザー&舞台監督:唐仁原俊博  助演出:由良真介
照明:山本恭平  音響:神田川雙陽(劇団粋雅堂)  衣装:藤井麻理  
小道具:つじ  チラシイラスト:神奈江淳  宣伝美術:末山孝如(劇団酒呑童子)
制作:浅田麻衣(月面クロワッサン)、平田ユミ(劇団紫)、井上華奈 
制作協力:京都ロマンポップ  オタ知識提供:にょろ(京都ロマンポップ)
演奏:井村匡孝(京都ロマンポップ)  映像 ゲツクロスタジオ
オタ芸:HIROFUMI 雑用:川崎一輝

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by yokusang_09 | 2012-08-25 23:48 | 芝居を観てきた2012 | Comments(0)

Bunkamura・大人計画「ふくすけ」@Bunkamuraシアターコクーン

行ってきましたよ。ひっさびさのコクーン!
再々演ということですが、自分は初見ですけどね。

c0025481_2242193.jpg
【あらすじ】(Bunkamuraホームページより)
「生まれてこない方が良かった時、人はどう生きるか。
それでも宗教も未来も来世も信じる事が出来ない時、人はどう生きるか!」

冴えない中年男、エスダヒデイチ【古田新太】と、精神のバランスを崩し告訴魔となってしまった妻マス【大竹しのぶ】。ある日行方不明になったマスを、ヒデイチは14年も探し続けている。ヒデイチの協力者であるホテトル嬢のフタバ【多部未華子】の伝手で自称ルポライター・タムラタモツ【皆川猿時】から、マスは歌舞伎町にいるらしい、と情報を得たヒデイチは上京を決意する。

とある病院の怪しい警備員コオロギ【オクイシュージ】は盲目の妻サカエ【平岩紙】に歪んだ愛情を抱き、サカエはコオロギを献身的に愛していた。そんなある日、コオロギの勤める病院に一人の奇形児が入院することになり。

テロリストであるコズマ三姉妹【小松和重、江本純子、宍戸美和公】は、食うや食わずの境遇から歌舞伎町の風俗産業で一発当てて、飛ぶ鳥落とす勢い。ひょんなきっかけでマスと出会い、生み出した<一度死んで生まれなおすゲーム>輪廻転生プレイが大ヒット。裏社会に影響力を持ち、政界にまで進出しようと企んでいる。

薬剤被害で奇形児として生まれ、長い間製薬会社によって監禁されていたフクスケ【阿部サダヲ】が発見・保護された。彼を監禁していた製薬会社社長ミスミミツヒコ【松尾スズキ】は逃走している。保護されたフクスケの行く末は?ミスミの目的は?

様々な思惑を持った人間たちが『フクスケ』を手に入れようと、悪意と愛情が交錯する―!



どらめちゃ厭な感じを想像していたのですが、思いのほかあっさりというか淡泊でした。
この作品、松尾さんが20代のころに書いた作品なんだそうで。
そして、「面白いことを排除」して描いた作品なんだそうです。
なんかそういう、もっと若い頃の、何かに対する憤りみたいなものは感じたし、
その「笑わせてやろう」みたいなのがないが故の、ちょっと奇妙な
可笑しさみたいな部分が、物語の悲惨さだったりセンチメンタルな部分を
炙り出していたなぁ、という印象。
とはいえ、途中にちょいちょいはさまれるギャグには大爆笑でしたけどw
(裁判中のまんこのくだりと、大竹しのぶの桃井かおりのモノマネがツボ過ぎた。
てか、大竹しのぶ、モノマネもできるんだwww しかもどら似とったしwww)

