カテゴリ:芝居を観てきた2011( 20 )

2011年に観た芝居を振り返り、ベスト3を決めてみる。

2月2日 ハイバイ「投げられやすい石」@七ツ寺共同スタジオ
2月12日 五反田団「俺のお尻から優しい音楽」@三鷹市芸術文化センター星のホール
2月12日 NODA・MAP「南へ」@東京芸術劇場中ホール
2月25日 KUNIO 「KUNIO08『椅子』@うりんこ劇場
3月19日 テラ・インコグニタ「恋愛耐湿」@ナビ・ロフト
3月26日 演劇集団KIMYO「アオミドリキュリオシティ」@G/Pit
4月9日 ゲキバカ「ローヤの休日」@ナンジャーレ
4月9日 gaku united(ユニットガク)「アップる」@ユースクエア
4月15日 東京のくも「群れ」@G/Pit
4月30日 KUDAN Project「真夜中の弥次さん喜多さん」@七ツ寺共同スタジオ
5月1日 放電家族「アワーホーム」@G/Pit
5月7日 悪い芝居「団欒シューハリー」@京都市上京区の民家
5月10日 パルコプロデュース「欲望という名の電車」@名鉄ホール
5月13日 ままごと「わが星」@名古屋市千種文化小劇場
5月14日 体現帝国×生き音×佐竹「アイドル狂時代」@ 翔UPファクトリー
5月29日 テラ・インコグニタ「十人姉妹~1℃も逝ったこと、ない~」名古屋市港文化小劇場
6月4日 チェルシーとバニーガール「bunnnnnnnnnny!!!」@名古屋市千種文化小劇場
6月11日 あおきりみかん「気分屋」@愛知県芸術劇場小ホール

7月9日 ウーマンリヴ「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」@本多劇場
7月30日 毛皮族「滑稽を好みて人を笑わすことを業とす」@リトルモア地下
8月11日 ニッポンの河川「大きなものを破壊命令」@こばまアゴラ劇場
8月21日 ゲキテキショウゲキジョウ「O.q.」@ナビ・ロフト
9月4日 ゲボゲボ「フランケンシュタインの妻」@ナンジャーレ
9月11日 Desktop Orchestra「ワンルームサバイバル」@大須のマンションの1室

9月13日 パルコプロデュース「クレイジー・ハニー」@名鉄ホール
9月16日 劇団オートバイ「そもそも僕は何もできやしない」@G/Pit
9月18日 ポツドール「おしまいのとき」@ザ・スズナリ
9月23日 劇団Hi!Position!!「ライオン・レッスン」@津あけぼの座
11月26日 カムカムミニキーナ「かざかみパンチ」@テレピアホール
12月2日 ままごと「あゆみ」@森下スタジオ
12月2日 猫のホテル「わたしのアイドル」@ザ・スズナリ
12月24日 第三舞台「深呼吸する惑星」@森ノ宮ピロティホール


※グレーのものは、ブログに感想を上げていないものです。

チケット総額:101,900円 交通費:55,600円 でした。
東京:8本 名古屋・津:22本 大阪・京都:2本

仕事やその他劇団活動の忙しさと、地震の影響と、その他もろもろありまして、
思っていたよりは本数あったけど、落ち着いて感想を書いて
振り返ることができない時期が2回ほど…。
また後程まとめて振り返りたいと思いますが、ホントに色々と息のつけない1年だった…。
本数としては32本ほど観ておりますが(少ないね)、ちょっとうまく消化できないことも
しばしばあり、2011年のyokusang的演劇アワードは、トップ5からトップ3に
しときたいと思います…。ハイ。

で、自分の中でのトップ3は、コレ。(順位は観劇順)
一押しは最後のニッポンの河川ですかね。一番ガツーンときた。

NODA・MAP「南へ」@東京芸術劇場中ホール
ままごと「わが星」@名古屋市千種文化小劇場
ニッポンの河川「大きなものを破壊命令」@こばまアゴラ劇場


3月の大震災は、本当に、もうまったくもってして本当に人々の心に大きな影響を残していて。
特に首都圏は被災したところもあるもんで、名古屋との温度差にビビることもあるんですが、
作品にそういう影響がいっぱい見られたし、自分もそういったものに対して、
知らず知らずに反応してまっとった。当初は、「地震があって大変だけど、芝居をやる」って
感じだったのが、段々と芝居の中(戯曲であったり演出であったり)で、
「ほんで、どうするのか」っていうことについて考え始めるようにシフトしていったのは、
大変に良かったと思う。(正直、地震があったことで公演自粛(遠慮がち)とかって、
電力に対する配慮以外、よく理由がわからんかったのです…。温度差ですね。)

2012年は、2月に観劇予定が決定していて、なんか2月中旬にやたら東京で
誘惑があるので、こりゃどうしたらいいものかと考えているところであります…。
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by yokusang_09 | 2011-12-31 18:29 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

第三舞台「深呼吸する惑星」@森ノ宮ピロティホール

c0025481_21124615.jpg今年最後の観劇は、クリスマスイブに大阪で第三舞台でした。
第三舞台封印解除&解散公演。
80年代小劇場ブームをけん引してきた劇団で、
正直、自分の年齢からするとちょっと上だもんで、
リアルタイムで劇場に足を運んでいたわけじゃないんだけど、
でもなんだかんだで、この世代の演劇に多大に
影響を受けとるわけで。高校のときに初めて触れた
鴻上作品の衝撃も忘れーせんし、てか1回
上演しちゃったしw(「劇団二毛作」のパレード旅団)
最初で最後の、劇場で観る第三舞台、想いも深まるってーもんだがね。

