2017年 04月 08日 ( 1 )

悪い芝居「罠々」@HEPHALL

c0025481_27682.jpg【あらすじ】
芝居を観よう。芝居を観よう。どうせ観るなら『悪い芝居』を観よう。
幸も不幸も苦も楽も、誰かが仕掛けた罠だと思うと、
雲吹き飛んで快晴になりました。
でも、人生はドッキリだってことを知らずに、
完全に騙されてる方がマシだったかもしれないです。
閉じ込められてた部屋から逃げ出して見た朝焼けはとても眩しすぎて、自由がちょっと不安になりました。
さて、これからどうしようか。
被害妄想はファンタジーなんだ。
悪い芝居2017年最新作は、罠にハメられたと思い込む人間たちによる、愛しい復讐劇。
(劇団特設HPより)


何だかここ最近、やたらと「悪い芝居」の芝居が観たいなぁ、と思っており、
そんなタイミングでの上演だったので、過去最高レベルでふらっと大阪へ。
なんか、最近稼ぎもよくないのに散財癖が復活してきていて、ふらっと大阪とか
やっちゃうので困ったもんだが、ふらっと行けちゃうのである。近鉄とか駆使して。

ここ最近の作風とは少し違うようなことが言われているらしい。
確かに、最後に自分が観た芝居(東京時代に赤坂で観た作品)に比べると
生バンド演奏もなくて静かめだった、といえばそのとおりなのだが、作品名は
忘れてしまったが、過去の作品(ビデオで観た)に舞台上の雰囲気が通じるものが
あったことや、やはり戯曲自体は、山崎色がでていたこともあり、個人的には
特に違和感を覚えることはなく。(違和感覚えるほどしょっちゅう
観ているわけではない、というのが最大の理由だが…)

17年ぶりだか18年ぶりに、故郷の中途半端な街(どうやら奈良県らしい)に
戻ってきた青年が「誰かに罠を仕掛けられている」という何ともサイコな
発言から始まる本作。そのサイコな出だしと、チラシにもある「罠にハメられたと
思い込む人間たち」というコピーから当初はその「罠」が一体何なのか、
という謎解きに関心が向かいがちなのだが、正直、その「罠」が具体的に
何を指していたのかは、最後までわかったような、わからなかったような…。

いくつかのパートに分かれて進む物語が、この街で、まさか全部が一つに
つながったとき、劇中に何度か出てくる「人生はドッキリだ」という台詞が、
脳内の電光掲示板にデーン!と表示され、知れば「わなわな」してしまう事実が、
全部一つの束になって、何も知らなかった人にズトッと入ってきてしまう。
このことこそ、何者かによる「罠」と言いたくなってしまうよなぁ…
なんて考えていた。自分も、ここしばらくそういうことに悩んでいて、
正直、気が狂いそうになっていた時期もあったので、自分なりに回収して
しまったところもありつつ。

2時間かからない程度の尺の芝居なのだが、盛りだくさんの伏線と、
終始疾走感のあるテンポで、最後には鮮やかなまでに、ストーリーとしては
回収してまとめているので、ストーリー自体が難解であるという印象はない。
むしろ、そのテンポと伏線の回収具合から、観劇後は軽い爽快感さえ
感じていたのだが、ただその分、まるで長い夢を見ていたかのような、
ところどころ靄のかかったところだったり、ザラッとした感触を残して
いかれることもあり、受け手によって印象が異なる作品だったのでは。
リアルな設定で、そしてネガティブな事象が起こっているのに、
それに対する感度が妙に鈍い、そんな長い夢を見た後のような感覚。
(多忙な時期に、仕事の夢を見て魘された、みたいなやつw)

関西の劇団らしい客演が2人出演していたのだが、NMB48石塚朱莉さんが、
劇団のカラーと大変マッチしていたのと、緒方晋さんが個人的にはこれまで
見たことない感じの演技をしていたのが、収穫。
もちろん劇団員の皆様もよかった(やっぱり山崎さんの演技も好きなのだ)。

というわけで、直前にさくっと予約を入れて、さくっと行った(実はお忍び)
大阪での観劇だったが、大変満足でございましたなのでした。以上。

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悪い芝居vol.19
「罠々」
(大阪公演)2017年4月8日~16日 @HEPHALL

作・演出:山崎彬
音楽:岡田太郎
出演:渡邊りょう、山崎彬、野村麻衣、植田順平、中西柚貴、北岸淳生、畑中華香 
長南洸生、東直輝、川人早貴、松尾佑一郎(以上、悪い芝居)
石塚朱莉 (NMB48)、緒方晋 (The Stone Age)
舞台監督:大鹿展明 美術:竹内良亮 照明:加藤直子
音響:児島塁 衣裳:植田昇明 映像:松澤延拓
舞台監督助手:進野大輔、佐藤かりん 宣伝美術:植田順平、野村麻衣
写真(メインビジュアル・メンバー):bozzo 演出助手:藤嶋恵、大益賢佑
メンバー:大川原瑞穂、米田優 制作:加藤恵梨花、阿部りん、畑中華香
協力:kasane、Quantum Leap*、The Stone Age、株式会社Showtitle、
DASH COMPANY、ナッポスユナイテッド、株式会社NEGA、リコモーション
主催:悪い芝居
京都芸術センター制作支援事業

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by yokusang_09 | 2017-04-08 22:56 | 芝居を観てきた2017 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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