障害者や奇形児やら新興宗教やらバンバン出てきて、差別用語大連発、
セックスにドラッグに暴力と、まぁ、こうやって言っちゃうとドきついモンだらけですけど、
だって、そんなの大人計画だもん(笑) そんなのわかっとるて(笑)
今さら取り扱っているネタについて云々いうのはやめときますが、
でも、各々そんなものを抱えながら(もしくは囲まれながら)、本能むきだしに
必死に生きていく姿というのは、むしろこの時代だからこそジワジワとくるものがあった。
正直言うと、スカッと具合は「ウエルカム・ニッポン」の方がもっと直接的だったんだけど、
今回の「ふくすけ」の方は、もっと、物語が私(たち)に重なってくるって感じ。
もしかしたら、現実世界は、「ふくすけ」の世界よりはキレイかもしれないけど、
「ふくすけ」以上に救いのない世界のなのかもしれません。知らんけど。
「生まれてこない方が良かった時、人はどう生きるか。
それでも宗教も未来も来世も信じる事が出来ない時、人はどう生きるか!」の
コピーが、チクチクと刺さる。

冒頭、「淡泊」って話をしたのですが、まぁ、そうなんだけどw
ある種の爽快感もあったんだわね。(それも含めて「淡泊」)
休憩込みの約3時間芝居なんだけど、前半で伏線張るのにモタモタすることなく、
一貫して心地よいテンポで進んでいったこともあるんだけど、
(そう、全然長いって思わなかったんですわ、これが。)
無意識に「救い」ってことについて感じていた部分もあったんだと思う。
ただ、「見世物小屋」的な、アンダーグラウンドなおどろおどろしい雰囲気がある割には、
(ちょびーっとだけ、2月の万有引力の舞台美術を思い出しました)
もう役者も大人なのか、それともハコがおおきいからなのか、
ちょっとこじんまりではないけど、小奇麗にまとまっていた部分があったのは確か。
どうせなら、本多か世田パブくらいの規模のハコで見たかったかもなぁ。
ただ、コクーンは相変わらず超ステキな劇場でしたけどね!!

そうそう。最後に。
オクイシュージさんが、どことなく演技が松尾さんっぽくて、でもその安定感が、
いい落ち着きを与えていたと思いました。
あと、大竹しのぶは、何度見ても凄すぎる。
個人的には、今回の桃井かおりのモノマネでさらに株が上がったwww

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Bunkamura・大人計画 「ふくすけ」
(東京公演)
2012年8月1日~9月2日 @Bunkamuraシアターコクーン

作・演出:松尾スズキ
出演:古田新太、阿部サダヲ、多部未華子、皆川猿時、小松和重、江本純子、宍戸美和公、
    村杉蝉之介、平岩紙、少路勇介、オクイシュージ、松尾スズキ、大竹しのぶ
    青山祥子、赤池忠訓、井内ミワク、井澤崇行、井上尚、井本洋平、延増静美、菅井菜穂、
    鈴真紀史、竹口龍茶、中尾ちひろ、羽鳥名美子、町田水城、矢本悠馬、植浦菜保子
美術:池田ともゆき 照明:大島祐夫 音響:藤田赤目 衣装:戸田京子
ヘアメイク:宮内宏明 特殊造形:石野大雅 映像:上田大樹 音楽:伊藤ヨタロウ
振付:振付稼業air:man 演出助手:大堀光威、佐藤涼子 舞台監督:二瓶剛雄
(Bunkamura)劇場舞台技術:野中昭二 票券:川上詠子 チーフ・プロデューサー:加藤真規
プロデューサー:松井珠美、森田智子 制作:宇津木信之介
(大人計画)チーフ・プロデューサー:長坂まき子 票券:能美山しの 制作:北條智子、赤堀あづさ
企画・製作・東京公演主催:Bunkamura、大人計画

   

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by yokusang_09 | 2012-08-24 22:51 | 芝居を観てきた2012 | Comments(0)

8か月ぶりに舞台に立ちます。

うかうかしていたら告知が大幅に遅れてしまいました…。
8月17日~19日に、役者をやることになりました。
客演で「虚構オメガ」さんにお呼ばれしちゃいまして。ええ。
短編6本+リーディング1本のオムニバス形式なんですが、
わたくし、何気に、比較的いっぱい出ます…。
そして、ついに、念願の(割と)フツーの人の役も演りますwww
大阪の劇団、「コトリ会議」の室屋和美さんの書きおろし戯曲もあるし、生演奏もあるでよ。
よろしければぜひ☆