「解散公演」に相応しい、特にリアルタイムで観ていたアラフォーくらいの世代にゃ
たまらん内容だったんじゃないんかしらん(笑)
長野さんが着ぐるみで踊るのとか、会場が湧きまくっとったし。
実はこのネタは、オレはよく知らんのだわ…。
ほんでも、ところどころ、過去の作品をセルフオマージュしたような箇所もあったりして、
(例えば、「トランス」っぽいシーンとかあったがんね?)一部懐かしい気分にもなったけど。
鴻上尚史の作品の特徴って、軽いせりふ回しや、カッコイイ歌かけちゃったり、目まぐるしい
シーン転換だったり、さらっと盛り込まれた時事ネタって感じはなずなんですが、
(この表現が正しいかしらんけど、そうだよね?)劇団全盛期にみんなが興奮したであろう、
そういう鴻上作品要素が盛り込まれまくりで、鴻上演出の作品は過去にも観たことは
あったんだけど、でもやっぱりテクストを主に触れていた自分としては、
目の前で立体化される第三舞台の世界にワクワクしてまった。
例えば、冒頭の、黒い服(喪服)を着て、YMOリミックスに合わせて踊るシーンにはワクワク。

ただ、ワクワクしたとかいいながら、それと同時に思ってまったのが、
20年近くの活動ののちに10年の封印期間を経て復活という、
その20+10年間の時間の経過。
当時、多くの若者(だよね?)が興奮したであろう、”第三舞台の鴻上”っぽいテンションは、
今となっては、若干の懐かしさというか古くささも否めず。
ただ単に陳腐とかってわけじゃないんだが、でも、一つ前の時代っぽい感じは
否定できんかったんだわね。同窓会要素がやっぱり抑えきれんところがあって、
役者の年齢が変に気になる、というか、女優陣は逞しかったけど、
筧さんとかちょっと残念だったし…ってのもある。
自分の芝居の趣味を構成している(個人的に)重要な劇団ではあるんだが、
なんか、「あー、これで一つの時代が終わったんだなぁ」と、改めて感じてまった。
(どうぞ、こちらのサイトをお読みください)

で、ちょっと話は戻ってまうんですけど、鴻上っぽさってところで言えば、
ドキッとさせられるキーワードや事象のつっこみ方、これだてー。
例えば、原発事故で繰り返し聞かされた政治家や電力会社のお偉方が
言ってたような発言をパロッた感じでさらっとぶっこんできたり。
このお話の設定自体がそうなんだけど、大震災と原発事故を受けて、
自分たちがこれからどうやって生きていくのか、とまではいかないけど、
ちょっと忘れつつある(というか、勝手に目をそむけつつある)自分たちに、
鴻上氏なりに何か訴えているようにも感じた。
…でも、ふと思い出すのが、このタイプの劇団(劇作家、というべきか)って、
書き手のメッセージ性を強く打ち出すと、なーんか作品の強度というか切れ味というかが
鈍くなるんだよなぁ…ってこと(笑)

オールドファン向けのサービスたっぷりの、同窓会要素もしっかり盛り込みつつ、
まさに「今やれる芝居」を上演しつつ、でも解散公演だから、変に問題提起みたいな
後々に回収しなきゃいけないようなボールを投げないで、「立つ鳥跡を濁さず」って
感じでまとめると、こんな風になるんかしら…。

書きたいように書きましたが、最終的に自分の感想をまとめると、
「無条件に(というか、期待していた程)面白かったってわけじゃないが、
最初で最後の第三舞台は、それはそれで楽しかった。」

ってところでしょうか。
…でも、もう1回くらい観てみたいかな。

※劇場で売っていた「第三舞台名ゼリフトランプ」がなかなか楽しい。(買っちゃったwww)
 個人的には、もっといろんな戯曲から選出してほしかったけど、「パレード旅団」もあったよ。
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by yokusang_09 | 2011-12-24 20:11 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

猫のホテル「わたしのアイドル」@ザ・スズナリ

今年の上京観劇納めの第2弾は、猫のホテル。

c0025481_332441.jpg昭和の時代をかけたおんな二人の舞台人生。
歌手と作詞家、スターと付き人、積年の友人、
そんな関係で呼ばれる二人の人生の、
長いようで短い宝物のような時間を描きます。
なつかしい味わいのサクセスストーリー。
女二人の昔気質の絆ががっちりと結ばれる瞬間を!
さらに、四人の男優陣が陰に日向にささえます!!



夏に観た「ニッポンの河川」以来、佐藤真弓先生の魅力にヤラれてしまった上に、
千葉さんがいっぱい出るっていうんじゃあ、あーた、行くしかないでしょうよw

あらすじにもあるように、きわめて懐かしい、昭和のかほりがする作品でした。
何がモデルになってるんだろう…。そういう作詞家っていたっけ?
またここで佐藤さんの、小津作品っぽい演技が冴えること!
千葉さんもおおむね出演しっぱなしだし、いろいろな役回りの(笑)男優陣も
すごくセクシーだし、たまんねーな、おいw

ここからは勝手な推測だでアレなんですが、劇団旗揚げから20年が経過したところで、
何か原点に立ち返るような、そんなことがしたかったのかなぁ…と思いながら観てました。
20年の間にいろいろと蓄えたこと、溜まっていたことをシンプルに出してみる。
女優2人ががぶりよつに芝居を創っている様子から、そんな印象も受けた。
ずっと組んで仕事をしてお互い成長していく過程を見ながら、自分はついつい、
自分自身の人間関係についてウニョウニョと考えてしまった。
考えすぎて時々芝居に集中できんくなる瞬間もありましたが…(笑)

