Bunkamura「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」@Bunkamuraシアターコクーン

c0025481_171123.jpg【あらすじ】
とある国で非合法の男性売春が横行しているという情報を得たベストセラー作家・永野は実態調査のため現地に潜入する。観光客や地元好事家たちの前で踊りその目を楽しませている美しい少年ダンサーたち“ゴーゴーボーイ”が怪しいという噂だ。永野は調査を続けるうちにゴーゴーボーイの一人、トーイの危険な美しさに魅了され、様々なアクシデントに巻き込まれていく。一方、日本で永野の帰りを待つ元女優の妻ミツコは浮気をしているが、夫が行方不明になった悲劇のヒロインとして現地に向かうことを余儀なくされる。 
ジャーナリストの亡霊、いい加減な通訳、少年たちの運命を握るゲイのインテリアデザイナー・・・。様々な面倒臭い人々や、異国のアウェイ感に阻まれ、お互いに探し続けるのに決して出会えない夫婦の間に永遠のような時間が流れる。
探すことは愛なのか?そして“ゴーゴーボーイ”たちの運命は?
(シアターコクーンHPより引用)


どういうわけか、大人計画から劇団先行予約などの案内がなく
完全にスルーしかけていたのだが…。
東急側と何かあったんでしょうか。前はあったよね?劇団先行。
というわけで、一般発売でチャチャッと獲ったわけなんですけど、
これ、なんか、結構な「大人計画」具合じゃないのw

松尾さんのコクーンでの公演を観るのはこれが4作目だと思うのですが、
正直言うと、4作品中、一番ラクに観られた気がしました。
なんつーか、それなり派手さとかはあるんだけど、割と盛ってなかったんですよね。
自分、コクーンの時の結構詰め込んだ感じが、最近、実はちょっと苦手でして。
そういう意味でも、なんか、大人計画本公演にもありそうな雰囲気だったのだがw

途中に休憩はあったけど、前半後半でテンション変わらない
(というか、むしろ前半にテンション持ってきてた?)
感じも好きだったし。あとは、スピード感も大変好きでした。
確かに「戦場BLロードムービー」ではあったとは思うけど、
でも、別に、ゴーゴーボーイを持ち出す必要があったんだろうか、とか、
盛ってなかった分なのか、予想していたよりも、サラッとストーリーが
流れていく感じとか(個人的には心地よいテンポでよかったのだが)、
最後が「欲望という名の電車」と同じとか(←これは知人から聞いたのですが)、
好きじゃない人は好きじゃないかもしれませんね…。
そんなこと言ったらなんでもそうかもだけど。

とはいえ、むしろゴーゴーボーイだったからこそ、あのアッサリさと並立して
「結婚する・しない」のようなところに単純に帰着することのない、
登場人物の刹那的な生き様や、そこからの居場所を求めてのもがきといったものが
描かれていた気がしているので、そう思うと、やっぱりゴーゴーボーイで
よかったのかもしれない。それに、物語に出てくる国の社会情勢だって、
フィクションだけれど、今の時代、十分あり得る事象だったりしますしね…。

役者に関しては、寺島しのぶの演技の幅が、実に素晴らしい。
エロいし、おもしろいし、あんなに舞台でもすごい女優さんでしたっけ?って感じ。
ちょっと、「女教師は二度抱かれた」とのときの大竹しのぶを思い出した。
それと、平岩紙&宍戸美和公の大人計画の女優感が、すごく愛おしかった。
テレビで見かけることも随分と増えましたけど、しっかり大人計画だったなぁ。
皆川さん出てくるだけで、大人計画っぽさあるんだけど、もうそこはお約束なので、
むしろ、女優陣と顔田さんとかが、細かい「らしさ」を作っているんだなぁ、って
勝手にしみじみ思ってたw
個人的に注目していたハイバイの岩井さんについては、いい意味で普通に役者でしたw
なんか、「らしい」といえば「らしい」役どころで、かっこよかったです。

-----------------------------------------------------------------------------
シアターコクーン・オンレパートリー2016
「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」
(東京公演)2016年7月7日~31日
@Bunkamuraシアターコクーン