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c0025481_1111711.jpg
虚構オメガ#03『独裁』

上演タイトル
『エキセントリック・ウルトラ・ノヴァ』 作:長谷川公次郎
『おかしな三人』 作:長谷川公次郎
『ボンバーガール』 作:長谷川公次郎
『独裁』
『スター来訪者』 作:長谷川公次郎
『ニブンノイチ』 作:室屋和美(コトリ会議)
『再生』 作:長谷川公次郎

演出:長谷川公次郎  

日程(2012年)
8月17日(金) 19時~(室屋和美さんとのアフタートーク有)
8月18日(土) 15時~/19時~
8月19日(日) 13時~/17時~

場所:演劇練習館アクテノン(5F:リハーサル室)
地下鉄東山線「中村公園」駅下車2番出口を出て西方向へ10分
※ 会場へは公共交通機関をご利用ください(駐車場なし)

見学料:1,500円(予約・当日共) ※精算は入場の際に受付にて行います

詳細・予約→虚構オメガHP

※もちろん、わたくしに連絡いただいても予約はOKです。


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ちなみに、今回の座組は、役者が若い人が多くてですね…。
半分以上が大学生くらいの年齢なんです。
その人たちに実年齢を言うと、「25歳くらいかと思っていた!」と吃驚されて、
ついつい調子に乗っちゃうアラサーなのです。そんだけ。
でも、若いっていいね(笑) なんか、一緒にいて元気もらえるw
久し振りにちょっとキャピキャピしてますwww

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by yokusang_09 | 2012-08-15 01:18 | 芝居稽古日誌 | Comments(0)

ハイバイ「ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン」@長久手市文化の家

あなた、長久手で荒川良々ですよ。
そりゃ何度も舞台で本物拝んでますけど、まさかの長久手ですよ。
ほんならもう行くしかないがねw
ってなわけで、ハイバイ長久手公演、行っちゃったよーん。
って、これだけ読むと、荒川良々目当てで行ったみたいですけど、
全否定はしないけど、それだけじゃないんですけどね。
師岡さんとかも出てたし。気になる役者さんがいっぱいだったのです。
もちろん岩井さんも気になる。

c0025481_23562087.jpg【あらすじ】(劇団HPより)
ゲーム好きの少年が、恐ろしいゲーム屋で騙された(違うカセットをつかまされる)ことから、おしっこをもらしたり兵隊さん達の妄想に襲われたりといった超常体験を経て、家族や友人のありがたみを知る。お母さんは町内新聞の記者として、品川カンパニーという市民劇団に行き、演劇のおそろしさを知る。
地味ながらも、ハイバイが「年齢ギミック」「トラウマ遊び」という、一つの方向を見いだした記念碑的作品の再演!



アフタートークで作家本人が「自分の経験を元に、
何にも考えないで書いた」ってなことをおっしゃってみえたんですけど、
確かにそのとおりと言いますか、なにやらとってもドラマチックとかってわけでもなく、
取り留めのないようなそうでもないような、ちょっと不思議な感じの作品だった。
描かれてる小学生男子の風景は、ロストジェネレーションの男性なら
結構な確率でドンピシャで共感しちゃう感じなんでしょう。
てか、わたしゃ共感したわよ。(なにを隠そうロストジェネレーションです。)
なにがって、そりゃあ、ファミコンを巡るアレコレだてw

[あらすじの一部]
荒川良々演じる主人公は、家が貧乏なのでファミコンを買ってもらえず、
友人の家で遊ばせてもらっていたが、あるときその友人と2人でお金を出し合って
ファミコンカセットを買うことになる。が、近所のゲーム屋のオヤジが意地悪をして、
全然違うカセットを売りつけられてしまう。
友人からなぜこんなカセットを買ってきたのかと質問されるが、
うまく答えられず、そのうち(ずっと我慢していた)おしっこを漏らしてしまう。