それなりに年齢を重ねて、いろんな人や組織等々といろんな関係を作ってきたわけですが、
まぁ、結婚しとらんで新しい親戚関係がない分、まだ大したことないのかもしれんけど、
だいぶいろいろと積もってきたなぁ、というのが最近、またふわふわと考えとったりして。
人間関係を損得勘定で切り捨てるとかってことではないけど、関係性や距離感の
整理ってのはしてかんとかんわなぁ…。てか、結局自分には最終的に何が残るんだろうか…。
とか。みたいな。ことを、ウニョウニョと頭をめぐっとったわけだわ。
…まぁ、この芝居がそんなことを言いたかったのかは全くわかりませんが。
というか、むしろ別にそうじゃない可能性の方が高い気もするんだけどwww

あと、女優2人の演技にやっぱり注目がいっちゃうんだけど、
実は陰に日向に支える男優陣も、セクシーっていうか、ホント実に魅力的だった。
なんか、いつになく男らしい感じだったし(笑)、艶っぽさも出てた。
あんな風に演技できるようになりたいなぁ。…無理だけど。
岩本さんの声にヤラれました。くーっ!あの、女優演技!

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猫のホテル 「わたしのアイドル」
2011年12月2日~11日 @ザ・スズナリ

作・演出: 千葉雅子
出演: 佐藤真弓 千葉雅子 森田ガンツ 村上航 いけだしん 岩本靖輝
美術:原田愛  照明:斉藤真一郎(A.P.S) 音響:富田聡  演出助手:則岡正昭
舞台監督:藤田有紀彦  宣伝美術:榎本太郎(7x_nanabai.inc)
宣伝写真:引地信彦 宣伝ヘアメイク:大宝みゆき  制作協力:那須みちの
制作:Little giants  協力:アスタリスク 松本真理 近藤由衣 製作:猫のホテル

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by yokusang_09 | 2011-12-02 22:29 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

ままごと「あゆみ」@森下スタジオ

c0025481_226302.jpg
今年の上京納めは、やはり芝居2本の掛け持ち。
後輩のフタヲカルリが出演しているので、去年も観たんですけど、また観てきちゃいました。

まぁ、細かい話は、初見のときの感想にゆだねるとしましてw
今回、また新しい演出を加えたようなことを、柴さんが当日パンフで言っとらしたんですけど、
確かに変わってました。多分なんだけど、前回(トリエンナーレバージョン)とその前のやつを
足したような感じ…なんかしらん。照明による光の道の作り方が。
(あまり自信がないもんで、これ以上は言えれんw)

何度見ても、この、ある平凡な女の一生は、どこかに知らず知らずできちゃう
心の傷や隙間に沁みこんでくる。
ふと気づいたんだけど、主人公が大学進学のために上京するくだりで、
新幹線→山手線で池袋から乗り換え→下宿先 とかって、
あれって、日芸のことだよね?だもんで、西武池袋線で江古田だよね?
要するに柴さんの母校ですよね…?ってことにふと気づき、
またなんかシンパシーというか、同世代が故のノスタルジーといいいますか、
そういのを感じて、またちょっと沁みました。(別に「鉄分」とかは関係ないですwww)
まぁ、推測でしかないんですけど。

実は感想には書いていないのですが、(すみません、忙しすぎて感想書けない時期だったので)
5月に観た「わが星」と「あゆみ」は、その描き方(というかメロディライン?)が違えど、
両方とも、今この時代を生きる自分(たち)の心にホントに入り込んできて、
そっと大事なことを教えてくれる作品だと思う。
2011年は、地震、というか原発事故があったりして、世の中のことが、これまでになく
私個人というものに圧し掛かってきた年だったと思うわけです。
そのほかにも、きわめて個人的に、いろいろとエラい一年だったんだわね…。
そんな自分に、本当に、そっと耳元で、自分が現在、そしてこれから何を大事に
しなきゃいけないのか、そして自分は何を今までだだくさにしてきたのかってことを、
改めて気づかせてもらった。

いやー、展開知っとってもホロッときてまうねwww

そして、フタヲカルリよ、今回もお疲れさまでした。
あと、尾崎さん役の秋葉由麻さんは、ホントに魅力的な女優さんです。
そして、こんなところで王者舘の黒宮さんを観られるとは思っとらんかったw

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ままごと 「あゆみ」 
(東京公演)2011年12月1日~4日 @森下スタジオ Cスタジオ

作・演出:柴幸男
出演:秋葉由麻 黒宮万理(少年王者舘) 鈴木亜由子(ザ・シャカリキ)
    長沼久美子 藤吉みわ フタヲカルリ(劇団あおきりみかん) 真嶋一歌 吉田愛(オイスターズ )
舞台監督=佐藤恵  美術=青木拓也  照明=伊藤泰行  音響=星野大輔
演出助手=きまたまき/辻村瑛子  宣伝美術=セキコウ  制作協力=佐藤泰紀(急な坂スタジオ)
制作=ZuQnZ [大石将弘/加藤仲葉]  製作総指揮=宮永琢生  企画制作=ままごと/ZuQnZ
助成=芸術文化振興基金/公益財団法人セゾン文化財団
協力=青年団/ザ・シャカリキ/少年王者舘/劇団あおきりみかん/オイスターズ/シバイエンジン


