芝居流通センター デス電所「すこやかに遺棄る」@下北沢ON・OFFシアター

c0025481_22175197.jpg【あらすじ】
人口が減りつつある地方都市。その男は、全てを失いかけていた。小学校時代からの友人に相談をするが、彼もまた、全てを失いかけていた。二人には、現金が必要だった。それも今すぐ、大量の。二人は謎の人物から「掃除」という仕事を頼まれ、とあるマンションの一室に呼び出される。
そこには、一人の女性の死体が転がっていた、彼らが頼まれた仕事とは、女性の死体を「掃除」して遺棄することだったのだ。二人は慣れない手つきで女性の死体を解体し始めるのだが、次々と女性の死体に不審な点が浮かび上がり始める。同時にマンションの室内でも、子供の姿が見えたり、泣き声が聴こえたりする。女性の胃袋からは、「おかあさん」と書かれた手紙も見つかり、更に以前、育児遺棄された児童が餓死した事件のあったマンションの部屋が、今自分たちのいる部屋だと気づく…
この女性は何者なのか?死因は?依頼主の正体は?そして二人は、無事、死体を遺棄してもう一度やり直すことが出来るのか?「どなたか、おられますか?」
(チラシより引用)

5年ぶりの本公演とのことで。
身近な人に、劇団の大ファンの人がいるのですが、自分自身は、大阪拠点だった時に1度観たことがあって、東京進出後はこれが初。
大阪の時もそうだし、東京でももう少し大きなところでやっていた印象があったのですが、久し振りの本公演は、ON/OFFだし、出演者もずいぶん
少なめな印象。(事実少ない)

内容は、ざっくりまとめていってしまうと、ワンシチュエーションコメディっぽいのかな。
自分自身、劇団の流れをきちんと追っているわけではないのでアレですが、とはいえ、やっぱり諸々に対して5年のブランクを感じてしまう部分はありましたです、はい。うーん、ブランクというよりは、5年の月日の経過、といった方がいいのかもしれない。

劇中の登場人物のうち2人は、実際の劇団員と同じ40歳前後の設定で、登場人物が「今の自分でやれる範囲のことをやる、できないことはやらない、無理しない」旨の台詞を発していたのですが、なんちゅーか、すごく、作・演出の考えているところを如実に表している気がするのです。
そして、この作品全体として、台詞以外の要素からもそのことが伝わってきてたなぁ…と。劇団員よりも自分は少し下の世代になるわけですが、まぁ、近い世代なのは間違いなく、その感覚には結構同意しちゃうところもあるわけなのです…!

そして、月日の経過というのは、劇団だけが経過しているわけではなく、私(たち)にとっても経過しているわけでして。気付いてはいたけど、久しぶりに観ると自分自身の中に起きた変化みたいなものにも気付かされるんですね。ええ。いいのか悪いのかわからないけど。

ただ、その一方、劇場規模が小さくても、人数が少なくても、やっぱり「デス電」な部分は変らず「デス電」なんですよね。出演者が少なめで劇団員も少なめだけど、やっぱり(大阪の劇団らしく)劇団そのものの色が出ていたし、舞台上でやってることや、戯曲の流れって、もしかしたらオールドファンへの復活記念サービス要素もあったのかもしれないけど、それでもやっぱり「デス電」だったし、竹内作品だったなぁ、と感じるところがあって。
そういうのは、やっぱり嬉しいですよね(笑)

結局まとめると、ある程度想定していた部分もあったんですけど、かつての結構派手にドーン!とやっていたイメージがどうしてもあったので、そこから比較すると、色々とダウンしちゃってた部分があったのは確かで、その点は正直にいって残念な印象だったんです。
でも、元々持っている基本路線としては大きくは変わっていなくて、「デス電」はやっぱり「デス電」だったし、竹内作品は竹内作品だったし、自分としては、気持ちのいいリズム感で2時間弱しっかり楽しめたので、結局のところ面白かったんですけど、ですけど、まぁ、ちょっと自分なりにもモヤっとしたモノも残ったなぁ…ということころですかね。はい。
(まとまってない)

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芝居流通センター デス電所
「すこやかに遺棄る」
2017年4月26日~30日 @下北沢ON・OFFシアター

作・演出:竹内佑
出演:丸山英彦、豊田真吾、浅見紘至、荒威ばる(劇団ジェット花子)、ハブサービス
舞台監督:中村貴彦(キーストーンズ) 美術:渡邉景子 照明:山崎佳代
音響:小早川保孝 宣伝美術:フジマキコクバン 制作:武内奈緒/上村幸穂
協力:ON・OFFシアター、(株)よしもとクリエイティブ・エイジェンシー、
(株)アニモプロデュース、劇団ジェット花子

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by yokusang_09 | 2017-04-29 16:50 | 芝居を観てきた2017 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

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