って、この、持つものと持たざるものの差w
さすがに共同でカセット買うこともなかったし、友人宅でオシッコ漏らしたことも
ありませんが、この差だけはわかる(爆)
ちなみに、自分は友人がプレイしているのをずっと横で見物していて、
随時チャチャ入れたり分析したり批評したりしておりました。
この経験が、確実に自分の現在の姿を形成しておりますなw

全体的な、取り留めのない感じで時間と場面が緩く進んでいく感じは
ちょっと五反田団風な印象もあったんだけど、あの歯ごたえは
やっぱりハイバイだなぁ、って勝手に一人で思っておりました。
あの、子宮には回帰しない感じっていうの?
・・・自分で言ってみてあまりに意味不明でおののいとるけどw

事前の感想で、「ラストシーン、女子は笑っちゃうけど男子は泣く」って
話をちょっと聞いておりまして、まぁ、それは、主人公がひょんなことから
ファミコン本体を入手して、家族で歓喜に包まれる中、
友人がやってきて、今度は彼がオシッコを漏らしちゃうってシーンだと思うのですが、
まぁ、あれやね。ファミコンが我が家にやってくる、という夢みたいなシーンが
展開されるってところは、ちょっとムネアツだったわねw
(ちなみにお漏らしの意味は、半分は嫉妬なのかと思っておりました。性格悪いんかな・・・)

というか、アラサー以上の年代には特にだと思うんだけど、
年齢的にも時代的にも失われてしまったものが、特に団塊ジュニアやロスジェネあたりには
ドンピシャで蘇ってきて、ノスタルジックな気分になるっていうのが
最終的なポイントなのかなぁ、と思った。
まだ親の存在がいろんな意味で大きくて、ファミコンとかみんなが
夢中になるものがあって。この「大きなもの」の存在の安心感っていやぁええんかしらん。
そういうのに、ふっと触れると、ちょっと世知辛すぎる世の中との
ギャップに泣けてきちゃったり、自分はするんですけど。

俺、やっぱ疲れてるのかな・・・w
(でも感動しちゃった人は大なり小なりそんなようなことを感じたんだと勝手に信じとく)

しかし、今回の公演、何気に意外だったのが、荒川良々がしっかりハイバイだったってこと。
結構、大人計画の個性派男優って、なぜか劇団の雰囲気を
全体に及ぼすイメージがありまして。(たとえば、クドカンが出演していた新感線とか)
荒川良々の演技自体は、結構いつもと変わらないんだけど、
(むしろ、得意な演技が誇張されていた気すらするw)
別に飛び道具化することなく、ハイバイの役者みたいだったのは、
キャスティングもさることながら、やっぱ演出が上手かったてことなのかなぁ。

やっぱり不思議な浸透感のある芝居でした。うん。

------------------------------------------------------

ハイバイ 「ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン」
(長久手公演) 2012年8月9日(木)~10日(金)@長久手市文化の家

作・演出:岩井秀人
出演:荒川良々、安藤聖、岩井秀人、岩瀬亮、川面千晶、坂口辰平、
    永井若葉、平原テツ、師岡広明
舞台監督:谷澤拓巳・川除学  舞台美術:原田愛  照明:松本大介(松本デザイン室)  
音響:中村嘉宏・井川佳代 衣装:小松陽佳留(une chrysantheme) 
宣伝美術:土谷朋子(citron works) 宣伝・記録写真:曳野若菜 
WEB:斎藤拓 制作:三好佐智子・野崎百合香・藤木やよい

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by yokusang_09 | 2012-08-09 23:51 | 芝居を観てきた2012 | Comments(0)

月影番外地「くじけまみれ」@ザ・スズナリ

芝居の稽古の隙を縫って、東京までちょいちょいと行って参りました。
てか、劇場に着いたら客席案内係に、名古屋の知り合い(麦粉せんせい)がいて、
一瞬スズナリなのに、七ツかと思ったw