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by yokusang_09 | 2011-12-02 17:00 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

カムカムミニキーナ「かざかみパンチ」@テレピアホール

2年ぶりのカムカム。
てか、結構久しぶりの観劇。
先行で取らずに一般で取ったら、全体が見渡せるいい席になりましたw
が、いつもかぶりつきで観とったもんで、まぁ、若干さみしい部分もあるw
マチネのせいなのか、宣伝不足なのか、あんまりお客さんがいなかった・・・。
もったいねぇなぁ。

c0025481_23375413.jpg『何千年の遥か大昔、この地にはスサノオが築いた「かざかみの国」があった。
八雲出る岬の宮より吹く風は、人々を永遠の幸福へと導き、過ぎゆく時間はすべてその礎となって、盤石の繁栄を謳歌した。だが、その国は今はもうない。
天空にそびえた神の御座も。愛する者の手をとり、夢中で駆け抜けた真っ白い砂浜も。
黄金色に染まった夕暮れのさざ波も…かざかみの国は今はもうない。
その国はある日突然なくなってしまった。
その残骸から吹く風は、一転緩慢な猛毒を帯びて、長い時間をかけながら生き残った者を蝕み、とうとうすべての人が、その国のことを忘れてしまった…』

小劇団「がっつり見せまSHOW」を主宰し、作、演出をこなす松川武太郎。だが劇団は、様々な方向性や思惑を抱える劇団員達によって分裂寸前の状況にあった。
そんな中、彼は、ある架空の格闘家を描く新作で起死回生を図ろうとする。
主人公の名は四門田和郎太。
必殺技“かざかみパンチ”をひっさげた道場破りで名を上げた喧嘩名人も今や昔。
老いた彼は今までに自らの拳で倒したライバル達にもう一度出会うための旅に出るのだった。
それは、かざかみへ、かざかみへと遡行する人生逆様の旅。その果てには、はるか太古の風の源、伝承に残る『かざかみの国』と言われる古代文明の影が見えた。
松川は大いなる野心で演劇的な『かざかみの国』の復活を目論む。
しかし劇団の分裂は着々と進行し…
一方、松川の故郷には、松川の遠距離恋愛の相手、高校の同級生、美律がいる。
美津は市役所の戸籍係。
松川からの手紙だけが楽しみな美津は、ある日不可解な戸籍の消失事件に巻き込まれる。


実は開演ぎりぎりに会場についたもんで気持ちが落ち着いた状態で
観れんかったのがいかんかったのかなぁ。。。
正直いいまして、イマイチ乗り切れんかった。結構面白いことやっとったようにも思うんだが。
今更ですけど、松村さんの作品って、ちょっと遊眠社時代の野田さんに似てるよね。
特にこの作品に関しては、パラレル構造の持っていきかたが。

このタイトルの「かざかみパンチ」、実は劇中劇(といっていいのかわからんけど)の
タイトルなんですね。・・・要するに、結構全体的にメタ構造なわけ。
(あと、劇中の劇団と、現実(芝居外)がときどきシンクロしたりね。)
これが、面白くもあったんだけど、ノリ切れんかった最大のポイントだなぁ。。。
メタ構造と劇団vs役場というパラレル構造(最終的には、また別のパラレルになる)という
相当ややこしい構図のもとに、複雑な世界観を大変な熱量で、
でもベテランの働きでいい具合の安定感を持ちつつ、3時間(!)展開させてくってのは
どらめちゃすごかったし、変なヤラしさもなくて、最後は無になった気分だったんだけど。

つーか、今回の作品って、演出面がどうだったとかっていうよりも、
「心に引っ掛かった」っていう方が実は感想としては大きいんだわね。
気に入らないとかってことじゃないよw
結局、話全体としては、3月11日の地震のことをモチーフにしている部分があるんです。
あらすじにもある、劇中劇の「かざかみの国」のこともそうだし、なんかなんかどこか、
今の私たちの生きる日本のことだったりするわけですわ。
ぶっちゃけ、地震直後から数か月間の演劇とかの作品って、面白いのもあったんだけど、
どこか地震で気が乱されたっぽいような出来の作品が多かった気がするんです。
「やってみることにしました」的なヌルさとかがあって。
でも半年過ぎたくらいから、段々とそれが消化できてきたっぽい作品が増えてきたような
印象なんです。(もちろん、そんなことお構いなしな作品だってあるんだけど)
これも、作者なりに消化して向き合ってきてる感があって。
それがねー、フツフツと気になっちゃって。
気になってまったもんだで、パンフレット買っちゃったんですけどw、
どうやら、そういうことみたいね。演出が言いたいことは伝わってました。
てか、ジワジワくるで内心もう1回くらい見ればよかったと思ったよ。。。

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カムカムミニキーナ 2011年本公演 「かざかみパンチ」
(名古屋公演) 2011年11月26日 @テレピアホール

作・演出:松村武
出演:八嶋智人 松村武 藤田記子 田端玲実 中島栄治郎 佐藤恭子 米田弥央 長谷部洋子
    亀岡孝洋 元尾裕介 篠崎祐樹 藍山彩 田原靖子 中野大地 
    河野洋一郎(南河内万歳一座) 久ヶ沢徹
舞台監督:原田譲二 美術:中根聡子 照明:林之弘(六工房) 音楽:土屋玲子 
音響:山下菜美子(mintAvenue inc.) 衣裳:木村猛志(衣匠也) 演出助手:山田翠 振付:若柳禄寿 
殺陣指導:森貞文則 宣伝美術:Coa Graphics
宣伝・舞台写真:宮木和佳子 WEB製作:長谷川達之(サージネット)
協力:シス・カンパニー、尾木プロTHE NEXT、オフィスPSC、イイジマルーム、㈱スーパーエキセントリックシアター
    ガイプロジェクト、エムズエンタープライズ、ボーン・トゥ・ラン、エクスィードアルファ、藤賀事務所
制作協力/㈱Little giants
企画・製作 カムカムミニキーナ