作・演出:松尾スズキ 
出演:阿部サダヲ、岡田将生、皆川猿時、池津祥子、宍戸美和公、村杉蝉之介、顔田顔彦、
近藤公園、平岩紙、岩井秀人、阿部翔平、井上尚、掛札拓郎、高樹京士郎、中智紀、
古泉葵、伊藤ヨタロウ、松尾スズキ、吹越満、寺島しのぶ
邦楽演奏:綾音 
ヴァイオリン:磯部舞子、鹿嶋静(日替り出演 7/16・23)
キーボード:門司肇、塩野海(日替り出演 7/9・16・23・30)
美術:二村周作 照明:大島祐夫 音楽:伊藤ヨタロウ 音楽監督:門司肇
音響:藤田赤目 音楽音響コーディネイター:澤井宏始 衣裳:戸田京子 
ヘアメイク:大和田一美 振付:振付稼業air:man 映像:上田大樹 
演出助手:大堀光威、佐藤涼子 舞台監督:二瓶剛雄
主催:Bunkamura 企画・製作:Bunkamura

[PR]
by yokusang_09 | 2016-07-17 23:40 | 芝居を観てきた2016 | Comments(0)


生きて名古屋に帰って来たよ。


by yokusang_09

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

おしらせなど

☆気軽にコメントしてちょお
*エキサイトIDをお持ちでない方はコメントを入れるときに、ご自分でお好きなパスワードを入力してください。

☆記事の内容に関係のないコメント・トラックバックはこちらの判断で削除させていただく場合があります。

☆現在、スパム対策として、当ブログの記事にリンクのないTBを拒否する設定にしています。(エキサイトブログはリンク無しでも可)。

お気に入りブログ

フランス落書き帳
広島きのぴーワールドヽ(...
勝手気ままに書き綴りたいこと
おてんば日記~~魅惑のゲ...
パルケのひとりごと
やっとかめ どっとこむ
北欧建築ゼミ アアルト
グッドデザイン フォー ミー
龍眼日記 Longan...
smilecircle
近代建築ゼミ Moder...
-since 1984-...
ユロ*グラフィック ニュ...
メンズファッション塾-ネ...
コペンハーゲン mell...
青山おしゃれ古着店
バンコク mellow ...
グッドデザインニューヨーク
橙通信/堀江宏樹ブログ
WITH LATTICE

カテゴリ

全体
ナゴヤだがー。
芝居を観てきた2017
芝居を観てきた2016
芝居を観てきた2015
芝居を観てきた2014
芝居を観てきた2013
芝居を観てきた2012
芝居を観てきた2011
芝居を観てきた2010
芝居を観てきた2009
芝居を観てきた2008
芝居を観てきた2007
芝居を観てきた2006
芝居を観てきた2005
映画を観てきた。
ファッション
多事争論@ナゴヤ
探検・発見@ナゴヤ
のみくい@ナゴヤ
おでかけ@ナゴヤ
アイチだがね。
物欲との死闘
ギフもええよ。
ナガノの近く。
よそんとこ
たびにでたがね。
よくさん日記
芝居稽古日誌
東京暮らし
このブログのこと
未分類

最新のコメント

>秋津さま 私も初めて..
by yokusang_09 at 23:40
ご来場ありがとうございま..
by 秋津ねを at 18:23
>やっとかめさん ..
by yokusang_09 at 21:58
記事とは直接関係ないんで..
by yattokamedagaya at 14:23
>やっとかめさん ..
by yokusang_09 at 00:43
別の回転レストランに、昔..
by yattokamedagaya at 16:17
>やっとかめさん そう..
by yokusang_09 at 02:07
そうなんですよね。 ス..
by yattokamedagaya at 10:36

最新のトラックバック

物質文明、情報社会と融合..
from dezire_photo &..
ヤング≒アダルト
from 龍眼日記 Longan D..
ヒミズ
from 龍眼日記 Longan D..

以前の記事

2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
more...

タグ

(169)
(138)
(49)
(48)
(38)
(37)
(33)
(28)
(20)
(20)
(20)
(14)
(14)
(9)
(8)
(7)

検索

最新の記事

八月納涼歌舞伎第三部「野田版..
at 2017-08-17 23:39
少年王者舘「シアンガーデン」..
at 2017-08-10 22:00
落ち着いて物事に向き合えない。
at 2017-08-09 00:28
第七劇場「人形の家」@三重県..
at 2017-07-16 23:56
公演のご案内(衣装として参加..
at 2017-06-18 15:33
国産ジーンズ発祥の地・児島へ..
at 2017-05-27 17:59
劇団唐組「ビンローの封印」@..
at 2017-05-20 22:15
小松台東「山笑う」@三鷹市芸..
at 2017-05-20 17:13

ブログジャンル

つぶやき
演劇