前回の公演ですっかりファンになってしまった「月影番外地」。
前回は女4人でしたが、今回は高田さん紅一点。
福原さん作で木野花演出。なんかアガるがねw
事前情報はほとんどなしに行ったのですが、さてはて。

c0025481_23464253.jpg【あらすじ】(エントレβより)
麻子(高田聖子)は、45歳の独身女。社長1人、社員1人の小さな会社で働いていた。
何も起こらない日常と、社長・真壁(政岡泰志)からの執拗なプロポーズに疲れていく日々。
そんな麻子の唯一の慰めは、声高に革命を叫ぶ青年(丸山厚人)の、深夜の海賊放送を聞くこと。
ある日、このラジオの男と出会い、恋に落ちる!
“そこまでしないと人を愛せない面々”の”狂っているようで純愛”が炸裂!

若手No.1の脚本家・福原充則の脚本、高田が最も信頼する木野花の演出で、
この夏、月影番外地がザ・スズナリを熱くします!!


どっかでみたことある役者さんがいるなーって思っていたら、
その昔、豊田に唐組テント芝居を観に行ったときに出演していた
俳優さんでした。丸山さん。もう10年以上前だよ。案外記憶力すげーなw
なにが一番先行して決まったのかは分からんけど、
丸山さん出演のせいなのか、どことなく唐組テント芝居っぽい雰囲気がありました。
(とはいえ、1回しか観たことないもんでその印象なんだけど)
(物語の設定もあるんだけど)ちょっとおどろおどろしい雰囲気に、
(よい意味で)簡易な構造の美術たち。
パーテーションみたいなのがバタバタ動いて場転すんの。
ヒーローがいて、恵まれない境遇のヒロインがいて、悪役がいて。
また動物電気の政岡さんが、いつかみた唐十郎っぽいテンションの芝居をするんだな(笑)
赤羽や西川口の設定(扱い)とか、もう現地住民なら怒れるくらい、
ホントにヒドいふざけっぷりなんだけどw、
(でも、西川口から来てたっぽい人は終演後笑ってたw)
戯曲のおもしろさと、舞台と客席を包み込むテント芝居的熱気で、
ふざけまくってるんだけど、そんなこと関係ない、みたいな。
いや、でも極めてまじめに、死ぬほどふざけててやっぱ面白かったけどw

でも、この「壮大に、死ぬほどふざけてることを、大まじめに熱気ムンムン」って
いうのがやっぱ最大のポイントでしたな。
戯曲の面白さもハンパないんですけど、それを体現する役者陣もまた超魅力的。
いや、実にすばらしいキャスティングだったです。
(福原作品に馴染みのある役者が比較的多かったっていうのもあるのかもしれんけど)
それにしても、高田さん、新感線のときより月影のときの方が好きだなw
あの薄幸そうなんだけど、着実に生きてる感じがたまらんw
あの薄味と、周囲の濃い味のコラボがやっぱサイコーですわぁ。

いや、ほんと興奮したし、どらめちゃ面白かった!次回の月影が楽しみ。

------------------------------------------------------------
月影番外地 その3 「くじけまみれ」
2012年8月3日~12日 @ザ・スズナリ

脚本:福原充則 
演出:木野花 
出演:高田聖子、丸山厚人、山本圭祐、碓井清喜、植田裕一、政岡泰志
演出助手:柏木俊彦 照明:宮野和夫 音響:山本能久 衣裳:伊藤早苗 美術:片平圭衣子 
舞台監督:福澤論志、小野綾香 演出部:小宮山実郁、石塚貴恵 
小道具製作:泰真祐子、下田昌克 
制作:高比良理恵 北澤芙未子 プロデューサー:岩間多佳子 
企画・制作:月影番外地 主催:ぴあ

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by yokusang_09 | 2012-08-05 23:36 | 芝居を観てきた2012 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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