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by yokusang_09 | 2011-11-26 22:32 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

ポツドール「おしまいのとき」@ザ・スズナリ

ポツドール3年半ぶりの新作。
で、自分自身も久々のポツドール。

今回は珍しく、お友達(オオサワくん)にチケットを手配してもらった。
いっつも自分がチケット調達するんですけどね…。なんか新鮮!
しかし、この日は、見事に寝坊してまって、7時20分に栄から出る
中央ライナー(高速バス)に乗るはずが、起きたら昼の11時過ぎ…!!!
まー、バスなんて山梨県内突入してまっとるがねー!ってことで、
慌てて新幹線で移動。3連休の中日だったけど、もう12時半に名古屋を出る
新幹線は結構空いとったよ。。。 E席取れたもんねww
(高速バス代と合わせると13,000円くらいかかったことになるんだが、
誕生日プレゼントにグリーン車に乗ったことにして、自己完結(泣))
でも、完全に無駄な出費だったて。新幹線は好きだけど、別の誕プレがほしかった!
でも、5時間近く寝坊しても、結局、東京への予定到着時刻1時間遅れで到着。
新幹線、やっぱ大好きwww
ちなみに、この日は久々に渋谷で買い物もして楽しかったー☆

なこたぁどーでもいいんだて。そろそろ本題。

c0025481_154480.jpgすさまじく簡単にあらすじを説明すると、
子供を亡くしてしまった主婦が、失意のどん底から、
不倫やドラッグを通じて、むちゃくちゃやってる自分を
肯定しまって復活を遂げるも、エスカレートし過ぎて
破滅してしまう、というお話。
…まぁ、ポツドールらしいお話だね(笑)
不倫相手のシャブ中の電気工事屋とか、
偽善たっぷりの隣人夫婦とか、どうしようもない人や、
イヤ~な人とかがいっぱい出てきて、その辺もポツドールw
あと、今回も「マンコくさい」ってセリフがでてきて、あれもよかったwww

最初に見た「激情」は、人間の嫌な部分を抽出凝縮しまくったパイを
顔に投げつけられたような衝撃があったんだけど(笑)、
それに比べりゃ、なんか、ポップでキャッチーな印象だった。
だって、観終わって、嫌な気持ちどころか、元気出てまったでね!
以前のパルコ劇場での作品に近いストーリーではありましたが、
スズナリという小バコ(とはいえ、下北沢じゃちょっと大きめなんだけど)が故の
覗き見感と、グルーヴ感は大変良かった。

しかし、自分の中でも意外だったのが、妙にすっきりとこの、イヤーな人間を
受け入れちゃってたってこと。よく言われるのは、三浦さんの書く人間って、
結局自分の中にどこか存在している部分なんだってことなんだけど、
まぁ、今回だってそうなんだろうけど、多分、3.11の地震と原発事故を通じて、
なんかそれが(自分の中だけかもだけど)、世の中にえらく共有されちゃったのよね。
もう、ぶっちゃけちゃうと、自分の中ではそれこそ「おしまい」が来てまったのよ、半分。
だからこそ、人間の、嫌な部分だろうがなんだろうが、本能さらけ出して、
道を踏み外して破滅的にでも、ある種ドッコイ生きてる主人公に、
共感や羨望とはまた違うんだけど、「そっか、そっか、そうだわなー」みたいな、
この境地を何と表現するのが適切なのかわからんけど、そんな感じだった。
また、いつもかかっとるんだけど、再度の復活を遂げた岡村靖幸が客入れで
流れとったのも、ちったあ影響あるんでしょうか。。。(ちょっとだけあったかなw)

というわけで、なんか、うん、救いなんてあれせんのだけど、
さわやかな後味だったよ。ポツドールなのに(笑) 
純粋に、面白かった。

あー、で、いつもの展開で、ちょっとだけケチつけとくと、リアリティをどらめちゃ
重視するがゆえに、ちょっとね、気になる点がありました。
ラストの、旦那を包丁で刺した時の血糊の飛び方と、そのあとご飯食べるとき。
血糊が、ぴゅぴゅっ!って何かスポイト(?)みたいなもんで飛ばしたでしょ?
なんか、ぬるかった!
あと、炊飯ジャーの中にあらかじめ茶碗に盛ったご飯を入れとくのは反則。
ちゃんと盛り付けるか、手づかみで食べるとか、そういうのが欲しかった。
ダメ出しが小姑みたいですんません!

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ポツドールvol.19 「おしまいのとき」

2011年9月8日(木)~9月25日(日) @ザ・スズナリ

脚本・演出 三浦大輔
出演:米村亮太朗 古澤裕介 松浦祐也 松澤匠
    篠原友希子 高木珠里 新田めぐみ
舞台美術:田中敏恵 照明:伊藤孝(ART CORE) 映像・宣伝美術:冨田中理
小道具:河合路代 舞台監督:酒井詠理佳 演出助手:飯塚克之 上松頼子
写真撮影:曵野若菜 制作:木下京子 広報:石井裕太 制作協力:保坂綾子
協力:ゴキブリコンビナート 劇団宝船 スターダス・21 バードレーベル 
   スカイコーポレーション ダックスープ オフィスPSC スペーステン M☆A☆S☆H
企画・製作:ポツドール

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by yokusang_09 | 2011-09-18 23:38 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

パルコプロデュース「クレイジーハニー」@名鉄ホール

c0025481_113203.jpg
お誕生日に観劇。
しかも、名古屋で本谷作品だぎゃー!
わーい!
劇団メンバー+急遽お誘いした大学の後輩のみんなで観てきました。

実は、本谷作品はこれで2作目。
まぁ、今回はパルコプロデュースだもんで、
激しい子宮のうごめきは感じられんのかなー、
とは思っとったけど、まぁ、確かに若干パルコ仕様ではあったが、
でもなんだかんだで、やっぱし「本谷だがやー!」って印象だった。

創作者側が、普段言いたい放題言っている受け手側を集めて
糾弾する(っていやぁえーの?)という物語の構図。
長澤まさみ演ずる女流(ケータイ)小説家の発する、ファンに対する暴言の数々は、
セリフとしてはなかなかのインパクトがあった。
「人とつながろうなんて暴力だ」とか「お前らは私にどうしてほしいんだ」とか。
この辺のセリフは、本谷有希子の戯曲のタッチと、長澤まさみ自身の演技が相まって、
ぶっちゃけ、良くも悪くも結構ペラくて、聞いた瞬間は響くようで響かん、
というか、どこまでが本音なのかがよぉわからん。
だが、そのペラさが故に、おそらく役に投影されとるんだと思われる、本谷氏自身の
クリエーターとしての本音や、さらに勝手に拡大解釈してまうと、
日本人に蔓延しとる(と俺は思っとる)当事者意識のなさというか、
「不特定多数」や「匿名」とか「一般市民」を隠れ蓑に、意見・発言に
責任を持たない人々を批判しとるようにもとれた。
まぁ、なんか、チクチクと責められるような、燻されるような心境かしらん・・・。
そして、さらに、自分は物書きじゃないもんでいかんけど、創作サイドにも立つ
人間だもんで、その2つの立場が自分の中でせめぎ合うような気分になって、
まぁ、コーフンじゃないんだけど、なかなか楽しい気分になったwww

と、ここまでは「本谷~!」な感じなんだが。
ちょっとね、ちょっとだけケチつけると(多分ここが本公演じゃないところ?)、
最後の10分がなー、なんか余分なんだてねー。
説明が多すぎちゃうというかなんといいますか。アレがあの尺でなければ、
もうちょっと引き締まった感じなったんではないか、と思われ、そこは残念だった。

まー、しかし、メディア的には、赤髪の長澤まさみ&リリーフランキーに
注目が集まった本作品ですが。。。
長澤まさみ、足細くて長い!顔小っちゃい!きれい!
リリーフランキー、最初10分間くらい気づけれんかったくらいオキャマ!
あと、その商業的かほりのする2人以外の役者が小劇場的にコーフンもんだったw
ソンハ先生もいい仕事するし、吉本さんもどらめちゃよかったし、
安藤玉恵も久々に拝めたし。あと、ハイバイの坂口さんが、長澤まさみと絡んでても、
「どうみても坂口さんです。ありがとうございました」って感じでウケたw

てなわけで、まぁ、いろんな感想があるようですが、わたくしとしては大変面白かったです。
いい誕生日になりました。
ただ、観劇後に飲みに行けたら一番よかったんだけどね。。。

--------------------------------------
パルコプロデュース 「クレイジーハニー」

(名古屋公演)2011年9月13日~14日 @名鉄ホール

作・演出:本谷有希子
出演:長澤まさみ、成河、安藤玉恵、吉本菜穂子、リリー・フランキー
    中野麻衣、坂口辰平、太田信吾、札内幸太、池田大、中泰雅、北川麗
    鉢嶺杏奈、加藤諒、清水葉月
美術:松井るみ  照明:佐藤啓  音楽:渡邊琢磨  音響:藤森直樹 
衣裳:澤田知寛  ヘアメイク:二宮ミハル  演出助手:石内詠子  舞台監督:林和宏 
宣伝美術:加藤秀幸  宣伝:吉田プロモーション 制作協力:寺本真美 
プロデューサー:佐藤玄、田中希世子  製作:山崎浩一  企画・製作:パルコ

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by yokusang_09 | 2011-09-13 23:24 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

ニッポンの河川「大きなものを破壊命令」@こまばアゴラ劇場

c0025481_18391380.jpgお盆休み初日。またしても18きっぷでぶらり東京へ。
久しぶりにアゴラに行って芝居見てきたて。
前々から名前だけ(しか知らんかったけど)
気になっていた「ニッポンの河川」。
最近、なるべくこういうのも攻めたくてねぇ。
しかし、ピチチ5の福原さんが作・演出だったとは・・・。
どんだけ事前に調べとらんかったんだって
感じかもしれんけど、予想外w
しかも、今回なんて猫ホテの佐藤さん出ちゃうんでしょ!


お話は、熊谷の街に「首絞めジャック」なる連続殺人犯が毎夜徘徊し、
住民を恐怖に陥れているが、その首絞めジャックを倒すべく、上林少年が立ち向かう!
…という話と、ジャングルで四姉妹の脱走兵のお話が、テレクレテレクレ進んでいくって感じ。

音響や照明も役者が担当するっていうのはどういうことかと思ったんだが、
四方を客席に囲まれた円形舞台の上には、足で踏むスイッチが仕掛けてあって、
それを演技中に踏むことで、照明が切り替わるという仕掛け。
さらに、音響は、なんと、役者が各自持っているカセットテープの
ウォークマン(?)から流れてきちゃうという、驚きのテクw
(音楽を切り替えるときには、カセットを床に捨てて、ポケットから新しいカセットを
取り出してセットするという…。ちゃんと目視しとる感じもなかったんだけど
どうやって確認しとるんだろ。)

どらめちゃ個性的なキャラクターが次々と登場し、それらを女優4人が見事に演じ分けて、
さらに足元のスイッチで照明切り替えてまうわ、手元のスピーカーから音楽流してまうわで、
セリフ量と段取りが半端ないがー!って感じだったんですけど、それゆえなのか、
とんでもなく濃密で面白い1時間でございました。まぁ、ある意味奇をてらっとるのかも
しれんけど、番外感もあるかもしれんけど、役者と演出がガチンコで芝居に向かってるって
感じがたまらんです。特にね、あの細かーい演技なんか見とると!
また画の作り方も綺麗(てゆーかカッコイイ)なんだわねー。
あと、佐藤さんの役者っぷりが凄まじかった。
あんなに何でもできるんだねー!みたいなw って失礼ですけど、
ホントにそれくらいコロコロと演じ分けされとったんだて。
いやー、特に四姉妹のシーンなんて、帰ってからすぐに真似してまったしw
(脱走兵四姉妹のシーンは小津映画が元になっとるんだそうな。なるほどw)

いやぁぁぁ。思い出すたび、たまんねぇなぁ!オイ!(笑)
こういうタイプの芝居って、やっぱ期待を裏切るクオリティの高さってほしいがんね。
ひっさびさに、「アー面白かった」って普通に出てきた。

ちなみに、客席には大人計画の猫背椿さんとか、富岡晃一郎さんとかおいでになって、
好きな役者さんとこんな小さなハコで同じ芝居を見られるっていうもよかったんですけど、
初日はケラさんとかもおいでたそうで…。なぬーっ!って感じだがんねw

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by yokusang_09 | 2011-08-14 18:45 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

毛皮族「滑稽を好みて人を笑わすことを業とす」@リトルモア地下

実はお初な毛皮族の軽演劇。
実はお初なリトルモア地下。
実は1年ぶりの東京お泊り。
それにしても、久々の原宿駅の竹下口は、毎度のお祭り状態。
AKBグッズショップで買い物するのに、抽選とかどうなのよ。。。
と、思いながら、その横をササーッと抜けて、北の方角へ。

てなわけで、行ってみまひょ。
今回は3演目でした。(観た順に書きます)

U演目「おひゃさま」
江本扮するペテン師・達者田敏子と浮浪者のおっさんが何らかのことで大活躍する
軽演劇のドル箱おそばシリーズ第5弾。今回は「敏子。太陽の陽と書いて"敏子"です!」

最初がこれでよかったwww
江本さん大活躍。なんか、バブリーなスーツの上に、
モンペっていう意味不明な装いで登場したかと思えば、
(8時から最初の1分くらいしか見てないんだけど)「おひさま」を適宜パロりながら、
どっひゃー感満載な感じで走っとった。ああ、軽演劇www って感じ。
個人的には、途中で出てくる江本さん扮する「パンチパー子先輩」が
意味不明に可愛かったw江本さんって結構何でもできるんですね。。。 
そして、羽鳥さんのイメージが微妙に崩れていくw
進め方として、一番お祭り感のある感じになっとって、「軽演劇」と銘打つ
番外公演的なモノとしてはなかなかよろしゅうございました。楽しかった。

S演目「語りのゴミ」
そんなにいっぱい持ってどうするの?「もの」に埋もれてしまった他人の死生観を笑うしかない問題劇。
会話劇。きわめて会話劇。
でも、ゲップ連発とか、アレなんですけどwww
多分、演出としてはこういう渋めなのって短編連続だと
突っ込みたいところだと思うのよ。
こちらは、まぁ、笑うっていうよりも、その役者の腕を堪能するというか、結構演出的な
目線でみてしまった。個人的には、うちの劇団の人に見てほしい気もした。

T演目「ボディコン強盗」
あなたの娯楽になるわよ。今宵もボディコン強盗が盗みます。ロマンチックにピカレスク。愉快な劇。
愉快でした。ええ愉快でしたとも。
追い剥ぎみたいなのに遭うシーンがあったもんで、
こりゃニプレス芝居かと思ったら、でっかい黒ブラジャーでした。
そういえば、胸がかぶれるからそろそろやめたいとか言っとらしたような…。
ボディコンをめぐる、なかなか馬鹿馬鹿しい抗争が繰り広げられるんですけど、
個人的には、もうちょっとだけ、なんかパンチがあったらうれしかったかなぁ・・・と思う。
最終的に、綺麗な話にまとまっちゃった印象がありまして。それはそれでいいんですけど、
ふ~っと無難に着地しちゃった感じが、ちょっとさみしかったけど、まぁ、
夏だからさっぱりしたのもいいのかもしんないw 最終的には愛おしかった。

こういう企画の場合、やっぱりなんか持って帰らせるような感じってあんまり好かんくって、
短編3本立てなら、それはそれでおもしろくやりましょうよ的な趣味にあったりするもんで、
(まぁ、構成の仕方次第なんですけど。3本を1本とみなすならそれはそれだし。)
こういうのは、個人的には、構成の好感度は高かった。
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by yokusang_09 | 2011-07-31 23:34 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)

ウーマンリブ「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」@本多劇場

c0025481_238871.gif
またしてもー、本多劇場最前列ど真ん中。。。
やっぱ、もっとかぶりつきで見たい人と
チケット交換してもらった方がいいんかしらん…。
1.5mくらい先の位置で、宮﨑あおいが演技してるとか、
ぜいたくな環境なんですけど…。

なんか、まったく事前情報を知らずに見に来てしまった本作品。
いろいろバタバタしとったのもあったんだけど、楽しみにはしとったんですよ。
お話は、東京のはずれ(多摩地方)にある和菓子屋さんが舞台で、父親とけんかした
娘(宮﨑あおい)が彼氏(これが岩松了w)を連れて5年ぶりに帰ってきて。。。という流れ。

まぁ、元も子もない言いかたしてまやぁ、クドカン版「寺内貫太郎一家」ってとこかしらん。
だって、屋根で歌っちゃったりするしね!参考 → http://p.tl/9kE1
普通のようで普通じゃない、昭和の香りもするけどやっぱし平成な家族。

ド初っ端から、ローションでヌレヌレになって、「NASAとソフトオンデマンドが
共同開発した『タイムマテンガ』」を利用してタイムスリップしてきた荒川良々に
激しく笑わせてもらってまったりして(最前列なんで唾飛んできたよ・・・)、
まぁ~、ホントにクドカン先生の脚本がさく裂!って感じで、
その辺はしっかり堪能させてもらったんですけど、なんか、こう、全体通して、
感想が言いにくいといいますかw 単なるコメディーじゃないんですよね。。。
(ああ、その辺だって「寺内貫太郎一家」。)

いろいろな深い洞察は他の感想ブログの方がびっしり書いてあるもんで
そっちにお任せしちゃうとして、自分が体で感じたことをここでは書いちゃおうかと。

正直言うと、あんまりノリ切れんかったんだわね…。面白かったのは事実なんだけど。
それは自分の調子が良くなかったのも3割ぐらいあるんですけど。

どうしても引っかかった点の1つ目が、これって、席が近いのもかなりの要因だと
思うんですけど(全体が見えにくいで)、タレント性で押してくる部分が、
半端なかったんですよ…。決して、商業演劇臭がするとかって意味ではないんだけど、
でもやっぱり、宮崎あおいは(いい仕事しとったんだけど)、かなり華だったとか。
田辺誠一はなぜあんな役なのかは、いい具合に意味不明だったんですけどw、
キレイどころ2人に、大ベテランの岩松了を素敵にムチャ遣いwww
(なんてったって、今まで一度も働いたことのないオッサンで、名前は「チャーリー」だしw)
えーんだよ、極めてえーんだよ。岩松了と松尾スズキのオジサン2人のやりとりとか
素敵だったんですよ。だったんですけど、妙に役者自身が主張してきたんだわね。。。
やっぱコレ、席が近すぎるもんでかしらん・・・?何なんでしょ。

あともう一つ、どーしても抑えられない既視感。。。
多分最近、何気にホームドラマ的なものって増えとると思うんですけど、
それもあるんですけど、それ以上に思ったのは、何やら数年前の
大人計画本公演の作品(サッちゃんの明日)にいろいろ似とるってところ…。
主に舞台美術とかw 家の外の使い方とか。
2時間なくて、1時間45分くらいの尺もちょっと勘ぐっちゃうというか、
(後々に映像で焼き直すの?みたいな。。。)
結局、自分としては既視感が拭い去れないまま、終わってしまったといいますか。

うーん。正直こういう感想もつのって、自分としては珍しいんですけど。わりと。
なんか、でもねー、こうスッキリしない部分がどうしても残ってしまって。
確かに、わかりやすい一方で感想を言いにくい芝居ではあったんだが、
「なーんかなぁ…」という部分が、繰り返してまって申し訳ないんだけど、どうしても。
ハイ。・・・すんませんね。

----------------------------------------
ウーマンリブvol.12 「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」
(東京公演)2011年6月10日~7月10日 @本多劇場

作・演出:宮藤官九郎
出演:松尾スズキ・宮崎あおい・田辺誠一・荒川良々・宍戸美和公・少路勇介・矢本悠馬
    宮藤官九郎・岩松了
舞台監督:舛田勝敏 照明:佐藤啓 音響:大木裕介 舞台美術:小泉博康 音楽:向井秀徳
衣装:戸田京子 ヘアメイク:大和田一美 振付:八反田リコ 演出助手:大堀光威、佐藤涼子
舞台監督助手:武藤晃司、上田裕美子 照明操作:石井宏之、溝口由利子、小池みのり
音響操作:富田聡 衣装助手:伊澤潤子、梅田和加子 現場ヘアメイク:吉田真妃(APREA)
宣伝写真:金井尭子 宣伝美術:吉沢正美 チラシイラスト:篠崎真紀 スタイリスト:伊賀大介
舞台写真:田中亜紀 宣伝:ディップス・プラネット 法務アドバイザー:福井健策
大道具:C-COM(唐崎修) 特殊効果:(株)特効 舞台機構:(株)テルミック
小道具製作:SING KEN KEN 衣装製作:金子通代 運搬:マイド
音響協力:SoundBusters 化粧協力:RISE FORCE, dermalogica
制作助手:河端ナツキ、北條智子、赤堀あづさ 制作:長坂まき子
企画・製作:大人計画、(有)モチロン

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by yokusang_09 | 2011-07-09 22:58 | 芝居を観てきた2011 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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